社会人になってから、英語の勉強を再開したいと思ったら、何から勉強をスタートしますか?
「いきなりTOEICとか、英検1級とか英検準1級は、ちょっとハードルが高いなぁ…」とか、
「中学生と一緒に英検3級を受験するのは恥ずかしいよね…」
そう思った方には、適度な難易度と適度な緊張感がある
英検準2級 の受験がお勧めです。
この記事では、英検準2級の試験内容や、合格のカギと言われる
ライティング の
使える表現 や、勉強法を紹介します。
この記事を読んでいただければ、英検準2級の試験内容や、対策が分かり、合格への近道となります。
英検準2級の合格を皮切りに、更に難関のTOEICや、英検1級、英検準1級の受験の足掛かりとしていただければと思います。
目次
英検準2級のレベルは?
まず英検準2級のレベルについてご紹介します。
公益財団法人日本英語検定協会(以下英検)では、各級の目安として、英検準2級の目安のレベルは「高校中級程度」としています。
(参考:公益財団法人日本英語検定協会より各級の目安 )
ただ、これだけだと「高校中級程度」がどれくらいのレベルか分かりにくいと思うので、さらに、必要語彙数(単語数)から推測したいと思います。
文部科学省の
「高等学校学習指導要領(平成30年公示)解説 外国語編 英語編」 によると、小学校卒業時の必要語彙数が600~700語程度。中学校卒業までに、小学校での必要語彙数に1,600~1,800語程度を加えた語を学びます。
高校では、更に1,800~2,500語を加えた程度の語彙数を学ぶことになっています。
英検準2級と、英検4級は「中級程度」なので、それぞれ中学、高校で学ぶ語彙数の半分として算出した場合、各級の必要語彙数は、以下の一覧表のようになります。
ちなみに、英検1級と英検準1級は根拠となる必要語彙数がないので、一般的に言われている語彙数を記載しています。
以下の一覧をご覧ください。
習得目標
級
推奨
目安
目安の
必要
語彙数
出題目安
リーダー(品格)の英語
・ライティング、スピーキングを含む4技能の総合力を測定
1級
大学上級程度
10,000~
15,000
二次試験では2分間のスピーチと、その内容への質問がなされます。カギは英語の知識のみでなく、相手に伝える発信力と対応力。世界で活躍できる人材の英語力を証明します。
準1級
大学中級程度
7,500
~9,000
エッセイ形式の実践的な英作文の問題が出題されます。「実際に使える英語力」の証明として高く評価されています。
使える英語で世界へ
・大学入試レベル
・2級から海外留学
・履歴書で評価される
2級
高校卒業程度
4,000
~5,000
医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されます。海外留学、国内での入試優遇・単位認定など、コミュニケーション力が高く評価されます。ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできます。ライティングが加わります。
準2級
高校中級程度
3,100
~3,750
教育や科学などを題材とした、長文の穴埋め問題が加わります。センター試験の問題形式と共通点が多く、入試対策にも最適。高校卒業段階の英語力の達成目標:準2級~2級(文部科学省)
使える英語の登竜門
・基礎力定着
・高校入試レベル
3級
中学卒業程度
2,200
~2,500
二次試験でスピーキングテスト。英語で考えを伝えましょう。筆記試験の題材は、海外の文化など少し視野が広がります。中学卒業段階の英語力の達成目標:3級(文部科学省)
4級
中学中級程度
1,400
~1,600
出題形式や内容が、より実用的に。身近なトピックを題材とした読解問題が加わります。基礎力をぐんぐん伸ばしていきましょう。スピーキングテストも受験可能です。
5級
中学初級程度
600
~700
英語を習い始めた方の最初の目標。家族のこと、趣味やスポーツなど身近な話題が出題されます。英語の基礎固めに最適です。スピーキングテストも受験可能です。
(参考:公益財団法人日本英語検定協会より各級の目安 )
上記の表を見ていただくと分かる通り、実は英検2級の必要語彙数と、それほど違いがないのが分かると思いますが、あえてレベル分けするのであれば、
英検準2級のレベルは高校2年生修了程度 と言えます。
英検準2級はどんな試験?
英検準2級はどんな試験が実施されるのでしょうか。ここでは詳しくご紹介します。
英検準2級の配点と合格点は?
まず、英検準2級の合格点や、配点について見てみたいと思います。
英検の情報を一覧にまとめましたので、以下の一覧表をご確認ください。
技能
満点
合格
基準点
問題数
1問当たりの
点数
1次試験
リーディング
600
1,322
37
16.2
ライティング
600
1
600
リスニング
600
30
20
2次試験
スピーキング
600
406
6
100
(参考:公益財団法人日本英語検定協会より英検CSEスコアでの合否判定方法について )
英検の合格基準スコアや満点などすべてのスコアは、国際標準規格であるSEFR(Common European Frameworks of Language/ヨーロッパ言語共通参照枠) に対応出来るように英検が開発した、英検CSEスコアで採点されます。
合格基準スコアは、試験回による変動はなく、毎回固定されていますが、スコアは、毎試験、英検の独自の統計定期手法を用いて算出するため、正答数が同じでも、試験回によりスコアが違います。
どの技能もバランス良く正答しないと合格できない配点になっているため、どの技能も勉強する必要がありますが、
各技能の問題数に関係なく、スコアが均等に配点されているため、技能により「1問の重み」 が違います。
特にライティングは問題数が1問しかないので、必ず得点を取る必要があるのは、お分かりいただけるでしょう。
テストの構成は?
ここでは、英検準2級の試験内容をご紹介します。
以下にてまとめましたので、ご確認ください。
↓1次試験(筆記75分、リスニング約25分)の詳細です。
測定技能
形式
・課題
形式
・課題詳細
問題数
問題文の種類
解答形式
リーディング
短文の語句空所補充
文脈に合う適切な語句を補う。
20
短文
/会話文
4肢選択
会話文の文空所補充
会話文の空所に適切な文や語句を補う。
5
会話文
長文の語句空所補充
パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補う。
5
物語文
/説明文
長文の内容一致選択
パッセージの内容に関する質問に答える。
7
Eメール
/説明文
ライティング
英作文
質問に対する回答を英文で書く。
1
–
記述式
リスニング
会話の応答文選択
会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを補う。
10
会話文
3肢選択
会話の内容一致選択
会話の内容に関する質問に答える。
10
4肢選択
文の内容一致選択
短いパッセージの内容に関する質問に答える。
10
物語文
/説明文
(参考:公益財団法人日本英語検定協会より準2級の試験内容 )
↓2次試験(面接約6分)の詳細です。
測定技能
形式
・課題
形式
・課題詳細
問題数
解答形式
スピーキング
音読
50語程度のパッセージを読む。
1
個人面接 / 面接委員1人
(応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価)
パッセージについての質問
音読したパッセージの内容についての質問に答える。
1
イラストについての質問
イラスト中の人物の行動を描写する。
1
イラストについての質問
イラスト中の人物の状況を説明する。
1
受験者自身の意見など
カードのトピックに関連した内容についての質問に答える。
1
受験者自身の意見など
日常生活の身近な事柄についての質問に答える。
(カードのトピックに直接関連しない内容も含む)
1
(参考:公益財団法人日本英語検定協会より準2級の試験内容 )
1次試験は、まず筆記試験として、75分間でリーディング37問と、ライティング1問を回答します。
配点が高いライティングの時間をいかに確保するか、いかに時間を掛けずに、ライティングの問題を回答するかがポイントになります。
ライティングのテスト内容は?
英検準2級のライティングの試験は、問題冊子に記載されている
質問に対する回答を、50~60字で記載するテスト です。
英検では、採点のポイントを4つ紹介しています。
課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由2つ)が含まれているかどうか(内容)
英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか(構成)
課題に相応しい語彙を正しく使えているか(語彙)
文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか(文法)
(出典:公益財団法人日本英語検定協会よりライティングテストの採点に関する観点および注意点(準2級) )
上記4つのポイントが網羅 されていないと、減点対象か、0点になってしまいます。限られた文字数の中で、上記をいかに盛り込みながら、質問に回答するかが高得点のカギとなります。
ライティングの3つ対策は?
それでは、ライティングで高得点を取るためには、どんな対策をすればよいのでしょうか?対策を3つご紹介します。
ライティングの対策1 | 型を覚える
前項で、問題に対して、自分の意見とその理由を2つ回答するのがポイントの1つであるということをご紹介しました。
回答方法にも、一定のルールがあります。その、回答の型を覚えて、型通りに回答することで高得点が見込めます。
その型とは、
質問に対する自分の意見→理由①→理由①具体例→理由②→理由②具体例→まとめ
です。
理由から先に述べ、最後に結論(自分の意見)を導き出す、日本語の文章構成と反対の構成なので、その旨注意しましょう。
ライティングの対策2 | なるべく簡単な語彙を選ぶ
ライティングのテストでは、「うっかりミス」の有無で得点に大きな差が出ます。
綴りのミスや、文法的な間違いが発生しないように、
なるべくシンプルで、誰でも理解できる言葉を使いましょう。
最もミスが起きやすいポイントは、作文内の時制が一致しているか、完了形の作り方が正しいか、文頭の名詞に冠詞(The)が付いているか、といったところです。
ライティングの対策3 | 語数不足には言葉を追加する
ライティングテストの記述語数の目安は、50~60語ということをご紹介しましたが、極端に語数が少ない場合は、減点対象になります。
そうならないためにも、
語数を稼げる言葉を理解し、必要な時に使えるようにしておく ことが大切です。具体的な語を、下記にてご紹介します。
NO.
語彙
意味
備考
1
a lot of
多い
manyの代わり
2
would like to
~したい
want toの代わり
3
be able to
~できる
canの代わり
4
For these reasons,~
そうした理由により~。
だから~。
結論の文頭に使用する
5
That is why~
6
Therefore,~
7
and so on
などなど
こうした語彙を有効に使い、文字数を増やしましょう。
英検準2級ライティングの5つの使える表現を紹介
それでは、今まで紹介した英検準2級ライティングのポイントや、対策を踏まえて、使える表現を5つリストで紹介します。
①
I think that~ / I do not think that~
意味:
私は~だと思います。/私は~ではないと思います。
ポイント:
問題に対する回答として、最初に自分の意見を述べる際に使います。
質問をthat以下にそのまま入れると、そのまま質問に対する自分の意見になります。
②
I have two reasons.
意味:
理由が2つあります。
ポイント:
自分の意見を述べた後に、その理由が2つある旨を伝える際に使います。
③
One reason is~. Another reason is~
意味:
一つ目の理由は~です。もう一つは~です。
ポイント:
2つある理由をそれぞれ伝える際に使う表現です。
First,~. Second,~.も同じ様に使えます。
④
For example,~
意味:
例えば~です。
ポイント:
理由の具体例を述べる際の文頭に使います。
⑤
For these reasons, ~.
意味:
それらの理由により、~です。
ポイント:
最後のまとめにつかいます。
Therefore, ~.やThat is why~.も同じ様に使えます。
例
QUESTION:
Do you think students should take part in club activities at school?
(あなたは、生徒がクラブ活動に参加すべきだと思いますか?)
ANSWER:
【自分の意見】
I think that the students should take part in club activities at school. I have two reasons.
(私は、生徒はクラブ活動に参加すべきだと思います。理由は2つあります。)
【理由①】
One reason is that they can make a lot of friends.
(一つ目の理由は、友達をたくさん作れるからです。)
【理由①具体例】
For example, I met many nice people when I joined the art club.
(私は美術部に入って、たくさんの素敵な人たちに出会いました。)
【理由②】
Another reason is that they can become healthier.
(もう一つの理由は、健康になれるからです。)
【理由②具体例】
If they join a sports club, they excise every day.
【結論/まとめ】
(運動部に所属すると、毎日練習します。)
For these reasons, I think the students should take part in club activities at school.
(それらの理由により、私は、生徒はクラブ活動に参加すべきだと思います。)
上記5つの表現を使えば、文章を変更するだけで、ほぼ全体の構成ができます。理由とその具体例だけ考えれば、上記表現を使って簡単に英作文が完成するというわけです。
↓↓↓英検準2級ライティングの注意点に関する動画です。
VIDEO
ライティングの2つの勉強法は?
ここでは、ライティングで高得点を取るための勉強法をお伝えします。
ライティングの勉強法1 | 文法を復習する
前項でもお伝えしましたが、英検準2級のライティングのテストは、可能な限
りシンプルに、平易な語彙を使って作文する のが最良の方法です。
文法も同様に、英検準2級のライティングテストは、中学校で学ぶ文法でも十分対応可能です。
そういう意味でも、
英検3級の文法を再度学習すると効果があり ます。
具体的には、
時制、受動態、分詞、関係詞の復習 が有効です。
ライティングの勉強法2 | 語彙を増やす
やはり、
単語や熟語といった語彙を増やすことは重要 です。
使える語彙が多ければ多いほど、英作文が作りやすくなります。
ここでは、ライティングの回答として使用しやすい語彙20語を厳選したので、以下にてご紹介します。
ぜひ語彙テストを実施してみてください。
NO.
語彙
意味
1
apologize
謝る
2
apply
~を申し込む
3
be willing to do
進んで~する
4
belong to
~に所属する
5
distance
距離
6
Do you mind if
~してもよろしいでしょうか?
7
exist
存在する
8
experience
経験
9
for instance
例えば
10
in charge of
~を担当する
11
in spite of
~にもかかわらず
12
in stead of
~の代わりに
13
invite
~を招待する
14
necessary
必要な
15
recently
最近
16
recognize
~を認識する
17
responsible
責任のある
18
take care of
~の世話をする
19
take part in
~に参加する
20
typical
典型的な
ライティングテストの過去問にチャレンジ(回答例付)
それでは、2019年度の英検準2級のライティングの試験にチャレンジしてみましょう。
2019年1回目
問題:
回答例:
2019年2回目
問題:
回答例:
2019年3回目
問題:
回答例:
面接やスピーキングの練習相手がほしい方は、英語が全く話せない人におすすめのオンライン英会話 にまとめています。
まとめ
この記事では、以下の点から英検準2級についてお伝えしてきました。
今回の記事のおさらい
・英検準2級のレベルは高校中級程度、語彙数だと3,100~3,750ぐらいのレベルです。
・英検準2級は1次試験の満点1,800点に対し、合格基準スコアは1,322点です。2次試験は600点満点に対して、406点が合格基準スコアです。
・英検準2級のテストの構成をご紹介しました。
・英検準2級ライティングは、質問に対して50~60語回答するテストです。採点には4つのポイントがあります。
・英検準2級ライティングテストには、3つの対策があります。
・英検準2級ライティングテストの2つ勉強法は、文法の復習と、語彙を増やすことです。
・英検準2級ライティングテストの2019年度3回分の過去問と回答例をご紹介しました。
英検準2級は英語力の基礎部分を固める上で非常に役立ちます。
ぜひこの記事を参考に勉強してみてください!
↓↓↓他にも英検の記事があります。
👑 グロービッシュ・インド式英会話が学べる無料メルマガ登録はこちら
★★★★☆
英語ペラペラの近道、インド式英会話とグロービッシュが学べる全4回の動画講座。メールアドレスの登録だけで、1分で視聴を始められます【今なら完全無料】
コメント