
ユタカ英検1級の難易度は、どれくらいですか?
準1級に受かった自分でも届くのか知りたいです。
英検1級の難易度は、英検協会の目安で大学上級程度にあたり、英検の中でいちばん上の級です。
一次と二次の合格基準スコアを足すと2630で、CEFRのC1の4技能総合スコアの目安2600を上回るので、世界基準でも上級の英語力が求められます。
準1級と比べると、語彙問題の語の難しさ、ライティングの語数、二次試験のスピーチの形がそれぞれ一段上がるので、どこが変わるかを知ってから計画を立てましょう。
英検1級の英語講師である筆者が、英検協会の各級の目安のページ、1級と準1級の試験内容のページ、英検CSEスコアのページ、受験の状況のページを確かめてまとめました。
難易度は人によって感じ方が違うので、この記事では、英検協会が公開している数字と試験の形から、1級の難しさを具体的に見ていきます。
1級の合格基準スコアのくわしい中身は、英検1級の合格点は何点?一次2028・二次602のCSEスコアと技能ごとの目安にまとめています。↓


英検1級の難易度の目安|大学上級程度
英検協会は、1級の合格の目安を大学上級程度としています。
求められるのは、専門的な話題について、推論をしながら複雑な文章や話を理解する力と、自分の考えを主張と根拠を明確にして、詳細かつ論理的に伝える力です。
| 級 | 目安 | 求められる力の中心 |
|---|---|---|
| 1級 | 大学上級程度 | 専門的な話題を推論しながら理解し、論理的に伝える |
| 準1級 | 大学中級程度 | 社会的な話題を理解し、主張と根拠を明確に伝える |
表は、英検協会の各級の目安のページの内容を筆者が整理したものです。



準1級は社会的な話題、1級は専門的な話題を扱うんやで。
ここが大きな差や。
1級は英検の最終目標の級
英検協会は1級を、英検の試験において最終目標となる級と位置づけています。
広く社会生活で求められる英語を十分理解し、使用できることが求められる級で、資格としては通訳案内士試験の外国語(英語)の筆記試験が免除されることも、英検協会のページに示されている点です。
1級より上の級は無いので、合格すれば英検で示せる英語力のいちばん上に届いたことになります。
試験の時間と形
一次試験はリーディングとライティングが100分、リスニングが約35分です。
二次試験は約10分の面接で、5つのトピックから1つを選んで2分間のスピーチをし、そのあと質疑応答に答える形となっています。
一次試験は3技能の合計で合否が決まり、二次試験はスピーキングだけで合否が決まるので、両方を別々に通る必要があります。
英検1級の難易度を準1級との差で見る
準1級に合格した人が1級を目指すときは、何がどれだけ変わるのかを試験の形で比べると、難しさの中身がはっきりします。
| 項目 | 準1級 | 1級 |
|---|---|---|
| 一次の筆記の時間 | 90分 | 100分 |
| リスニングの時間 | 約30分 | 約35分 |
| 語彙問題 | 18問 | 22問 |
| 要約の語数 | 60〜70語 | 90〜110語 |
| 英作文の語数 | 120〜150語 | 200〜240語 |
| 二次試験 | 約8分・4コマのナレーション | 約10分・2分間のスピーチ |
| 合格基準スコアの合計 | 2304 | 2630 |
表は、英検協会の1級と準1級の試験内容のページ、英検CSEスコアのページ、2026年度第1回の1級の問題冊子の指示文をもとに筆者が整理したものです。



書く語数が、ほぼ倍近くになるんやな。
ライティングの量が一段上がる
1級の要約は90〜110語、意見を述べる英作文は200〜240語が目安で、準1級と比べると書く量が大きく増えます。
100分の中でリーディングとライティングを両方こなすので、書く時間を先に確保する時間配分が合否を分けます。
二次試験はスピーチに変わる
準1級の二次試験はイラストを見て話すナレーションでしたが、1級ではイラストが無く、社会性の高い幅広い分野のトピックについて自分の意見を2分間で話します。
考える時間は1分間で、メモを取ることはできないので、頭の中で主張と理由を組み立てる力が求められます。
英検1級の難易度をCEFRで見る|C1
英検協会の英検CSEスコアのページでは、1級の受験で表示されるCEFRの上限はC1です。
C1の4技能総合スコアの目安は2600で、1級の一次2028と二次602を足した合格基準スコアの合計2630は、この目安を上回ります。
準1級の合格基準スコアの合計2304がB2の目安2300を上回るのと比べると、1級はCEFRで1段上の位置にあたります。
| CEFR | 4技能総合スコアの目安 | 英検の級との関係 |
|---|---|---|
| C1 | 2600〜 | 1級の合格基準スコアの合計2630が上回る |
| B2 | 2300〜 | 準1級の合格基準スコアの合計2304が上回る |
表は、英検協会の英検CSEスコアのページの内容をもとに筆者が整理したものです。



1級はCEFRのC1にあたる級や。
世界基準で見ても、かなり上のレベルなんよ。
C1で求められること
CEFRのC1は、いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して含意を把握でき、言葉を探している印象を与えずに流暢に自己表現できる段階と説明されています。
英検1級の合格は、学問や仕事の場で英語を柔軟に使える力を示す目安になります。
1級でCEFRが表示されない場合
1級を受けた場合、4技能総合スコアが準1級の合格基準スコアである2304未満だと、4技能総合のCEFRは表示されません。
成績表でCEFRが表示されなかったときは、まず準1級の合格基準に届いているかを確かめると、今の位置がつかみやすくなります。
英検1級の難易度と合格率の見方
英検協会の受験の状況のページでは、英検の志願者数が、小学校以下、中学・高等学校、大学、その他という区分ごとの合算で示されています。
このページに載っているのは志願者数で、級ごとの合格率は示されていません。
| 区分 | 2025年度の志願者数 |
|---|---|
| 小学校以下 | 516,844人 |
| 中学・高等学校(高専含む) | 3,144,528人 |
| 大学(短大・専修学校含む) | 41,963人 |
| その他 | 839,787人 |
| 合計 | 4,543,122人 |
表は、英検協会の受験の状況のページに載っている数で、実用英語技能検定・英検IBA・英検Jr.の志願者数の合算です。



合格率の数字が見当たらんのは、そういうことなんや。
合格率の代わりに見る数字
ネットで見かける1級の合格率の数字は、英検協会の今の公式ページでは確かめられないので、目安としても使わないほうが安全です。
代わりに、自分のスコアと合格基準の差を見るほうが、次の回に何をすればよいかが具体的に分かります。
英検バンドで距離をつかむ
成績表には、合格基準スコアからの距離を25点ごとに区切った英検バンドが表示されます。
合格基準を下回ったときは数字の前にマイナスが付く形なので、たとえば「-2」なら、あと2つ分のバンドで合格の位置に届くと読めます。
一次試験の合格のあとに二次試験がある
1級は、一次試験の合格基準スコア2028に届いた人だけが、二次試験に進めます。
二次試験の合格基準スコアは602で、一次と二次の両方で合格基準に届いてはじめて1級合格という仕組みです。
一次試験に合格して二次試験で不合格だったときは、翌年度の同じ回まで一次試験免除で二次試験から受け直せるので、一次の合格は次につながる結果になります。
過去問で今の位置を測る方法は、英検1級の過去問はどこで手に入る?公開3回分を解く順番と復習のしかたにまとめています。↓


英検1級の難易度が高く感じやすいところ
1級を受けた人がつまずきやすいところは、試験の形から見ると、主に語彙、ライティングの量、スピーチの3つです。
1級の一次試験は22問の語彙問題から始まり、長文やリスニングでも、知らない語が多いと内容がつかめません。
要約と英作文を合わせると300語前後を書くことになり、読む時間との配分が難しくなります。
1分で考えて2分話す形なので、ふだんから意見と理由を英語で言う練習が要ります。



どれも、準1級より一段ずつ上がっとるんやね。
語彙は単語帳1冊を土台にする
1級の語彙は、1級向けの単語帳を1冊決めて、試験の日まで毎日回すのが土台になります。
語彙が増えると、長文やリスニングで内容をつかめる場面も増えるので、ほかの技能の点にもつながります。
書く練習と話す練習は早めに始める
ライティングとスピーチは、短い期間で急に伸ばすのが難しい技能です。
語彙と並行して、週に数回は要約や英作文を書き、意見を声に出して言う時間を作っておくと、直前に慌てずにすみます。
1級の単語帳の選び方は、英検1級の単語帳はどれを選ぶ?語彙問題の出題数から決める1冊目と回し方にまとめています。↓


英検1級の難易度を技能ごとに見る
1級の難しさは技能ごとに中身が違うので、一次試験の3技能と二次試験のスピーキングに分けて、何が求められるかを見ていきます。
| 技能 | 1級の問題 | 満点 |
|---|---|---|
| リーディング | 語彙22問・長文の空所補充6問・長文の内容一致7問 | 850 |
| ライティング | 英文要約1題・意見論述の英作文1題 | 850 |
| リスニング | 会話10問・説明文10問・Real-Life形式5問・インタビュー2問 | 850 |
| スピーキング | 2分間のスピーチと質疑応答 | 850 |
問題の数と形は英検協会の1級の試験内容のページ、満点は英検CSEスコアのページの内容です。



どの技能も満点は850で同じや。
一次の合格基準スコアは、満点の約8割やで。
一次試験の3技能の満点を足すと2550で、合格基準スコアの2028は、その約8割にあたります。
二次試験はスピーキングだけで満点850、合格基準スコアは602で、こちらは約7割にあたる数字です。
どちらも、どの技能も大きく崩さずに取り切る力が求められる水準といえます。
リーディングの難しさ
リーディングは35問で、長文は説明文や評論文などが中心になります。
語彙問題は22問あり、短文や会話文の空所に、文脈に合う適切な語句を4つの選択肢から補う形です。
話題は、社会生活一般、芸術、文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治などと幅広く示されています。
長文では、段落ごとの主張と、それを支える根拠を読み分けられるかどうかで、内容一致の正答の数が変わります。
リスニングの難しさ
リスニングは4つのパートで27問あり、どのパートも放送は1回だけです。
会話や説明文に加えて、アナウンスなどのReal-Life形式と、インタビューの内容に関する問題が出ます。
聞き逃した部分を取り戻せないので、聞きながら要点だけを短くメモする練習が、点を安定させる近道になります。
ライティングの難しさ
ライティングは、文章の内容を英語で要約する問題と、指定されたトピックについて意見を論述する問題の2題です。
要約では元の文章の要点を自分の言葉で言い換える力が、英作文では主張と理由を筋道立てて並べる力が求められます。
どちらも自分一人では採点しにくいので、過去問の解答例と見比べて、足りない要点や論の飛びを確かめる習慣が大切です。
スピーキングの難しさ
二次試験は、面接委員2人との個人面接で、スピーチ・応答の内容、語い、文法、発音の正確さなどの観点で評価されます。
流れは、氏名の確認と簡単な日常会話から始まり、1分間の考慮時間、2分間のスピーチ、4分間のQ&Aと続きます。
スピーチのあとには、スピーチの内容やトピックに関連した質問が出るので、話した内容を掘り下げられても答えられる準備が必要です。
過去の出題例として、科学の発展は常に有益か、芸術への財政的支援増加の是非、遺伝子組み換え食品の安全性などが挙げられています。
社会性の高い幅広い分野の話題が出るので、ふだんからニュースの話題について英語で自分の意見を持っておくと、本番で慌てずにすみます。
満点が同じだから苦手が響く
英検CSEスコアでは、1級の4技能の満点はどれも850で、一次試験はリーディング・ライティング・リスニングの3技能の合計で合否が決まります。
どの技能も同じ重さで合計に入るので、1つの技能が極端に低いと、ほかの2技能でその分を取り返すのは簡単ではありません。
成績表で技能ごとのスコアを見比べて、いちばん低い技能から手を付けると、合計を効率よく押し上げられます。
ライティングは2題とも記述式なので、語数の目安を守って最後まで書き切れるかどうかが、まず点の土台になります。
要約と英作文の両方で、指示どおりの語数と形で書く練習を、過去問で重ねておきましょう。
英検1級の難易度を受験の機会から見る
1級は、問題の難しさだけでなく、受けられる回数や会場が限られている点でも、準1級よりハードルが高い級です。
英検S-CBTで受けられるのは準1級から3級までで、1級は従来型で受けることになっています。



1級は従来型の年3回しか受けられへん。
1回ごとの準備が大事なんやで。
受けられるのは年3回
1級を受けられるのは、従来型の第1回から第3回の年3回です。
1回の不合格で次の機会がおよそ数か月先になるので、1回ごとの準備の質が、合格までの期間を大きく左右します。
一次試験に合格して二次試験で不合格だった場合は、翌年度の同じ回まで一次試験免除で二次試験から受け直せます。
会場は本会場だけ
1級と準1級の試験は、本会場だけで行われる決まりです。
1級の二次試験は、A日程・B日程ともに全国14の受験地で行われるので、住んでいる地域によっては移動の時間も計画に入れておく必要があります。
検定料は12,400円(税込)
2026年度の1級の検定料は12,400円(税込)で、準1級の10,400円(税込)より2,000円高く設定されています。
一次試験免除で二次試験だけを受ける場合も、検定料は同じ額です。
受け直すたびに検定料がかかるので、1回で受かる準備をしてから申し込むほうが、結果として負担も小さくなります。
- 受けられるのは従来型の年3回で、英検S-CBTでは受けられない
- 一次試験も二次試験も本会場で行われ、二次試験の受験地は全国14か所
- 二次試験はA日程が21歳以上、B日程が20歳以下と、年齢で日程が分かれる
英検1級の難易度についてよくある質問
- 英検1級の難易度はどのくらいですか?
-
英検協会は1級の合格の目安を大学上級程度としていて、合格基準スコアの合計2630はCEFRのC1の目安2600を上回ります。
- 英検1級と準1級の難易度の差は大きいですか?
-
目安が大学中級程度から大学上級程度に上がり、ライティングの語数や二次試験の形も変わるので、差は大きいと考えて準備するのが安全です。
- 英検1級の合格率は何%ですか?
-
英検協会の受験の状況のページには志願者数が載っていますが、級ごとの合格率は示されていません。
- 英検1級はCEFRでどのレベルですか?
-
1級の受験で表示されるCEFRの上限はC1で、4技能総合スコアの目安は2600からです。
- 英検1級の二次試験は難しいですか?
-
5つのトピックから1つを選び、1分で考えて2分間スピーチをする形で、メモが取れないので、ふだんから意見を英語で組み立てる練習が要ります。
- 英検1級はコンピュータでも受けられますか?
-
英検S-CBTで受けられるのは準1級から3級までで、1級は従来型で受けます。
- 英検1級の合格を目指すなら何から始めればいいですか?
-
まず英検協会のサイトで公開されている過去問を1回分解いて、合格基準との差を確かめ、いちばん低い技能から手を付けるのがおすすめです。
- 英検1級は年に何回受けられますか?
-
1級は従来型の第1回から第3回の年3回受けられ、一次試験に合格して二次試験で不合格だった場合は、翌年度の同じ回まで一次試験免除で二次試験から受け直せます。
- 英検1級の検定料はいくらですか?
-
2026年度の1級の検定料は12,400円(税込)で、一次試験免除で二次試験だけを受ける場合も同じ額です。
- 英検1級の二次試験はどこで受けますか?
-
1級の二次試験は、札幌、仙台、横浜市、千代田、新宿・豊島、世田谷、新潟、名古屋、京都、梅田、天王寺、広島、福岡、沖縄本島南部の14の受験地で行われます。
- 英検1級の一次試験は何点で合格ですか?
-
1級の一次試験の合格基準スコアは2028で、リーディング・ライティング・リスニングの3技能の合計で判定されます。
- 英検1級のリスニングは何回放送されますか?
-
1級のリスニングは、会話・説明文・Real-Life形式・インタビューの4つのパートすべてで、放送回数が1回です。
- 英検1級の二次試験ではメモを取れますか?
-
1級の二次試験では、スピーチを考える1分間もメモを取ることはできず、面接試験中のメモ・写真撮影・録音もしてはいけないと案内されています。
- 英検1級の二次試験は何歳でも同じ日程ですか?
-
2026年度の1級の二次試験は、A日程が21歳以上、B日程が20歳以下と、年齢で日程が分かれていて、第3回ならA日程が2027年2月28日、B日程が3月7日です。
- 英検1級の合格は資格としてどう役立ちますか?
-
英検協会のページでは、入試活用、単位認定、海外留学のほか、通訳案内士試験の外国語(英語)の筆記試験の免除が示されています。



難しさの中身が分かれば、何をすればええかも見えてくるで。
1級の勉強の進め方を決めたい方は、英検1級の勉強法|合格基準スコアから逆算する技能別の進め方と社会人の1日にまとめています。
まとめ|英検1級の難易度は数字と試験の形でつかむ
- 英検1級の目安は大学上級程度で、英検の最終目標となる級
- 合格基準スコアの合計2630は、CEFRのC1の目安2600を上回る
- 準1級よりライティングの語数が増え、二次試験はスピーチになる
- 級ごとの合格率は英検協会の受験の状況のページに示されていない
- 合格率より、自分のスコアと合格基準の差を見て計画を立てる



1級は準1級より全部が一段上がる級や。
まずは過去問で今の位置を確かめてみてな。
1級を目指すと決めたら、まずは過去問で今の位置を確かめ、語彙と書く練習と話す練習を並行して始めましょう。
二次試験のスピーチと質疑応答は一人では練習しにくいので、オンライン英会話で講師を相手に話す練習をするのも1つの方法です。
1級の勉強の全体の進め方は、英検1級の勉強法|合格基準スコアから逆算する技能別の進め方と社会人の1日にまとめています。↓


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以下はすべて英検協会(公益財団法人 日本英語検定協会)公式サイトのページです。










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