
英検準2級の勉強法でいちばん大事なのは、3級から増える語彙をおさえたうえで、Eメール・英作文・面接という「自分で英語を出す」3つの課題を早めに形にしておくことです。
ユタカ英検準2級の勉強ってどう進めたらええの?
3級は受かったけど、準2級はライティングが2つもあるって聞いて不安…
準2級の勉強は、語彙・書く課題・面接の3本柱で組み立てると迷いません。
英検CSEスコアでは、2題しかないライティングにもリーディングと同じ600点の満点があるため、書く課題を後回しにすると合計が伸びません。
2か月あれば、単語の毎日の積み上げと、週末の過去問・書く練習・面接の声出しで試験全体を仕上げられます。
この記事は、英検1級を持つ英語講師が、準2級と3級の試験内容を英検協会の公式ページで見比べて書いています。
読み終わるころには、自分がどの課題から手を付ければよいかと、平日と週末に何をすればよいかが決まっているはずです。
英検準2級の勉強法の結論|語彙・書く課題・面接の3本柱
準2級の合否は、英検CSEスコアの合計で決まります。
| 区分 | 見られる技能 | 1技能の満点 | 合格に必要なスコア |
|---|---|---|---|
| 一次試験 | 読む・書く・聞く | 600 | 1322 |
| 二次試験 | 話す | 600 | 406 |
英検協会によると、技能ごとの問題数がちがっても、スコアは4つの技能に同じだけ割りあてられています。
ライティングは2題、リーディングは29問と数に大きな差がありますが、スコアの上ではどちらも600点ぶんの重みを持っているわけです。
3本柱の中身
| 柱 | やること | 効く技能 |
|---|---|---|
| 語彙 | 準2級向けの単語帳を毎日進める | 読む・聞く・書く・話す |
| 書く課題 | Eメールと英作文の手順を覚えて週に数本書く | 書く |
| 面接 | 6つの課題を声に出して練習する | 話す |
リーディングとリスニングは、語彙が増えれば過去問の練習で伸ばしやすい技能です。
一方で書く課題と面接は、手順を知らないまま本番を迎えると点が取りにくいので、最初の2週間のうちに一度は手を付けておくのが安全です。
目安にしたい正答率
英検協会は「何問正解で合格」という基準は出していませんが、2016年度第1回の一次試験については、2級以下で各技能の正答率が6割程度だった人の多くが合格したと説明しています。
準2級でも、どれか1技能を満点に近づけるより、読む・書く・聞くの3つをそれぞれ6割以上に乗せるイメージで計画を立てると、むだがありません。
合格ラインと難易度の話は、英検準二級の合格ラインの記事にまとめています。↓





2題しかないライティングが、リーディングと同じ重みなんや…



せやから、書く課題と面接は早めに始めるのが準2級の勉強のコツやで。
3級との違いから決める英検準2級の勉強法
準2級の勉強を始める人の多くは3級を通ってきているので、2つの級のちがいを知っておくと、何を足せばよいかが見えてきます。
| 項目 | 3級 | 準2級 |
|---|---|---|
| レベルの目安 | 中学卒業程度 | 高校中級程度 |
| 読む・書くの時間 | 65分 | 80分 |
| 面接の時間 | 約5分 | 約6分 |
| 1技能の満点 | 550 | 600 |
| 一次の合格に必要なスコア | 1103 | 1322 |
話題が身近な場面から広がる
準2級の公式ページでは、扱う話題として学校・趣味・旅行・買い物に加えて、海外の文化・人物紹介・歴史・教育・科学・自然・環境が挙げられています。
3級までは日常の場面が中心でしたが、準2級では教科書の読み物に近い説明文を読む力も求められると考えておきましょう。
科学や環境の文章に出てくる語は、単語帳でも後半にまとまっていることが多いので、そこまで進めておくと長文が読みやすくなります。
書く課題がもう1題増える
2024年度のリニューアルで、準2級のライティングは意見を書く問題に加えてEメールの問題が出るようになり、1題から2題に増えました。
同じタイミングで一次の問題数は37問から29問に減り、読む・書くの時間は75分から80分に延びています。
つまり、リーディングに使っていた時間の一部を、書く課題に回す前提で時間配分を考える必要があるということです。



話題がむずかしくなって、書く問題も増えるんやね。



3級との差は、語彙の広さと書く量や。
ここを足していこな。
英検準2級のリーディングの勉強法|4つの大問の攻め方
準2級のリーディングは、4つの大問で合わせて29問です。
| 大問 | 形式 | 問題数 | 攻め方 |
|---|---|---|---|
| 1 | 短文の語句空所補充 | 15問 | 単語帳と熟語で即答する |
| 2 | 会話文の空所補充 | 5問 | 空所のあとの返事から逆算する |
| 3 | 長文の語句空所補充 | 2問 | 前後の文のつながりを見る |
| 4 | 長文の内容一致選択 | 7問 | 設問を先に読んでから本文へ |
大問1は単語帳の量で決まる
大問1は短い文や会話の空所に入る語句を4つから選ぶ形なので、迷う時間を減らすほど後半の長文に余裕が生まれます。
単語帳は書名に「英検準2級」とある本を選び、熟語のページまで含めて、見た瞬間に意味が浮かぶ語を毎日少しずつ増やしてください。
リニューアルで熟語・文法問題などが5問減ったとはいえ、熟語の問題がなくなったわけではないので、熟語編も飛ばさずに進めましょう。
会話文と長文は根拠に線を引く
会話文の空所補充では、空所の直後の返事に答えのヒントが隠れていることがよくあります。
長文の内容一致選択は、Eメールや説明文が題材になるので、設問に出てくる語を本文で探し、その近くの文に線を引いてから選択肢と見比べると、思い込みで選ぶミスが減ります。
練習で間違えた問題は、正解の根拠になる文がどこにあったかを本文に書きこんでおくと、次に同じ形の問題が出たときに探し方がぶれません。
間違い方を記録する
過去問を解いたあとは、点数だけで終わらせず、なぜ間違えたのかを3つの種類に分けてメモしておきましょう。
| 間違いの種類 | 見分け方 | 次にやること |
|---|---|---|
| 語彙不足 | 選択肢の語の意味が分からなかった | その語を単語帳で探して印を付ける |
| 読み違い | 本文の内容を逆に取っていた | 根拠の文を声に出して読み直す |
| 時間切れ | 最後の長文を急いで解いた | 大問1にかける時間を短くする |
同じ種類の間違いが続いていると分かれば、次の週に何を増やせばよいかがはっきりします。



答えのヒントが、空所のあとにあることも多いんや!



根拠になる文に線を引いてから選ぶクセをつけよな。
英検準2級のEメール問題の勉強法|返信を組み立てる手順
Eメールの問題は、届いたメールを読んで、その返信を英語で書く課題です。
メールの中には相手からの質問が入っているので、質問に答えているかどうかが内容の評価に直結すると考えてください。
- 届いたメールを読み、相手が聞いていることに下線を引く
- 下線を引いた質問ごとに、答えを日本語で短くメモする
- あいさつ・答え・結びの順に英文を組み立てる
- 書き終えたら、下線の質問すべてに答えたかを確かめる
むずかしい語より正確な文
返信の文は、知っている語で書ける短い文の組み合わせで十分です。
覚えたての長い語を無理に使うより、自信を持って書ける文でまとめたほうが、つづりや文法のミスが減り、相手に伝わる返信になります。
練習は過去問のメールで
英検協会の公式ページには準2級の過去問が公開されているので、そのメールを使って週に2本ほど返信を書いてみましょう。
書いた返信は、学校の英語の先生に見てもらうと、自分では気づけない語順や時制のくせが分かります。
返信でよく使う言い回し
あいさつと結びは毎回ほぼ同じ形で書けるので、最初に決めておくと本文に時間を回せます。
| 場面 | 英語の例 | 意味 |
|---|---|---|
| 書き出し | Thank you for your e-mail. | メールをありがとう |
| 答える前 | Let me answer your questions. | 質問に答えるね |
| 結び | I hope this helps. | 役に立つとうれしいです |
| しめのあいさつ | Best wishes, | よろしくね |
ここに挙げたのは一例なので、過去問の模範解答を読みながら、自分が使いやすい言い回しを2つか3つにしぼって覚えておきましょう。



質問に下線を引いてから書けば、答え忘れがなくなるな!



むずかしい語より、正しく書ける文でまとめるのが大事やで。
英検準2級の英作文の勉強法|意見を書く問題の組み立て
もう1題の英作文は、出された質問に対して自分の意見を英語で書く課題です。
賛成か反対か、どちらを選ぶかで迷うと時間がなくなるので、理由を2つ思いつきやすいほうを選ぶと決めておくと書き出しが早くなります。
| パート | 書くこと |
|---|---|
| はじめ | 質問に対する自分の考えを1文で |
| 理由1 | 1つ目の理由と、それを支える例 |
| 理由2 | 2つ目の理由と、それを支える例 |
| しめ | 考えをもう一度短く言い直す |
理由は身近な例で支える
理由を書くときは、学校生活や家での経験のような身近な例を1つ入れると、内容に具体性が出ます。
「便利だから」「楽しいから」のような短い理由だけで終わらせず、なぜそう言えるのかを1文足す練習をしておきましょう。
たとえば「スマートフォンは勉強に役立つ」と書くなら、「分からない単語をすぐ調べられるので、宿題が早く終わる」のように、場面と結果をセットにすると説得力が増します。
書き終えたら、理由の文が本当に最初の考えを支えているかを読み直し、話がずれていないかを確かめる習慣をつけてください。
よく使う表現をストックする
理由を並べる言い方や、例を出すときの言い方は、何度も使うのでノートにまとめておくと本番で取り出しやすくなります。
準2級のライティングで使える表現は、別の記事で紹介しています。
意見を書く問題で使える言い回しは、英検準2級ライティングの記事で確かめてみてください。↓





理由を2つ思いつきやすいほうを選ぶんか!



迷う時間を減らすのも、英作文の大事な作戦やで。
英検準2級のリスニングの勉強法|第1部から第3部まで
準2級のリスニングは3つのパートが10問ずつで、どのパートも放送は1回しか流れません。
| パート | 形式 | 選択肢 |
|---|---|---|
| 第1部 | 会話の最後の発言への応答を選ぶ | 3つ・読み上げのみ |
| 第2部 | 会話の内容について答える | 4つ・印刷あり |
| 第3部 | 短い文章の内容について答える | 4つ・印刷あり |
第1部は最後のひと言に集中
第1部は選択肢が問題用紙に印刷されておらず、音声で3つ読み上げられる形式です。
会話の最後のひと言が質問なのか、お願いなのか、感想なのかを聞き分けられると、自然な返事を選びやすくなります。
第2部・第3部は先読みが効く
第2部と第3部は選択肢が印刷されているので、放送の前に4つの選択肢に目を通して、人物・場所・数字などの聞くべきポイントをつかんでおきましょう。
練習では、聞き取れなかった問題のスクリプトを開いて声に出して読み、音と文字を結びつけておくと、同じ語が次は聞き取れるようになります。
毎日の耳ならし
リスニングは週末にまとめて解くだけでなく、通学や家事の合間に過去問の音声を流して、英語の速さに耳を慣らしておくと効果的です。
慣れてきたら、音声を少し遅れて追いかけて口に出すと、聞き取れていない部分が自分ではっきり分かるようになります。
声に出して読む練習の進め方は、英語の音読のやり方の記事で手順ごとに紹介しています。↓





第1部は選択肢が紙に書いてへんのか!



第1部は、最後のひと言が何なのかを聞き分けるのがコツやで。
英検準2級の面接の勉強法|6つの課題を声に出して練習
準2級の二次試験は約6分の個人面接で、カードを使って次の6つの課題に答えます。
- 50語程度の文章の音読
- 音読した文章の内容についての質問
- イラストの人物の行動の描写
- イラストの人物の状況の説明
- カードの話題に関係する質問
- 日常生活の身近なことについての質問
英検協会は、応答の内容や発音・語い・文法に加えて、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度も評価の観点に挙げています。
イラストは2つの問題を分けて練習
イラストの問題は、人物の行動を言う問題と、人物の状況を説明する問題の2つに分かれています。
行動を言う問題は「〜が〜をしている」の形で1人ずつ言い、状況を説明する問題は、その人が困っていることや、これからしようとしていることを1文にまとめる練習をしておきましょう。
たとえば、公園のイラストなら「男の子がボールをけっている」「女性が犬を散歩させている」のように、人物ごとに主語を変えて短く言うと、言いよどみが減ります。
家で練習するときは、教科書や雑誌の写真を使って、そこに写っている人の動きを英語で言う遊びを毎日1枚ずつ続けるのもおすすめです。
答えが浮かばないときの粘り方
質問がうまく聞き取れなかったときは、黙ってしまうより、英語で聞き返してもう一度言ってもらうほうが、やりとりを続けようとする姿勢が伝わります。
意見を聞かれる質問は、英作文と同じように「考え→理由」の順で話せばよいので、書く練習がそのまま面接の準備にもなります。
面接で合否を分けるポイントは、英検準2級二次試験の記事でくわしく紹介しています。↓





イラストの問題って、2種類あるんやね。



行動と状況で答え方がちがうから、分けて練習しよな。
英検準2級の勉強法を続ける1週間の時間割
2か月で仕上げるには、毎日やることと、まとまった時間にやることを分けておくと続けやすくなります。
| 曜日 | やること | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 月〜金 | 単語帳を少しずつ進め、通学中に音声を聞く | 1日20〜30分 |
| 土曜 | 過去問の大問を1つか2つ解いて答え合わせ | 1時間ほど |
| 日曜 | Eメールと英作文を1本ずつ書き、面接カードを声に出す | 1時間ほど |
2か月の大まかな流れ
最初の1か月は単語帳を1周しながら、書く課題の手順と面接の6つの課題に一通りふれておく期間にします。
後半の1か月は、過去問を本番と同じ時間で通して解き、間違えた問題と書いた英文の見直しに時間を使ってください。
| 時期 | 語彙 | 書く課題・面接 | 過去問 |
|---|---|---|---|
| 1〜2週目 | 単語帳の前半 | Eメールの手順を覚える | 大問ごとに1回ずつ |
| 3〜4週目 | 単語帳の後半 | 英作文の4パートで書く | リスニングを中心に |
| 5〜6週目 | 印を付けた語だけ | 週に2本ずつ書く | 1回分を通しで |
| 7〜8週目 | 苦手な語の総ざらい | 面接カードを毎週声に出す | 時間を計って通しで |
表の進め方はあくまで目安なので、模試や過去問の結果を見ながら、苦手な技能の週を1週ふやすなどして調整してかまいません。
一次に受かってから二次の面接までは日があまりないので、面接の声出しは後半の1か月も週末に必ず続けておくと安心です。
忙しい週の乗り切り方
テスト期間や行事で時間が取れない週は、土日の課題を1つにしぼり、平日の単語と音声だけは止めないようにしましょう。
1週間まったく英語にふれない期間を作らないことが、2か月の計画を最後までやりきるいちばんのコツです。
どうしても机に向かえない日は、寝る前に単語帳を5分だけ開く、面接カードの質問を1つだけ声に出す、といった小さな課題に切りかえて、毎日の流れを切らさないようにしましょう。
続いた日をカレンダーに書きこんでおくと、自分がどれだけ進めてきたかが目に見えて、試験前の不安もやわらぎます。



平日は単語と音声、週末に書く練習と面接やね!



忙しい週でも、単語と音声だけは止めんといてな。
英検準2級の勉強法についてよくある質問
- 3級に受かったばかりでも準2級の勉強を始めて大丈夫ですか?
-
大丈夫です。
3級で覚えた語と文法が残っているうちに準2級の単語帳に進むと、知っている語を足場にして新しい語を覚えられます。
- Eメールと英作文はどちらから練習すればいいですか?
-
手順が決まっていて取り組みやすいEメールから始めるのがおすすめです。
Eメールで英文を書くことに慣れてから英作文に進むと、書き出しで止まりにくくなります。
- 英検準2級の合格に必要なスコアはいくつですか?
-
英検協会の発表では、一次試験が1322、二次試験が406です。
1技能の満点は600なので、技能ごとのかたよりを作らないことが大切です。
- 準2級と準2級プラスはどうちがいますか?
-
準2級プラスは準2級と2級のあいだの級で、英検協会は目安を「高校上級程度」としています。
準2級に受かったあと、2級との差が大きいと感じる人は、準2級プラスを間にはさむ方法もあります。
- 面接の練習はいつから始めればいいですか?
-
一次試験の勉強と同じ時期に始めるのがおすすめです。
一次の合格が分かってから二次までは日が短いので、週末に少しずつ声に出しておくと落ち着いて本番を迎えられます。
- 一次試験に受かって二次試験に落ちたらどうなりますか?
-
英検協会には一次試験免除の制度があり、申し込めば次の回以降に二次試験から受けられます。
対象になる回や手続きは英検協会の公式ページで確かめてください。
- 単語帳は何周すればいいですか?
-
決まった回数はありませんが、見た瞬間に意味が浮かばない語が残っているうちは、印を付けた語だけを回し続けるのがおすすめです。
全部を毎回やり直すより、覚えていない語にしぼったほうが短い時間で仕上がります。



迷ったら、まずは単語帳とEメールの練習から始めてみてな。
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英検準2級の勉強法のまとめ
準2級の勉強法をひと目で見られるように整理します。
| 課題 | おさえること |
|---|---|
| スコア | 4技能に600ずつ、読む・書く・聞くを各6割以上に |
| リーディング | 大問1は単語と熟語、長文は根拠に線を引く |
| Eメール | 質問に下線を引き、全部に答える |
| 英作文 | 考え・理由2つ・しめの4パートで書く |
| リスニング | 第1部は最後のひと言、第2部・第3部は先読み |
| 面接 | イラストは行動と状況を分けて練習する |
準2級は、書く課題と面接を早めに形にすることで、合格がぐっと近づく級です。
今日のうちに単語帳の最初のページを開き、週末には過去問のEメールを1本書いてみてください。
面接で英語を話すことに慣れておきたい人には、オンライン英会話で実際の会話を重ねる方法もあります。
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書く課題の表現をもっと増やしたい人は、英検準2級ライティングの記事がおすすめです。↓


参考文献
以下はすべて日本英語検定協会公式サイトのページです。










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