
ユタカ英検準1級の単語帳って、どう選べばいいですか?
2級の単語帳は終わったのに、準1級の過去問は知らない単語だらけでした。
英検準1級の単語帳は、過去問の出題を分析した1冊に絞り、3周で「見て1秒で言える」状態まで回すのがいちばん確実です。
準1級のリーディング31問のうち18問が短文の語句空所補充で、2026年度第1回では14問が単語、4問が句動詞でした。
2級との語彙の差は大きいので、まずは準1級用の1冊を決め、句動詞の章も含めて最後まで通してください。
英検1級の英語講師である筆者が、英検協会の公式ページと2026年度第1回の準1級の問題冊子を確かめてまとめました。
この記事を読めば、準1級の単語帳を1冊に決めて、今日から何をどれだけ回せばいいかが分かるので、最後まで読んでみてください。
準1級の全体像とレベルは、英検準1級のレベルや勉強法をまとめた記事にまとめています。↓


英検準1級で単語帳が要る理由|語彙問題18問の中身
英検準1級の一次試験は、リーディング・ライティングが90分、リスニングが約30分です。
リーディングは全31問で、そのうち18問が短文の語句空所補充、6問が長文の語句空所補充、7問が長文の内容一致選択となっています。
| 大問 | 問題数 | 語彙との関係 |
|---|---|---|
| 短文の語句空所補充 | 18問 | 単語と句動詞の知識をそのまま問う |
| 長文の語句空所補充 | 6問 | 流れを読む力と語彙の両方 |
| 長文の内容一致選択 | 7問 | 語彙が足りないと本文を追えない |
問題数は英検協会の「準1級の試験内容」のページの数で、2024年度のリニューアル後の形です。



31問のうち18問って、半分より多いやん!
リニューアルで単語問題は7問減少
英検協会によると、2024年度第1回から準1級のリーディングは41問から31問になりました。
このとき短文の語句空所補充の単語問題が7問、長文の内容一致選択が3問削られ、ライティングに要約問題が加わっています。
単語問題は減ったものの、リーディングの半分以上が語彙の問題という形は変わっていません。
2026年度第1回の18問の中身
筆者が2026年度第1回の準1級一次の問題冊子を確かめたところ、(1)〜(14)が1語の単語、(15)〜(18)が句動詞を選ぶ問題でした。
単語の選択肢には redundant、conjecture、deficiency、emission、barren のような、ニュースや説明文で使う語が並んでいます。
句動詞では fall through、burn out、drop out、eat up のように、基本の動詞と前置詞や副詞を組み合わせた形が問われていました。
準1級の選択肢は、4つとも見たことがある程度では選べないように作られています。
英語を見て1秒で意味を言えるところまで覚えておくのが、単語帳を使う目的です。
英検準1級と2級の単語帳の差
英検協会は準1級の目安を大学中級程度としていて、技能ごとの満点も2級の650から準1級では750に上がります。
2級の単語帳に載っている語は準1級でも前提として使われるので、2級の語を忘れていると長文で足を取られます。
一方で、準1級の語彙問題で正解になる語は、2級の単語帳にはほとんど載っていないと考えておくのが安全です。



2級の単語帳は、抜けを拾うだけでええんよ。
| 項目 | 2級 | 準1級 |
|---|---|---|
| 技能ごとの満点 | 650 | 750 |
| 準1級での役割 | 長文を読むための前提 | 語彙問題の正解になる語 |
| 回し方 | テストで抜けだけを拾う | 1冊を3周する |
満点は英検協会の英検CSEスコアのページの数で、役割と回し方は筆者がすすめる目安です。
2級の単語帳は捨てずに、付属のテストで抜けている語だけを拾い、準1級の単語帳の余白に書き足してください。
そうすれば、2級の復習と準1級の新しい語を、1冊で一緒に回せます。
準1級の単語帳の例文を読んで、例文の中に分からない語が1文に2つ以上あるようなら、2級の語の抜けが多いという合図です。
その場合は、1〜2週間だけ2級の単語帳のテストに戻り、抜けを拾ってから準1級の1周目に入ると、結果的に早く進みます。
英検準1級の単語帳を選ぶ4つの視点
書店で表紙だけを見て決めると、自分に合わずに途中で止まりやすいので、中を開いて次の4つを確かめてください。
- 過去問を分析して、よく出る語から並べている
- 例文と音声があり、語の使われ方を耳でも確かめられる
- 覚えたかを確かめるテストが付いている
- 1日の量を決めやすいように区切られている
とくに大事なのは1つ目で、準1級の語は数が多いため、出る語から覚えないと試験日までに回し切れません。
2つ目の音声は、通勤や家事の時間に耳で回せるので、まとまった時間を取りにくい社会人ほど役に立ちます。



4つ全部そろわんでも、出る順と音声の2つを優先したらええで。
全部そろわないときは、出る順に並んでいることと、音声があることの2つを優先してください。
迷って何週間も選び続けるより、2つを満たす1冊を今日決めて、1周目を始めるほうがずっと前に進みます。
書店で選ぶときは、最初のセクションの見出し語を10個ほど見て、半分くらいが知らない語なら、今の自分にちょうどよい難しさだと考えてよいでしょう。
単語帳を何冊も買うと、どれも1周目で止まりやすくなります。
1冊目を3周するまで2冊目は買わないと決めておくと、迷いが減ります。
英検準1級の単語帳の例|でる順パス単 6訂版
1冊目の例として、2026年7月17日に発売された旺文社の『英検準1級 でる順パス単 6訂版』を挙げます。
この本は、過去20年分の英検の過去問を分析して、よく出る語を「でる順」に並べた単語集です。
音声は旺文社の公式アプリ「英語の友」で聞けて、単語編には各セクションのミニテストと、でる度ごとの英検形式のテストが付いています。
| 確かめた点 | 旺文社の説明 |
|---|---|
| 語の並べ方 | 過去20年分の過去問を分析した「でる順」 |
| 収録 | 単語編1,600語・熟語編300・分野別表現編200・ライティング・スピーキング表現編70 |
| 区切り | 単語編はSection 1〜16(1セクション100語) |
| 音声 | アプリ「英語の友」で無料 |
| 価格 | 1,980円(税込) |
| 発売日 | 2026年7月17日 |
表の内容は、旺文社の公式サイトの商品ページに載っている説明と目次から取りました。
1セクションの語数は、目次の語数とセクション数から筆者が計算したものです。



新しい版やと、要約で使う表現も載ってるん?
6訂版では、巻末に「分野別表現編」と「ライティング・スピーキング表現編」が新しく加わり、要約や意見を述べるときに使える表現をまとめて確かめられます。
ただ、単語帳だけで要約の書き方は身に付かないので、要約問題の練習は過去問で別に進めてください。
語彙問題18問の準備としては、100語ごとに区切られた形が1日の量を決めやすく、社会人の細切れの時間にも合います。
1級まで続けて目指す人は、英検1級の単語帳はどれを選ぶ?語彙問題の出題数から決める1冊目と回し方にまとめています。↓


英検準1級の単語帳を3周で仕上げる回し方
1周目から全部を覚えようとすると疲れて止まるので、最初から3周で仕上げる前提で進めてください。
見出し語を見て、すぐ意味が言える語にだけ印を付け、立ち止まらずに最後まで進みます。
ここでは、自分にとって新しい語がどれくらいあるかをつかめれば十分です。
印の無い語だけを、例文の音声を聞きながら声に出して覚えていきます。
100語のセクションを1日の単位にすると、進み具合が目で見て分かります。
見出し語を見て1秒以内に意味が出ない語だけを、もう一度回してください。
単語編のテストで確かめて、言えなかった語は翌日のはじめに回します。



2周目からは、言えへん語だけを回すんやで。
3周の型で大切なのは、すでに言える語に時間を使わず、まだ言えない語にだけ時間を集めることです。
3周を終えたあとも、言えない語の印だけを追って4周目、5周目と回すと、試験の直前に慌てずに済みます。
単語帳を何周も回すコツは、英単語の覚え方|単語帳を1冊やりきる10周の回し方にまとめています。↓


英検準1級の単語帳で句動詞4問に備える
2026年度第1回の問題冊子では、短文の語句空所補充の(15)〜(18)の4問が句動詞の問題でした。
句動詞は、知っていれば数秒で解け、知らなければ文脈から推し量りにくいという特徴があります。
| 句動詞 | 意味の目安 |
|---|---|
| fall through | (計画などが)だめになる |
| burn out | 燃え尽きる、疲れ切る |
| drop out | (途中で)抜ける、やめる |
| eat up | (時間やお金を)食う、使い果たす |
表の句動詞は、2026年度第1回の準1級の語彙問題の選択肢に出ていたものから選びました。



句動詞って、知ってるかどうかの勝負なんやな。
その通りで、句動詞は文脈から意味を推し量るのが難しいぶん、覚えた人だけが短い時間で確実に取れる問題になっています。
単語帳の熟語や句動詞の章は、後ろのほうに置かれていることが多く、つい後回しにされがちです。
見出し語の章と並行して、1日に数個ずつでも熟語の章を進めておくと、4問を確実に取りにいけます。
覚えるときは、out なら「外へ・最後まで」、up なら「上へ・すっかり」のように、後ろの語が持つ感じをつかむと記憶の手がかりになります。
後ろの語の感じは覚える手がかりにすぎず、そのとおりの意味にならない句動詞もたくさんあります。
最後は単語帳の訳と例文で、正しい意味を確かめてください。
英検準1級の単語帳をライティングと二次試験に生かす
2026年度第1回の準1級では、要約は60〜70語、英作文は120〜150語で書くよう指示されていました。
英作文のトピックは、広告は人々のお金の使い方に影響を与えすぎているかというもので、4つのPOINTSから2つを使って書く形です。
単語帳で覚えた語を読んで分かるだけでなく、書いて使える状態にしておくと、ライティングの語彙の観点でも力を出せます。
- 社会、経済、科学など、英作文に使えそうな語に別の色で印を付ける
- 印を付けた語で、自分の意見を1文ずつ英語で書いてみる
- 要約の練習では、本文の語を単語帳の類義語で言い換える
- 二次試験のナレーションの練習で、覚えた動詞を声に出して使う



覚えた単語は、自分で使ってみるのが大事なんよ。
準1級の二次試験は、4コマのイラストの展開を2分間で説明するナレーションと、4つの質問への応答です。
英検協会は過去の出題例として、在宅勤務やチャイルドシートといった身近な社会の話題を挙げています。
単語帳の例文に出てくる社会的な語を声に出して使う練習は、そのまま二次試験の準備にもなるでしょう。
英検準1級の単語帳と過去問を組み合わせる方法
英検協会の準1級のページには、直近3回分の一次試験の問題冊子、リスニングの原稿、解答が載っています。
単語帳を1周したところで、過去問の短文の語句空所補充18問を、時間を計って解いてみてください。
間違えた問題だけでなく、選択肢の4語のうち意味を言えなかった語をすべて書き出すのがポイントです。



正解じゃない3つの単語も、覚えなあかんの?
語彙問題の選択肢に出た語は、別の回で正解として出ることもあるので、4語まとめて覚えておくと無駄がありません。
書き出した語は単語帳の該当ページに印を付けるか、余白に書き足して、次の周で一緒に回してください。
単語帳に載っていない語は、自分用のメモにまとめておくと、試験の直前に見返す2冊目の教材になります。
長文に出た語も拾う
長文の語句空所補充と内容一致選択で意味が取れなかった語も、同じように書き出しておきましょう。
長文で見た語は、文の流れの中で覚えられるので、単語帳だけで覚えた語より記憶に残りやすくなります。
リスニングの原稿も使う
リスニングの原稿には、会話や説明文で実際に使われた語がそのまま載っています。
聞き取れなかった語を原稿で確かめて、単語帳の音声と同じように声に出しておくと、耳でも分かる語が増えていきます。
過去問は3回分しかないので、1回目は単語帳を1周したあと、2回目は2周目のあと、3回目は試験の2週間前、と間を空けて使うと伸びが見えやすくなります。
英検準1級の単語帳で覚えにくい語に使う工夫
準1級の語には、何度見ても頭に残らないものがどうしても出てきます。
そうした語は、語の部品に分けて意味を推し量ると、覚える手がかりが1つ増えます。
| 語 | 部品 | 意味 |
|---|---|---|
| conjecture | con(共に)+ject(投げる) | 推測 |
| emission | e(外へ)+mis(送る) | 排出 |
| redundant | re(再び)+und(波) | 余分な、不要な |
表の語は、2026年度第1回の準1級の語彙問題の選択肢に出ていたものから選びました。



へえ、部品に分けたら覚えやすそうやな!
部品で覚えにくい語は、例文を丸ごと声に出したり、ニュースで見かけた場面と結び付けたりする方法もあります。
どの工夫を使っても、言えなかった語に印を付けて翌日にもう一度回すという基本は同じです。
語源は覚える手がかりの1つにすぎず、語源どおりの意味にならない語もたくさんあります。
最後は単語帳の訳と例文で、正しい意味と使い方を確かめてください。
英検準1級の単語帳を音声で回すコツ
英検協会によると、準1級のリスニングは会話12問、文12問、Real-Life形式5問の29問で、どの大問も放送は1回だけです。
文字で見れば分かる語でも、音で聞いて分からなければ、リスニングでは点につながりません。
単語帳の音声は、見出し語だけでなく例文まで聞くと、語の発音と文の中でのリズムが一緒に身に付きます。



目で覚えるだけやと、聞いたときに分からへんで。
音声も使ってな。
- 1回目は本を見ながら、見出し語と例文の音声を聞く
- 2回目は本を閉じて、聞こえた語の意味を言う
- 3回目は音声のすぐあとに続けて声に出す
- 意味が出なかった語だけを本で確かめる
通勤の電車の中で声を出せないときは、口だけを動かすか、頭の中で言うだけでも十分に回せます。
家事や散歩の時間も、音声だけで前の日の語を聞き直す時間に変えられるので、机に向かえない日でも単語帳を止めずに済みます。
文の内容一致選択では、科学や社会の説明文が読み上げられるため、単語帳で覚えた硬めの語が音で聞き取れるかが問われます。
音声で回す習慣は、語彙問題とリスニングの両方の準備を同時に進める方法でもあります。
音声を聞くときの速さ
最初は普通の速さで聞き、例文の中で聞き取れない語があれば、本で文字を確かめてからもう一度聞いてください。
文字で確かめたあとに聞き直すと、さっきまで聞き取れなかった語が聞こえるようになることが多く、耳で覚えた語が確実に増えていきます。
音声とテストを組み合わせる
音声で回した語は、週末に単語編のテストでまとめて確かめると、耳で覚えたつもりの語の抜けが見つかります。
テストで言えなかった語は、次の週の朝の音声の時間に優先して聞き直してください。
耳と目の両方で確かめた語は、試験本番で選択肢に出たときにも迷わずに選べるようになります。
英検準1級の単語帳を続ける社会人の1日
2026年度第3回の個人申込は10月30日から12月14日まで、一次試験は2027年1月24日です。
今日から試験まで約16週あるので、1冊を3周するには十分な時間があります。
社会人なら、平日にすき間の時間を合わせて30分、週末にまとめて確認という形が続けやすいでしょう。
| 時間帯 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 朝の通勤 | 前の日の語を音声で聞き直す | 10分 |
| 昼休み | 100語のセクションを1つ進める | 15分 |
| 寝る前 | 言えなかった語をテストで確かめる | 5分 |
| 週末 | 1週間分のテストと過去問の語彙問題 | 60分 |
表の時間は筆者がすすめる目安で、仕事の都合に合わせて入れ替えてかまいません。



毎日30分なら、仕事があっても続けられるで。
仕事が忙しい週は、朝の音声だけでも続けておけば、単語帳から離れる日が無くなり、週末の確認で取り返しやすくなります。
英検協会によると、準1級はコンピューターで受ける英検S-CBTでも受験でき、原則として毎週土日に全国のテストセンターで行われています。
本会場の日程が合わない人は、単語帳の仕上がりに合わせて受ける日を選べるS-CBTも検討してみてください。
試験の直前に語を詰め込む手順は、試験前に英単語を短時間で覚える方法|残り時間別の詰め込み手順にまとめています。↓


英検準1級の単語帳についてよくある質問
ここでは、英検準1級の単語帳について、よく出る質問に答えます。
- 英検準1級の単語帳は何周すればいいですか?
-
最低でも3周を目安にして、見出し語を見て1秒で意味を言える語が9割前後になるまで回してください。
- 2級の単語帳が終わっていなくても準1級の単語帳を始めていいですか?
-
準1級の単語帳の例文に分からない語が多いと感じたら、先に2級の単語帳のテストで抜けを拾ってから進むほうが速く仕上がります。
- 単語帳だけで語彙問題は取れますか?
-
単語帳に無い語も出るので、過去問の選択肢で知らなかった語を単語帳に書き足していくのが現実的な方法です。
- 単語帳はアプリと紙の本のどちらがいいですか?
-
通勤中に回すならアプリ、印を付けながら回すなら紙の本が向いているので、両方を使える単語帳を選ぶと場面ごとに使い分けられます。
- 英検準1級の合格点はどれくらいですか?
-
英検協会によると、一次試験の合格基準スコアは英検CSEスコアで1792で、技能ごとの満点は750です。



何周すればええかが分かったら、あとは安心して始めたらええで。
合格までの勉強の順番は、「英検準1級の勉強法|技能別の進め方と社会人が続けられる16週の計画」の記事にまとめています。
まとめ|英検準1級の単語帳は1冊を3周で仕上げる
- 準1級のリーディング31問のうち18問が短文の語句空所補充
- 2026年度第1回は14問が単語、4問が句動詞
- 2級の単語帳は抜けを拾うだけにして、準1級用の1冊を3周する
- 単語帳は出る順と音声の2つを優先して選ぶ
- 覚えた語は英作文と二次試験で使って定着させる



準1級用の1冊を決めて、句動詞まで3周回し切ろな。
英検準1級の単語帳で大切なのは、完ぺきな1冊を探すことより、決めた1冊を最後まで回し切ることです。
覚えた語を声に出して使う場があると、二次試験のナレーションと質疑応答の準備にもつながります。
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ネイティブキャンプの中身は、ネイティブキャンプとはどんなサービスか|回数無制限の中身をやさしく解説でくわしく紹介しています。↓


以下はすべて英検協会(公益財団法人 日本英語検定協会)公式サイトのページです。










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