
ユタカ英検5級の文法って、どのくらいわかってたら受かるん?
小学生でもついていけるんか、ちょっと心配やわ
英検5級の文法は、小学校の英語で習う文の形に、中学1年の最初のほうの文法を少し足した範囲と考えると、準備の量が見えてきます。
- 5級のレベルは中学初級程度で、be動詞・一般動詞・can・疑問詞などが中心になる
- 2026年度第1回では、代名詞の形2問と現在進行形1問が語句の問題で問われた
- 並べかえの5問では、疑問詞の疑問文や三人称単数の文、現在進行形の疑問文が出た
文法は説明を読むより、短い例文を声に出して覚えるほうが、小学生でも身につけやすくなります。
英検1級を持つ英語講師の筆者が、日本英語検定協会の5級の試験内容と2026年度第1回の問題冊子、文部科学省の小学校学習指導要領を読んで、この記事をまとめました。
この記事を読めば、5級に向けてどの文法を、どんな順番で身につければいいのかがわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
英検5級の文法はどこまで出る?小学校の英語との関係
英検5級の文法の範囲を、日本英語検定協会は一覧の形では公開していません。
公式が示しているのは、5級が「英語の学習を始めて最初の目標となる級」で、レベルは中学初級程度だということです。
そこで目安になるのが、文部科学省の小学校学習指導要領にある「文及び文構造」の項目です。
| 小学校で扱う文の形 | 例(筆者が作った例) |
|---|---|
| 肯定・否定の文 | I like cats. / I don't like cats. |
| 肯定・否定の命令文 | Open the window. / Don't run. |
| be動詞・can・do で始まる疑問文 | Are you hungry? / Can you swim? / Do you play tennis? |
| 疑問詞で始まる疑問文 | What do you want? / Where is my bag? |
| I・you・he・she などの代名詞をふくむ文 | She is my sister. |
| よく使う動名詞や過去形をふくむ文 | I like swimming. / I went to the park. |
表の例文はすべて筆者が作ったもので、学習指導要領にのっている文ではありません。
中学初級の文法が加わる
5級は中学初級程度なので、小学校の文の形に、中学1年の最初のほうで習う文法が少し加わると考えるとよいでしょう。
たとえば、主語が he や she のときに動詞に s をつける形や、今していることを表す現在進行形がそれにあたります。
これは過去問に出た形とレベルの目安から筆者が考えた見立てで、公式が決めた区切りではありません。
むずかしい文法は出ない
2026年度第1回の5級の問題を見るかぎり、受け身や現在完了形のような、中学2年以降に学ぶことが多い文法は出ていませんでした。
5級で問われるのは、毎日の会話で使うような、短くて基本的な文の形です。
そのため、文法の用語を覚えることよりも、よく使う文をそのまま言えるようにすることが大切になります。



小学校で習う英語が土台になってるんよ。
小学生でも十分ついていけるで
英検5級の文法がかかわる問題
英検5級の文法は、リーディングとリスニングのどちらの問題にもかかわっています。
| 技能 | 問題の形 | 問題数 | 文法とのかかわり |
|---|---|---|---|
| リーディング | 短文の語句空所補充 | 15問 | 代名詞や動詞の形を選ぶ問題が入る |
| リーディング | 会話文の文空所補充 | 5問 | 質問と答え方の組み合わせを問う |
| リーディング | 日本文付き短文の語句整序 | 5問 | 4つの語句を正しい順に並べる |
| リスニング | 3つのパート | 25問 | 聞いた文が質問か答えかを聞きわける |
リーディングは25分で25問なので、文法で迷う時間をへらせると、そのぶん落ち着いて解けます。
会話の5問は答え方の型
会話文の5問では、「Are you 〜?」には「Yes, I am.」のように、質問の形に合った答え方を選ぶ問題がよく出ます。
質問が be動詞か do か can かによって、答えの文に使う語も変わるのがポイントです。
質問と答えをペアで覚えておくと、選択肢を見たときにすぐに正解がわかるようになります。
リスニングでも形を聞く
リスニングの第1部では、会話の最後の発言に合う応答を3つの中から選びます。
最後の発言が質問なら、疑問詞や最初の語を聞きとるだけで、答えの種類がしぼれます。
5級のリスニングはすべて2回放送されるので、1回目で質問の形、2回目で中身を確かめる聞き方がおすすめです。



質問と答えはペアで覚えてな。
Are you って聞かれたら I am で返すんやで
英検5級の文法を2026年度第1回の過去問で確かめた
実際にどんな英検5級の文法が問われているのかを、筆者が公式サイトの2026年度第1回の問題冊子と解答で確かめました。
| 問題 | 問われた文法(筆者が分類) | 正解 |
|---|---|---|
| 語句(13) | 名詞の前に置く代名詞(〜の) | his |
| 語句(14) | 「〜のもの」を表す代名詞 | mine |
| 語句(15) | 主語が he の現在進行形 | is studying |
| 並べかえ(21) | 疑問詞 when と be動詞の疑問文 | When is で始まる語順 |
| 並べかえ(22) | 時刻をたずねる文 | What time is it の語順 |
| 並べかえ(23) | 代名詞 our と名詞のかたまり | Our homeroom teacher の語順 |
| 並べかえ(24) | 主語が三人称単数の一般動詞 | wants の文の語順 |
| 並べかえ(25) | 現在進行形の疑問文 | What are you making の語順 |
この回では、語句の問題の最後の3問が文法の問題で、並べかえの5問には疑問文が3問ふくまれていました。
代名詞が2問続いた
(13)と(14)は、どちらも代名詞の形を選ぶ問題でした。
意味はどちらも「かれ」「わたし」に関係していますが、文の中のどこに入るかで選ぶ形がちがいます。
代名詞の問題は、意味を知っているだけでは解けないので、次の章で紹介する見分け方を身につけておきましょう。
現在進行形は2か所
現在進行形は、語句の問題(15)と、並べかえの(25)の2か所で使われていました。
「be動詞+動詞の ing 形」という形と、主語によって is・am・are を使い分けることの両方が問われています。
疑問文にするときは be動詞を前に出すという決まりも、あわせて覚えておきましょう。
1回分で決めつけない
ここで確かめたのは1回分なので、別の回では can や命令文の問題が多く出ることもあります。
公式サイトには5級の過去1年分(3回分)の問題と解答がのっているので、ほかの回でも文法の問題を探してみてください。
3回分を見くらべると、5級でくり返し出る形がわかってきます。
過去問の見つけ方と解き方の流れは、英検5級の過去問の記事にまとめています。↓





代名詞の問題が2問も続いとったんや!
意味だけやなくて、入る場所で選ぶんやね
英検5級の文法で押さえたい8つの形
英検5級の文法で、筆者が試験までに押さえてほしいと考えている形を8つにまとめました。
| 文法 | 例文(筆者が作った例) | ポイント |
|---|---|---|
| be動詞 | I am a student. | 主語で am・is・are を使い分ける |
| 一般動詞 | I play soccer. | 否定は don't、疑問は Do で始める |
| 三人称単数 | He plays soccer. | 主語が he・she のとき動詞に s |
| 現在進行形 | She is cooking now. | be動詞+動詞の ing 形 |
| can | I can ride a bike. | うしろは動詞のもとの形 |
| 命令文 | Please sit down. | 動詞のもとの形で始める |
| 疑問詞 | When is your birthday? | what・when・where・who・how |
| 代名詞 | This is his bike. | 入る場所で形を選ぶ |
表の例文はすべて筆者が作ったもので、過去問の英文ではありません。
三人称単数のつまずき
5級の文法で、多くの人がつまずきやすいのが、主語が he や she のときに動詞に s をつける形です。
「I play」「He plays」のように、主語を変えて言いくらべる練習をすると、s をつけるかどうかの感覚が身につきます。
2026年度第1回の並べかえ(24)でも、主語が人の名前で、動詞に s のついた wantsが使われていました。
疑問詞はセットで
what・when・where・who・how などの疑問詞は、それぞれ何をたずねる言葉なのかをセットで覚えます。
what time や how many のように、2語のかたまりでたずねる言い方もあり、2026年度第1回の並べかえでは what time の文が出ました。
疑問詞の意味がすぐにわかると、会話の問題でもリスニングでも、答えの種類をすばやくしぼれるようになります。
can と命令文の形
can と命令文は、どちらも動詞のもとの形を使うという共通点があります。
主語が he のときでも「He can swim.」となり、can のうしろの動詞に s はつけません。
命令文も「Wash your hands.」のように、主語を置かずに動詞のもとの形から始めるのが決まりです。
「〜しないで」と言うときは、文の頭に Don't を置き、ていねいに頼むときは Please を足します。
2つの形をまとめて覚えておくと、動詞の形で迷う場面がぐっと減るでしょう。



主語を変えて言いくらべてみてな。
I play と He plays、声に出したらちがいがわかるで
英検5級の文法で代名詞を見分ける
英検5級の文法の中でも、代名詞は2026年度第1回で2問続けて問われた大事な形です。
代名詞は、文の中のどこに入るかで形が決まるので、場所で見分ける方法を覚えておきましょう。
| 入る場所 | 使う形 | 例(筆者が作った例) |
|---|---|---|
| 文の主語(〜は) | I・he・she・we・they | He is tall. |
| 名詞の前(〜の) | my・his・her・our・their | This is her bag. |
| 動詞や前置詞のあと(〜を・〜に) | me・him・her・us・them | I know him. |
| 1語で「〜のもの」 | mine・his・hers・ours・theirs | This pen is mine. |
問題の空らんのすぐうしろに名詞があれば「〜の」の形、なければ「〜のもの」や「〜を」の形を考えるのが手がかりです。
空らんのうしろを見る
代名詞の問題では、空らんの前後の語を見ることが、正解を選ぶいちばんの近道です。
空らんのすぐあとに class や bike のような名詞があれば、my・his のような名詞の前に置く形を選びます。
空らんのあとに名詞がなく、文がそこで終わっていれば、mine や yours のような「〜のもの」の形を考えましょう。
his は2つの役目
his は、「かれの」と「かれのもの」の2つの役目を持っている、少し特別な代名詞です。
「This is his bike.」の his は名詞の前、「This bike is his.」の his は1語で「かれのもの」を表しています。
このように同じ形でも役目が変わる語は、例文を2つ並べて覚えておくとまちがえにくくなります。



空らんのうしろに名詞があるかどうかで決まるんや!
his が2つの役目を持ってるのはおもしろいなあ
英検5級の文法で並べかえ問題を考える
英検5級の文法の力がそのまま点になるのが、日本文付きの語句整序の5問です。
5級の並べかえは、4つの語句を日本文に合うように並べて、1番目と3番目に来るものの組み合わせを選ぶ形になっています。
- 日本文の終わりを見て、ふつうの文か疑問文かを決める
- 疑問文なら、疑問詞や be動詞を最初に置く
- 「だれが」「何を」にあたる語を、主語と動詞の順に並べる
- 4つの語句を全部並べてから、1番目と3番目を確かめる
4つの語句を並べるだけなので、手順どおりに考えれば、5級の文法の力で十分に答えられます。
疑問文は最初が決め手
日本文が「いつですか」「何時ですか」のような疑問の形なら、英文は疑問詞から始まることがほとんどです。
疑問詞のあとには、be動詞や do、are などが続く形が多いので、疑問詞のすぐあとに来る語を考えると並べ方が決まります。
2026年度第1回でも、5問のうち3問が疑問詞で始まる疑問文でした。
かたまりで見る
並べかえの語句には、「some pizza」のように2語がひとかたまりになっているものもあります。
かたまりになっている語句は、それで1つの意味を表しているので、ばらさずに1つの部品として並べましょう。
部品の数を4つと決めて考えると、どこに何が入るかが見えやすくなります。



5級の並べかえは部品が4つやで。
疑問詞のすぐあとに何が来るかを考えてな
英検5級の文法を小学生が覚える方法
英検5級の文法は、小学生でも、覚え方を工夫すれば十分に身につけられます。
文法の用語や説明を覚えるより、短い文を何回も声に出して、形ごと体に入れていくのが近道です。
- 1日に1つの形を決めて、例文を3つ声に出す
- 主語を I・he・she と変えて言いかえる
- 質問と答えを親子で言い合う
- 過去問で同じ形の問題を探して解く
1日10分ほどでも、毎日続けることで、文の形が少しずつ自然に口から出てくるようになります。
過去問で形を探す
例文で覚えた形は、公式サイトの過去問の中から同じ形を探すと、試験でどう問われるのかがわかります。
たとえば現在進行形を覚えた日は、問題冊子を開いて ing のついた動詞に色ペンで印をつけるだけでもかまいません。
見つけた文を声に出して読むと、覚えた例文と試験の英文がつながり、形がしっかり記憶に残ります。
解けなかった問題は、どの文法の形だったのかをノートの1行にメモしておくと、次に見直す場所がすぐにわかるはずです。
親子で質問ごっこ
親が「Do you like apples?」と聞き、子どもが「Yes, I do.」と答えるような質問ごっこは、文法の練習にぴったりです。
慣れてきたら、子どもが質問する役になると、疑問文の作り方も身につきます。
親が英語に自信がなくても、例文を読み上げる係と、答えが合っているかを確かめる係を受け持つだけで十分です。
話す練習の場を作る
覚えた文の形は、実際に使ってみると、長く記憶に残りやすくなります。
ネイティブキャンプのようなオンライン英会話には、キッズ向けに英検5級から3級の対策コースがあり、覚えた文を声に出して使う場として利用できます。
5級にはスピーキングテストもあるので、話す練習は、その準備にもつながるはずです。
スピーキングテストの出題の流れは、英検5級スピーキングテストの記事でくわしく紹介しています。↓





親子で質問ごっこをしてみてな。
親が英語苦手でも手伝えるで
英検5級の文法に関するよくある質問
英検5級の文法について、よく聞かれる質問に答えます。
- 英検5級の文法は中学何年生の範囲ですか?
-
日本英語検定協会は、5級のレベルを中学初級程度としていますが、学年ごとの範囲は示していません。
筆者は、小学校の英語で習う文の形に、中学1年の最初のほうの文法を少し足した範囲を目安にすることをすすめています。
- 英検5級の文法で過去形は出ますか?
-
小学校の学習指導要領には、よく使う過去形をふくむ文が入っています。
ただし2026年度第1回の文法の問題の中心は現在の文だったので、まずは be動詞・一般動詞・現在進行形を固めましょう。
- 英検5級の文法は文法用語を覚える必要がありますか?
-
試験で文法用語そのものを問われることはないので、用語より例文を言えることを優先しましょう。
用語は、説明を読むときの目印として知っておく程度で十分です。
- 英検5級の文法は何から始めればいいですか?
-
筆者は、be動詞と一般動詞の区別から始めることをすすめています。
この2つがわかると、疑問文や否定文の作り方、三人称単数の形へと進みやすくなります。
- 英検5級の並べかえ問題は何語を並べますか?
-
5級の並べかえは、4つの語句を並べて、1番目と3番目に来るものの組み合わせを選ぶ形です。
4つの語句を全部並べてから、1番目と3番目を確かめるとまちがいを減らせます。
- 英検5級の文法は小学生でも理解できますか?
-
説明だけでは難しく感じる形もありますが、例文を声に出して覚えれば、小学生でも形として身につけられます。
親子で質問と答えを言い合う練習を取り入れると、楽しく続けやすくなります。



文法の用語は覚えんでもええんやね。
まずは例文を言えるようにするんが先なんや
英検5級の勉強をどこから進めるか知りたい方は、英検5級の勉強法は何から始める?合格までの手順と毎日のやり方にまとめています。
まとめ|英検5級の文法は短い例文を声に出して固めよう
英検5級の文法について、この記事のポイントをまとめます。
- 5級の文法は、小学校の英語の文の形に、中学1年の最初のほうの文法を足した範囲が目安
- 2026年度第1回では、代名詞2問と現在進行形1問が語句の問題で問われた
- 押さえたいのは be動詞・一般動詞・三人称単数・現在進行形・can・命令文・疑問詞・代名詞の8つ
- 代名詞は、空らんのうしろに名詞があるかどうかで形を見分ける
- 並べかえは4つの語句を全部並べてから、1番目と3番目を確かめる
まずは be動詞と一般動詞の例文を3つずつ選んで、今日から声に出して言うところから始めてみてください。
形が言えるようになったら、公式サイトの過去問で、同じ文法がどう問われているかを確かめていきましょう。
短い例文を毎日くり返した分だけ、試験の日には文法の問題でも迷わずに答えられるはずです。



be動詞と一般動詞の例文からやで!
今日から3つずつ声に出してみてな
\英語を声に出す練習相手がほしい人へ/
キッズ向けに英検3級〜5級の対策コースあり
7日間の無料トライアルあり
あわせて読みたい記事も置いておきます。
文法のほかの勉強の順番は、英検5級の勉強法の記事にまとめています。↓


単語の覚え方は、英検5級の単語の記事でくわしく紹介しています。↓


- 5級の過去問・試験内容(日本英語検定協会)
- 5級の試験内容(日本英語検定協会)
- 2026年度第1回 5級 問題冊子(日本英語検定協会)
- 2026年度第1回 5級 解答(日本英語検定協会)
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)(文部科学省)










コメント