
ユタカ英検1級の過去問はどこで手に入りますか?
何回分あって、どう使えばいいのかも知りたいです。
英検1級の過去問は、英検協会の1級のページで、直近3回分の一次試験の問題冊子・解答・リスニング原稿と音声が無料で公開されています。
3回分しかないので、1回目は力試し、2回目は時間配分、3回目は本番の直前と役割を分けて使うのが効率的です。
二次試験は過去問ではなく、サンプル問題と「英検バーチャル二次試験」が公開されています。
英検1級の英語講師である筆者が、英検協会の1級の過去問のページと試験内容のページを確かめてまとめました。
この記事を読めば、貴重な3回分を無駄にせず、合格に必要な力を測りながら準備を進められるので、最後まで読んでみてください。
1級の勉強全体の進め方は、英検1級の勉強法|合格基準スコアから逆算する技能別の進め方と社会人の1日にまとめています。↓


英検1級の過去問が手に入る場所
英検1級の過去問は、英検協会の公式サイトの「1級の過去問・試験内容」のページからダウンロードできます。
2026年10月の時点で公開されているのは、2026年度第1回、2025年度第3回、2025年度第2回の3回分です。
| 公開されているもの | 中身 |
|---|---|
| 問題冊子 | 一次試験の問題(PDF) |
| 解答 | 一次試験の正解(PDF) |
| リスニング原稿 | リスニングの放送文(PDF) |
| リスニング音源 | Part1からPart4までの音声 |
表は、英検協会の1級の過去問のページの掲載内容をまとめたものです。



問題も音声も、公式サイトで無料で手に入るで。
ダウンロードできるのは本会場の回だけ
英検協会の案内では、ダウンロードできるのは本会場で行われた回の分です。
1級は本会場だけで行われる級なので、毎回の一次試験がこの対象になります。
掲載されているのは直近の3回分なので、解く予定の回は、見つけたときに保存しておくと安心です。
過去問を保存して印刷するときのコツ
問題冊子のPDFは、本番と同じように紙に印刷して解くのがおすすめです。
画面で解くと、長文に線を引いたり、余白にメモを書いたりする本番の解き方が練習できません。
リスニングの音声は、スマートフォンに保存しておくと、通勤の時間や家事の合間にも聞き直せて便利です。
解答のPDFは、解き終わるまで開かないように、問題とは別のフォルダに分けて保存しておきましょう。
二次試験はサンプル問題で準備する
二次試験については、過去問ではなく、サンプル問題のPDFが公開されています。
面接室に入ってから出るまでの流れをアニメーションで見られる「英検バーチャル二次試験」も、同じページから開ける作りです。
スピーチのトピックの例は、英検協会の1級の試験内容のページに、科学の発展は常に有益か、選挙権の行使を義務化するべきか、といった形で載っています。
英検1級の過去問を解く前に知っておく試験の形
英検協会によると、1級の一次試験は、リーディングとライティングが100分、リスニングが約35分です。
過去問を解く前に、どの大問が何問あるかを頭に入れておくと、時間配分の練習がしやすくなります。
| 技能 | 大問 | 問題数 |
|---|---|---|
| リーディング | 短文の語句空所補充 | 22問 |
| リーディング | 長文の語句空所補充 | 6問 |
| リーディング | 長文の内容一致選択 | 7問 |
| ライティング | 英文要約 | 1問 |
| ライティング | 英作文 | 1問 |
| リスニング | 会話・文・Real-Life形式・インタビュー | 27問 |
表は、英検協会の1級の試験内容のページの問題数です。



リーディングとライティングで100分、けっこう長丁場やな。
2026年度第1回の問題冊子では、英文要約は90語から110語、英作文は200語から240語と指示されていました。
ライティングの2問は、100分の中で時間を取っておかないと書き切れないので、過去問ではここの時間配分を必ず確かめてください。
英文要約で見られること
英文要約は、2024年度のリニューアルで1級に新しく加わった問題です。
英検協会の2024年度リニューアルのページには、1級の要約の出題例と解答例、評価の観点がまとめて載っています。
過去問の要約を書いたら、このページの解答例と並べて、元の英文の大事な点を落としていないか、自分の言葉で言い換えられているかを見比べてください。
英作文で見られること
英作文は、内容・構成・語彙・文法の4つの観点で評価されます。
英検協会は、TOPICに答えていない解答は、すべての観点で0点になることがあると説明しています。
過去問で書いた英作文は、まず問われたTOPICにまっすぐ答えているかを、最初に確かめるようにしましょう。
英検1級の過去問を解く順番
公開されている過去問は3回分しかないので、同じ使い方を3回くり返すのはもったいないです。
筆者は、3回分にそれぞれ別の役割を持たせて使うことをすすめています。
勉強を始めたばかりの時期に、時間を気にせず最後まで解き、いまの力と合格基準との差を見ます。
試験の1〜2か月前に、本番と同じ100分と約35分で解き、どこで時間が足りなくなるかを確かめます。
試験の1〜2週間前に、本番と同じ時間帯に、休憩も本番と同じにして通しで解きます。
手順は、公開されている3回分の使い方として筆者がすすめる順番です。



3回分しかないから、1回ずつ目的を変えて使おな。
どの回から解くか
1回目の力試しには、いちばん古い回を使うのがおすすめです。
最新の回は、いまの出題の傾向にいちばん近いので、本番の直前の予行演習のために取っておきましょう。
解いた答えは問題冊子に書かない
過去問のPDFを印刷したら、答えは別の紙に書くようにしましょう。
問題冊子に印を付けずにおけば、時間がたってからもう一度解き直すことができ、3回分を実質的に2周使えます。
英検1級の過去問で時間配分を練習する方法
100分のリーディングとライティングをどう分けるかは、人によって得意な所が違うので、自分の形を過去問で決めるしかありません。
最初の目安として、筆者は次の配分から始めて、過去問のたびに調整することをすすめています。
| 大問 | 時間の目安 |
|---|---|
| 短文の語句空所補充(22問) | 15分 |
| 長文の語句空所補充・内容一致選択(13問) | 40分 |
| 英文要約 | 20分 |
| 英作文 | 25分 |
表の時間は、筆者がすすめる最初の目安で、英検協会が示しているものではありません。



先に時間を決めておかんと、長文で使いすぎてまうで。
語彙問題は、知っているか知らないかで決まる問題が多いので、迷う問題に時間をかけすぎないことが大切です。
長文で時間が足りなくなる人は、ライティングを先に書いてから長文に戻る順番も試してみてください。
どの順番で解いても、最後に解答用紙へのマークの漏れがないかを確かめる時間を数分残しておきましょう。
時間が足りなかった回の見直し方
過去問で時間が足りなかったときは、どの大問で予定より何分多く使ったかを、解き終わった直後にメモしておきます。
長文で時間を使いすぎた人は、設問を先に読んでから本文に入るなど、読み方の順番を変えてみてください。
英作文で時間を使いすぎた人は、書き始める前に、意見と理由を日本語で短くメモする時間を3分ほど取ると、書く途中で迷わなくなります。
リスニングの時間の使い方
リスニングの約35分は、放送に合わせて進むので、自分で時間を配分することはできません。
その代わり、放送が始まる前に選択肢に目を通しておくと、何を聞き取ればよいかが分かり、落ち着いて答えられます。
過去問では、1つの問題に答えたらすぐに次の問題の選択肢を読む動きを、体で覚えるまでくり返してください。
英検1級の過去問の復習のしかた
過去問は、解いたあとの復習で点が伸びます。
技能ごとに、見直す所を決めておきましょう。
語彙問題の復習
語彙問題は、間違えた問題だけでなく、正解以外の3つの選択肢の語も調べて、単語帳に書き足します。
1級の語彙問題は選択肢がどれも難しい語なので、不正解の選択肢の語が、別の回で正解として出ることもあるからです。
長文の復習
長文は、答えの根拠になった文に線を引き、なぜほかの選択肢が違うのかを本文の言葉で説明できるかを確かめます。
時間が足りなかった人は、段落ごとの要点を1行で書き出す練習を加えると、読む速さが上がっていきます。
要約と英作文の復習
英検協会は、英作文を内容・構成・語彙・文法の4つの観点で採点すると説明しています。
自分で書いた答えをこの4つの観点で見直し、問いにまっすぐ答えているかを最初に確かめてください。
英文要約は、英検協会の2024年度リニューアルのページに、出題例と解答例、評価の観点が載っているので、自分の要約と見比べる手本に使えます。
英検協会の解説では、問いに答えていないと判断された答えは、すべての観点で0点になることがあるとされています。



問いに答えてへんかったら、0点になることもあるんか。
語彙問題の準備に使う単語帳は、英検1級の単語帳はどれを選ぶ?語彙問題の出題数から決める1冊目と回し方にまとめています。↓


英検1級の過去問のリスニングの使い方
リスニングの音声はPart1からPart4に分かれて公開されているので、苦手な大問だけを選んで聞き直せます。
1級のリスニングは、どの大問も放送が1回だけです。
まずは1回だけの放送で解き、本番と同じ条件で力を測ります。
聞き取れなかった所を原稿で確かめ、語や言い回しに線を引きます。
線を引いた文を中心に、音声を少し遅れて追いかけるように声に出します。



原稿まで公開されてるなら、復習もしやすいなあ。
インタビューの大問は、長い話の中から意見と理由を聞き取る練習として、二次試験の質疑応答の準備にもなります。
通勤の時間などに、すでに解いた回の音声をくり返し聞くのも、耳を慣らすよい方法です。
リスニングの復習では、聞き取れなかった原因を「知らない語だった」「音がつながって聞き取れなかった」「内容は分かったが選択肢で迷った」の3つに分けてメモしておきましょう。
原因ごとに、語彙を覚える、音声に続けて声に出す、選択肢の言い換えを確かめる、と直し方が変わるので、次の回までにやることがはっきりします。
英検1級の過去問が足りないときの補い方
公開されている3回分だけでは、時間配分の練習や弱点の補強には足りないと感じる人も多いはずです。
そのときは、書店で売られている過去問題集や予想問題集を使って、解く回数を増やしましょう。



3回分を使い切ったら、市販の問題集で回数を足したらええで。
市販の問題集を選ぶときは、2024年度のリニューアル後の問題形式に対応しているかを、必ず確かめてください。
英検協会によると、2024年度第1回から1級の一次試験は41問から35問に減り、ライティングは英作文1題から、英文要約を加えた2題になりました。
古い形式の問題集は、語彙や長文の練習には使えますが、時間配分の練習には向きません。
英検協会の過去問のPDFや音声は、試験問題の著作権についての案内に従って、自分の学習のために使ってください。
1級の合格に必要なスコアは、英検1級の合格点は何点?一次2028・二次602のCSEスコアと技能ごとの目安にまとめています。↓


市販の問題集を使う順番
市販の問題集は、英検協会のサイトの3回分を解き終えてから使うと、公開されている最新の回を本番の予行演習のために残しておけます。
問題集の中でも、新しい回から順に解くと、いまの出題に近い形で練習を重ねられるからです。
1冊を2周するほうが、何冊も1回ずつ解くより、間違えた語彙や読み方の癖が身につきやすくなります。
単語帳と組み合わせる
過去問で知らなかった語は、単語帳に載っているかを確かめ、載っていれば印を付けて重点的にくり返すのがコツです。
単語帳に載っていない語は、自分用の語彙ノートに例文ごと書き写すと、別の回で出てきたときに思い出しやすくなります。
語彙ノートは、見出しの語と例文、出てきた回と大問を1行にまとめておくと、見直すときに探しやすくなります。
英検1級の過去問を使う時期の目安
過去問をいつ使うかは、本番までに残っている時間で決めます。
筆者は、一次試験の日から逆算して、次のような時期に3回分を使うことをすすめています。
| 時期 | 使う回 | 目的 |
|---|---|---|
| 勉強を始めた週 | いちばん古い回 | いまの力と合格基準との差を知る |
| 本番の1〜2か月前 | 2番目に新しい回 | 時間配分を決める |
| 本番の1〜2週間前 | 最新の回 | 本番と同じ時間帯で通しで解く |
表は、公開されている3回分の使い方として筆者がすすめる時期です。



最初に1回解いておくと、何を勉強したらええか分かるで。
最初の1回で見ること
勉強を始めた週に解く1回目は、点数の高い低いよりも、どの技能がいちばん合格から遠いかを知るためのものです。
語彙問題で半分も取れない人は、まず単語帳を中心にした勉強から始めるのが近道です。
長文の正答率は高いのに時間が足りない人は、読む速さを上げる練習を、毎日の勉強に組み込みましょう。
英作文が書けない人は、意見と理由を3つ英語で書き出す練習から始めると、ライティングの土台ができます。
2回目と3回目の間にやること
2回目で決めた時間配分を、市販の問題集を使って何度か試しておくと、3回目の予行演習で慌てずに済みます。
3回目の前の週は、新しい教材に手を出さず、これまでに間違えた問題と単語の見直しに時間を使ってください。
本番と同じ時間帯に解くのは、午前中に頭を英語に切り替える練習も兼ねているからです。
英検1級の過去問の点数の見方
過去問を解いたら正答数を数えたくなりますが、英検の合否は英検CSEスコアで決まるため、正答数からスコアを正確に出すことはできません。
英検協会は、1級の一次試験の合格基準スコアを2028としています。



正答数からスコアが出えへんのは、ちょっと不便やな。
目安として、英検協会は2016年度第1回の結果について、各技能で正答率7割程度の人の多くが合格したと説明しています。
過去問では、技能ごとに7割を超えているかを1つの目安にして、届いていない技能に勉強の時間を回しましょう。
ライティングの点数は自分で付けにくい
語彙や長文、リスニングは正答数を数えられますが、要約と英作文は自分で点数を付けるのが難しい問題です。
英検協会が示す4つの観点に沿って、内容が問われたことに合っているか、段落の組み立てが分かりやすいか、語彙と文法に誤りが多くないかを順に見てください。
迷ったときは、厳しめに見積もっておくほうが、本番で慌てずに済みます。
二次試験の合格基準
英検協会は、1級の二次試験の合格基準スコアを602としています。
二次試験の過去問は公開されていないので、サンプル問題とバーチャル二次試験で形に慣れ、話す練習を毎日の勉強に入れていきましょう。
一次試験の過去問で読んだ長文の話題について、自分の意見を英語で1分ほど話してみると、二次試験のスピーチの練習を兼ねられて一石二鳥です。
英検1級の過去問についてよくある質問
ここでは、英検1級の過去問について、よく出る質問に答えます。
- 英検1級の過去問は何回分見られますか?
-
英検協会の1級のページでは、直近3回分の一次試験の問題冊子・解答・リスニング原稿と音声が公開されています。
- 英検1級の過去問は無料ですか?
-
英検協会の公式サイトで公開されている3回分は、無料でダウンロードできます。
- ライティングの模範解答はありますか?
-
過去問のページに載っているのは問題冊子・解答・リスニング原稿と音声で、英文要約の解答例と評価の観点は、英検協会の2024年度リニューアルのページで見られます。
- 二次試験の過去問はありますか?
-
二次試験は過去問ではなく、サンプル問題のPDFと「英検バーチャル二次試験」が公開されています。
- 過去問は印刷したほうがいいですか?
-
本番は紙の問題冊子とマークシートで解くので、過去問も印刷して、線を引いたりメモを書いたりしながら解くのがおすすめです。
- 過去問の英作文は誰に見てもらえばいいですか?
-
自分で見直すときは、英検協会が示す内容・構成・語彙・文法の4つの観点を使い、可能なら英語の講師に添削してもらうと、自分では気づけない誤りが分かります。
- リニューアル前の過去問は使えますか?
-
語彙や長文の練習には使えますが、2024年度から問題数とライティングの形が変わっているので、時間配分の練習にはリニューアル後の回を使ってください。
- 過去問を解く日はどう決めればいいですか?
-
本番と同じ曜日と時間帯に解くと、当日と同じ頭の働き方で練習できるので、週末の午前中など、まとまって時間が取れる日を先に予定に入れておきましょう。
- 過去問の点数が伸びないときはどうすればいいですか?
-
点数が伸びないときは、技能ごとの正答率を並べて、いちばん低い技能に1〜2週間ほど勉強の時間を集めてから、次の回を解いてみてください。
- 過去問は何回解けばいいですか?
-
公開されている3回分は、力試し・時間配分・本番の予行演習と役割を分けて1回ずつ使い、時間をあけて解き直すのがおすすめです。



過去問の手に入れ方も使い方も、これでばっちりやな。
合格までの勉強の順番は、「英検1級の勉強法|合格基準スコアから逆算する技能別の進め方と社会人の1日」の記事にまとめています。
まとめ|英検1級の過去問は3回分を役割で使い分ける
- 英検1級の過去問は、英検協会の1級のページで直近3回分が無料で公開されている
- 問題冊子・解答・リスニング原稿・Part1からPart4の音声がそろっている
- 3回分は、力試し・時間配分・本番の予行演習に分けて使う
- 復習では、語彙は選択肢まで、英作文は4つの観点で見直す
- 足りない分は、リニューアル後の形式に対応した問題集で補う



3回分は大事に使って、解いたあとの見直しで点を伸ばそな。
過去問で一次試験の準備が進んだら、二次試験のスピーチと質疑応答の練習も早めに始めておきましょう。
英語で意見を話す相手がいない人は、オンライン英会話で、過去問の英作文のトピックについて講師に意見を話してみるのも1つの方法です。
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ネイティブキャンプの中身は、ネイティブキャンプとはどんなサービスか|回数無制限の中身をやさしく解説でくわしく紹介しています。↓


以下はすべて英検協会(公益財団法人 日本英語検定協会)公式サイトのページです。










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