ユタカ英検準1級のリスニングって、どんな問題が何問出るん?
1回しか流れへんって聞いて、ついていけるか心配やわ
- 英検準1級のリスニングは約30分・全29問で、3つのパートに分かれる
- Part 1 会話(12問)・Part 2 説明文(12問)・Part 3 Real-Life形式(5問)で、放送はどれも1回だけ
- 選択肢は問題冊子に印刷されていて、メモを取ってよい
- 解き方のカギは、放送の前に選択肢を読んで聞きどころを決めること
英検準1級のリスニングの形式と解き方を、英検1級を持つ英語講師の筆者が、日本英語検定協会の公式ページと過去問を確かめてまとめました。
この記事を読めば、3つのパートそれぞれで何を聞けばいいかと、本番までの練習の順番がそろいます。
準1級全体の対策の流れは、英検準1級のレベルと勉強法の記事にまとめています。↓


英検準1級のリスニングとは|形式・問題数・試験時間
英検準1級のリスニングは、一次試験でリーディング・ライティングのあとに行われる約30分・全29問のテストです。
| パート | 問題数 | 内容 | 放送回数 |
|---|---|---|---|
| Part 1 | 12問 | 会話を聞き、内容に関する質問に答える | 1回 |
| Part 2 | 12問 | 説明文などを聞き、内容に関する質問に答える(1つの文章に2問) | 1回 |
| Part 3 | 5問 | アナウンスなどを聞き、状況に合う答えを選ぶ(Real-Life形式) | 1回 |
どのパートも4つの選択肢から1つを選ぶ形式で、選択肢は問題冊子に印刷されています。
放送はすべて1回だけ
準1級のリスニングは、全パートで放送が1回だけです。
聞き逃した部分を取り戻す機会がないため、放送の前に何を聞くかを決めておく準備が点数を左右します。
メモは全パートで取ってよい
2026年度第1回のリスニング原稿では、すべてのパートでメモを取ってよいと案内されていました。
解答時間は、各問の放送が終わってから10秒です。



全部1回だけで、答える時間は10秒なんか。
けっこう忙しいな
英検準1級のリスニングPart 1|会話問題の解き方
英検準1級のリスニングのPart 1は、2人の会話を聞いて答える12問です。
家庭・職場・学校・お店など、日常の場面の会話が出ます。
選択肢から主語と質問を予想する
放送が始まる前に、選択肢4つにさっと目を通すのが第一歩です。
例えば選択肢がすべて「The man ~」で始まっていれば、男性についての質問が来ると分かります。
「She should ~」が並んでいれば、女性への助言を聞く問題だと見当をつけられます。
会話の後半に答えがあることが多い
Part 1の会話は、前半で状況を話し、後半で結論や次の行動が決まる流れが多くなっています。
最初の一言で場面をつかみ、最後のやりとりに集中して聞くのがコツです。
質問は What does the woman imply? や What will the woman probably do? のように、話し手の意図や次の行動を聞く形がよく出ます。



選択肢の頭を見たら、だれの話か先に分かるで
英検準1級のリスニングPart 2|説明文問題の解き方
英検準1級のリスニングのPart 2は、説明文を聞いて答える12問です。
(A)〜(F)の6つの文章が流れ、1つの文章について2問ずつ質問されます。
話題は科学・歴史・社会など幅広い
協会の試験内容では、話題として社会生活・文化・歴史・科学・環境・医療・テクノロジー・ビジネスなどが挙げられています。
2026年度第1回では、点字の歴史のような教養的な話題も出ました。
背景知識がなくても答えられる作りですが、ふだんから英語の解説文を聞き慣れておくと内容がつかみやすくなります。
2問の選択肢を先に両方読む
1つの文章で2問聞かれるので、放送前に2問分の選択肢を両方とも読んでおきます。
2026年度第1回の(A)でも、1問目は文章の前半、2問目は後半の内容を聞く順番でした。
前半を聞きながら1問目の選択肢に印を付け、後半に頭を切り替えると取りこぼしが減ります。
However のあとを聞きのがさない
説明文では、However や But のあとに筆者の言いたいことが来ることがよくあります。
逆接の言葉が聞こえたら、その直後の内容をメモしておきましょう。



1つの文章で2問やから、前半と後半で分けて聞いたらええで
英検準1級のリスニングPart 3|Real-Life形式の解き方
英検準1級のリスニングのPart 3は、現実の場面を想定した5問です。
問題冊子に「Situation(状況)」と「Question(質問)」が印刷されていて、放送の前に10秒だけ読む時間があります。
10秒で状況と質問を読む
Situationには、自分が置かれた状況と条件が書かれています。
例えば「15人で料理教室を開くので部屋を借りたい」「息子は毎日40分かけて通学し、重い教科書を運ぶ」のような条件です。
この条件こそが答えを選ぶ基準になるので、10秒のうちに数字や条件に印を付けます。
条件に合わない選択肢を消していく
放送では、店員の説明や空港のアナウンスのように、選択肢が次々に紹介されるのが特徴です。
聞きながら、Situationの条件に合わないものに×を付けて消していくと、最後に残ったものが答えになります。
値段・人数・時間・場所などの数字が条件になることが多いので、数字はメモに残します。
- 人数(何人で使うか)
- 時間(何時までに・何分以内に)
- 予算(いくらまで)
- 場所や移動手段(どこから・何で行くか)



Situationの条件で、選択肢を消していこな
英検準1級のリスニングのスコアと合格の目安
英検準1級のリスニングは、英検CSEスコアで750点満点です。
リーディング・ライティングと同じく、技能ごとに750点ずつ均等に配分されています。
| 項目 | 準1級 |
|---|---|
| リスニングの満点 | 750点 |
| 一次試験の満点(3技能) | 2250点 |
| 一次試験の合格基準スコア | 1792点 |
正答率7割がひとつの目安
協会によると、準1級の合格者は各技能の正答率が7割程度の人が多かったとされています。
29問なら21問前後を正解できれば、リスニングで足を引っぱらない計算です。
ただし、スコアは回ごとに統計的な方法で出されるので、同じ正答数でも同じスコアになるとは限りません。
ライティングとのバランスも大切
一次試験は3技能の合計で判定されるので、リスニングが得意でも、英作文が白紙だと合格は遠のきます。
ライティングの対策は英検準1級のライティング対策の記事で詳しくまとめています。↓





29問で21問くらいが目安なんやな。
ちょっと見えてきたわ
英検準1級のリスニングの練習法
英検準1級のリスニングは、過去問を使った4段階の練習で伸ばせます。
協会のサイトで公開されている過去問と音声で、1回分を通して解きます。
途中で止めずに、本番と同じ1回だけの放送で解くのがポイントです。
答え合わせのあと、リスニング原稿を見ながら、聞き取れなかった部分に線を引きます。
単語を知らなかったのか、知っているのに聞き取れなかったのかを分けておきます。
線を引いた部分を中心に、原稿を見ながら声に出して読みます。
自分で言える音は聞き取れるようになります。
原稿を見ずに、音声のすぐあとを追いかけて声に出します。
1つの文章を5回ほどくり返すと、話す速さに耳が慣れてきます。
語彙の練習も一緒に進める
準1級のリスニングには、ニュースや講義で使われる語彙も出てきます。
聞き取れなかった原因が「単語を知らなかった」なら、リーディングの語彙対策と同じ単語帳で補うのが近道です。
英語で話す練習も聞く力につながる
会話の相手の英語をその場で聞いて返す練習は、Part 1の会話問題の感覚に近いものです。
準1級の二次試験は英語での面接なので、話す練習はそのまま面接の準備にもなります。



解いて、確かめて、音読して、シャドーイングの順で練習してな
英検準1級のリスニングでやりがちな失敗
英検準1級のリスニングで点を落とす人には、共通する失敗があります。
| 失敗 | どうすればいいか |
|---|---|
| 前の問題を引きずる | 分からない問題は勘でマークし、次の選択肢を読む |
| 放送中に選択肢を読み始める | 放送が始まる前に選択肢を読み終える |
| 全部をメモしようとする | 数字・逆接のあと・条件だけを書く |
| Part 3のSituationを読み飛ばす | 10秒で条件に印を付けてから聞く |
1問を引きずらない
放送は1回だけなので、迷った問題にこだわると次の準備が間に合わないのです。
迷ったら一番近いと思う選択肢をマークして、すぐに次の問題の選択肢へ目を移してください。
リーディングで時間を使いすぎない
リスニングは、リーディング・ライティングの90分が終わったあとに始まります。
前半で疲れ切ってしまわないよう、過去問は一次試験を通しで解く練習もしておくと安心です。



迷ったら勘でマークして、すぐ次へ行くのが大事やで
英検準1級のリスニングについてよくある質問
- 英検準1級のリスニングは何問ですか?
-
Part 1が12問、Part 2が12問、Part 3が5問の合計29問です。
試験時間は約30分です。
- 放送は何回流れますか?
-
すべてのパートで1回だけです。
聞き直しはできません。
- メモを取ってもいいですか?
-
2026年度第1回のリスニング原稿では、すべてのパートでメモを取ってよいと案内されています。
- リスニングは何点満点ですか?
-
英検CSEスコアで750点満点です。
リーディング・ライティングと均等に配分されています。
- Part 3のSituationはどのくらい読む時間がありますか?
-
各問の放送の前に10秒あります。
その間に状況と質問を読み、条件に印を付けておきましょう。



聞きたかったことが、だいたい分かったわ
合格までの勉強の進め方を知りたい方は、英検準1級の勉強法|技能別の進め方と社会人が続けられる16週の計画にまとめています。
まとめ|英検準1級のリスニングは放送前の準備で決まる
| パート | 解き方のポイント |
|---|---|
| Part 1(会話・12問) | 選択肢の主語を見て、会話の後半に集中する |
| Part 2(説明文・12問) | 2問分の選択肢を先に読み、前半と後半で分けて聞く |
| Part 3(Real-Life・5問) | 10秒でSituationの条件に印を付け、合わない選択肢を消す |
| 練習 | 過去問→原稿で確認→音読→シャドーイング |
英検準1級のリスニングは、放送が1回だけだからこそ、放送前の準備で差がつきます。
まずは公式の過去問を1回分、本番と同じ条件で解いてみるところから始めてください。



まずは過去問1回分を、本番と同じように解いてみてな
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参考文献
- 準1級の過去問・試験内容(日本英語検定協会)
- 準1級の試験内容(一次試験・二次試験)(日本英語検定協会)
- 2024年度 英検 問題形式リニューアル(日本英語検定協会)
- 英検CSEスコアでの合否判定方法について(日本英語検定協会)
- 2026年度第1回 準1級 一次試験 問題冊子(PDF)(日本英語検定協会)
- 2026年度第1回 準1級 リスニング原稿(PDF)(日本英語検定協会)










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