
英検準2級プラスの過去問を解くと、要約や英作文までたどり着く前に時間が足りなくなり、時間配分に悩む人は多いでしょう。
ユタカ英検準2級プラスの時間配分って、どう決めればいいの?
準2級より時間が長いのに、なぜか最後の英作文で焦ってしまいます。
準2級プラスの一次試験は、リーディングとライティングが合わせて85分で、ライティングを始める合図はありません。
講師の目安は、読む47分・書く33分・見直し5分で、要約に13分、英作文に20分を残す分け方です。
この目安をたたき台にして、過去問を時間を測って解きながら、自分の読む速さと書く速さに合う形へ直していくのが近道になります。
英検1級を持つ英語講師として、英検協会の準2級プラスの試験内容と、公開されている問題冊子の注意書きを読み、85分の使い方を大問ごとに整理しました。
英検準2級プラスの時間配分の前提|85分+約25分+約7分
まずは、英検協会の試験内容のページから、準2級プラスの試験時間と問題数を確かめておきましょう。
| 試験 | 技能 | 時間 | 問題数 |
|---|---|---|---|
| 一次試験 | リーディング | 85分(ライティングと合わせて) | 31問(大問1〜3) |
| 一次試験 | ライティング | (上の85分に含む) | 2題(英文要約・英作文) |
| 一次試験 | リスニング | 約25分 | 30問(第1部・第2部) |
| 二次試験 | スピーキング | 約7分 | 音読と質問への応答 |
※ 日本英語検定協会の準2級プラスの試験内容と、2026年度第1回の問題冊子をもとにまとめています。
ライティング開始の合図はない
準2級プラスの一次試験では、試験監督者からライティングテストを始める合図がなく、リーディング・ライティングテストの85分の中で答えを終える決まりです。
つまり、85分のうち何分を読む問題に使い、何分を書く問題に使うかは、受ける人が自分で決めなければなりません。
長文で粘りすぎると、その分だけ要約と英作文に使える時間が削られるしくみです。
書き写す時間は用意されていない
問題冊子にメモをするのは自由ですが、後で解答用紙に答えを書き写す時間は用意されていません。
要約や英作文を問題冊子に下書きしてから清書するやり方は、思った以上に時間を使うものです。
下書きは日本語の短いメモにとどめ、英文は最初から解答用紙に書いていく練習をしておくと、時間に余裕が生まれます。
リスニングは放送に合わせて進む
リスニングの約25分は放送に合わせて進むので、自分で時間を分ける部分はほとんどありません。
第1部と第2部のどちらも、英文は一度しか読まれません。
そのため、この記事では85分の分け方を中心にして、リスニングと面接は時間の流れを押さえる形で紹介します。



書き始める合図がないから、自分で時計を見るしかないんやね。
英検準2級プラスの時間配分の目安|85分の分け方
85分の分け方について、講師として最初に試してほしい目安は次のとおりです。
| パート | 問題数 | 時間の目安 | 1問あたり |
|---|---|---|---|
| 大問1 短文の語句空所補充 | 17問 | 10分 | 約35秒 |
| 大問2 長文の語句空所補充 | 6問 | 12分 | 約2分 |
| 大問3 長文の内容一致選択 | 8問 | 25分 | 約3分 |
| 大問4 英文要約 | 1題 | 13分 | ― |
| 大問5 英作文 | 1題 | 20分 | ― |
| 見直し・マークの確認 | ― | 5分 | ― |
※ 時間の目安は英語講師としての提案で、英検協会が決めているものではありません。
読む問題に47分、書く問題に33分、見直しに5分を使う計算になります。
この目安は、だれにでも合う正解ではなく、最初の過去問で試すためのたたき台だと考えてください。
1回解いてみて合わなかった部分を少しずつ直していくほうが、最初から完ぺきな配分を探すより早く自分の形が見つかります。
読む問題は47分で区切る
大問1から大問3までの31問を47分で終えると、書く問題に30分以上を残せます。
大問1は知っている語かどうかで決まる問題が多いので、迷っても答えが出にくい問題には印を付けて先へ進みましょう。
大問1で浮いた時間は、読む量がいちばん多い大問3に回すのが基本の考え方です。
要約は13分で書き切る
要約は25〜35語と短いものの、本文を読む時間と、要点をメモする時間が必要です。
本文を読むのに4分、要点を日本語でメモするのに3分、英文を書くのに4分、語数を数えて見直すのに2分、という内訳が一つの目安になります。
語数の幅が短い分、要点を選ぶ時間を削りすぎないことが大切です。
要約の手順は、英検2級の要約の記事も読んでみてください。↓


英作文は20分を確保する
英作文は、出された質問に対して自分の意見と理由を書く問題で、考える時間と書く時間の両方がかかります。
意見と理由を決めるのに5分、書くのに12分、つづりや語数を見直すのに3分を目安にしておくと、途中で終わってしまう心配が減ります。
書くのが速い人は英作文を15分にして、浮いた5分を大問3に回してもかまいません。
最後の5分はマークの確かめに
見直しの5分は、問題を解き直すためではなく、マークのずれや塗り忘れを確かめるために使います。
1つずれたまま気づかないと、その後の答えがすべてずれてしまうおそれがあるからです。
要約と英作文の解答欄を取りちがえていないかも、この5分で必ず確かめてください。



まずは47分・33分・5分で試してみてな。
そこから自分用に直していけばええで。
英検準2級プラスの時間配分を準2級・2級とくらべる
準2級プラスは準2級と2級の間の級なので、両どなりの級とくらべると、時間配分の考え方が見えやすくなります。
| 項目 | 準2級 | 準2級プラス | 2級 |
|---|---|---|---|
| リーディング・ライティングの時間 | 80分 | 85分 | 85分 |
| リーディングの問題数 | 29問 | 31問 | 31問 |
| ライティング | Eメールと英作文 | 英文要約(25〜35語)と英作文 | 英文要約(45〜55語)と英作文 |
| リスニング | 約25分 | 約25分 | 約25分 |
| 二次試験(面接) | 約6分 | 約7分 | 約7分 |
※ 日本英語検定協会の各級の試験内容の案内をもとにまとめています。
準2級から5分延びて2問増える
準2級とくらべると、時間は5分延びますが、リーディングの問題は2問増え、長文の語句空所補充という新しい大問も加わります。
さらに、Eメールが英文要約に変わるので、書く問題の前に英文を読む時間も必要です。
準2級のときの時間配分をそのまま使うと時間が足りなくなりやすいので、一度組み直すことをおすすめします。
準2級の80分の分け方は、英検準2級の時間配分の記事も読んでみてください。↓


2級と同じ組み立てで語数が短い
2級とくらべると、時間と問題の数、大問の組み立てはほぼ同じです。
大きくちがうのは要約の語数で、2級の45〜55語に対して、準2級プラスは25〜35語と短く設定されています。
そのため、準2級プラスでは要約にかける時間を2級より少し短くして、その分を長文に回す考え方ができるでしょう。
2級の85分の分け方は、英検2級の時間配分の記事も読んでみてください。↓


面接は準2級より1分長い
二次試験の面接は、準2級の約6分から、準2級プラスでは約7分になります。
流れは、問題カードの英文を黙読してから音読し、そのあと質問に答える形で、答える量が少し増えると考えておくとよいでしょう。
面接は時間を自分で分けることはできないので、1つの質問に答える長さを練習で決めておくことが、時間配分の代わりになります。



2級と同じ組み立てで、要約が短いんやね。
英検準2級プラスの時間配分から決める解く順番
85分の中でどの順番で解くかは、受ける人が自由に決められます。
順番によって時間の使い方も変わるので、過去問を解く段階で自分に合う順番を決めておきましょう。
| 解く順番 | 向いている人 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 大問1→2→3→要約→英作文 | 読むのが速く時間が余りやすい人 | 大問3で粘りすぎない |
| 要約→英作文→大問1→2→3 | いつも書く問題が時間切れになる人 | 最後の長文を急ぎすぎない |
| 大問1→要約→英作文→大問2→3 | 語彙の問題で勢いをつけたい人 | マークのずれに気をつける |
※ 解く順番の例は英語講師としての提案です。
時間切れが続くなら書く問題から
過去問でいつも英作文が途中で終わる人は、要約と英作文を先に解く順番を試してみる価値があります。
先に書いておけば、書く問題を白紙で出すおそれがなくなり、気持ちにも余裕が生まれます。
ただし、後に回した長文で時間が足りなくなると、マークだけを埋める形になりかねないので、書く時間の上限は必ず決めておきましょう。
大問1から始めて勢いをつける
大問1は1問あたり35秒ほどで答えられる問題が多く、最初に解くと試験の流れに乗りやすくなります。
大問1を終えたらすぐに書く問題に移り、残りの時間で長文を読む順番も、時間を守りやすい方法の一つです。
どの順番を選んだ場合も、大問ごとに終える時刻を問題冊子の余白に書いておくと、時計を見たときに遅れが分かります。
順番は試験の前に決めておく
本番でどの順番にするかを迷うと、それだけで時間を使ってしまいます。
過去問を2〜3回解いて、いちばん点が安定した順番を本番でも使うと決めておきましょう。
一度決めた順番は、試験の直前に変えないほうが、落ち着いて解き進められるはずです。
決めた順番と大問ごとの終了時刻は、受験票の控えや手帳に書いておき、試験の前日に見直しておくと当日の迷いが減らせます。
問題冊子でもウェアラブル端末の使用は禁じられているので、時刻はスマートウォッチではないふつうの腕時計で確かめられるようにしておくと安心でしょう。



書く問題が間に合わへん人は、先に書く順番もありやで。
過去問で試してから決めてな。
英検準2級プラスの大問ごとの時間配分のコツ
ここからは、大問ごとに時間を守るためのコツを見ていきます。
大問1は迷ったら印を付けて進む
大問1は17問で、単語の問題10問と熟語や句の問題7問から成っています。
1問に1分以上かけても、知らない語は思い出せないことが多いので、迷った問題には印を付けて次へ進みましょう。
単語と熟語を毎日覚えておくことが、そのまま大問1の時間を縮めるいちばんの方法です。
大問1に向けた単語帳の進め方は、英検準2級プラスの単語帳の記事も読んでみてください。↓


大問2は段落ごとに読む
大問2は説明文の中の空所に語句を入れる問題で、6問あります。
空所のある段落を最初から読み、前後の文とのつながりを確かめてから選ぶと、読み直しの回数が減ります。
つなぎの語に注目して、空所に入る内容が前の文と同じ向きか、反対の向きかを見分けると判断が速くなるでしょう。
大問3は設問を先に見る
大問3は長文を読んで内容に合うものを選ぶ問題で、8問あり、読む量がいちばん多い大問です。
本文を読む前に設問に目を通しておくと、本文のどこに答えがありそうかの見当をつけながら読めます。
答えの根拠になる文を見つけたら、選択肢とくらべて選び、根拠が見つからない問題は印を付けて後で戻るようにしましょう。
要約は本文を2回読まない
要約の本文を最初から最後まで2回読むと、それだけで数分が過ぎてしまいます。
1回目に読むときから、段落ごとの要点に線を引き、余白に日本語で短くメモしておくのがコツです。
メモができていれば、英文を書くときに本文を読み返す必要がなくなり、13分の中で書き切りやすくなります。
英作文は型どおりに書き出す
英作文で時間がかかる原因の多くは、書き出しで迷うことにあります。
最初に意見、次に理由を順番に、最後にもう一度意見という型を決めておけば、書き出しで手が止まる時間を減らせます。
理由に使えそうな身近な例を、ふだんの練習のときからいくつか用意しておくと、本番で考える時間が短くなるでしょう。



大問ごとに、時間を守るやり方がちがうんよ。
1つずつ押さえていこな。
英検準2級プラスのリスニングと面接で知っておきたい時間配分の流れ
リスニングと面接は自分で時間を分けられませんが、流れを知っておくと落ち着いて受けられます。
リスニングは一度しか読まれない
リスニングは第1部が対話、第2部が英文で、合わせて30問あり、英文はすべて一度しか読まれません。
問題冊子に選択肢が印刷されているので、放送が始まる前や問題の合間に、次の問題の選択肢に目を通しておくと聞くポイントがしぼれます。
聞き取れなかった問題に気を取られると次の問題も聞き逃すので、分からない問題はすぐに切りかえることが大切です。
第1部と第2部で聞き方を変える
第1部の対話では、2人がどこで何について話しているかを、出だしの1〜2文でつかむことを意識しましょう。
第2部の英文には物語と説明の両方が出るので、だれが何をしたかを追う聞き方と、話の要点をつかむ聞き方を切りかえる必要があります。
どちらも、質問は英文のあとに読まれるので、聞きながら大事な語を問題冊子の余白にメモしておくと答えやすくなるはずです。
リーディングの見直しはしない
リスニングが始まったら、リーディングやライティングの見直しに戻るのはやめておきましょう。
放送に集中できなくなるうえ、リスニングの点を落とす原因になります。
リスニングの前の準備の時間は、マークの確かめではなく、第1部の選択肢に目を通す時間にあてるのがおすすめです。
85分の中で見直しを終えておくためにも、見直しの5分は必ず確保しておきたいところです。
面接は約7分の流れを知っておく
二次試験の面接は約7分で、問題カードの英文を黙読してから音読し、そのあと質問に答えます。
黙読の時間は短いので、その間に英文の話題と、読みにくそうな語をつかんでおくと音読が落ち着くでしょう。
面接室での流れは、英検協会の「英検バーチャル二次試験」で、アニメーションを見て確かめられます。



リスニングは一度きりやから、切りかえが大事なんやな。
英検準2級プラスの時間配分を過去問で練習する方法
時間配分は、知っているだけでは本番で守れないので、過去問で何度か練習しておくことが欠かせません。
本番と同じ85分で解く
英検協会のサイトでは準2級プラスの過去問が公開されているので、1回分を本番と同じ85分で解いてみましょう。
タイマーを85分にセットし、途中で止めずに最後まで解くことで、どこで時間を使いすぎているかが分かります。
公開されている回数は多くないので、市販の予想問題も使って、時間を測る練習の回数を増やしておくと安心です。
過去問の回数と使い分けは、英検準2級プラスの過去問の記事も読んでみてください。↓


大問ごとにかかった時間を記録する
解いている間に、大問を1つ終えるごとに時計を見て、かかった時間を問題冊子の余白に書いておきます。
目安より長くかかった大問が分かれば、次の練習でどこを縮めればよいかがはっきりします。
記録を2〜3回分並べると、自分が毎回遅れる大問が見えてくるでしょう。
| 大問 | 目安 | 記録すること |
|---|---|---|
| 大問1 | 10分 | 終えた時刻と、印を付けた問題の数 |
| 大問2 | 12分 | 終えた時刻と、読み直した段落の数 |
| 大問3 | 25分 | 終えた時刻と、根拠が見つからなかった問題 |
| 要約 | 13分 | 書き終えた時刻と語数 |
| 英作文 | 20分 | 書き終えた時刻と語数・見直しができたか |
※ 記録の取り方の例です。ノートに同じ形の表を作って使ってください。
目安を自分に合わせて直す
記録を見て、読むのが速い人は大問3の時間を減らし、書くのが遅い人は英作文の時間を増やすなど、目安を自分に合わせて直していきましょう。
合計が85分を超えないように、どこかを増やしたら別のどこかを減らすのが直し方の基本です。
直した時間配分で過去問をもう一度解き、点数と時間の両方が安定したら、それを本番の時間配分として決めておきます。
直前は80分で解いてみる
時間配分が安定してきたら、試験の直前に、あえて80分で過去問や予想問題を解いてみるのも一つの方法です。
短い時間で解き切る練習をしておくと、本番の85分に少し余裕を持って向き合えます。
本番で問題がむずかしく感じた回でも、あわてずに予定どおり進める力がつくでしょう。
技能ごとの勉強の進め方は、英検準2級プラスの勉強法の記事も読んでみてください。↓





記録を取って、自分に合う時間に直していくんやで。
英検準2級プラスの時間配分についてよくある質問
- 英検準2級プラスの試験時間は何分ですか?
-
一次試験は、リーディングとライティングを合わせて85分、リスニングが約25分です。
二次試験の面接は約7分です。
- ライティングは何分くらい残せばいいですか?
-
講師の目安は、要約に13分、英作文に20分の合わせて33分です。
書くのが遅い人は、過去問で練習しながら少し長めに取るように調整してください。
- ライティングを始める合図はありますか?
-
試験監督者からライティングテスト開始の合図はありません。
リーディング・ライティングの85分の中で、自分で時間を区切って書き始める必要があります。
- 要約と英作文はどちらを先に書くべきですか?
-
どちらから書いてもかまいませんが、要約のほうが語数が短いので、先に要約を書いて勢いをつける人も多いでしょう。
大切なのは、どちらにも書く時間の上限を決めておくことです。
- 準2級の時間配分と同じでいいですか?
-
準2級プラスは時間が5分延びる一方で、リーディングの問題が2問増え、Eメールの代わりに要約が入ります。
準2級の時間配分をそのまま使わず、一度組み直すのがおすすめです。
- リスニングは何回読まれますか?
-
第1部・第2部とも、英文は一度しか読まれません。
分からない問題があってもすぐに切りかえて、次の問題に集中しましょう。
準2級プラスの試験の全体像は、英検準2級プラスの記事も読んでみてください。↓





合図はないから、自分で決めた時間を守るんやで。
練習のうちに身につけとこな。
合格までの勉強の進め方を知りたい方は、英検準2級プラスの勉強法は?準2級との差を埋める技能ごとの対策と要約・面接まで仕上げる順番にまとめています。
英検準2級プラスの時間配分のまとめ
英検準2級プラスの85分の時間配分の目安を、もう一度表にまとめます。
| パート | 時間の目安 |
|---|---|
| 大問1〜3(31問) | 47分 |
| 英文要約 | 13分 |
| 英作文 | 20分 |
| 見直し・マークの確認 | 5分 |
英検準2級プラスの時間配分は、読む47分・書く33分・見直し5分をたたき台にして、過去問で自分に合う形に直すのが近道です。
まずは過去問を1回分、85分を測って解き、大問ごとにかかった時間を書き出すところから始めてみてください。
合格までの進め方は、英検準2級プラスの勉強法の記事も読んでみてください。↓


面接の流れに慣れておきたい人は、オンライン英会話の講師に質問役をお願いして練習する方法もあります。
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参考文献
以下はすべて日本英語検定協会公式サイトのページです。










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