英検2級の時間配分は?リーディング・ライティング85分の分け方と大問ごとの目安

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英検2級の時間配分は?リーディング・ライティング85分の分け方と大問ごとの目安

英検2級の時間配分は、リーディングとライティングを合わせた85分を、自分でどう分けるかがいちばんの山場です。

ユタカ

英検2級の時間配分って、どうすればいいの?
過去問を解くと、いつも英作文の時間が足りなくなります。

この記事の答え

2級の一次試験は、リーディング・ライティングが合わせて85分、リスニングが約25分です。

85分の中でライティングを始める合図はないので、リーディングに何分、要約と英作文に何分を使うかを、受ける前に決めておく必要があります。

講師の目安は、リーディング45分・ライティング35分・見直し5分で、過去問を時間を計って解きながら自分に合う形に直していくのがおすすめです。

英検1級を持つ英語講師として、英検協会の公式の試験内容と問題冊子の注意書きをもとに、2級の時間の使い方を大問ごとにまとめました。

いつも時間が足りなくなる人も、初めて2級を受ける人も、試験当日の時計の見方が決まるはずです。

目次

英検2級の時間配分の前提|試験時間は85分+約25分+約7分

まずは、英検協会の公式サイトにある2級の試験内容から、試験時間と問題数を確かめておきます。

試験技能時間問題数
一次試験リーディング85分(ライティングと合わせて)31問(大問1〜3)
一次試験ライティング(上の85分に含む)2題(要約・英作文)
一次試験リスニング約25分30問(第1部・第2部)
二次試験スピーキング約7分音読と4つの質問

※ 英検協会「2級の試験内容」をもとにまとめています。

85分はRとWで共通

2級の一次試験では、リーディングとライティングの時間が分かれておらず、2つ合わせて85分です。

問題冊子の注意書きでも、ライティングテスト開始の合図はなく、リーディング・ライティングテストの時間内に解答するよう案内されています。

つまり、リーディングに時間をかけすぎると、そのぶんライティングの時間がそのまま減るしくみです。

「英作文の時間が足りない」という悩みの多くは、ライティングの力不足ではなく、リーディングでの時間の使いすぎから来ています。

リスニングは放送に合わせて進む

リスニングの約25分は、放送に合わせて進むので、自分で時間を配分する部分はほとんどありません。

公式サイトの試験内容では、第1部・第2部とも放送回数は1回と案内されています。

自分で調整できるのは、放送が始まる前と、1問ごとの解答時間の使い方くらいです。

そのため、この記事では85分の分け方を中心に、リスニングと二次試験は時間の流れを押さえる形でまとめます。

ねこりん

英作文が足りひんのは、長文で時間を使いすぎてるからなんよ

英検2級の時間配分の目安|85分の分け方

85分の分け方について、講師として生徒にすすめている目安は次のとおりです。

パート問題数時間の目安1問あたり
大問1 短文の語句空所補充17問10分約35秒
大問2 長文の語句空所補充6問12分約2分
大問3 長文の内容一致選択8問23分約3分
要約1題15分−
英作文1題20分−
見直し・マークの確認−5分−

※ 時間の目安は英語講師としての提案で、英検協会が決めているものではありません。

リーディングに45分、ライティングに35分、見直しに5分を使う計算です。

この目安は、すべての人に合う正解ではなく、最初に試すためのたたき台だと考えてください。

リーディングは45分で区切る

リーディングの31問を45分で終えると、ライティングに35分以上を残せます。

大問1は知識で答える問題なので、知っていればすぐ選べ、知らなければ考えても答えは出にくいものです。

そのぶん、大問1で浮いた時間を、読む量の多い大問3に回すのが基本の考え方になります。

45分たったらライティングへ、と決めておくと、長文で粘りすぎるのを防げます。

ライティングは35分を確保する

ライティングは、要約と英作文の2題で、それぞれ考える時間・書く時間・見直す時間が必要です。

どちらも記述式なので、時間が足りずに途中で終わると、その題の点が大きく下がってしまいます。

要約に15分、英作文に20分を目安にして、書き終えたら語数とつづりを確かめる時間まで含めておきましょう。

書くのが速い人は、ライティングを30分にして、そのぶんを長文や見直しに回してもかまいません。

最後の5分はマークの確認に

見直しの5分は、問題を解き直すためではなく、マークシートのずれや塗り忘れを確かめるために使います。

大問ごとに問題冊子に答えを書き込んでおき、最後にまとめてマークする人は、この5分がとくに大切です。

途中でマークを1つずらすと、その後の答えがすべてずれてしまうおそれがあるからです。

ライティングの解答欄に書き忘れや書く場所の間違いがないかも、この時間に確かめておきましょう。

ねこりん

まずは45分・35分・5分で試して、自分に合わせて直してな

英検2級の時間配分で決める解く順番

85分の中でどの順番で解くかは、受ける人が自由に決められます。

順番によって時間の使い方も変わるので、自分に合う順番を先に決めておくことが大切です。

解く順番向いている人気をつけること
大問1→2→3→要約→英作文読むのが速く、時間が余りやすい人長文で粘りすぎない
英作文→要約→大問1→2→3いつもライティングが時間切れになる人最後の長文を急ぎすぎない
大問1→英作文→要約→大問2→3語彙問題で勢いをつけたい人マークのずれに注意する

※ 順番の例は英語講師としての提案です。

いつも時間切れならライティングを先に

英作文がいつも時間切れになる人は、ライティングから先に解く順番を試してみる価値があります。

先に書いておけば、ライティングの2題を白紙で出すおそれはなくなります。

ただし、後半に回した長文で時間が足りなくなると、マークだけ埋める形になりかねません。

ライティングを先にする場合も、書く時間の上限を決めておくことを忘れないでください。

順番どおりなら区切りの時刻を決める

問題冊子の順番どおりに解く場合は、どこで時計を見るかを先に決めておくと時間がずれにくくなります。

たとえば、大問1が終わった時点で開始から10分、大問2が終わった時点で22分、大問3が終わった時点で45分、というように区切りの時刻をメモしておく方法です。

区切りの時刻より遅れていたら、次のパートで取り戻そうとせず、迷っている問題に印を付けて先へ進みます。

後で時間が余ったら、印を付けた問題に戻ればよいのです。

ユタカ

順番は自由やから、自分が時間切れになるところで決めたらええんやね。

英検2級のリーディングの時間配分

ここからは、リーディングの大問ごとに、45分をどう使うかを見ていきます。

大問1は10分で17問

大問1の17問は、1問あたり35秒ほどで答える計算です。

前半の10問は単語、後半の7問は熟語・句を選ぶ問題で、どちらも知っているかどうかで勝負が決まります。

知らない語が並んでいたら、30秒ほど考えても決まらない時点で、いちばん近いものを選んで次へ進みましょう。

熟語の問題の形と覚え方は、別の記事でまとめています。

大問1の熟語7問の形と覚え方は、英検2級の熟語の記事も読んでみてください。↓

大問2は12分で長文2つ

大問2は、長文の空所に入る語句を選ぶ問題で、6問あります。

空所の前後の文だけを読んでも答えが決まらないことが多く、段落の流れをつかむ必要があります。

選択肢には、On the other hand や In this way のようなつなぎの言葉が並ぶ問題も見られるので、前後の文が反対の内容か、言いかえかを意識して読みましょう。

1つの長文に6分ほどを目安にして、全体を読み進めながら空所に来たら選ぶ形にすると、読み直しが減ります。

大問3は23分で8問

大問3は、長文の内容に関する質問に答える問題で、8問あります。

Eメールや説明文など、読む量がいちばん多いパートなので、時間配分の中でも多めに取っておきたいところです。

先に質問文に目を通し、何を探しながら読むかを決めてから本文を読むと、読み返す回数が減ります。

答えの根拠になる文に線を引きながら読むと、見直しのときにも確かめやすくなるでしょう。

ねこりん

大問1でためた時間を、大問3に回すのがコツやで

英検2級のライティングの時間配分

ライティングは、要約と英作文の2題を、合わせて35分ほどで書き上げるのが目安です。

要約は15分を3つに分ける

要約は、英文を読んで内容を短くまとめる問題で、語数は問題の指示に従う形です。

講師としては、15分を「読んで要点を拾う5分」「下書きする7分」「語数とつづりを確かめる3分」に分ける形がおすすめです。

要点を拾うときは、各段落の言いたいことを1つずつ見つけ、それを自分の言葉に言いかえる準備をします。

15分を超えそうになったら、細かい言いかえにこだわらず、要点がそろっていることを優先して書き上げてください。

要約で時間を使いすぎると、配点の大きい英作文の時間が削られてしまうからです。

要約の書き方は、別の記事でステップごとにまとめています。

要約の書き方の手順と解答例は、英検2級の要約の記事も読んでみてください。↓

英作文は20分で意見と理由を書く

英作文は、指定されたトピックについて自分の意見を英語で書く問題です。

20分を「意見と理由を決める4分」「書く13分」「見直す3分」に分けると、書き始めてから迷うことが減ります。

理由は、書きながら考えるのではなく、最初の4分で2つ決めてから書き始めるのがポイントです。

見直しの3分は削らないようにすると、つづりや時制の小さなミスを拾えます。

ユタカ

書く前に理由を決めとくと、途中で止まらんで済むんやな。

英検2級のリスニングと二次試験の時間配分

リスニングと二次試験は、自分で時間を分ける部分は少ないものの、流れを知っておくと落ち着いて受けられます。

放送前に選択肢を読む

2級のリスニングは、第1部が会話の内容一致選択15問、第2部が文の内容一致選択15問で、選択肢は問題冊子に印刷されています。

放送は1回だけなので、聞き逃した問題を取り戻すことはできません。

放送が始まる前や、1問答えたあとの残り時間に、次の問題の選択肢に目を通しておくと、何を聞き取ればよいかの見当がつきます。

迷った問題は早めに決めて、次の選択肢を読む時間に回すことが、リスニングの時間の使い方の基本です。

第1部・第2部の解き方は、英検2級のリスニングの記事も読んでみてください。↓

二次試験は約7分で20秒の時間が2回

二次試験の面接は約7分で、英検協会の案内では次の流れで進みます。

流れ時間・内容
パッセージの黙読20秒
パッセージの音読英語のタイトルから読む
No.1 パッセージについての質問問題カードを見て答えてよい
No.2 イラストの展開説明考える時間20秒のあとに説明
No.3・No.4 自分の意見問題カードを裏返して答える

※ 英検協会「2級の試験内容」の二次試験の受け方をもとにまとめています。

自分で使い方を決められるのは、黙読の20秒と、No.2の前の考える20秒です。

黙読では、音読で詰まりそうな語の読み方を確かめ、考える20秒では3コマのイラストの流れを頭の中で英語にしておきましょう。

二次試験の流れと答え方は、英検2級の面接の記事も読んでみてください。↓

ねこりん

考える時間の20秒が2回あるから、何に使うか決めといてな

英検2級のS-CBTの時間配分

パソコンで受ける英検S-CBTでも、2級の時間の配分は従来型と大きくは変わりません。

技能時間(目安)
スピーキング15分
リスニング25分
リーディング・ライティング85分
合計125分

※ 英検協会「英検S-CBT 試験時間」の技能別内訳をもとにまとめた目安の時間です。

S-CBTはスピーキングから始まる

英検S-CBTの試験進行の案内では、スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの順に進みます。

1日で4技能をまとめて受けるので、従来型のように一次試験と二次試験の日が分かれていません。

リーディング・ライティングの残り時間は画面右上に表示されるので、時計を見る場所は画面の右上と決めておけば迷いません。

85分の分け方は、従来型と同じ目安をそのまま使えます。

ライティングは筆記型かタイピング型

S-CBTのライティングは、申し込みのときに筆記型かタイピング型かを選ぶ形式です。

英検協会の案内では、タイピング型は1分間に30文字を入力できる速さがあれば解答に支障はないという説明があり、パソコン操作が苦手な人には筆記型をすすめています。

タイピングに慣れていない人がタイピング型を選ぶと、入力に時間を取られて英作文の時間が足りなくなるおそれがあります。

ふだん紙で練習している人は、本番も筆記型を選ぶほうが、練習どおりの時間配分で書けるでしょう。

S-CBTの日程や検定料は、英検S-CBTの記事も読んでみてください。↓

ユタカ

S-CBTは画面の右上で残り時間が見られるんやね。

英検2級の時間配分を過去問で練習する

時間配分は、頭で決めるだけでなく、本番と同じ時間で過去問を解いて体に覚えさせることが大切です。

英検協会の公式サイトでは、2級の一次試験の過去問が直近3回分、問題冊子・リスニング音声・解答とともに公開されています。

STEP
1回目は時間を計るだけ

目安を気にせず解き、大問ごとにかかった時間をメモします。

STEP
2回目は目安に合わせて解く

1回目のメモをもとに、大問ごとの時間を決めてから解きます。

STEP
3回目は本番と同じ流れで

85分とリスニングを続けて解き、時間配分を最終確認します。

かかった時間を大問ごとに記録する

1回目の過去問では、大問1・大問2・大問3・要約・英作文のそれぞれに何分かかったかを記録しておきます。

目安より大きくはみ出していたパートが、あなたにとって時間を食っている場所です。

たとえば大問3に35分かかっていたなら、質問を先に読む練習をする、根拠に線を引く練習をする、といった次の手が見えてきます。

記録は、次に過去問を解くときの目安を直す材料にもなります。

残りの回は本番の前にとっておく

公式の過去問は3回分しかないので、3回とも早いうちに使い切らないようにしましょう。

1回目は勉強を始めたころ、2回目は1か月ほどたったころ、3回目は試験の2週間ほど前、というように間をあけて使うと、時間配分がどれだけ身についたかを確かめられます。

それ以上練習したいときは、市販の過去問集を足す方法もあります。

公式の過去問の手に入れ方と市販の過去問集との使い分けは、英検2級の過去問の記事も読んでみてください。↓

時間が余ったときの使い方

練習を重ねて時間が余るようになったら、その時間をどこに使うかも決めておきます。

講師としては、まず英作文の見直し、次に大問3で迷った問題、最後に大問1で迷った問題、という順番をすすめています。

記述式のライティングは、見直しで1つのミスを直すだけでも点が変わる可能性があるからです。

反対に、大問1で迷った問題は、考え直しても答えが変わりにくいので、優先順位は低めでかまいません。

ねこりん

3回しかない過去問は、間をあけて大事に使ってな

英検2級の時間配分についてよくある質問

英検2級のリーディングとライティングは別々に時間が決まっていますか?

決まっていません。

2級ではリーディングとライティングを合わせて85分です。

問題冊子でもライティング開始の合図はないと案内されているので、自分で配分を決める必要があります。

英検2級はライティングから解いてもいいですか?

85分の中であれば、どの順番で解いてもかまいません。

いつもライティングが時間切れになる人は、ライティングを先にする順番も試してみてください。

英検2級で時間が足りなくなる原因は何ですか?

講師が見てきた中では、大問3の長文で本文を何度も読み返してしまうことが、いちばん多い原因です。

先に質問を読んでから本文を読む、答えの根拠に線を引く、の2つを練習すると読み返しが減ります。

英検2級の時間配分は、準2級と比べてどう変わりますか?

英検協会の試験内容では、準2級は筆記80分・リスニング約25分で、2級は筆記が5分長い85分です。

2級のライティングは、準2級のEメールに代わって英文を読んでまとめる要約が入るので、読む時間も含めて多めに見ておくと安心です。

英検2級のリスニングは何分ですか?

英検協会の試験内容では、リスニングは約25分です。

第1部と第2部が15問ずつで、放送は1回です。

英検2級の二次試験は何分ですか?

英検協会の案内では、面接は約7分です。

その中に、パッセージの黙読20秒と、イラストの説明の前に考える時間20秒があります。

S-CBTと従来型で時間配分は変わりますか?

S-CBTでもリーディング・ライティングは85分なので、85分の分け方は従来型と同じ目安が使えます。

違いは、スピーキングから始まることと、ライティングで筆記型かタイピング型かを選ぶことです。

ねこりん

85分は自分で分ける。
これだけは忘れんといてな

英検2級の勉強をどこから進めるか知りたい方は、英検2級の勉強法は何から始める?4技能ごとの対策と合格までの3か月の進め方にまとめています。

英検2級の時間配分のまとめ

英検2級の時間配分を、表にまとめます。

確かめることひとことで言うと
試験時間リーディング・ライティング85分、リスニング約25分、面接約7分
85分の目安リーディング45分・ライティング35分・見直し5分
リーディング大問1は10分、大問2は12分、大問3は23分
ライティング要約15分、英作文20分
解く順番時間切れになりやすいならライティングを先に
S-CBTスピーキングから始まり、R・Wの85分は同じ
練習過去問で大問ごとの時間を記録して直す

英検2級の時間配分は、85分を自分で分けると決めて、過去問で目安を直していくことで、本番でも慌てずに解けるようになります。

まずは次に過去問を解くとき、大問ごとにかかった時間をメモするところから始めてみてください。

時間配分の前に、技能ごとの勉強の進め方を見直したい人は、英検2級の勉強法の記事も読んでみてください。↓

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参考文献

以下はすべて日本英語検定協会公式サイトのページです。

ねこりん先生
ⓘ PRねこりんのおすすめ

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この記事を書いた人

海外在住歴15年、アメリカ在住の英語インフルエンサー「ねこりん」のライターチーム
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