
ユタカ英検3級の長文って、どんな問題が何問出るん?
時間が足りるか心配やねん
- 英検3級の長文は、リーディングの大問3で全部で10問
- 形はA=掲示・案内、B=Eメール、C=説明文の3種類
- 問題冊子の並びはAが2問・Bが3問・Cが5問
- 長文はライティングと同じ65分の中で解くので、時間の配り方が大切
英検3級の長文の形と読み方を、英検1級を持つ英語講師の筆者が、日本英語検定協会の公式ページと過去問を確かめてまとめました。
この記事を読めば、3級の長文で何をどの順番で読めばいいかが分かり、本番で時間に追われにくくなるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
英検3級の長文の形式|大問3はA・B・Cの3種類10問
英検3級の長文は、リーディングの最後にある大問3で、10問が出ます。
協会の3級の試験内容では、この形式は「長文の内容一致選択」とよばれ、文章の内容についての質問に答える問題とされています。
| 大問 | 形式 | 問題数 | 問題文の種類 |
|---|---|---|---|
| 1 | 短文の語句空所補充 | 15 | 短文・会話文 |
| 2 | 会話文の文空所補充 | 5 | 会話文 |
| 3 | 長文の内容一致選択 | 10 | 掲示・案内、Eメール(手紙文)、説明文 |
どの大問も、1〜4の4つの選択肢から1つを選ぶマークシートの形です。
A・B・Cの並びと問題数
2026年度第1回の問題冊子と解答では、大問3はAが(21)(22)、Bが(23)〜(25)、Cが(26)〜(30)の並びでした。
| パート | 文章の種類 | 問題番号 | 問題数 |
|---|---|---|---|
| A | 掲示・案内 | (21)(22) | 2問 |
| B | Eメール | (23)〜(25) | 3問 |
| C | 説明文(英文) | (26)〜(30) | 5問 |
後ろのパートほど文章が長くなり、問題数も増える形です。
質問の形は2通り
指示文では、質問の答えを選ぶ問題と、文を完成させるのに最も適切なものを選ぶ問題の2つが示されています。
つまり、疑問文の質問に答える問題と、途中で切れた英文の続きを選ぶ問題の2通りがあります。
自作の例(質問の形)
What will the students do after lunch?
自作の例(文を完成させる形)
The girl went to the library because
文を完成させる形は、質問文の主語と動詞を手がかりに、本文で同じ場面を探すのが近道です。
話題は身近なものが中心
協会の試験内容では、3級の場面は家庭・学校・地域、話題は家族・友達・学校・趣味・旅行・買い物・海外の文化・人物紹介・歴史などが並んでいます。
3級のレベルの目安は中学卒業程度とされているので、教科書で読んだことのある話題が多いと考えてよいでしょう。



3種類で10問なんやな。
Cがいちばん長くて問題も多いんか



Cが長いからって最後に回さんでええで。
Aから順に読むほうが、頭の切り替えが少なくてすむんや
英検3級の長文にかける時間|ライティングと同じ65分
英検3級の長文は、リーディング・ライティングの65分の中で解きます。
リスニングは約25分で別の時間ですが、リーディングとライティングは1つの時間枠にまとめられています。
ライティングの開始の合図はない
3級では、長文を解き終えてもライティング開始の合図はありません。
リーディングを解き終えたら、自分で次のライティングに進み、65分の中で両方を書き終える必要があります。
ライティングはEメールと英作文の2問なので、長文に時間を使いすぎると、書く時間が足りなくなるのです。
時間配分の一例
協会は大問ごとの時間を決めていないので、下の表は筆者が考える目安の一例です。
| パート | 時間の目安(一例) | ねらい |
|---|---|---|
| 大問1・2(20問) | 10〜15分 | 迷った問題は印をつけて先へ進む |
| 大問3の長文(10問) | 20分前後 | A→B→Cの順に、質問を先に読む |
| ライティング(2問) | 30分前後 | Eメールと英作文を書いて見直す |
| 見直し | 残り時間 | マークのずれと書きもれを確かめる |
大切なのは、長文に入る前に、ライティングの時間を先に確保しておくことです。
解答用紙に書き写す時間はない
問題冊子の注意事項には、問題冊子にメモをしてもよいが、後で解答用紙に書き写す時間はない、とあります。
長文の答えも、1問解くごとにマークしていくのが安全です。
3級の試験時間の割りふりは、英検3級の試験時間の記事で詳しく説明しています。↓





ライティングの分の時間を先に取っとくのがポイントや。
途中で合図はないから、自分で時計を見て進めてな
英検3級の長文A|掲示・案内の読み方
英検3級の長文のAは、お知らせのポスターや案内を読んで2問に答えるパートです。
2026年度第1回では、料理教室の案内が出て、持ち物や講師についての質問がありました。
見出しと太字で全体をつかむ
掲示・案内は、いちばん上のタイトルと、場所・日時・持ち物などの小見出しで区切られていることが多い文章です。
まずはタイトルと小見出しだけを見て、「何のお知らせか」をつかんでから質問を読みます。
日時・場所・持ち物を探す
掲示・案内の質問は、いつ・どこで・何を持っていくか・だれが来るかを聞くものが多くなります。
質問にWhen / Where / What shouldが出てきたら、その答えが書かれていそうな小見出しの下だけを読むと速く解けます。
自作の例(掲示)
Summer Art Class
Place: City Library, Room 2
Date: Every Sunday in August
Please bring colored pencils.
この自作の例で「何を持っていくか」を聞かれたら、Please bring の文だけを見れば答えが分かります。
対象者のちがいに気をつける
案内には、大人向けと中高生向けで日時が違うように、対象ごとに条件が分かれていることがあります。
選択肢には、別の対象者の日時を混ぜたものが入りやすいので、質問がだれのことを聞いているかを確かめてから選びます。



ポスターは全部読まんでもええで。
質問を見て、探す場所を決めてから読むんよ
英検3級の長文B|Eメールの読み方
英検3級の長文のBは、Eメールのやりとりを読んで3問に答えるパートです。
2026年度第1回では、孫と祖母のあいだで3通のメールが行き来する形でした。
ヘッダーで人の関係をつかむ
Eメールの上にはFrom・To・Date・Subjectがあり、だれがだれに送ったかと、話題が分かります。
本文の最初の Dear のあとの呼びかけを見ると、2人が家族なのか友達なのかもつかめます。
自作の例(ヘッダー)
From: Ken Sato
To: Mike Brown
Subject: Soccer game
Dear Mike,
メールが複数あるときは、1通ごとに「だれが書いたメールか」をはっきりさせてから読むのが基本です。
1問につき1通が目安
2026年度第1回では、(23)が1通目、(24)が2通目、(25)が3通目の内容を聞く順になっていました。
質問の順番とメールの順番がそろっていることが多いので、1問目の答えは1通目から探すと見つけやすくなります。
ただし、次の回も必ず同じ並びになるとは限らないので、見つからないときは次のメールも読みます。
過去と未来の予定を分ける
メールには、きのうしたこと・今週末にすること・来月の予定などが混ざって書かれます。
質問のyesterday・this Saturday・next monthなどの時の言葉に印をつけ、本文で同じ時の文を探すと、取り違えが減るでしょう。
3級ライティングにもEメールの問題があるので、長文のメールの形に慣れておくと、書くときの型にもなります。
ライティングのEメールの書き方は、英検3級のEメール問題の記事にまとめています。↓





メールは「だれが書いたか」を先に決めるんか。
3通もあると混ざりそうやもんな



Subjectを先に声に出して読むくせをつけときや。
何の話か先に決まったら、本文で迷わんようになるで
英検3級の長文C|説明文の読み方
英検3級の長文のCは、タイトルのついた説明文を読んで5問に答える、いちばん長いパートです。
2026年度第1回では、ある人物の一生を紹介する文章で、4つの段落に分かれていました。
タイトルから話題を予想する
Cの文章には英語のタイトルがついていて、何についての話かのヒントになります。
タイトルを読んだら、本文に入る前に5つの質問にざっと目を通し、どんな情報を探すかを決めておきます。
段落ごとに1問が目安
2026年度第1回では、(26)〜(29)が段落の順番どおりに並び、最後の(30)は文章全体のテーマを聞く質問でした。
1段落を読んだら、その段落に答えがある質問を解いてから次の段落へ進むと、読み返す時間が減ります。
| 質問の種類 | 答えのある場所 | 読み方 |
|---|---|---|
| 前半の質問 | 第1〜2段落 | 段落を読むたびに対応する質問を解く |
| 後半の質問 | 第3〜4段落 | 数字や理由の文を探す |
| 最後の質問 | 文章全体 | タイトルと最後の段落をもう一度見る |
最後の問いは全体のテーマ
「この文章は何についての話か」を聞く質問は、本文の一部分だけに当てはまる選択肢をはずすのがコツです。
タイトルと最後の段落の内容の両方に合う選択肢が、答えになりやすくなります。
理由を聞く質問はsoとbecause
Why で始まる質問は、本文のso・because・butの前後に答えがあることが多くなります。
自作の例(理由)
Tom's leg hurt, so he stopped running and started swimming.
質問:Why did Tom start swimming?
この自作の例では、so の前の「足が痛かった」が、水泳を始めた理由です。



Cは段落ごとに区切って解いたらええんよ。
全部読んでから解くより、ずっと楽になるで
英検3級の長文の解き方|3種類に共通する3つのコツ
英検3級の長文は、A・B・Cのどれでも、質問を先に読む・該当箇所を探す・言い換えに気づくの3つで解けます。
本文を読む前に質問と選択肢をざっと見て、何を探すかを決めます。
質問の中の名前・時・場所の言葉を、本文の中から探します。
本文の言葉が、選択肢では別の言い方に変わっていないかを確かめます。
質問を先に読むわけ
先に質問を読んでおくと、本文を読みながら「ここが答えだ」と気づけるので、読み返す回数が減ります。
選択肢までじっくり読む必要はなく、質問文の主語と疑問詞をつかめば十分です。
名前と数字が目印になる
該当箇所を探すときは、人の名前・曜日・時刻・数字のように、本文の中で目立つ言葉が目印になります。
目印の言葉を見つけたら、その文と前後1文だけを読んで答えを決めます。
言い換えのパターン
正しい選択肢は、本文と同じ言葉を使わず言い換えていることがよくあります。
反対に、本文の言葉がそのまま入っている選択肢は、内容がずれていることがあるので注意します。
自作の例(言い換え)
本文:Ken lives next to the park.
選択肢:Ken's house is beside a big park.
本文:She could not find a red bag.
選択肢:There were no red bags at the store.
| 本文の言い方 | 選択肢での言い換え(自作の例) |
|---|---|
| next to | beside |
| began to ~ | started ~ing |
| could not find | there were no ~ |
| a lot of | many |
言い換えに気づく力は、単語の意味を1つだけでなく、似た意味の言葉とセットで覚えると伸びます。
迷ったら選択肢を消す
2つの選択肢で迷ったときは、本文に書かれていない内容をふくむ選択肢から消していきます。
本文に出てくる人や物の名前が入っていても、だれが何をしたかの組み合わせが違えば、その選択肢は正解になりません。
最後まで決められないときは、いちばん近いと思う番号をマークして、印をつけて次の問題へ進みましょう。



本文と同じ言葉が入っとる選択肢に飛びつくのは危ないで。
だれが何をしたかまで確かめてな
英検3級の長文と4級の長文の違い
英検3級の長文は、4級と同じ3種類10問ですが、文章の長さと、ライティングと時間を分け合う点が違います。
| くらべる点 | 3級 | 4級 |
|---|---|---|
| 大問の番号 | 大問3 | 大問4 |
| パートと問題数 | A2問・B3問・C5問 | A2問・B3問・C5問 |
| 文章の種類 | 掲示・案内、Eメール(手紙文)、説明文 | 掲示・案内、Eメール(手紙文)、説明文 |
| 試験時間 | リーディング・ライティングで65分 | リーディングで35分 |
| 同じ時間に解くもの | ライティング2問 | なし |
Eメールの通数が増える
2026年度第1回の問題冊子では、Bのメールは4級が2通、3級が3通でした。
3通になると、だれが書いたメールかを取り違えやすくなるので、ヘッダーを確かめる習慣がより大切になります。
4級にある並べかえは3級にない
4級のリーディングには、日本文の意味に合うように語句を並べかえる問題がありますが、3級の試験内容にはありません。
そのかわり3級では、ライティングのEメールと英作文が加わり、長文と同じ65分の中で解きます。
4級の読み方がそのまま使える
形は同じなので、4級で身につけた「質問を先に読む」読み方は、3級でもそのまま使えます。
4級の長文の形と読み方は、英検4級の長文の記事で確かめられます。↓





形は4級と同じなんか。
長さと時間がきびしくなるんやな



4級の過去問が残ってるなら捨てんと取っときや。
読むスピードを上げる練習にはちょうどええんやで
英検3級の長文を家で練習する方法
英検3級の長文の練習には、協会のページにある過去1年・3回分の過去問を使うのがいちばん確かです。
3級の過去問・試験内容のページでは、一次試験の問題冊子と解答をPDFでダウンロードでき、リスニングの音源も聞けます。
過去問3回分の使い方
大問3だけを解き、答えの根拠になった本文の場所に線を引きます。
まちがえた問題は、本文のどこを読めば正解できたかを探します。
ライティングまで含めて、時間配分どおりに解けるかを試します。
ダウンロードできるのは本会場・準会場F日程の実施分だけと案内されています。
まちがいの理由を分ける
長文のまちがいは、単語が分からなかった・該当箇所が見つからなかった・言い換えに気づかなかった、の3つに分けると対策が決まります。
| まちがいの理由 | 家でやること |
|---|---|
| 単語が分からなかった | 知らなかった単語をノートに集めて覚える |
| 該当箇所が見つからなかった | 質問の目印の言葉に印をつけてから読む練習をする |
| 言い換えに気づかなかった | 本文と正しい選択肢の言葉を線で結んで見くらべる |
過去問のダウンロードのしかたは、英検3級の過去問の記事にまとめています。↓


単語を増やして読む速さを上げる
長文で止まってしまう原因の多くは、知らない単語です。
大問1の語句の問題で出た単語は長文でも使われるので、単語の練習は長文の練習にもなります。
覚える単語の決め方は、英検3級の単語の記事で解説しています。↓


音読で英文に慣れる
答え合わせが終わった長文は、声に出して読むと、英語の語順のまま意味を取る練習になります。
3級の二次試験には文章の音読もあるので、音読の練習は面接の準備にもつながります。



過去問は協会のページに3回分あるで。
1回目は時間を気にせんで解いてええからな
英検3級の長文についてよくある質問
- 英検3級の長文は何問ありますか?
-
リーディングの大問3で10問です。
Aの掲示・案内が2問、BのEメールが3問、Cの説明文が5問の並びです。
- 英検3級の長文は何分で解けばいいですか?
-
協会は長文だけの時間を決めていません。
リーディングとライティングを合わせて65分なので、ライティングの時間を先に確保してから、残りを長文に回します。
- 長文は本文と質問のどちらを先に読みますか?
-
質問を先にざっと読み、何を探すかを決めてから本文を読むと、読み返す回数が減ります。
- Bの問題はEメールではなく手紙のこともありますか?
-
協会の試験内容では、問題文の種類は「Eメール(手紙文)」です。
2026年度第1回の問題冊子ではEメールでした。
- Cの最後の質問は何を聞かれますか?
-
2026年度第1回では、最後の(30)で文章全体が何についての話かを聞かれました。
タイトルと最後の段落に合う選択肢を選びます。
- 4級の長文とは何が違いますか?
-
3種類10問という形は同じです。
3級はライティングと同じ65分の中で解く点と、2026年度第1回ではBのメールが4級の2通から3通に増えていた点が違います。
- 長文の練習には何を使えばいいですか?
-
協会の3級の過去問・試験内容のページで、過去1年・3回分の問題冊子と解答がPDFでダウンロードできます。
- 問題冊子に線を引いてもいいですか?
-
問題冊子にはメモをしてもかまいません。
ただし、後で解答用紙に書き写す時間はないので、答えは1問ごとにマークします。
- 長文は何問正解すれば合格ですか?
-
英検の合否は英検CSEスコアで決まり、大問ごとの合格ラインは示されていません。
長文だけでなく、リーディング全体とライティング・リスニングの合計で判定されます。
- 時間が足りなくなったらどうすればいいですか?
-
長文で迷った問題は印をつけて先へ進み、ライティングを書き終えてから戻るようにします。
マークの空欄を残さないことも大切です。



質問を先に読むのと、ライティングの時間を先に取るの、両方やってみるわ



知らん単語で止まったときは、前後の文から意味を当てにいくんやで。
全部の単語を知らんでも答えは出せるからな
まとめ|英検3級の長文は質問を先に読んでA・B・Cを順に解く
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 問題数 | 大問3で10問(A2問・B3問・C5問) |
| 文章の種類 | 掲示・案内、Eメール(手紙文)、説明文 |
| 時間 | ライティングと合わせて65分 |
| 解き方 | 質問を先に読む・該当箇所を探す・言い換えに気づく |
| 練習 | 協会のページの過去1年・3回分の過去問 |
英検3級の長文は、形が決まっているので、3種類それぞれの読み方を覚えておけば、本番で落ち着いて解けます。
まずは過去問1回分の大問3を、時間を計らずに解いて、答えの根拠を本文の中で確かめるところから始めましょう。



まずは過去問の大問3を1回分、時間を計らずに解いてみてな
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参考文献
- 3級の過去問・試験内容(日本英語検定協会)
- 3級の試験内容(日本英語検定協会)
- 4級の試験内容(日本英語検定協会)










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