ユタカ英検の二次試験って、当日どういう流れで進むん?
級によって中身がちがうって聞いたけど、何がちがうんやろ
- 英検の二次試験の流れは、受付→控室→面接待機席→入室→面接→退室がどの級も共通
- 面接室の中では、面接カードを渡す→着席→あいさつ→問題カード→質問→カードを返して退室
- 3級〜2級は黙読20秒→音読→質問、準1級はナレーション、1級はスピーチが中心
- 退室後は控室に戻らず会場を出る。面接中のメモ・撮影・録音は禁止
英検の二次試験の当日の流れと、級ごとの違いを、英検1級を持つ英語講師の筆者が、日本英語検定協会の公式ページと過去問を確かめてまとめました。
この記事を読めば、会場に着いてから会場を出るまでの手順と、自分の級で何を聞かれるかが分かるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
当日の持ち物は、英検の持ち物の記事にまとめています。↓


英検の二次試験の流れ①|会場に着いてから入室まで
英検の二次試験は、会場に着いてから面接室に入るまでにもいくつかの手順があります。
協会の団体受験の案内では、二次試験当日の流れが次のように示されています。
会場や集合時間は二次受験票に書かれています。
交通経路と地図は前日までに確かめておきます。
電源を切った携帯電話などは「受験者証ケース」に入れ、スタッフから見えるように首からさげます。
受験者記入欄に、HBの黒鉛筆かシャープペンシルで記入・マークします。
係員の指示で移動します。
控室には戻れないので、持ち物はすべて持って移ります。
案内された面接室が自分の級と合っているかを、入口の掲示で確認します。
控室には戻れない
面接待機席に移ったあとは、控室に戻れません。
トイレや持ち物の確認は、控室にいる間にすませておきましょう。
面接カードの書き方の注意
面接カードの見本では、表が受験者が記入する面、裏が面接委員が記入する面になっています。
見本には、裏面には何も書かないことと、書いた場合は無効になることが注意として書かれています。
氏名は漢字とローマ字の両方で書き、生年月日や個人番号もマークするので、会場では時間に余裕を持って記入しましょう。



控室には戻られへんから、先に知っとかんとあわてるで
英検の二次試験の流れ②|面接室の中の共通の流れ
英検の二次試験は、級が違っても入室から退室までの骨組みは同じです。
| 順番 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 入室 | 係員の指示に従って面接室に入る |
| 2 | 面接カードを渡す | 3級〜準1級は面接委員に、1級は係員に渡す |
| 3 | 着席 | 面接委員の指示があってから座る |
| 4 | 氏名・級の確認とあいさつ | 面接委員が確認し、簡単なあいさつや質問をする |
| 5 | 問題カードを受け取る | 1級はトピックカード |
| 6 | 級ごとの課題と質問 | 音読・質問・ナレーション・スピーチなど |
| 7 | 問題カードを返す | 必ず面接委員に返してから退室する |
| 8 | 退室 | 控室に戻らず、待機中の受験者とも話さずに会場を出る |
すべて英語でやりとりする
協会の案内では、面接委員とはすべて英語でコミュニケーションを行うとされています。
入室のあいさつから退室のお礼まで、英語で話すつもりで準備しておきます。
メモ・撮影・録音は禁止
面接中のメモ・写真撮影・録音は禁止されています。
問題カードに書き込むこともできないので、考える時間は頭の中で整理します。



どの級も、骨組みは同じなんよ
英検の二次試験の流れ|級ごとの違いの一覧
英検の二次試験の中身は、級が上がるほど自分で話す量が増える作りです。
| 級 | 時間 | 音読 | おもな課題 | 質問 |
|---|---|---|---|---|
| 3級 | 約5分 | 30語程度 | イラストの人物の行動や物の状況を描写 | No.1〜5 |
| 準2級 | 約6分 | 50語程度 | イラストの人物の行動・状況を説明 | No.1〜5 |
| 準2級プラス | 約7分 | 55語程度 | 3コマのイラストの展開を説明(20秒考える) | No.1〜4 |
| 2級 | 約7分 | 60語程度 | 3コマのイラストの展開を説明(20秒考える) | No.1〜4 |
| 準1級 | 約8分 | なし | 4コマのナレーション(1分考えて2分話す) | No.1〜4 |
| 1級 | 約10分 | なし | 5つのトピックから1つ選んでスピーチ(1分考えて2分話す) | Q&A |
協会の各級の試験内容のページをもとに、筆者が表にまとめました。
考える時間は級が上がるほど長い
3級と準2級では、考える時間として与えられるのは黙読の20秒が中心です。
準2級プラスと2級では、イラストの説明の前にさらに20秒の考える時間があり、準1級と1級では1分間に延びます。
考える時間が長いぶん、話す時間も長くなり、組み立てる力が求められるようになっています。
面接委員の人数
面接委員は、3級〜準1級は1人、1級だけ2人です。
4級・5級には二次試験がない
4級・5級には二次試験がなく、かわりにスピーキングテストがあります。
スピーキングテストは、一次試験の合否に関係なく受けられるテストです。



級が上がるほど、自分で組み立てて話す量が増えるんやで
英検3級の二次試験の流れ
英検3級の二次試験は、約5分の個人面接です。
| 順番 | 内容 |
|---|---|
| 黙読 | 30語程度のパッセージを20秒で黙読 |
| 音読 | パッセージを声に出して読む |
| No.1 | パッセージの内容についての質問 |
| No.2・No.3 | イラストについての質問(人物の行動や物の状況) |
| カードを裏返す | No.3のあとに面接委員から指示される |
| No.4・No.5 | 受験者自身のことなど、日常生活の身近な事柄についての質問 |
協会は3級の題材を身近なことに関する話題とし、過去の出題例として携帯電話、ラジオを聴く、読書週間、冬のスポーツ、朝市、四季を挙げています。
No.4・No.5はカードを見ずに、自分のことを英語で答えます。
3級の音読のコツ
20秒の黙読では、意味のまとまりで区切る場所を決めておきます。
音読はタイトルから読み、速さよりも、はっきり聞こえる声で読むことを優先します。
No.4・No.5の答え方
No.4・No.5では、休日の過ごし方や好きなことなど、自分自身についての質問が出ます。
Yes / No だけで終わらせず、理由や具体例を1文足すと、伝わる情報が増えます。



3級は、自分のことを聞かれる質問が2つもあるんやな
英検準2級・準2級プラスの二次試験の流れ
英検の準2級と準2級プラスは、音読のあとの質問の形が違います。
準2級(約6分)
| 順番 | 内容 |
|---|---|
| 黙読・音読 | 50語程度のパッセージを20秒黙読し、音読 |
| No.1 | パッセージの内容についての質問 |
| No.2 | イラスト中の人物の行動を描写 |
| No.3 | イラスト中の人物の状況を説明 |
| カードを裏返す | No.3のあとに指示される |
| No.4・No.5 | カードのトピックに関連した質問・日常生活の身近な事柄についての質問 |
準2級プラス(約7分)
| 順番 | 内容 |
|---|---|
| 黙読・音読 | 55語程度のパッセージを20秒黙読し、音読 |
| No.1 | パッセージの内容についての質問 |
| No.2 | 20秒考えてから、3コマのイラストの展開を説明(言い出し部分はカードに印刷) |
| カードを裏返す | No.2のあとに裏返す |
| No.3・No.4 | ある事象・意見についての自分の意見・日常生活の一般的な事柄についての意見 |
準2級では、No.2で人物が何をしているかを、No.3でイラストの人物がどんな状況にあるかを答えます。
準2級プラスでは、それがNo.2の「3コマの展開の説明」1問にまとまり、話す量が一気に増えるのが特徴です。
準2級プラスは、形式が2級とほぼ同じで、音読の語数と話題の難しさが違います。
準2級プラスについては、英検準2級プラスの記事でも説明しています。↓





準2級プラスは、2級とほぼ同じ形なんか
英検2級の二次試験の流れ
英検2級の二次試験は、約7分の個人面接です。
| 順番 | 内容 |
|---|---|
| 黙読・音読 | 60語程度のパッセージを20秒黙読し、音読 |
| No.1 | パッセージの内容についての質問 |
| No.2 | 20秒考えてから、3コマのイラストの展開を説明(言い出し部分はカードに印刷) |
| カードを裏返す | No.2のあとに裏返す |
| No.3 | ある事象・意見について自分の意見を述べる(カードのトピックに関連) |
| No.4 | 日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見を述べる |
協会は2級の題材を社会性のある話題としています。
No.2の20秒の使い方
3コマのイラストの説明では、20秒の考える時間が与えられ、言い出し部分はカードに印刷されています。
20秒のうちに、1コマにつき1〜2文で何を言うかを決め、言い出し部分から過去形で話し始めます。
カードを裏返したあとは意見を言う
No.3・No.4は問題カードを見ずに答えるので、立場と理由をすぐに言える準備が必要です。
音読から意見の答え方までの対策は、英検2級の二次試験の流れと対策の記事で詳しく解説しています。↓





2級になると、意見を言う質問が2つになるで
英検準1級の二次試験の流れ
英検準1級の二次試験は、約8分の個人面接で、音読はありません。
| 順番 | 内容 |
|---|---|
| 氏名の確認と簡単な質問 | 日常的な質問に答える |
| ナレーションの考慮時間 | 1分間、問題カードの4コマのイラストを見て考える |
| ナレーション | 2分間、言い出し部分から話し始める |
| No.1 | イラストに関連した質問 |
| カードを裏返す | No.1のあとに裏返す |
| No.2〜No.4 | カードのトピックや社会性のある話題についての質問 |
最初の簡単な質問で落ち着く
準1級は、氏名の確認のあとに簡単な質問があり、そのあとすぐにナレーションの準備に入ります。
最初の質問で落ち着いて答えられると、そのあとのナレーションにも入りやすくなります。
No.2以降は社会的な話題
カードを裏返したあとのNo.2〜No.4は、カードのトピックや社会的な話題について、自分の意見を問われます。
ナレーションの型と質問の答え方は、英検準1級の二次試験の流れと対策の記事で解説しています。↓





準1級は、いきなり2分のナレーションなんやな
英検1級の二次試験の流れ
英検1級の二次試験は、面接委員2人との約10分の個人面接です。
| 順番 | 内容 |
|---|---|
| 面接カードを渡す | 1級は係員に渡す |
| 自由会話 | 面接委員と簡単な日常会話 |
| トピックカードを受け取る | 5つのトピックから1つを選ぶ |
| 考慮時間 | 1分間(メモは取れない) |
| スピーチ | 2分間(それ以上は途中でも中止) |
| Q&A | スピーチの内容やトピックに関連した質問 |
1級だけの違い
1級は、面接カードを面接委員ではなく係員に渡す点と、面接委員が2人いる点が、ほかの級と違います。
また、問題カードではなく、5つのトピックが書かれたトピックカードを受け取ります。
スピーチは2分で止められる
スピーチが2分を超えると、途中でも止められるので、2分に収める練習が必要です。
スピーチの組み立て方は、英検1級の二次試験の流れと対策の記事で解説しています。↓





1級だけは、トピックを自分で選べるんよ
英検の二次試験の流れの中で見られている態度
英検の二次試験では、答えの中身だけでなくコミュニケーションへの態度も評価されます。
協会は3級〜準1級の評価の観点として、応答内容・発音・語い・文法・語法・情報量に加え、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度を挙げています。
聞き返しは自然な形なら減点されない
協会の二次試験の案内では、自然な聞き返しは減点の対象にならない一方、不自然な聞き返しや何度もくり返す聞き返しは減点されるとしています。
聞き取れなかったときは、Pardon?やCould you say that again, please?と一度だけ聞き返します。
黙りこむと次の質問に進むことがある
答えに詰まって長く黙ると、面接委員が次の質問に進むことがあります。
完ぺきな英語でなくても、何か一言でも答えることが大切です。
二次試験の合格基準スコアは、英検の二次試験の合格点の記事にまとめています。↓





黙らんと、何か一言でも返すのが大事やで
英検の二次試験の流れでよくある失敗
英検の二次試験では、英語の力とは別に、流れを知らないことによる失敗がよく起きます。
- 面接カードの裏面に書いてしまう=裏は面接委員が記入する面
- 控室に荷物を置いたまま待機席へ移る=控室には戻れない
- カードを裏返したあとも見ようとする=裏返したあとの質問はカードを見ずに答える
- 問題カードを持ったまま退室する=必ず面接委員に返してから出る
- 退室後に待機中の受験者と話す=会場からすみやかに出るよう案内されている
失敗の多くは「知らなかった」が原因
どれも、事前に流れを読んでおけば防げるものばかりです。
特にカードを裏返すタイミングは級によって違うので、自分の級ではNo.何のあとに裏返すのかを覚えておきましょう。
緊張したときは面接委員の指示を待つ
次に何をすればいいか分からなくなったら、自分から動かず、面接委員の指示を待てば大丈夫です。
着席もカードを裏返すのも、面接委員の指示に従って行う流れになっています。



分からんようになったら、面接委員の指示を待てば大丈夫やで
英検の二次試験の流れを前日までに確かめる準備
英検の二次試験は、流れを知っているだけで当日の緊張が減る試験です。
- 二次受験票で、会場・集合時間・自分の級を確認する
- 会場までの交通経路と所要時間を調べておく
- 自分の級の流れを、協会の試験内容のページで読み直す
- 入室・あいさつ・退室の英語を声に出して練習する
入室と退室の英語を決めておく
入室時のMay I come in?、着席を促されたときのThank you.、退室時のThank you very much. Goodbye.など、決まった言葉を用意しておくと、最初と最後で迷いません。
こうした言葉は、協会が決めた必須のせりふではありませんが、自然なやりとりとして準備しておくと安心です。
本番と同じ時間で通し練習をする
自分の級の面接時間に合わせて、黙読から最後の質問までを通しで練習します。
家族や友人に面接委員の役をしてもらい、カードを裏返すタイミングまで再現すると、本番の流れが体に入ります。



入る時と出る時の言葉を決めとくだけでも、安心やな
英検の二次試験の流れについてよくある質問
- 二次試験は何分くらいかかりますか?
-
面接そのものは、3級が約5分、準2級が約6分、準2級プラスと2級が約7分、準1級が約8分、1級が約10分です。
- 面接カードはいつ記入しますか?
-
会場で受付をしたあと、控室などで受験者記入欄にHBの黒鉛筆かシャープペンシルで記入します。
- 面接が終わったら控室に戻れますか?
-
戻れません。
退室後はすみやかに会場を出て、待機中の受験者とも話さないように案内されています。
- 面接中にメモを取ってもいいですか?
-
取れません。
メモ・写真撮影・録音は禁止されています。
- 4級・5級にも二次試験はありますか?
-
ありません。
4級・5級には、一次試験の合否に関係なく受けられるスピーキングテストがあります。



当日の流れが、だいぶつかめたわ
面接やスピーキングの練習相手がほしい方は、英語が全く話せない人におすすめのオンライン英会話にまとめています。
まとめ|英検の二次試験の流れは共通の骨組み+級ごとの課題で覚える
| 場面 | ポイント |
|---|---|
| 入室まで | 受付→携帯の電源を切る→面接カード記入→待機席(控室には戻れない) |
| 面接室の共通 | カードを渡す→着席→あいさつ→問題カード→質問→カードを返して退室 |
| 3級〜2級 | 黙読20秒→音読→パッセージとイラストの質問→カードを裏返して意見・自分のこと |
| 準1級 | 1分考えて2分のナレーション→No.1→カードを裏返してNo.2〜4 |
| 1級 | 5つから1つ選び、1分考えて2分のスピーチ→Q&A |
英検の二次試験の流れは、共通の骨組みを覚えたうえで、自分の級の課題だけを集中して練習すれば十分です。
協会の「英検バーチャル二次試験」でも、入室から退室までの流れを動画で確かめられます。



まずは自分の級の流れを、動画で見てみてな
英語で質問に答える練習を本番前に積みたい方は、予約なしで講師と話せるオンライン英会話を使う方法もあります。
\7日間・回数無制限で無料で試せる/
英検®の教材もある英会話レッスンを回数無制限で受けられる
今だけ7日間の無料トライアル実施中・期間中はいつでも解約できる
あわせて読みたい




参考文献
- 団体受験の流れ(二次試験当日)(日本英語検定協会)
- 3級の試験内容(日本英語検定協会)
- 準2級の試験内容(日本英語検定協会)
- 準2級プラスの試験内容(日本英語検定協会)
- 2級の試験内容(日本英語検定協会)
- 準1級の試験内容(日本英語検定協会)
- 1級の試験内容(日本英語検定協会)










コメント