
ユタカ英検3級の勉強法って、4級のときと同じやり方でええの?
書く問題とか面接とか、何から手をつけたらええんやろ
英検3級の勉強法は、4級との違い(ライティングと面接)を先に知ってから順番を組むのがいちばん迷いません。
- 一次試験はリーディング・ライティング65分とリスニング約25分
- ライティングはEメールと英作文の2問、二次試験は約5分の面接
- 合格基準スコアは一次1103点(1650点満点)、二次353点(550点満点)
単語と長文で土台をつくりつつ、書く練習と話す練習を早めに始めるのがおすすめです。
英検1級を持つ英語講師の筆者が、日本英語検定協会の公式ページで3級の出題形式と合格基準を確かめて、この記事をまとめました。
この記事を読めば、4級からどこを足せば3級に届くのかがはっきりするので、ぜひ最後まで読んでみてください。
英検3級の勉強法は4級とのちがいを知ることから
英検3級の勉強法を考えるとき、まず押さえたいのは4級とのちがいです。
公式は3級を「5級・4級で習得してきた基礎力の集大成の級」と説明していて、レベルは中学卒業程度とされています。
そして、3級からライティングと面接が加わる点が、いちばん大きな変化。
| 項目 | 4級 | 3級 |
|---|---|---|
| レベルの目安 | 中学中級程度 | 中学卒業程度 |
| 一次試験の時間 | リーディング35分・リスニング約30分 | リーディング・ライティング65分・リスニング約25分 |
| ライティング | なし | Eメール1問・英作文1問 |
| 語句の並べかえ | 5問あり | なし |
| 長文の問題 | 10問 | 10問 |
| 話す試験 | 任意の録音式スピーキングテスト | 二次試験の面接(約5分) |
表のとおり、4級にあった語句の並べかえ問題は3級にはありません。
その代わりに、自分で英文を書く問題が2問入ってきます。
書く・話すが合否に入る
4級のスピーキングテストは受けるかどうかが自由で、級の合否には関係しませんでした。
3級では、一次試験に合格したあと、面接の二次試験に合格して初めて3級に合格となります。
つまり、書く力と話す力が合否に直接かかわるようになるということです。
リスニングの放送回数が変わる
3級のリスニングの最初のパート(会話の応答文選択)は、放送が1回だけです。
4級ではすべての問題が2回ずつ放送されていたので、ここは気をつけたいところ。
1回で聞き取る練習を、ふだんから入れておく必要があります。



えっ、最初のパートは1回しか流れへんの?
4級と同じつもりでおったら、あわてるとこやったわ
英検3級の勉強法を決める試験の中身と合格基準
次に、英検3級の勉強法の土台になる試験の中身を、公式の試験内容のページから整理します。
| 技能 | 問題の形 | 問題数 |
|---|---|---|
| リーディング | 短文の語句空所補充 | 15問 |
| リーディング | 会話文の空所補充 | 5問 |
| リーディング | 長文の内容一致選択(掲示・Eメール・説明文) | 10問 |
| ライティング | Eメールの返信を書く | 1問 |
| ライティング | 質問に対する意見を書く(英作文) | 1問 |
| リスニング | 会話の応答文選択(放送1回) | 10問 |
| リスニング | 会話の内容一致選択(放送2回) | 10問 |
| リスニング | 文の内容一致選択(放送2回) | 10問 |
リーディングは30問、リスニングも30問で、そこにライティングの2問が加わる形です。
一次試験の合格基準は1103点
3級の一次試験は、リーディング・ライティング・リスニングの3技能の合計スコアで合否が決まります。
技能ごとの満点はそれぞれ550点で、合計1650点のうち1103点が合格基準です。
英検CSEスコアは、問題数に関係なく技能ごとに均等に配分されています。
そのため、問題数が2問しかないライティングも、リーディングやリスニングと同じ重さを持っているということ。
二次試験の合格基準は353点
二次試験の面接は550点満点で、353点が合格基準とされています。
スコアは統計的な方法で出しているため、自分の正答数から点数を計算することはできません。
ただ公式は、2級以下では各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格した回があったと説明しています。



ライティングは2問でも、リーディングと同じ1技能分の重さがあるで。
後回しにせんとこな
3級の合格ラインについては、こちらの記事でもくわしくまとめています。
くわしくは、英検3級の合格ラインの記事も読んでみてください。↓


英検3級の勉強法の順番と期間の分け方
試験の中身がわかったら、英検3級の勉強法の順番を決めていきます。
- ①過去問を1回分ながめて、4級とのちがいを確かめる
- ②単語と熟語を覚えながら、長文を読む練習を始める
- ③ライティングの型を覚えて、週に数回書く
- ④リスニングで1回で聞き取る練習をする
- ⑤一次試験のあと、すぐに面接の練習へ切りかえる
4級までの勉強法とのちがいは、書く練習を早めに始めるという点です。
単語や文法がそろってから書き始めようとすると、本番までに書く回数が足りなくなりがちだからです。
期間は3つに分ける
申し込みから一次試験までの期間を、おおまかに3つに分けると進めやすくなります。
- 前半:単語・長文を中心に、ライティングの型を覚える
- 中盤:問題の形ごとに練習し、英作文を週に数回書く
- 最後の2週間:過去問を時間を計って解き、書いた英作文を見直す
個人で申し込める次の本会場は2026年度第3回で、申込期間は10月30日から12月14日、一次試験は2027年1月24日です。
二次試験は一次試験から1か月ほどあとになるので、一次の勉強と並行して、音読だけは毎日の習慣にしておくと安心でしょう。
試験時間の使い方も変わる
3級の一次試験は、リーディングとライティングを合わせて65分で解きます。
長文と英作文が同じ時間の中に入っているので、どちらにどれだけ時間を使うかを自分で決めなければなりません。
過去問を解くときに、英作文に何分残すかを先に決めておき、その時間になったら書き始める練習をしておきましょう。
時間配分が決まっていると、本番で長文に時間をとられて英作文が白紙になる、という失敗を防げます。
4級の内容に不安があるとき
4級の過去問で半分も取れないときは、3級の前に4級の内容を見直すほうが近道になることもあります。
4級のレベルや勉強法は、次の記事で確認できます。
4級の内容は、英検4級のレベルと勉強法の記事にまとめています。↓





4級があやしいときは、いったん戻ったほうが早いってこと?
急がば回れやな
英検3級の勉強法①単語と長文読解
英検3級の勉強法の土台は、単語と長文です。
リーディングの最初の15問は、文に合う語句を選ぶ問題で、知っている単語の数がそのまま点数につながります。
話題に合わせて単語を広げる
公式が示す3級の話題には、5級・4級と同じ家族や学校のほかに、海外の文化・人物紹介・歴史などが加わっています。
場面にも「アナウンス」が入っているので、駅や店内の案内で使われる言葉もふれておきたいところ。
新しく出てくる話題の単語は、過去問の長文から拾って覚えると、覚えた言葉が実際の文の中でどう使われるかもわかります。
長文は3種類に慣れる
長文の問題は10問で、掲示・案内、Eメール(手紙文)、説明文の3種類の文が出ます。
掲示や案内は、日付・時間・場所などの情報を探して読むのがコツ。
Eメールは、だれがだれに、何のために書いたのかをつかむと、質問に答えやすくなります。
説明文は、段落ごとに何が書いてあるかを一言でメモしながら読むと、内容を見失いにくくなるでしょう。
熟語と会話の決まり文句
3級では、単語だけでなく熟語や会話の決まり文句も、語句の問題や会話文の問題でよく見かけます。
熟語は、動詞といっしょに使う形でまとめて覚えると、長文の中で出てきたときにも意味をつかみやすくなります。
会話の決まり文句は、場面と一緒に覚えるのがコツ。
お店での注文や道のたずね方など、場面ごとに短いやりとりを声に出しておくと、会話文の問題だけでなく面接の受け答えにも生きてきます。
先に質問を読む
長文では、本文を読む前に質問に目を通しておくと、どこを読めばいいのかがわかります。
65分の中にライティングも入っているので、長文で時間を使いすぎないことも大切です。



長文は、本文の前に質問を読むのがコツやで。
どこを読めばええかわかるんよ
英検3級の勉強法②ライティング(Eメールと英作文)
英検3級の勉強法でいちばん新しく感じるのが、ライティングです。
Eメールの返信を書く問題と、質問に対して自分の意見を書く英作文の2問が出ます。
英作文は考えと理由2つ
公式の採点の説明によると、英作文の課題は「自分の考えとその理由2つ」を書くことで、語数の目安は25語〜35語です。
解答は内容・構成・語彙・文法の4つの観点で、それぞれ0〜4点の5段階で採点されます。
- 内容:自分の考えと理由2つが入っているか
- 構成:流れがわかりやすく論理的か
- 語彙:課題にふさわしい語を正しく使えているか
- 文法:文法的に正しい英文か
公式は、質問に答えていない解答はすべての観点で0点になることがあると注意しています。
また、考えと合わない理由を書いたり、2つの選択肢の両方に理由を1つずつ書いたりすると、減点の対象になります。
型を決めておく
英作文は、書く順番を先に決めておくと、本番であわてずにすみます。
- 1文目:自分の考え(I think ~.)
- 2文目:理由1(First, ~.)
- 3文目:理由2(Second, ~.)
- 4文目:もう一度考えを書いてしめる
公式も、becauseやso、for exampleのようなつなぎの言葉を使うと、考えと理由の関係がわかりやすくなると説明しています。
Eメールは質問に答える
Eメールの問題は、届いたメールに返信を書く形です。
相手のメールの中にある質問を見落とさず、聞かれたことにきちんと答えることを意識しましょう。
返信の最初にお礼やあいさつを一言入れ、最後にしめの一文を置くと、メールとして自然な形にまとまります。
英作文と同じく、Eメールも書く順番を決めておくと、本番の時間を節約できるはずです。
書いた答えは、学校の先生や家族に見てもらうなど、だれかに読んでもらう機会をつくると、自分では気づかないまちがいが見つかります。



「考え→理由→理由→しめ」の順番やな。
型が決まってたら、書き出しで悩まんですみそうや
ライティングの対策は、こちらの記事でさらにくわしく紹介しています。
書く練習のヒントは、英検3級のライティングのコツの記事が参考になります。↓


英検3級の勉強法③リスニング
英検3級の勉強法では、リスニングも4級より一段上の準備が必要です。
3級のリスニングは30問で、会話の応答、会話の内容、文の内容の3種類が出ます。
- 会話の応答文選択:10問・放送1回・選択肢は読み上げ
- 会話の内容一致選択:10問・放送2回・選択肢は印刷
- 文の内容一致選択:10問・放送2回・物語文や説明文
4級と同じ形に見えても、放送の回数と文の長さが変わる点に気をつけてください。
最初のパートは1回で聞く
会話の応答文選択は放送が1回だけで、選択肢も読み上げだけです。
イラストが補助としてのっているので、放送の前にイラストを見て場面をつかんでおくと聞き取りやすくなります。
練習のときから音声を1回しか流さないルールにして、本番の形に慣れておきましょう。
文の内容一致は話の流れで聞く
文の内容一致選択では、物語文や説明文の短いパッセージが流れます。
だれが・いつ・何をしたのかを、話の流れに沿って聞き取ることがポイントです。
聞きながら、数字や曜日などを問題用紙のすみにメモしておくのも、ひとつの方法でしょう。
まねして声に出す
聞いた英文をまねして声に出す練習は、リスニングと面接の両方に役立ちます。
過去問の音声は公式サイトで聞けるので、1日1題でも続けてみてください。



聞いた英文をまねして声に出すと、リスニングと面接の両方に効くで。
1日1題でも続けてな
英検3級の勉強法④二次試験の面接対策
英検3級の勉強法の最後の山が、二次試験の面接です。
面接は約5分で、面接委員1人と、すべて英語でやりとりします。
| 順番 | 内容 |
|---|---|
| 黙読 | 問題カードの文章を20秒間黙読する |
| 音読 | 30語程度の文章をタイトルから読む |
| No.1 | 文章の内容についての質問 |
| No.2・No.3 | イラストについての質問 |
| No.4・No.5 | 受験者自身のことなどについての質問 |
No.3のあとは問題カードを裏返すように指示され、そこからはカードを見ずに答えます。
評価されるところ
面接は応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量に加えて、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度も評価の観点です。
入室から退室までの態度も見られていると考えて、あいさつや返事をはっきりすることを心がけましょう。
- 面接の最中にメモ・写真撮影・録音はできない
- 問題カードは試験が終わったら必ず面接委員に返す
- 答えにつまって応答が止まると、次の質問に進むことがある
聞き返しは減点されない
質問が聞き取れなかったとき、自然な流れの中での聞き返しは減点の対象にはならないと公式は説明しています。
ただし、不自然な聞き返しや、何度もくり返す聞き返しは減点の対象です。
「Pardon?」や「Could you say that again?」のような聞き返し方を、一言だけ覚えておくと安心でしょう。
自分のことを英語で言う練習
No.4とNo.5は、カードを見ずに自分のことを答える質問です。
休日の過ごし方や好きなことなど、身近な話題について、短い英文で答える練習をしておきましょう。
公式サイトには、入室から退室までをアニメーションで見られる「バーチャル二次試験」も用意されていました。



聞き返しても減点にならへんの?
それ知ってるだけで、ちょっと気がラクになるわ
面接の流れや対策は、こちらの記事でもまとめています。
面接の練習方法は、英検3級の面接対策の記事で確認できます。↓


英検3級の勉強法⑤過去問と毎日のやり方
英検3級の勉強法の仕上げは、過去問を使った練習です。
公式サイトには、各級の過去1年分(3回分)の過去問がのっていて、問題冊子とリスニングの音声が使えます。
過去問の使い分け
- 1回目:時間を計らずに解き、問題の形に慣れる
- 2回目:本番と同じ時間で解き、65分の配分をつかむ
- 3回目:本番の少し前に解き、まちがいを見直す
ライティングの答えは、模範の答えと見くらべて、考えと理由2つがそろっているかを自分で確かめましょう。
一次試験の結果から次を決める
一次試験の結果は技能ごとのスコアで届くので、どの技能が伸びていてどの技能が足りなかったのかがひと目でわかります。
3技能は均等に配分されているため、いちばん低かった技能を上げるのが、次の回で合計を伸ばす近道です。
たとえばライティングが低ければ、考えと理由2つがそろっていたか、つなぎの言葉を使えていたかを書いた答えで見直すところから始めましょう。
一次試験に合格していれば、結果を待つあいだも音読と自分のことを話す練習を続けておくと、二次試験に間に合います。
1日30分のメニュー例
| 時間 | やること |
|---|---|
| 10分 | 単語の暗記と見直し |
| 10分 | 長文を1題読む、または英作文を1つ書く |
| 10分 | リスニングの音声を聞いて、まねして声に出す |
平日は短く、時間の取れる週末に過去問を1回分まとめて解く、という組み方もひとつの手。
毎日すべてをこなすより、曜日ごとに長文の日と英作文の日を分けると続けやすくなります。
英語を話す相手がほしいときは、ネイティブキャンプのようなオンライン英会話で、面接の受け答えを声に出して練習する方法もあります。



曜日ごとに長文の日と英作文の日を分けると続けやすいで。
週末に過去問を1回分解いてみてな
英検3級の勉強法に関するよくある質問
英検3級の勉強法について、よく聞かれる質問に答えます。
- 英検3級は4級と比べてどこが難しくなりますか?
-
レベルの目安が中学中級程度から中学卒業程度に上がり、ライティング2問と二次試験の面接が加わります。
リスニングの最初のパートが放送1回になる点も、4級とのちがいです。
- 英検3級の英作文は何語くらい書けばいいですか?
-
公式の採点の説明では、語数の目安は25語〜35語とされています。
- 英検3級はパソコンでも受けられますか?
-
英検S-CBTは3級でも受けられ、従来型と同じ級・資格・英検CSEスコアを取得できます。
- 英検3級の勉強はいつから始めればいいですか?
-
必要な期間は今の英語の力によって変わるため、公式は決まった期間を示していません。
ライティングと面接の練習に時間がかかるので、申し込みを決めた時点で、単語と並行して英作文を書き始めておくと安心です。
- 英検3級の検定料はいくらですか?
-
2026年度の個人申込の本会場では、6,800円(税込)です。
- 面接で質問が聞き取れなかったらどうすればいいですか?
-
自然な流れの中での聞き返しは減点の対象にはなりません。
ただし、何度もくり返したり不自然に聞き返したりすると減点の対象になります。



自然な聞き返しなら減点にならへんで。
ただ、何回もくり返すのはあかんよ
受ける級のレベルや合格基準スコアを確かめたい方は、英検の級とレベル一覧|5級〜1級の目安・CEFR・合格基準スコア・試験時間を表で比べるにまとめています。
まとめ|英検3級の勉強法は書く・話す練習を早めに
英検3級の勉強法について、この記事のポイントをまとめます。
- 3級は中学卒業程度で、ライティング2問と面接が加わる
- 一次の合格基準は1650点中1103点、二次は550点中353点
- 単語と長文で土台をつくり、英作文は「考え+理由2つ」の型で週に数回書く
- リスニングの最初のパートは放送1回なので、1回で聞く練習をする
- 面接は音読を毎日の習慣にし、一次試験のあとすぐに練習へ切りかえる
まずは公式サイトの過去問を1回分ひらいて、4級とのちがいを自分の目で確かめるところから始めてみてください。



書くのと話すのは早めに始めよな。
まずは公式サイトの過去問を1回分ひらいてみてな
\英語を声に出す練習相手がほしい人へ/
キッズ向けに英検3級〜5級の対策コースあり
7日間の無料トライアルあり
あわせて読みたい記事も置いておきます。
合格点の考え方は、英検3級の合格ラインの記事にまとめています。↓


二次試験の準備は、英検3級の面接対策の記事が参考になります。↓


- 3級の過去問・試験内容(日本英語検定協会)
- 3級の試験内容(日本英語検定協会)
- ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(3級)(日本英語検定協会)
- 英検CSEスコアでの合否判定方法について(日本英語検定協会)
- 4級の試験内容(日本英語検定協会)
- 個人でのお申し込み 2026年度第3回(日本英語検定協会)










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