英検準2級の時間配分|80分で29問とEメール・英作文を解き切る大問ごとの目安と順番

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英検準2級の時間配分|80分で29問とEメール・英作文を解き切る大問ごとの目安と順番

英検準2級の時間配分で迷いやすいのは、リーディング29問とライティング2題を、80分の中でどう割り振るかという点です。

ユタカ

英検準2級の時間配分はどうしたらいい?
長文を読んでいるうちに時間がなくなって、英作文があわてて終わります。

この記事の答え

準2級の一次試験は、リーディングとライティングがあわせて80分で、そのあとにリスニングが約25分続きます。

80分の中にライティングを始める合図はないため、リーディングとライティングの境目は自分で決めるしくみです。

講師としては、リーディング40分・Eメール15分・英作文20分・見直し5分を最初の目安にして、過去問で自分用に調整する方法をすすめています。

英検1級を持つ英語講師として、英検協会が公開している準2級の試験内容と、過去問の問題冊子の注意書きを読み合わせて、時間の割り振り方を整理しました。

3級から上がって初めて準2級を受ける人も、前回時間が足りなかった人も、当日の動き方を具体的に描けるようになるはずです。

目次

英検準2級の時間配分の前提|筆記80分とリスニング約25分

英検協会の公式サイトに出ている準2級の試験内容を、時間と問題数で並べると次のようになります。

試験パート問題数時間
一次大問1 短文の語句空所補充15問リーディング・ライティングで80分
一次大問2 会話文の空所補充5問(同上)
一次大問3 長文の語句空所補充2問(同上)
一次大問4 長文の内容一致選択7問(同上)
一次Eメール・英作文各1題(同上)
一次リスニング 第1部〜第3部各10問約25分
二次面接音読と5つの質問約6分

※ 英検協会「準2級の試験内容」をもとにまとめています。

ライティングの開始は自分で決める

準2級の問題冊子には、試験監督者からライティングテスト開始の合図はないという注意書きがあります。

80分の中で、どこでリーディングを切り上げてライティングに移るかは、受ける人に任されているわけです。

長文で粘った分だけ、Eメールと英作文の時間が削られていくという関係を、まず頭に入れておきましょう。

「英作文があわてて終わる」という悩みは、書く力より先に、リーディングの切り上げ方を見直すと解決することが多いものです。

リスニングは放送どおりに進む

リスニングの約25分は放送に合わせて進むので、80分のように自分で割り振る余地はほとんどありません。

公式の試験内容では、第1部から第3部まで、どれも放送は1回です。

第1部は選択肢が読み上げられる3択、第2部と第3部は選択肢が問題冊子に印刷された4択になっています。

リスニングの時間の使い方は、のちほど別の章でまとめます。

ねこりん

書く時間が足りひんのは、読む時間を切り上げられてへんからなんよ。

英検準2級の時間配分の目安|80分をどう分けるか

80分の割り振りについて、講師が最初のたたき台としてすすめている目安がこちらです。

パート問題数目安考え方
大問115問8分知っていれば即答、迷ったら次へ
大問25問6分会話の流れで選ぶ
大問32問6分短めの長文で空所を埋める
大問47問20分Eメールと説明文を読む
Eメール1題15分質問への答えと2つの質問
英作文1題20分意見と理由2つ
見直し−5分マークと解答欄の確認

※ 目安は英語講師としての提案です。英検協会が時間の割り振りを決めているわけではありません。

リーディングに40分、ライティングに35分、見直しに5分という配分になります。

あくまで出発点なので、過去問で試しながら、自分の得意・不得意に合わせて1〜2分ずつ動かしていってください。

40分たったらライティングへ

この目安でいちばん大切なのは、開始から40分たった時点でライティングに移ると決めておくことです。

大問4の最後の1問で迷っていても、40分を過ぎたら、いちばんありそうな選択肢をマークして先へ進みます。

迷った問題には問題冊子に印を付けておき、最後に時間が余ったら戻ればよいのです。

40分の区切りを守るだけで、ライティングが白紙になるおそれはぐっと小さくなります。

ライティング35分の中身

Eメールは40〜50語、英作文は50〜60語が目安で、どちらも書く量そのものは多くありません。

それでも時間がかかるのは、何を書くかを決める時間と、書いたものを見直す時間が必要だからです。

Eメールに15分、英作文に20分を取っておけば、どちらも「考える・書く・見直す」の3段階を踏めます。

書くのが速い人は、ライティングを30分に縮めて、浮いた5分を大問4に回してもかまいません。

3級より15分長い80分

英検S-CBTの試験時間の表では、3級のリーディング・ライティングは65分、準2級は80分となっています。

時間が15分のびる一方で、リーディングは長文の量が増え、ライティングもEメールと英作文の2題を書かなければなりません。

3級のときに時間が余っていた人も、準2級では同じ感覚で解くと最後の英作文が間に合わないことがあります。

3級から上がる人は、最初の過去問で必ず時間を測り、80分のどこで時間を使っているかを確かめておきましょう。

ねこりん

まずは40分・35分・5分で試して、あとから自分用に直していこな。

英検準2級の時間配分から決める解く順番

80分の中では、どの大問から解いても問題ありません。

時間配分を守りやすくするために、自分がどこで時間を使いすぎるかに合わせて順番を決めておくと効果的です。

順番の例向いている人
大問1→2→3→4→Eメール→英作文読むのが速く、毎回時間が余る人
英作文→Eメール→大問1→2→3→4毎回ライティングが時間切れになる人
大問1→2→Eメール→英作文→大問3→4長文が苦手で、先に書く問題を片付けたい人

※ 順番の例は英語講師としての提案です。

書く問題を先にする方法

ライティングが毎回間に合わない人は、思い切って英作文とEメールから解く方法があります。

頭がすっきりしている最初の時間に書く問題を片付けられるので、落ち着いて英文を組み立てられるでしょう。

気をつけたいのは、書く問題に時間をかけすぎて、最後の長文が読み切れなくなることです。

先に書く場合も、Eメール15分・英作文20分の上限を決めて、時計を見ながら進めてください。

順番どおりなら通過時刻を書いておく

問題冊子の順番どおりに解く人は、各大問を終える時刻を決めておくと、遅れに早く気づけます。

目安どおりなら、大問1を終えるのが開始8分後、大問2が14分後、大問3が20分後、大問4が40分後です。

試験が始まったら、問題冊子の余白にこの4つの時刻を書き込んでおくのも一つの方法でしょう。

通過時刻より遅れていたら、迷っている問題に印を付けて先に進み、取り戻そうとあわてないことが大切です。

ユタカ

自分がどこで時間を使いすぎるかで、順番を決めたらええんやな。

英検準2級のリーディングの時間配分

リーディングの40分を、大問ごとにどう使うかを見ていきます。

大問1と大問2は合わせて14分

大問1の15問は、単語や熟語を知っているかどうかで答えが決まる問題です。

8分で15問なので、1問あたり30秒ほどの計算です。

大問2の会話文の空所補充5問は、会話の前後の流れから、空所に入る文や語句を選ぶ問題で、6分ほどを目安にします。

会話文は、空所の直後の返事を先に読むと、どんな質問や発言が入るかの見当がつきやすくなります。

大問1で迷った問題に時間を使うより、ここで会話の流れを落ち着いて追うほうが、点につながりやすいでしょう。

大問1の語彙を固める方法は、英検準2級の単語帳の記事も読んでみてください。↓

大問3は6分で2問

大問3は、長文の空所に入る語句を選ぶ問題で、問題数は2問です。

問題数が少ないぶん軽く見られがちですが、文章を最初から読まないと空所の前後の流れがつかめません。

1問3分ほどのつもりで、空所の前の文と後ろの文がどうつながっているかを意識して読みましょう。

ここで時間を使いすぎると、配点の大きい大問4とライティングに響くので、6分を目安に切り上げます。

大問4は20分で7問

大問4は、Eメールや説明文を読んで内容に関する質問に答える問題で、7問あります。

リーディングの中でいちばん読む量が多いので、40分のうち半分の20分をあてる配分です。

先に質問と選択肢に目を通して、何を探しながら読むかを決めてから本文に入ると、読み返しが減ります。

答えの根拠になる文に線を引いておくと、見直しで迷ったときにすぐ確かめられます。

ねこりん

大問4にいちばん時間をあげるために、前半で時間をためとくんよ。

英検準2級のEメールと英作文の時間配分

ライティングの35分は、Eメールと英作文で分けて使います。

Eメールは15分で3つのことを書く

準2級のEメールは、相手のメールの質問に答え、下線部について2つ質問する形で、語数の目安は40〜50語です。

講師としては、15分を「メールを読んで書くことを決める4分」「書く8分」「語数と質問の数を確かめる3分」に分ける形をすすめています。

書くことを決めるときは、質問への答え・1つ目の質問・2つ目の質問の3つを、日本語で短くメモしておくと迷いません。

2つの質問を忘れないことが、Eメールでいちばん大切な確認ポイントです。

質問はどちらも下線部の内容について聞くものにして、メールの話題から外れないように気をつけます。

書き終えたら、疑問符が2つあるかどうかを指で数えるくらいの確認でも、うっかりミスはかなり防げます。

英作文は20分で意見と理由2つ

英作文は、質問に対する自分の意見と、その理由を2つ書く形で、語数の目安は50〜60語です。

20分のうち、最初の4分で意見と2つの理由を決め、13分で書き、残りの3分で見直す配分にすると、途中で手が止まりにくくなります。

理由は、書きながら考えるのではなく、書き始める前に2つそろえておくのがコツです。

見直しでは、語数のほかに、三単現の s や時制、つづりのミスがないかを確かめましょう。

Eメールと英作文で使える表現は、英検準2級ライティングの記事も読んでみてください。↓

ユタカ

書く前に、答えと質問2つと理由2つを決めとくのが大事なんやな。

英検準2級のリスニングと面接の時間配分

聞く・話すの試験は時間が向こうから決まって進むので、割り振りよりも「どの瞬間に何をするか」を決めておくことが中心になります。

部ごとに準備が違う

第1部は、会話の最後の発話に対する応答を選ぶ問題で、選択肢は問題冊子に印刷されておらず、読み上げられます。

そのため第1部では先に選択肢を読むことができず、会話そのものに集中するしかありません。

第2部と第3部は選択肢が印刷されているので、放送の合間に次の問題の選択肢へ目を通しておくと、何を聞き取ればよいかが分かります。

1問に引きずられず、次の選択肢に目を移す余裕を残すことが、第2部・第3部の点を守るいちばんの方法です。

面接は約6分で黙読20秒

準2級の面接は約6分で、協会が示している当日の進み方は次のとおりです。

流れ内容
パッセージの黙読20秒
パッセージの音読英語のタイトルから読む
No.1パッセージについての質問
No.2・No.3イラスト(Picture A・B)についての質問
No.4・No.5問題カードを裏返して、自分の意見などを答える

※ 英検協会「準2級の試験内容」に載っている面接の流れを短くまとめたものです。

このうち、受ける人が中身を決められる時間は、最初の黙読の20秒だけです。

この20秒では、音読でつかえそうな語の読み方と、文の区切りを確かめておくと、音読が落ち着いて読めます。

会場に着いてから退室までの流れは、英検の二次試験の流れの記事も読んでみてください。↓

ねこりん

第1部は選択肢も読み上げられるから、会話に集中して聞くんやで。

英検準2級のS-CBTの時間配分

英検S-CBTはテストセンターのパソコンで受ける方式で、準2級も従来型と同じ級・同じ問題形式で実施されます。

英検協会の「試験時間」のページでは、準2級の技能別の内訳がスピーキング15分、リスニング25分、リーディング80分、合計120分と示されています。

リーディングの80分にライティングも含まれるので、80分の割り振りは従来型の目安がそのまま使えるということです。

最初に話してから読む・書く

S-CBTでは、面接にあたるスピーキングがいちばん初めにあり、そのあとリスニング、リーディング、ライティングへと進みます。

従来型は一次試験に合格してから別の日に面接を受けますが、S-CBTでは同じ日にすべてを終える形です。

話したあとに80分の読み書きが続くので、スピーキングの出来に気を取られず、気持ちを切り替えてから時計を確認しましょう。

残り時間は画面上に表示されるため、紙の問題冊子のように余白へ通過時刻を書く代わりに、メモ用紙に書いておくのも一案です。

書き方の形式は申し込みで決まる

ライティングを紙に書くか、キーボードで打つかは、試験当日ではなく申し込みの段階で選んでおきます。

キーボード入力に慣れていない人がタイピングを選ぶと、Eメールと英作文の35分が入力作業で足りなくなりかねません。

協会の案内も、パソコン操作が得意でない人には紙に書く形式を選ぶよう呼びかけています。

練習を紙でしてきたなら、本番も紙を選んで、練習と同じペースを保つほうが安全です。

S-CBTの申し込み方や会場は、英検S-CBTの記事も読んでみてください。↓

ユタカ

S-CBTは話すのが先やから、気持ちを切り替えて読み書きに入るんやな。

英検準2級の時間配分を過去問で身につける

時間配分は、目安を読んだだけでは身につかず、本番と同じ時間で過去問を解いてはじめて自分のものになります。

準2級の過去問は、英検協会のサイトで直近3回分を無料で解けて、リスニングの音声と解答もそろっています。

公式過去問3回分の使い分け
  1. 1回目:時計だけ見て解き、大問ごとの所要時間を書き出す
  2. 2回目:書き出した時間をもとに自分の割り振りを決めて解く
  3. 3回目:筆記80分からリスニングまで通しで解き、本番の流れを確かめる

時間を食っている大問を見つける

1回目に記録した時間を目安と比べると、どの大問で時間を使いすぎているかがはっきりします。

大問4で30分かかっていたなら、質問を先に読む練習や、根拠に線を引く練習が次の課題になります。

Eメールに20分以上かかっていたなら、書く前に3つのメモを作る練習を重ねるとよいでしょう。

記録した時間は、2回目以降の割り振りを決めるための材料として残しておきます。

時間の記録と一緒に、各大問の正答数も書いておくと、時間をかければ取れる大問と、時間をかけても伸びにくい大問の区別がつきます。

余った時間の使いみちも決めておく

割り振りに慣れてくると、試験の終わりに数分の余りが出るようになります。

講師がすすめる順番は、英作文とEメールの見直し、大問4で迷った問題、大問1で迷った問題の順です。

記述式のライティングは、見直しで1か所直すだけでも点に響く可能性があるため、優先して確かめる価値があります。

公式の過去問は3回分しかないので、勉強の初め・中ごろ・試験の2週間前のように、間をあけて使うのがおすすめです。

公式の過去問の手に入れ方と解き方は、英検準2級の過去問の記事も読んでみてください。↓

ねこりん

余った時間は、まず書いた英文の見直しに使おな。

英検準2級の時間配分についてよくある質問

英検準2級のリーディングとライティングの時間は分かれていますか?

分かれていません。

準2級では、リーディングとライティングをあわせて80分で、ライティング開始の合図もありません。

英検準2級は英作文から書き始めてもいいですか?

解く順番の決まりはなく、80分の中なら好きな大問から始められます。

毎回ライティングが時間切れになる人は、書く問題から先に解く順番を試してみてください。

英検準2級のリスニングは何分ですか?

リスニングはおよそ25分です。

第1部・第2部・第3部が10問ずつで、どの部も放送は1回きりです。

英検準2級の面接は何分ですか?

面接の時間は約6分と案内されています。

20秒の黙読と音読のあと、No.1からNo.5までの質問に答える流れです。

英検準2級で見直しの時間が取れません。どうすればいいですか?

見直しの5分は、解き終わってから作るのではなく、最初から割り振りの中に入れておく時間です。

通過時刻を守れているかを大問ごとに確かめていけば、最後に5分を残しやすくなります。

英検準2級と2級で時間配分はどう違いますか?

筆記の時間は準2級が80分、2級が85分です。

2級ではEメールの代わりに要約があり、リーディングの問題数も変わるので、2級を受けるときは割り振りを決め直す必要があります。

2級の85分の割り振りは、英検2級の時間配分の記事も読んでみてください。↓

ねこりん

80分は自分で割り振る。
これだけは忘れんといてな。

合格までの勉強の進め方を知りたい方は、英検準2級の勉強法は?技能別の対策とEメール・面接まで2か月で仕上げる進め方にまとめています。

英検準2級の時間配分のまとめ

この記事で紹介した準2級の時間の目安を、当日見返せる形に並べました。

項目準2級での目安
筆記の時間80分(ライティング開始の合図なし)
切り上げの時刻開始40分でリーディングを終える
大問の通過時刻8分・14分・20分・40分
Eメール15分(答え+質問2つを先にメモ)
英作文20分(意見と理由2つを先に決める)
最後の5分マークのずれと解答欄の確認
S-CBT話す→聞く→読む→書くの順、筆記は同じ80分

英検準2級の時間配分は、40分でリーディングを切り上げると決めて、過去問で目安を自分用に直すことで、ライティングまで落ち着いて解き切れるようになります。

次に過去問を解くときは、問題冊子の余白に通過時刻を4つ書き込むところから始めてみてください。

時間配分の前に、技能ごとの勉強の進め方を確かめたい人は、英検準2級の勉強法の記事も読んでみてください。↓

面接のように英語で受け答えする場に慣れたい人は、オンライン英会話のレッスンで声に出す機会を増やしておくのも手です。

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参考文献

以下はすべて日本英語検定協会公式サイトのページです。

ねこりん先生
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この記事を書いた人

海外在住歴15年、アメリカ在住の英語インフルエンサー「ねこりん」のライターチーム
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