
英語のやり直しは、50代から始めても遅くありません。
ユタカ学生のころから英語はずっと苦手やってん
50代になって今さらやり直しても、ものになるんかなあ…
若いころのように丸暗記で進めるのではなく、目的をしぼって毎日少しずつ続けるやり方に変えれば、50代からでも英語は伸ばしていけます。
- 50代でも遅くない=厚生労働省の統計では、50歳の平均余命は男性で約32年、女性で約38年
- 始め方=目的を1つ決める→今のレベルを知る→中学英語と音から
- 続け方=1日15〜30分を毎日、決まった時間に
- 後悔しやすいのは=教材を買い込むこと・いきなりペラペラを目指すこと
アメリカ在住で英語の学び方を発信している筆者が、厚生労働省・英検・NHKのサイトを2026年9月24日に確かめてまとめました。
筆者はアメリカ人のパートナーと英語で暮らしていますが、この記事の数字は公的な情報だけを使っています。
読み終わるころには、今日から何をすればいいかがはっきりするので、ぜひ最後まで読んでみてください。



やらずに後悔するくらいなら、1日15分から始めたらええねん
50代の英語は「今日が一番若い日」やで
50代からの英語のやり直しは遅い?
50代からの英語のやり直しが遅いかどうかを、まず時間の面から見てみます。
厚生労働省の厚生労働省「令和6年簡易生命表の概況」によると、50歳の平均余命は男性32.57年、女性38.24年です。
60歳でも、男性は23.63年、女性は28.92年と、まだ20年以上の時間があります。
| 年齢 | 男性の平均余命 | 女性の平均余命 |
|---|---|---|
| 50歳 | 32.57年 | 38.24年 |
| 55歳 | 28.01年 | 33.54年 |
| 60歳 | 23.63年 | 28.92年 |
もちろん、平均余命は「平均」なので、一人ひとりの人生の長さを約束するものではありません。
それでも、これから英語を使える時間は、学生時代に英語を習った年数よりずっと長い人が多いはずです。
中学と高校で英語を習ったのは6年ほどなので、その何倍もの時間が残っていると考えると、始めない理由は見つけにくくなります。
50代だからこそ有利なこと
50代には、若いころにはなかった強みもあります。
- 目的がはっきりしている=旅行・仕事・趣味・家族など、使う場面が思い浮かびやすい
- 中学英語の土台がある=ゼロからではなく、思い出すところから始められる
- 生活のリズムが決まっている=毎日の同じ時間に学習を組み込みやすい
一方で、仕事や家のことで忙しく、まとまった時間がとりにくいのも50代の特徴です。
だからこそ、長時間がんばるより、短い時間を毎日続けるやり方のほうが向いています。



平均で30年以上もあるんか
そう考えたら、やらへんほうが後悔しそうやな
50代が英語のやり直しで後悔しやすい3つのパターン
50代の英語のやり直しでつまずく人には、よく似たパターンがあります。
先に知っておけば避けられるので、始める前に目を通しておいてください。
教材やサービスを先に買い込む
やる気が高いうちに、参考書やアプリの有料プランをまとめて申し込むのは、よくある失敗です。
使い方が分からないまま手元に積み上がると、「まだやっていない教材」がプレッシャーになってしまいます。
最初は無料のラジオ講座やアプリで1か月続けてから、足りないものだけを買い足すほうが、お金も気持ちもむだになりません。
いきなりペラペラを目指す
「ネイティブのように話したい」という大きすぎる目標も、続かない原因になりがちです。
目標が遠すぎると、毎日の小さな進歩に気づけず、「全然できるようにならない」と感じてやめてしまいます。
「3か月後に、旅行先のレストランで注文できる」のように、期限と場面を決めた目標のほうが続きます。
学生時代と同じやり方で始める
学生のころの文法の丸暗記や単語テストのやり方に戻ると、同じところでつまずきやすくなります。
50代からのやり直しは、テストの点数ではなく、使える英語を増やすことが目的のはずです。
読む・書くだけでなく、聞いて声に出す練習を最初から入れておくと、「使える」実感が早く出てきます。
後悔しないコツは、小さく始めて、続いたものにだけお金をかけることです。
最初の1か月は、道具を増やすより、毎日開く習慣づくりを優先しましょう。
50代の英語のやり直しは何から?始め方の5ステップ
英語のやり直しを何から始めるか迷ったら、次の順番で進めてください。
旅行・仕事・趣味・家族との会話など、英語を使いたい場面を1つだけ書き出します。
目的が決まると、覚える単語やフレーズもしぼれます。
中学の教科書レベルの英文が読めるか、簡単なあいさつを聞き取れるかを確かめます。
英検の問題を公式サイトで見てみるのも1つの方法です。
be動詞・一般動詞・過去形・疑問文など、中学で習った文法をざっと見直します。
ここがあいまいなままだと、あとで何度も同じところで止まります。
ラジオ講座やアプリの音声を聞き、まねして声に出します。
聞くだけで終わらせず、口を動かすのがポイントです。
慣れてきたら、AIやオンライン英会話など、実際に英語で話す場を1つ作ります。
話してみると、次に覚えることが自然に見えてきます。
目安にするなら英検のレベル
今のレベルや目標を考えるときは、英検の級が目安になります。
英検の公式サイトでは、3級のレベルは中学卒業程度とされ、3級から面接の試験が加わります(出典:英検公式サイトの3級のページ)。
2級は高校卒業程度で、社会生活に必要な英語を理解して使えることが求められます(出典:英検公式サイトの2級のページ)。
| 級 | 公式のレベルの目安 | 50代のやり直しでの使い方 |
|---|---|---|
| 3級 | 中学卒業程度 | 中学英語を思い出せたかの確認に |
| 2級 | 高校卒業程度 | 旅行や日常会話の先を目指す目標に |
試験を受けるかどうかは自由ですが、「いつまでに何級」と決めると、毎日の学習にメリハリがつきます。



受けるかどうかは別にして、目安があるとわかりやすいわ
50代に合う英語のやり直し勉強法5つ
ここからは、50代の英語のやり直しに取り入れやすい勉強法を5つ紹介します。
全部を一度にやる必要はないので、目的に合うものから1つ選んでください。
NHKのラジオ講座で耳から学び直す
NHKのラジオ講座は、昔から英語の学び直しの定番です。
NHKの英語のラジオ番組には、「ラジオ英会話」「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」「ラジオビジネス英語」などがあります(出典:NHK「英語の語学番組」のページ)。
2026年の春からは、語学番組がラジオ第2からNHK FMに引っ越しました。
聞き逃しても、NHKゴガクのアプリで放送の翌週の月曜日から1週間聞けます(出典:NHKゴガク公式のアプリ紹介ページ)。
ラジオ講座になじみがある世代なら、いちばん入りやすい方法でしょう。
音読とシャドーイングで口を慣らす
音読と、聞こえた英語を少し遅れてまねするシャドーイングは、話す力の土台づくりに向いています。
筆者もシャドーイングの添削サービスを1年以上使い、400回を超えて音声を提出してきました。
最初は1文ずつ区切ってまねするだけで十分なので、ラジオ講座の例文から始めてみてください。
瞬間英作文で言いたいことを英語にする
瞬間英作文は、かんたんな日本語をすぐに英語で言う練習です。
中学英語の文法を「知っている」から「使える」に変えるのに役立ちます。
1人でできる手順は、瞬間英作文のやり方をまとめた記事にくわしく書きました。↓


AIを練習相手にする
話す相手がいない人は、ChatGPTなどのAIを練習相手にする方法もあります。
自分の言いたいことを英語にしてもらったり、短い会話の練習につき合ってもらったりできます。
ただし、AIの答えはまちがっていることもあるので、大事なところは辞書や教材で確かめてください。
無料でどこまでできるかは、ChatGPTで英語学習をするやり方の記事で紹介しています。↓


オンライン英会話で話す場を作る
ある程度の準備ができたら、オンライン英会話で人と話す場を作るのもおすすめです。
自宅からスマホやパソコンで参加できるので、忙しい50代でも時間を合わせやすいのが利点です。
筆者もオンライン英会話を1年で360回受けたことがあり、決まった時間に予約を入れることが、そのまま続ける仕組みになりました。
英語がまったく話せない段階から選ぶなら、英語が全く話せない人向けのオンライン英会話の記事も参考にしてください。↓





5つ全部やろうとせんでええよ
まずはラジオか音読のどっちか1つだけ、明日の朝からやってみ
目的別|50代の英語のやり直しで最初に覚えたい表現
英語のやり直しは、目的の場面で使う表現から覚えると、早く「使えた」を味わえます。
ここでは、50代の方に多い4つの目的ごとに、最初に覚えたい短い表現をまとめました。
どれも中学で習った単語と文法だけでできている表現です。
海外旅行で困らないため
旅行が目的なら、お願いする・たずねるの2つの型を先に覚えると、多くの場面で使えます。
| 英語 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| Can I have this one? | これをもらえますか | お店・レストランで注文するとき |
| Where is the restroom? | お手洗いはどこですか | 駅・空港・お店で |
| How much is it? | いくらですか | 買い物のとき |
| Could you say that again? | もう一度言ってもらえますか | 聞き取れなかったとき |
「Can I〜?」と「Where is〜?」は、後ろの単語を入れ替えるだけで何通りにも使えます。
仕事で英語を使うため
仕事が目的なら、メールのあいさつと確認の一言から始めると、すぐに役立ちます。
| 英語 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| Thank you for your email. | メールをありがとうございます | メールの書き出し |
| Could you check this? | これを確認してもらえますか | 資料を送るとき |
| I will get back to you soon. | すぐに折り返します | 返事を待ってもらうとき |
仕事の英語は決まった言い回しが多いので、よく使う文をメモに集めておくと便利です。
自分の仕事でよく使う言葉(商品名や部署名など)を英語で何と言うかを調べ、上の文に入れて言ってみると、{M(“すぐに実際の場面で使える形”)}になります。
同じ言い回しを何度も使ううちに、考えなくても口から出るようになっていきます。
趣味や人との交流のため
趣味や交流が目的なら、自己紹介と好きなことを話す一言を用意しておきましょう。
たとえば「I like gardening.(庭いじりが好きです)」「I started learning English again.(英語をもう一度学び始めました)」のように、自分のことを1文で言えると会話のきっかけになります。
自分の趣味を英語で何と言うかを調べるところから始めると、覚える単語も自然に決まります。
家族や孫と話すため
家族や孫と英語で話したい人は、ほめる・はげます短い言葉が使いやすいです。
「Good job!(よくできたね)」「You can do it!(できるよ)」「I am proud of you.(誇りに思うよ)」のような一言なら、今日からでも使えます。
短い言葉でも、実際に口にすると「英語を使えた」という手ごたえが生まれ、次の学習の力になります。



「Can I〜?」だけでも、旅行でけっこう使えそうやね



せやろ
目的の場面の表現から入ると、覚えたことがすぐ役に立つから続くねん
50代が英語のやり直しを続けるための1日の組み立て方
英語のやり直しでいちばん大事なのは、やり方よりも続けることです。
50代の生活に合わせた、無理のない組み立て方を紹介します。
すでにある習慣にくっつける
新しく勉強の時間を作るより、毎日かならずしている行動にくっつけるほうが続きます。
たとえば、朝のコーヒーを飲むあいだにラジオ講座を聞く、通勤の電車でアプリを開く、といった形です。
「何時から勉強」と決めるより、「コーヒーを入れたら英語」と決めたほうが、思い出しやすくなります。
| 時間帯 | やること | 目安の時間 |
|---|---|---|
| 朝 | ラジオ講座かアプリの音声を聞く | 15分 |
| 昼・移動中 | 前の日の例文を小さな声で音読する | 5分 |
| 夜 | 瞬間英作文かAIとの短い会話 | 10分 |
最初は朝の15分だけでもかまいません。
1か月続いたら、昼か夜のどちらかを足していきましょう。
記録をつけて小さな進歩を見る
続けるためには、やった日を記録するのも効果的です。
カレンダーに丸をつけるだけでも、「今日も続けられた」という実感が次の日の力になります。
できなかった日があっても、次の日にまた始めれば十分です。



毎日の丸が増えていったら、ちょっとうれしいかもしれへんな
英語のやり直しにお金をかける前に知っておきたい給付金
スクールや講座にお金をかけるなら、国の教育訓練給付制度を知っておくと損をしません。
この制度では、一定の要件を満たす人が、厚生労働大臣の指定を受けた講座を受けて修了すると、費用の一部が支給されます(出典:厚生労働省「教育訓練給付制度」)。
| 種類 | 支給される額(公式の記載) |
|---|---|
| 一般教育訓練 | 教育訓練経費の20%(上限10万円) |
| 特定一般教育訓練 | 教育訓練経費の40%(上限20万円) |
対象になる講座は、厚生労働省の「教育訓練講座検索システム」で探せます。
受けられるかどうかの要件は、住んでいる地域のハローワークに問い合わせるよう案内されています。
申し込む前に、その講座が指定講座かどうかと、自分が要件を満たしているかを必ず確かめてください。
- 指定講座かどうかを教育訓練講座検索システムで確かめた
- 自分が要件を満たすかをハローワークで確かめた
- 無料体験や無料の講座で自分に合うかを先に試した
50代の英語のやり直しについてよくある質問
50代の英語のやり直しについて、よく聞かれる質問に答えます。
- 50代から英語をやり直しても話せるようになりますか?
-
話せるようになるまでの時間は、目標や練習の量によって人それぞれなので、断言はできません。
目的の場面を1つにしぼり、聞く・声に出す練習を毎日続けると、使える表現が少しずつ増えていきます。
- 中学英語もほとんど覚えていません。どこから始めればいいですか?
-
中学1年の文法から見直すところで大丈夫です。
英検の公式サイトでは3級のレベルを中学卒業程度としているので、3級の問題が読めるかを1つの目安にしてください。
- 1日にどのくらい勉強すればいいですか?
-
決まった時間はありません。
最初は15分ほどを毎日続け、慣れてきたら30分に増やすくらいが無理のない進め方です。
- 無料でもやり直せますか?
-
NHKのラジオ講座やNHKゴガクのアプリなど、無料で使えるものだけでも始められます。
有料のサービスは、無料のもので1か月ほど続いてから検討しても遅くありません。
- 英語のスクールに給付金は使えますか?
-
厚生労働大臣の指定を受けた講座なら、教育訓練給付制度の対象になります。
対象の講座は教育訓練講座検索システムで探せて、自分が要件を満たすかはハローワークで確かめられます。
- 物覚えが悪くなって単語が覚えられません。
-
一度に多くの単語を覚えようとせず、目的の場面で使う単語から少しずつ覚えるのがおすすめです。
例文ごと声に出して覚えると、場面と結びついて思い出しやすくなります。
- 50代で英語をやり直すのに、スクールに通う必要はありますか?
-
必ず通う必要はありません。
ラジオ講座やアプリ、AIなど独学で使える道具も多いので、まず独学で1か月続けてみて、話す相手や添削が必要だと感じたらスクールやオンライン英会話を考えるのがおすすめです。
- 英検は受けたほうがいいですか?
-
受けるかどうかは自由です。
英検の公式サイトでは3級を中学卒業程度、2級を高校卒業程度としているので、目標の目安として使うだけでも役に立ちます。
- ラジオ講座を聞き逃したらどうすればいいですか?
-
NHKゴガクのアプリを使えば、放送の翌週の月曜日から1週間、ラジオ講座を聞くことができます。
聞き逃した回も、自分の都合のよい時間に聞けます。
50代・60代から英語をやり直したい方は、無料英語アプリおすすめ5選にまとめています。
まとめ|50代の英語のやり直しは、やらずに後悔しないために今日から
英語のやり直しは、50代からでも遅くありません。
- 50歳の平均余命は男性32.57年・女性38.24年(厚生労働省)
- 後悔しやすいのは教材の買い込み・大きすぎる目標・学生時代と同じやり方
- 始め方は目的→レベル確認→中学英語→音→話す場の順
- 続けるコツは今ある習慣にくっつけて毎日15〜30分
- 講座にお金をかけるなら教育訓練給付制度を先に確認
全部を一度に始める必要はなく、今日、ラジオ講座を1回聞くだけでも立派な一歩です。
やらずに後悔するより、小さく始めて合うものを残していくほうが、50代からの英語は長く続きます。
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何度も英語に挑戦してきた人は、教材よりも先に、やり方や気持ちの面でつまずいていることがあります。
そんな人に知っておいてほしいのが、全4話を無料で見られる動画講座のイングリッシュブレークスルーです。
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