
ユタカ英検4級の長文って、どんな英文が出るん?
長い英語を読むのが苦手やから、どう読んだらええか知りたいわ
英検4級の長文は、掲示・Eメール・説明文の3種類で合わせて10問が出て、どれも質問に答えるための情報を英文から探して選ぶ形です。
- 2026年度第1回は、掲示が2問、Eメールが3問、説明文が5問だった
- 質問の順番は、英文の上から下への流れとおおむね同じになっている
- 選択肢には、英文に出てくる数字や語をずらしたひっかけがまざっている
筆者は、英文を全部訳そうとせず、質問を先に読んでから答えの場所を探す読み方をすすめています。
英検1級を持つ英語講師の筆者が、日本英語検定協会の4級の試験内容と、2026年度第1回の問題冊子・解答を読んで、この記事をまとめました。
この記事を読めば、4級の長文で英文のどこを見て、どう答えを選べばいいのかがわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
英検4級の長文は3種類で10問
英検4級の長文は、リーディングの最後の大問で、A・B・Cの3つの英文に分かれて出題されます。
| 区分 | 英文の種類 | 2026年度第1回の問題数 |
|---|---|---|
| A | 学校やお店などのお知らせ(掲示) | 2問 |
| B | 2人のあいだのEメールのやりとり | 3問 |
| C | 人物の出来事を説明する文章 | 5問 |
4級のリーディングは35問あり、そのうち長文の10問は、全体の3割ほどにあたります。
後ろほど長くなる
3つの英文は、A・B・Cの順に長くなっていて、Cの説明文がいちばん問題数も多くなっています。
2026年度第1回のCは、3つの段落に分かれた文章で、ある中学生が家族と出かけた日の出来事が書かれていました。
長さに合わせて、Cにいちばん多くの時間を残しておくことが、長文で点をとるための前提になります。
質問は2つの形
長文の質問には、疑問文に答える形と、英文の続きを選んで文を完成させる形の2つがあります。
文を完成させる形の問題は、問題文の最後が空いていて、そこにつながる語を選ぶ問題です。
どちらの形でも、英文の中に答えの根拠が書かれているので、自分の知識や想像で選ばないことが大切です。
3級でも同じ3種類
2026年度第1回の3級の長文も、掲示・Eメール・説明文の3種類で、合わせて10問という同じ組み立てでした。
3級では英文が長くなり、使われる単語もむずかしくなりますが、読み方の手順そのものは4級と変わりません。
4級のうちに3種類の英文の読み方を身につけておけば、3級に進んだときにも、そのまま使える力になるでしょう。



AとBとCで、英文の種類がちがうんよ。
Cがいちばん長いから、時間を残しといてな
英検4級の長文を35分の中で解く時間の使い方
英検4級の長文は、35分のリーディングの最後に出てくるので、前の問題で時間を使いすぎると、読む時間が足りなくなります。
- 語句の15問を、10分ほどで解く
- 会話文の5問と並べかえの5問を、8分ほどで解く
- 長文の10問に、15分ほどを残す
- 残りの2分で、マークのずれがないかを見直す
これは公式が決めた時間ではなく、筆者が問題数と英文の長さから考えた目安です。
迷った問題は後回し
語句の問題で迷ったときは、いったん印をつけて先に進み、長文を解き終えてから戻るようにしましょう。
1問に時間をかけすぎるより、長文の10問を最後まで解ききるほうが、点数につながりやすくなります。
戻ってくる時間がなかったときのために、迷った問題にも仮の答えはマークしておくと安心です。
過去問で時間を測る
公式サイトには4級の過去1年分(3回分)の問題と解答がのっているので、35分を計って解く練習に使えます。
長文に入った時刻をメモしておくと、自分が前の問題で何分使っているのかがわかります。
長文に入る時刻が遅い人は、語句の問題を解くスピードを上げることが、長文の対策にもなるわけです。
長文の中の順番
長文の3つの英文は、A・B・Cの順に解くのが基本ですが、時間が少ないときは、問題数が多いCから解く手もあります。
Cは5問あるので、残り時間が10分を切っていたら、先にCを解いて点数を確保し、そのあとにAとBへ戻るという判断も考えられます。
どちらの順番が合うかは、過去問で一度ずつ試してから決めておくと、本番で迷わずにすむでしょう。



長文に15分くらい残すんやね。
入った時刻をメモするのは、すぐにでもできそうや
英検4級の長文の掲示を読むポイント
英検4級の長文の最初に出る掲示は、学校の行事やお店のお知らせのような、短い案内の英文です。
2026年度第1回の掲示は、有名な音楽家が学校に来る日の予定を知らせる内容で、日付と時間が下にまとめて書かれていました。
| 掲示でよく見る情報 | 探すときの手がかり(筆者の分析) |
|---|---|
| 何があるか | いちばん上の大きな見出し |
| いつあるか | Date や Time のあとの日付と時刻 |
| どこであるか | gym や room など場所を表す語 |
| 何をするか | first や then など順番を表す語のあと |
掲示は文章を最初から読むより、質問で聞かれている情報を表の中から拾う感覚で読むと速く解けます。
見出しで話題をつかむ
掲示のいちばん上には、だれが来るのか、何が行われるのかを短くまとめた見出しが大きく書かれています。
見出しを読んだ時点で、何についてのお知らせなのかを頭に入れておくと、本文の内容が予想しやすくなります。
見出しの意味がわからなくても、本文の最初の1文に同じ話題がくり返されていることが多いので、あわてずに読み進めましょう。
場所と出来事を結ぶ
2026年度第1回の掲示では、ある場所でスピーチがあり、そのあと別の部屋で演奏があるという流れが書かれていました。
質問が「体育館で何が起きるか」をたずねていたので、場所を表す語と出来事をセットで結ぶことが正解への近道でした。
演奏の選択肢もありましたが、演奏は別の部屋での出来事なので、場所を読み落とすと選んでしまう問題です。
数字はそのまま探す
掲示の質問で数をたずねられたら、英文の中から数を表す語を探し、そのまわりを読みます。
4級の掲示では、数字が three のように英語のつづりで書かれていることもあるので、つづりでも数がすぐわかるようにしておきましょう。



掲示は、場所と出来事をセットにして読むんやで。
部屋がちがうのを見落とさんように気ぃつけてな
英検4級の長文のEメールを読むポイント
英検4級の長文の2つ目は、2人のあいだで送り合ったEメールのやりとりです。
2026年度第1回は、孫と祖母が、祖母の家で生まれた子ねこについてメールを送り合う内容でした。
| Eメールの部分 | 読むポイント |
|---|---|
| From と To | だれがだれに送ったメールか |
| Subject | メールの話題をひとことで表した件名 |
| 本文の質問 | 1通目でたずねていること |
| 返信の答え | 2通目でその質問に答えている文 |
Eメールの問題では、1通目の質問と2通目の答えを線で結ぶように読むと、答えの場所がすぐに見つかります。
件名で中身を予想する
Eメールの件名は、そのメールで何について話しているのかを一言で表しているので、本文の前に必ず目を通します。
1通目と2通目の件名を見くらべると、質問と答えのやりとりの流れがおおまかに想像できます。
件名だけで答えを選ぶことはできませんが、本文を読むときの道しるべとしては十分に役立つはずです。
だれのメールかを見る
Eメールの問題では、文の中の I や you がだれを指しているのかを、From と To で確かめながら読むことが大切です。
書いた人が変わると、I が指す人も変わるので、2通目に入ったら書き手が入れかわったことを意識しましょう。
「だれが来たか」をたずねる質問では、人物を表す語のとりちがえが、まちがいの原因になりやすいところです。
いつの話かを見る
メールには、yesterday・next month・last summer など、時を表す語がたくさん出てきます。
「いつ来られるか」をたずねる質問では、過去の思い出と、これからの予定を区別して読むことが欠かせません。
時を表す語に丸をつけながら読むと、過去と未来の話がまざっていても、混乱せずに答えを選べます。



1通目の質問と2通目の答えを線で結んでみてな。
I がだれのことかは、From と To で確かめるんやで
英検4級の長文の説明文を読むポイント
英検4級の長文の最後は、ある人物の出来事を説明する文章で、5問ともこの英文から出題されます。
2026年度第1回は、中学生が家族と歴史の博物館に行き、古い教室の展示を見た話を3つの段落で説明する文章でした。
| 段落 | 書かれていたこと(筆者の要約) | 質問の数 |
|---|---|---|
| 第1段落 | 博物館に行ったきっかけと建物のこと | 1問 |
| 第2段落 | 古い教室で見た黒板・机・教科書のこと | 3問 |
| 第3段落 | 博物館に行ったあとの気持ちの変化 | 1問 |
このように、質問の順番は段落の順番とそろっているので、1問ごとに読む段落を進めていけば迷わずに答えられます。
段落ごとに区切る
説明文は、全部を読んでから問題を解くのではなく、1段落読んだら関係する質問を解くという進め方がおすすめです。
段落の最初の文には、その段落で何について書かれているのかが示されていることが多いので、まず最初の文をていねいに読みましょう。
区切って読むと、長い英文でも内容を覚えておく負担が軽くなります。
登場人物を整理する
説明文には、主人公のほかに家族や友達など、何人かの人物が出てくることがあります。
2026年度第1回の説明文でも、博物館に行きたいと言い出したのは主人公ではなく、主人公の姉か妹でした。
人物が出てきたら、英文の横に「だれが何をしたか」を短くメモしておくと、理由をたずねる質問で主語をとりちがえずにすみます。
理由と変化を読む
説明文では、「なぜ〜したのか」という理由や、「前は〜だったが、今は〜」という変化を問う質問がよく出てきます。
理由は so や because のまわり、変化は before や now のまわりに書かれていることが多いので、その語を見つけたら速度を落として読みます。
2026年度第1回でも、好きな教科が前と今でどう変わったかを問う問題が、最後の1問として出ていました。
過去形や時を表す語の文法は、英検4級の文法の記事でくわしく紹介しています。↓





1段落読んだら、すぐ質問を解くんやね。
前と今で変わったとこを聞かれるんは、気ぃつけなあかんわ
英検4級の長文でひっかけの選択肢を見分ける
英検4級の長文の選択肢には、英文に出てくる語をそのまま使いながら、正解とは少しずれた内容になっているものがまざっています。
2026年度第1回の長文10問を筆者が分析すると、ひっかけには次のような種類がありました。
| ひっかけの種類 | 2026年度第1回での例(筆者の言いかえ) |
|---|---|
| 数字のずらし | 建物の古さの数字が、黒板の古さの選択肢に入っていた |
| 色や形のずらし | 「こい茶色」が正解で、「明るい茶色」が選択肢にあった |
| 場所のずらし | 別の部屋での出来事が、体育館の出来事の選択肢にあった |
| 時のずらし | 前に好きだった教科が、今好きな教科の選択肢にあった |
どのひっかけも、英文に出てくる語を使っているので、見覚えがある語だけで選ばないことが大切です。
質問の語に線を引く
ひっかけを見分けるには、まず質問の中の「何の」「いつの」「どこの」にあたる語に線を引いて、聞かれていることをはっきりさせます。
「黒板は何年前のものか」と聞かれているのに、建物の古さを答えてしまうのは、質問の「何の」を読み落としているからです。
線を引いた語を英文の中で探してから、そのすぐまわりの数字や語を選ぶようにすると、ずれた選択肢を選ばなくなります。
まちがいを消していく
正解がすぐに決められないときは、英文と合わない選択肢を1つずつ消していく方法も使えます。
英文に書かれていない内容や、英文と反対のことを言っている選択肢は、その時点で答えの候補から外せます。
最後に2つ残ったときは、質問の語にもう一度もどり、聞かれていることにぴったり合うほうを選びましょう。
答えの根拠を指でさす
答えを選んだら、その根拠になった英文の場所を、指やペンでさしてから次の問題に進みましょう。
根拠をさせない答えは、自分の想像で選んでいる可能性があるので、もう一度英文に戻って確かめます。
過去問の答え合わせでも、正解の根拠がどの文だったかを書きこんでおくと、同じひっかけに強くなります。
ひっかけの記録をつける
過去問でひっかけの選択肢を選んでしまったときは、それが数字・色・場所・時のどのずらしだったのかをノートに書き残しておきます。
3回分の過去問を解き終えたあとで記録を見返すと、自分が引っかかりやすい種類が見えてくるはずです。
引っかかりやすい種類がわかれば、本番ではその種類の質問のときだけ、とくに慎重に英文を読み返すことができます。
記録は1行で十分なので、答え合わせのたびに続けることを優先しましょう。



見覚えのある語だけで選んだらあかんのやね!
根拠の場所を指でさすの、やってみるわ
英検4級の長文を読む力をつける練習
英検4級の長文を速く正確に読むには、単語と文法の土台に加えて、英文を読みなれておく練習が欠かせません。
- 過去問の長文を時間を計らずに読み、わからない単語に印をつける
- 印をつけた単語の意味を調べ、もう一度英文を読み直す
- 答え合わせのあと、英文を声に出して3回読む
- 同じ長文を、日をあけて時間を計って解き直す
1つの長文をくり返し使うと、少ない教材でも、読むスピードと内容をつかむ力の両方がのびていきます。
1日1つの英文で十分
長文の練習は、毎日たくさんの英文を読むより、1日に1つの英文をていねいに読むほうが続けやすくなります。
平日は過去問の長文を1つ読み直し、週末に時間を計って新しい長文を解く、というリズムにするのも一つの方法です。
小学生や英語を始めたばかりの中学生は、保護者が質問を読み上げて、子どもが英文から答えを探すゲームのように進めると、楽しく続けられます。
声に出して読む
英文を声に出して読むと、意味のまとまりごとに区切って読むくせが自然につきます。
最初はゆっくりでかまわないので、意味を思いうかべながら声に出すことを意識しましょう。
読み終えたら、英文の内容を日本語で一言ずつまとめてみると、理解できていない部分がはっきりします。
まとめるときは、英文を見ずに思い出して書くと、内容を本当につかめているかどうかの確認にもなります。
単語の土台を固める
長文で知らない単語が多いと、ひっかけを見分ける前に英文の意味がつかめなくなってしまいます。
4級で出る単語の覚え方は、別の記事でくわしく紹介しています。
単語と熟語の覚え方は、英検4級の単語の記事にまとめています。↓


英語で話す時間も作る
長文で読んだ表現を、自分の言葉として口に出して使ってみると、読む力と話す力の両方が身につきます。
ネイティブキャンプのようなオンライン英会話には、キッズ向けに英検5級から3級の対策コースがあり、覚えた表現を声に出して使う場として利用できます。



1つの長文を何回も使うのがコツやで。
声に出して読むと、区切って読むくせがつくんよ
英検4級の長文に関するよくある質問
英検4級の長文について、よく聞かれる質問に答えます。
- 英検4級の長文は何問ありますか?
-
2026年度第1回の4級では、掲示が2問、Eメールが3問、説明文が5問で、長文は合わせて10問でした。
4級のリーディング35問のうち、長文はおよそ3割を占めています。
- 英検4級の長文は全部訳したほうがいいですか?
-
試験では時間がかぎられているので、全部を日本語に訳す必要はありません。
質問を先に読み、答えに関係する部分を中心にていねいに読むほうが、時間内に解ききりやすくなります。
- 英検4級の長文は質問と英文のどちらから読めばいいですか?
-
筆者は、質問を先に読み、何をたずねられているのかを確かめてから英文を読むことをすすめています。
ただし説明文は長いので、1段落ずつ読んで、その段落に関係する質問を解いていく進め方が向いています。
- 英検4級の長文で知らない単語が出たらどうすればいいですか?
-
知らない単語があっても、前後の文から意味を予想して読み進めましょう。
答えに関係しない単語であれば、意味がわからなくても正解を選べることがよくあります。
- 英検4級の長文の練習には何を使えばいいですか?
-
まずは公式サイトにのっている過去1年分(3回分)の過去問の長文を使うのがおすすめです。
3回分を解き終えたら、同じ長文を声に出して読み、日をあけて解き直すと力がつきます。
- 英検4級の長文がいつも時間切れになります。
-
長文に入る時刻を記録して、前の語句の問題で使っている時間を見直しましょう。
長文の10問に15分ほど残せるように、語句の問題で迷ったら後回しにする練習をしてみてください。



全部訳さんでもええって聞いて、ちょっと気が楽になったわ。
時間切れの人は、長文に入る時刻を記録するんやね
合格までの勉強の進め方を知りたい方は、英検4級の勉強法は何から始める?5級との違いから決める順番にまとめています。
まとめ|英検4級の長文は質問から読んで根拠を探そう
英検4級の長文について、この記事のポイントをまとめます。
- 4級の長文は、掲示・Eメール・説明文の3種類で、合わせて10問
- 長文には15分ほど残し、Cの説明文にいちばん時間をかける
- 掲示は場所と出来事、Eメールは質問と答え、説明文は段落ごとに読む
- ひっかけは、数字・色・場所・時を少しずらした選択肢
- 答えを選んだら、根拠になった英文の場所をさしてから次へ進む
まずは公式サイトの過去問を1回分開き、長文の質問に線を引くところから始めてみてください。
答え合わせでは、正解の根拠がどの文だったかを書きこみ、まちがえた問題がどのひっかけだったのかを確かめましょう。
根拠を探して答える読み方を身につけた分だけ、本番では長い英文にもあわてずに向き合えるはずです。



まずは質問に線を引くとこからやで!
根拠を探して答える読み方を身につけよな
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あわせて読みたい記事も置いておきます。
長文のほかの勉強の順番は、英検4級の勉強法の記事にまとめています。↓


スピーキングテストの流れは、英検4級のスピーキングテストの記事でくわしく紹介しています。↓


- 4級の過去問・試験内容(日本英語検定協会)
- 4級の試験内容(日本英語検定協会)
- 2026年度第1回 4級 問題冊子(日本英語検定協会)
- 2026年度第1回 4級 解答(日本英語検定協会)










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