ユタカ英検準1級の要約って、何語にまとめるん?
賛成と反対が両方出てくる英文を、どう短くしたらええか分からへん
- 英検準1級の要約は、3段落ほどの英文を60〜70語で、できるだけ自分の言葉でまとめる問題
- 英文は背景→賛成側の考え→反対側の考えのように、立場が分かれる流れになりやすい
- 1段落を1文にまとめ、Supporters / Criticsのような主語で立場を言い分けると語数に収まる
- 自分の意見は入れず、両方の立場を同じくらいの重さで書くのがコツ
英検準1級の要約の決まりと書き方を、英検1級を持つ英語講師の筆者が、日本英語検定協会の公式ページと過去問を確かめてまとめました。
この記事を読めば、準1級の要約で求められていることと、本番で60〜70語に収めるまでの手順がそろいます。
準1級のライティング全体(要約と意見論述)の流れは、英検準1級のライティング対策の記事にまとめています。↓


英検準1級の要約問題とは|語数・形式・試験時間
英検準1級の要約は、一次試験のライティングの1題目(大問4)として出される問題です。
日本英語検定協会は2024年度第1回から問題形式をリニューアルし、準1級のライティングに要約が加わりました。
| 項目 | 英検準1級の要約 |
|---|---|
| 問題の位置 | 一次試験・大問4(English Summary) |
| やること | 英文を読み、内容をできるだけ自分の言葉で英語で要約する |
| 語数 | 60〜70語 |
| 問題文の種類 | 説明文など |
| 解答の形 | 記述式(解答用紙A面の欄に書く) |
| 試験時間 | リーディングとライティングを合わせて90分 |
語数と条件は、2026年度第1回の問題冊子の指示文と同じです。
指示文の3つの条件
- 英文を読み、できるだけ自分の言葉で英語で要約する
- 60〜70語で要約する
- 解答用紙A面の欄に書く(欄の外に書いたものは採点されない)
ライティングは要約と意見論述の2題
準1級のライティングは、要約(60〜70語)と意見論述(120〜150語)の2題です。
始める合図はないので、90分の中で読解と英作文2題の時間を自分で配分します。



要約は、自分の言葉で60〜70語にまとめるんやで
英検準1級の要約で出やすい英文の流れ
英検準1級の要約では、1つの政策や技術について立場が分かれる英文が出やすくなっています。
2026年度第1回は「背景→賛成→反対」
2026年度第1回の準1級では、水道水にフッ素を加える政策をテーマにした3段落の英文が出ました。
| 段落 | 役割 | 中身 |
|---|---|---|
| 第1段落 | 背景 | フッ素とは何か・政策が始まった経緯 |
| 第2段落 | 賛成側の考え | 歯科に通いにくい地域でも毎日予防できる・だれにでも届く |
| 第3段落 | 反対側の考え | 飲む量に個人差がある・自分での歯の手入れがおろそかになる |
このように、第2段落と第3段落で立場が入れ替わる流れを想定しておくと、読みながら要点を拾えます。
However が立場の切りかえの合図
第3段落の始めにあるHowever, critics ~のような言葉は、反対側の考えに切りかわる合図です。
問題冊子にはメモをしてよいので、こうした言葉に丸を付けながら読んでいきましょう。



However が出てきたら、反対の話に変わる合図やで。
丸を付けながら読んでな
英検準1級の要約を60〜70語に収める3文の型
英検準1級の要約は、1段落を1文にまとめる3文の型で書くと、60〜70語に収まりやすくなります。
| 文 | 書くこと | 語数の目安 |
|---|---|---|
| 1文目 | 話題と背景(何が・なぜ広まったか) | 15〜20語 |
| 2文目 | 賛成側の考え(理由を1〜2つ) | 20〜25語 |
| 3文目 | 反対側の考え(心配を1〜2つ) | 20〜25語 |
背景の文は短くする
第1段落の背景は、話題が何かが伝わる最小限にとどめます。
年代や人名、研究の細かい内容は外し、語数は賛成と反対の文に回すのがポイントです。
賛成と反対は同じくらいの重さで
2文目と3文目は、同じくらいの語数で書くと、本文の内容を公平にまとめた要約になります。
片方の立場だけを詳しく書くと、自分の意見に寄った要約に見えるので気をつけてください。



1段落1文で、賛成と反対を同じくらいの長さにするんやな
英検準1級の要約で立場を言い分ける表現
英検準1級の要約では、だれの考えなのかを主語で言い分けると、短い語数でも流れが伝わります。
立場を表す主語と動詞
| 立場 | 主語の例 | 動詞の例 |
|---|---|---|
| 賛成する側 | Supporters/Advocates/Those in favor | believe/argue/claim |
| 反対する側 | Critics/Opponents/Those against it | point out/worry/argue |
| 研究・専門家 | Researchers/Experts | suggest/have found |
段落をつなぐ言葉
| 関係 | 表現 |
|---|---|
| 逆接(立場が変わる) | However,/On the other hand,/Meanwhile, |
| 理由 | because/since/as |
| 追加 | and/also/in addition |
本文に supporters とあればadvocatesに、critics とあればopponentsに替えるだけでも、自分の言葉で書いた要約になります。



主語を Supporters と Critics で分けたら、だれの話かすぐ伝わるんよ
英検準1級の要約の解答例|自作の英文でやってみる
ここでは、英検準1級の要約と同じ形の自作の英文で、解答例を示します。
英文は筆者が作った練習用で、実際の試験問題ではありません。
In recent years, some companies around the world have been testing a four-day work week. Under this system, employees work four days instead of five but receive the same salary. Several governments have also shown interest in the idea.
Supporters say that the system benefits both workers and employers. With an extra day off, employees have more time to rest and spend with their families, which can reduce stress. Some companies have also reported that their workers became more focused and productive.
However, critics point out that the system does not suit every industry. Hospitals and stores, for example, need staff to be available every day, so it may be hard for them to reduce working days. Others worry that employees will have to do the same amount of work in less time, which could actually increase pressure.
解答例(63語)
Some companies are trying a system in which employees work four days a week without a pay cut. Supporters believe it helps workers reduce stress by giving them more free time and can make them more productive. However, opponents argue that it is unsuitable for businesses that must operate daily and that it might increase pressure on workers to finish their tasks faster.
どこを言いかえたか
| 本文 | 解答例 |
|---|---|
| receive the same salary | without a pay cut |
| more time to rest and spend with their families | more free time |
| critics point out | opponents argue |
| Hospitals and stores … available every day | businesses that must operate daily |
| the same amount of work in less time | finish their tasks faster |
「病院や店」のような具体例は、毎日営業しなければならない事業という一段上の言葉にまとめています。



具体例をまとめる言葉を探すのが、言いかえのコツなんやな
英検準1級の要約で点を落としやすい書き方
英検準1級の要約には、やりがちな失敗がいくつかあります。
| 失敗 | どうすればいいか |
|---|---|
| 自分の意見を書く | I think などは使わず、本文の内容だけを書く |
| 片方の立場だけを書く | 賛成と反対を同じくらいの語数で入れる |
| 本文の文を写す | 主語・動詞・文の形を変えて書く |
| 背景を長く書きすぎる | 背景は1文・20語以内にとどめる |
| 語数の数え間違い | 書き終えたら1語ずつ数え直す |
協会の英作文の観点を当てはめる
協会は、英作文を内容・構成・語彙・文法の4つの観点で採点すると公開しています。
要約でも、要点がそろっているか(内容)・立場の切りかえが分かるか(構成)・言いかえができているか(語彙)・文の形が正しいか(文法)を見直すと、取りこぼしが減ります。
欄の外は採点されない
書き直しで行が足りなくなっても、欄の外に書いた部分は採点されません。
先に下書きで語数を確かめてから、解答欄に清書するのが安全です。



片方の立場だけ書いてしまうのは、よくある失敗やで。
両方の立場を入れてな
英検準1級の要約と1級・2級の要約の違い
英検準1級の要約は、1級と2級のあいだの語数と難しさです。
| 級 | 語数 | まとめる単位の目安 |
|---|---|---|
| 1級 | 90〜110語 | 1段落を1〜2文 |
| 準1級 | 60〜70語 | 1段落を1文 |
| 2級 | 45〜55語 | 1段落を1文(短め) |
準1級は「立場の言い分け」が増える
2級の英文は「良い点と問題点」を並べる流れが多い一方で、準1級では「賛成する人と反対する人」のように、立場の主語を言い分ける場面が増えます。
一つ下の級で「良い点と問題点」の流れに慣れたい方は、英検2級の要約問題の書き方の記事から練習を始めるのも手です。↓


1級は段落の中の「仕組み」まで書く
1級の要約は90〜110語あるので、段落の要点に加えて、問題が起きる仕組みや対策の限界まで書き込む必要があります。
準1級で3文の型に慣れておくと、1級に進んだときも英検1級の要約問題の書き方の記事の5つの手順にそのままつなげられます。↓





級が上がるほど、語数も立場の言い分けも増えるんやな
英検準1級の要約の練習法と時間配分
英検準1級の要約は、90分の中で15分ほどを目安にすると、意見論述と読解の時間も確保できます。
| パート | 時間の目安 |
|---|---|
| 語彙問題(18問) | 10分 |
| 長文読解(13問) | 35分 |
| 要約 | 15分 |
| 意見論述 | 25分 |
| 見直し | 5分 |
時間の目安は筆者の考えで、協会が決めたものではありません。
過去問の英文で3文の型を練習する
協会のサイトで公開されている過去問の英文を使い、15分を計って3文の型で書く練習をくり返します。
書いたら、背景・賛成・反対の3つが入っているか、意見が混ざっていないかを確かめてください。
言いかえのストックを作る
練習で使った言いかえは、ノートに本文の表現→自分の表現の形で書きためておきます。
Supporters → Advocates のような言いかえが手元にそろうと、本番で迷う時間が減ります。



言いかえは、ノートにためていくのがおすすめやで
英検準1級の要約についてよくある質問
- 英検準1級の要約は何語で書きますか?
-
60〜70語です。
2026年度第1回の問題冊子の指示文でも、この語数が示されています。
- 要約に自分の意見を入れてもいいですか?
-
入れません。
要約は英文の内容をまとめる問題なので、本文に書かれた考えだけを書きます。
- 本文の単語をそのまま使ってもいいですか?
-
キーワードを使うのは問題ありません。
ただ、指示文にできるだけ自分の言葉でとあるので、文はそのまま写さず言いかえて書きます。
- 要約と意見論述はどちらを先に書くべきですか?
-
決まりはありません。
短時間で書ける要約を先に終わらせ、意見論述に時間を回す方法もあります。
- ライティングは何点満点ですか?
-
英検CSEスコアで750点満点で、要約と意見論述の2題で分け合います。



気になってたことが、だいたい分かったわ
準1級の勉強の進め方を決めたい方は、英検準1級の勉強法|技能別の進め方と社会人が続けられる16週の計画にまとめています。
まとめ|英検準1級の要約は3文の型で60〜70語に
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 語数 | 60〜70語 |
| 英文の流れ | 背景→賛成側→反対側が多い |
| 型 | 1段落1文の3文(背景15〜20語・賛成と反対20〜25語ずつ) |
| 表現 | Supporters/Critics などの主語で立場を言い分ける |
| 避けること | 自分の意見・片方の立場だけ・本文の写し |
英検準1級の要約は、3文の型と立場を言い分ける表現を決めておけば、安定して点を取れる問題です。
まずは公式の過去問の英文を1題、15分を計って3文の型で書いてみるところから始めてください。



まずは過去問1題を、15分計って3文の型で書いてみてな
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あわせて読みたい




参考文献
- 準1級の過去問・試験内容(日本英語検定協会)
- 準1級の試験内容(一次試験・二次試験)(日本英語検定協会)
- 2024年度 英検 問題形式リニューアル(日本英語検定協会)
- ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(日本英語検定協会)
- 英検CSEスコアでの合否判定方法について(日本英語検定協会)
- 2026年度第1回 準1級 一次試験 問題冊子(PDF)(日本英語検定協会)










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