
ユタカ英検1級の勉強期間は、どれくらい見ておけばいいですか?
準1級には受かったので、次は1級を目指したいと思っています。
英検1級の勉強期間について、英検協会は何か月という目安を出していないので、今の力と合格基準スコアの差から自分で見積もるのが確かな方法です。
見積もりの材料は、準1級の成績表のスコア、1級の過去問を解いた結果、受けたい回の日程の3つです。
一次試験と二次試験の間は数週間しかないので、二次試験の練習も最初から勉強期間に入れて組みましょう。
英検1級の英語講師である筆者が、英検協会の1級のページ、英検CSEスコアのページ、試験日程のページ、一次試験免除のページを確かめてまとめました。
1級と準1級の差をくわしく知りたい人は、英検1級はどれくらい難しい?準1級との差・CEFRのC1・合格率の見方にまとめています。↓


英検1級の勉強期間に公式の目安はない
英検協会が1級について示しているのは、大学上級程度という級の目安と、一次試験・二次試験の合格基準スコアです。
何か月勉強すれば届くという期間の目安は示されていないので、ほかの人の体験の数字をそのまま自分に当てはめるのは危ういといえます。
| 英検協会が示しているもの | 1級の内容 |
|---|---|
| 級の目安 | 大学上級程度 |
| 一次試験の合格基準スコア | 2028(リーディング・ライティング・リスニング各850点満点) |
| 二次試験の合格基準スコア | 602(850点満点) |
| 試験の回数 | 年3回(本会場のみ) |
表は、英検協会の1級の過去問・試験内容のページと英検CSEスコアのページの内容を筆者が整理したものです。



勉強期間の正解は、人によって違うんよ。
期間を決める3つの材料
勉強期間を見積もるときに使えるのは、今の自分のスコア、1級の合格基準スコア、受けられる回の日程の3つです。
この3つを並べると、どの技能をどれだけ伸ばすか、いつまでに伸ばすかが数字で見えるようになります。
試験の時間も期間の見積もりに入れる
1級の一次試験は、リーディングとライティングが100分、リスニングが約35分で、二次試験は英語での面接が約10分です。
100分の中で長文を読み、要約と英作文を書き切るには、時間を計って通しで解く練習も勉強期間の中に入れておく必要があります。
知識を増やす期間と、本番の時間で解き切る力をつける期間の両方を見込んでおくと、直前に慌てずにすみます。
人の体験談の期間を使わない理由
同じ準1級合格者でも、合格したときのスコアや、ふだん英語に触れている時間は一人ひとり違います。
期間だけを借りてくると、自分には短すぎたり長すぎたりする計画になりやすいので、自分の数字から組み立てるほうが無駄がありません。
英検1級の勉強期間を準1級からのスコアの差で測る
英検CSEスコアは、級をまたいで同じものさしで英語力を表すスコアなので、準1級と1級の合格基準スコアを並べて差を見られます。
差が大きい技能ほど、勉強期間の中で多くの時間を割く必要があると考えられます。
| 準1級 | 1級 | 差 | |
|---|---|---|---|
| 一次試験の合格基準スコア | 1792 | 2028 | 236 |
| 二次試験の合格基準スコア | 512 | 602 | 90 |
| 合計 | 2304 | 2630 | 326 |
| 各技能の満点 | 750 | 850 | ― |
表は、英検協会の英検CSEスコアでの合否判定方法のページに載っているスコアをもとに、差を筆者が計算したものです。



合格の線だけで比べても、300点以上の差があるんやね。
成績表のスコアから出発する
準1級の成績表には、技能ごとの英検CSEスコアが載っているので、合格基準ぎりぎりで受かったのか、余裕を持って受かったのかが分かります。
自分のスコアを1級の合格基準スコアと並べ、技能ごとにあと何点かを書き出すところから、勉強期間の見積もりが始まります。
1級の過去問で今の位置を測る
英検協会のウェブサイトでは、1級の過去問を過去1年分、3回分ダウンロードできます。
勉強を始める前に1回分を本番と同じ時間で解いてみると、準1級の成績表だけでは見えない1級の問題との距離が分かります。
勉強期間の途中でも、残りの回を節目ごとに解けば、計画どおりに進んでいるかを確かめられるはずです。
CEFRで見た到達点
英検CSEスコアはCEFRとも対応していて、B2の4技能総合スコアの目安は2300、C1は2600です。
準1級の合格基準スコアの合計2304はB2の目安のすぐ上、1級の合計2630はC1の目安の上にあたるので、勉強期間はCEFRで1段上がるための期間と考えることもできます。
1級の過去問の使い方は、英検1級の過去問はどこで手に入る?公開3回分を解く順番と復習のしかたにまとめています。↓


英検1級の勉強期間を年3回の日程で区切る
1級は本会場で年3回行われ、2026年度の個人申込の日程は次のとおりです。
| 回 | 申し込み | 一次試験 | 一次のウェブ合否 | 二次試験(A日程・B日程) |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 3月23日〜5月7日 | 5月31日 | 6月22日 | 7月5日・7月12日 |
| 第2回 | 6月30日〜9月7日 | 10月4日 | 10月26日 | 11月8日・11月15日 |
| 第3回 | 10月30日〜12月14日 | 2027年1月24日 | 2027年2月15日 | 2027年2月28日・3月7日 |
表は、英検協会の試験日程のページの2026年度の個人申込の日程を筆者が整理したもので、コンビニ申込などは締め切りがもっと早い日になります。



年3回の一次試験の間は、だいたい4か月くらいなんよ。
目標の回を先に決める
勉強期間は、何か月勉強するかではなく、どの回の一次試験に合わせるかで決めると、締め切りがはっきりして計画が崩れにくくなります。
年3回の一次試験の間はおよそ4か月なので、次の回、その次の回、1年後の回のどれに合わせるかを、スコアの差を見ながら選びましょう。
申し込みの締め切りは試験より前
申し込みの締め切りは一次試験の数週間前なので、勉強の進み具合を見てから申し込むつもりでも、締め切りの日は先に手帳に書いておく必要があります。
2026年度第3回の個人申込は12月14日まで、コンビニ申込などは12月11日までで、一次試験は2027年1月24日です。
締め切りを過ぎると次の回まで約4か月待つことになるので、迷ったら申し込んでおくほうが、勉強期間を無駄にしません。
二次試験の日程は生まれた日で決まる
2026年度の本会場の二次試験は、2005年4月2日以降に生まれた満20歳以下の人がB日程、2005年4月1日以前に生まれた満21歳以上の人がA日程です。
二次試験の日は自分で選べないので、勉強期間の終わりに入れる予定は、自分の日程を確かめてから決めましょう。
1級の二次試験は全国14の受験地で行われるので、近くに受験地がない人は移動の時間も見込んでおく必要があります。
英検1級の勉強期間を技能ごとに割り振る
1級の一次試験は、リーディング、ライティング、リスニングの3技能で、どの技能も850点満点の英検CSEスコアで測られます。
合格は3技能の合計で判定されるので、苦手な技能を残したまま得意な技能だけを伸ばす計画では、合計が届きにくくなります。
| 技能 | 1級の出題 | 期間の中での置き方 |
|---|---|---|
| リーディング | 語彙22問・長文の空所補充6問・長文の内容一致7問 | 語彙は最初から最後まで毎日続ける |
| ライティング | 英文要約1題(90〜110語)・意見論述1題(200〜240語) | 週に数回、書いて読み直す |
| リスニング | 4つのパートで27問・放送は1回 | 音声を毎日少しずつ聞く |
表の出題は英検協会の1級のページの内容で、期間の中での置き方は筆者の考える一例です。



語彙は、期間のはじめから終わりまでずっと続けるんやで。
語彙は期間の全部を使う
1級のリーディングは22問の語彙問題から始まり、長文やリスニングでも語彙の量が内容の理解に関わります。
語彙は短い期間で一気に増やすより、勉強期間の最初から最後まで、毎日決まった量を回すほうが、本番まで残りやすくなります。
1級の単語帳の選び方と回し方は、英検1級の単語帳はどれを選ぶ?語彙問題の出題数から決める1冊目と回し方にまとめています。↓


ライティングは早めに始める
1級のライティングは、要約が90〜110語、意見論述が200〜240語と、準1級より書く量が増えます。
書く力は書いた量と読み直した回数で伸びるので、勉強期間の後半にまとめて練習するより、早い段階から週に数回書く時間を取っておくのが安全です。
英検協会は、トピックに沿っていない答案はすべての観点で0点と採点される場合があると案内しているので、書いたあとはまずトピックからずれていないかを確かめましょう。
リスニングは毎日少しずつ
1級のリスニングは4つのパートで27問あり、どのパートも放送は1回だけです。
耳を慣らすのには時間がかかるので、まとめて長く聞く日を作るより、毎日少しずつ英語の音声に触れる時間を勉強期間の全体に散らしておくと、本番の1回の放送に対応しやすくなります。
技能ごとの進め方は、英検1級の勉強法|合格基準スコアから逆算する技能別の進め方と社会人の1日にまとめています。↓


英検1級の勉強期間に二次試験までの日数を入れる
2026年度第2回の場合、一次試験のウェブ合否の公開が10月26日で、二次試験はA日程が11月8日、B日程が11月15日です。
一次試験の合格が分かってから二次試験までは2〜3週間ほどしかないので、二次試験の準備をそこから始めると時間が足りません。



合格が分かってから練習を始めても、間に合わへんのやね。
スピーチの練習は一次試験の前から
1級の二次試験は、面接委員2人を相手に、5つのトピックから1つを選んで1分間考え、2分間のスピーチをしたあと、質疑応答に答える形です。
話す力は短い期間では伸ばしにくいので、一次試験の勉強と並行して、週に何回かスピーチを声に出す時間を最初から勉強期間に入れておきましょう。
評価される点から練習の中身を決める
英検協会は、1級の二次試験で、スピーチと応答の内容、語い、文法、発音の正確さなどが評価されると案内しています。
1級のページには過去に出題されたトピックの例も載っているので、勉強期間の早い段階で目を通し、どんな話題で2分間話すのかをつかんでおきましょう。
練習では、1分で考えて2分で話し、そのあと質問に答えるという本番の流れを毎回そろえておくと、時間の感覚も一緒に身につきます。
録音したスピーチを聞き直して、主張と理由がつながっているか、同じ語ばかり使っていないかを確かめると、次の練習で直すところがはっきりします。
一次試験免除で期間を延ばせる
1級から3級までは、一次試験に合格して二次試験を欠席したり不合格になったりした人は、一次試験免除を申請すれば次回以降に二次試験から受けられます。
一次試験免除は、二次試験のウェブ合否公開の時刻から、翌年度の同じ回まで申請できる仕組みです。
一次試験免除で申し込む場合も検定料は通常と同じで、2026年度の1級は12,400円(税込)です。
1級の二次試験の流れと対策は、英検1級の二次試験(面接)の流れと対策|2分間スピーチの組み立て方とQ&Aの答え方にまとめています。↓


英検1級の勉強期間の組み方の例
ここでは、2026年度第3回の一次試験(2027年1月24日)を目標にした場合の組み方を、一例として示します。
| 時期 | 主にやること |
|---|---|
| 10月 | 1級の過去問を1回分解き、技能ごとの差を書き出す・申し込みの締め切りを確かめる |
| 11月 | 語彙を毎日回す・要約と英作文を週に数回書く・リスニングを毎日少しずつ |
| 12月 | 申し込みをすませる・2回目の過去問で差の縮み方を確かめる・スピーチを声に出し始める |
| 1月 | 本番と同じ時間で過去問を解く・弱い技能に時間を寄せる |
| 2月 | 一次の合否を確かめ、二次試験(2月28日・3月7日)に向けてスピーチと質疑応答を練習する |
表は、英検協会の試験日程のページの2026年度第3回の日程に、筆者が勉強の流れを当てはめた一例です。



月ごとに何をするか決めといたら、迷わずに進めるで。
差が大きいなら1回先の回へ
最初の過去問で合格基準スコアとの差が大きいと分かったら、無理に一番近い回に合わせず、次の回やその次の回を目標にする選び方もあります。
目標の回を先に延ばす場合も、途中の回で一次試験を一度受けて、本番の形に慣れておくという使い方ができます。
社会人や大学生は週単位で組む
仕事や授業で使える時間が日によって変わる人は、1日の量を決めるより、1週間の中で語彙・ライティング・リスニング・スピーキングを割り振るほうが続けやすいでしょう。
平日の短い時間には語彙と音声、休日のまとまった時間には過去問と英作文、という分け方が一例です。
忙しい週があっても、語彙と音声だけは毎日途切れさせないと決めておけば、勉強期間の流れが止まらずにすみます。
英検1級の勉強期間を延ばさないための工夫
勉強期間が長くなる原因の多くは、どこが足りないかを確かめないまま、同じ練習を続けてしまうことにあります。
節目ごとに過去問で差を測り、差が縮んでいない技能に時間を寄せ直すことが、期間を延ばさないためのいちばんの工夫です。



ときどき過去問で差を測って、やることを入れ替えるのが大事なんよ。
一人で回す部分と人に頼む部分
語彙、リスニング、過去問の通し解きは、一人でも計画どおりに回しやすい練習です。
一方で、英作文の添削とスピーチの質疑応答は、自分だけでは弱いところに気づきにくいので、人の手を借りる時間を勉強期間の中に入れておくと遠回りを減らせます。
一人で回せる技能と練習相手の作り方は、英検1級は独学で受かる?一人で回せる技能とスピーチの練習相手の作り方にまとめています。↓


受ける回数とお金も計画に入れる
2026年度の1級の検定料は12,400円(税込)で、受ける回が増えるほど費用もかさみます。
教員採用試験受験希望者や教育実習実施予定者は、英検協会の従来型の検定料助成制度を使うと、1級を特別検定料4,960円(税込)で受けられます。
何回で合格を目指すかを決めておくと、勉強期間とお金の両方の見通しが立てやすくなるでしょう。
記録を残して見直す
過去問の点数、書いた英作文、録音したスピーチを日付つきで残しておくと、勉強期間の途中で自分の伸びを比べられます。
伸びが見えると、次の回まで続けるか、目標の回を変えるかの判断も、感覚ではなく記録をもとにできるようになります。
英検1級の勉強期間についてよくある質問
- 英検1級の勉強期間は何か月が目安ですか?
-
英検協会は何か月という目安を示していないので、準1級の成績表のスコアや1級の過去問の結果と合格基準スコアの差から、自分の勉強期間を見積もるのが確かな方法です。
- 準1級と1級の合格基準スコアの差はどれくらいですか?
-
一次試験は準1級が1792、1級が2028で差は236、二次試験は準1級が512、1級が602で差は90、合計では326の差があります。
- 英検1級は年に何回受けられますか?
-
1級は本会場のみで行われる従来型の検定で、年3回受けられます。
- 英検1級は英検S-CBTで受けられますか?
-
英検協会は1級と準1級を本会場のみで実施するとしていて、1級は従来型の年3回の検定で受ける形です。
- 一次試験に受かったら、二次試験までどれくらいありますか?
-
2026年度第2回では、一次試験のウェブ合否の公開が10月26日、二次試験がA日程11月8日・B日程11月15日で、2〜3週間ほどです。
- 二次試験に落ちたら、また一次試験から勉強し直しですか?
-
一次試験に合格していれば、一次試験免除を申請して翌年度の同じ回まで二次試験から受けられ、検定料は通常と同じ金額がかかります。
- 英検1級の過去問は何回分ありますか?
-
1級の過去問は、直近1年の3回分が英検協会のウェブサイトで公開されていて、問題冊子と解答、リスニングの音源を確かめられます。
- 英検1級の試験時間はどれくらいですか?
-
一次試験はリーディングとライティングが100分、リスニングが約35分で、二次試験は英語での面接が約10分です。
- 二次試験はA日程とB日程のどちらになりますか?
-
2026年度の本会場の二次試験は、2005年4月2日以降生まれならB日程、2005年4月1日以前生まれならA日程です。
- 英検1級の二次試験はどこで受けますか?
-
1級の二次試験は全国14の受験地で行われ、試験会場は一次試験のときに選ぶ希望受験地をもとに英検協会が指定します。
- 1級のライティングは何語書きますか?
-
1級のライティングは、英文要約が90〜110語、意見論述の英作文が200〜240語が目安です。
- 英検1級の検定料はいくらですか?
-
2026年度の1級の検定料は12,400円(税込)で、一次試験免除で申し込む場合も同じ金額です。
- 申し込みの締め切りはいつですか?
-
2026年度第3回の個人申込は12月14日まで、コンビニ申込などは12月11日までで、どの回も一次試験の数週間前に締め切られます。
- 勉強期間の途中で目標の回を変えてもいいですか?
-
過去問で測った差が縮んでいないなら、次の回やその次の回に目標を移す選び方もあり、その場合も申し込みの締め切りは先に確かめておきましょう。



差を測って、受ける回を決めたら、期間は自分で組めるんやね。
面接やスピーキングの練習相手がほしい方は、英語が全く話せない人におすすめのオンライン英会話にまとめています。
まとめ|英検1級の勉強期間はスコアの差と日程から組む
- 英検協会は1級の勉強期間の目安を示していない
- 準1級と1級の合格基準スコアの差は合計326で、技能ごとの差を成績表と過去問で測る
- 勉強期間は、年3回のどの回の一次試験に合わせるかで決める
- 語彙とリスニングは期間の全体に、ライティングは早めに置く
- 二次試験までは2〜3週間ほどなので、スピーチの練習は一次試験の前から



何か月やるかやなくて、どの回に合わせるかで考えるんやで。
まずは目標の回を1つ決めよな。
1級の勉強期間を決めるなら、まず準1級の成績表と1級の過去問で差を測り、目標の回を1つ決めるところから始めましょう。
二次試験のスピーチと質疑応答のように一人では進めにくい部分は、オンライン英会話で講師を相手に話す時間を足すのも1つの方法です。
1級の合格基準スコアの読み方は、英検1級の合格点は何点?一次2028・二次602のCSEスコアと技能ごとの目安にまとめています。↓


\申し込みは数分・7日間は無料/
7日間、レッスンを回数無制限で試せる
ネイティブキャンプの中身は、ネイティブキャンプとはどんなサービスか|回数無制限の中身をやさしく解説でくわしく紹介しています。↓


以下はすべて英検協会(公益財団法人 日本英語検定協会)公式サイトのページです。










コメント