ユタカ英検2級のライティングって、どんな採点基準で点が付くん?
0点になることもあるって聞いて、こわなってきたわ
- 英検2級のライティングの英作文は、内容・構成・語彙・文法の4つの観点で採点される(協会が公開)
- 英作文はTOPICの問いに答えていない・TOPICからずれていると0点になることがある
- 要約は英文の要約になっていないと0点になることがある
- 意見と矛盾する理由・説明の無い理由・関係の無い内容は減点されやすい
英検2級のライティングの採点基準を、英検1級を持つ英語講師の筆者が、日本英語検定協会の公式ページと過去問を確かめてまとめました。
この記事を読めば、何を書けば点になり、何を書くと点を失うのかが、協会の公開情報をもとに整理できます。
書き方の手順や使える表現は、英検2級のライティング対策の記事にまとめています。↓


英検2級のライティングの形式|要約と英作文の2題
英検2級のライティングは、一次試験の要約1題と英作文1題です。
| 項目 | 要約 | 英作文 |
|---|---|---|
| やること | 英文を読み、内容を英語で要約する | TOPICについて意見と理由を2つ書く |
| 語数 | 45〜55語 | 80〜100語(目安) |
| POINTS | なし | 理由の参考(これ以外の観点で書いてもよい) |
| 0点になることがある場合 | 英文の要約になっていない | TOPICの問いの答えになっていない・TOPICからずれている |
時間はリーディングと合わせて85分で、ライティングを始める合図はありません。
2級のPOINTSは使わなくてもよい
2級の問題冊子では、POINTSは理由を書く際の参考となる観点とされています。
これら以外の観点から理由を書いてもかまわないと明記されているので、書きやすい理由があればPOINTSにこだわる必要はありません。
解答欄の外は採点されない
要約・英作文とも、解答欄の外に書いたものは採点されません。
書き始める前に、おおよその行数を見積もっておくと安心です。



POINTSは使わんでもええんよ。
気を楽にして書いてな
英検2級のライティングの採点基準|内容・構成・語彙・文法の4観点
英検2級のライティングの採点基準として、協会は英作文の4つの観点を公開しています。
| 観点 | 見られること | 協会の助言の要点 |
|---|---|---|
| 内容 | 課題で求められた意見と、それに沿った理由が入っているか | 理由は「安いから」で止めず、それが何につながるか・具体例まで書く |
| 構成 | 英文の構成や流れが分かりやすく論理的か | 接続詞などで意見と理由の流れを分かりやすくする |
| 語彙 | 課題にふさわしい語彙を正しく使えているか | 同じ語や表現のくり返しを避ける |
| 文法 | 文の形にバリエーションがあり、正しく使えているか | 同じ形の文のくり返しを避ける |
内容|理由の「その先」まで書く
内容の観点では、理由を支える説明や具体例があるかが見られます。
協会の例でも、「便利だから」だけでなく、便利になると何ができるのかまで書くよう助言されています。
構成|つなぎの言葉で流れを見せる
構成の観点では、First, Second, Thereforeのようなつなぎの言葉で、意見と理由の関係が分かるかが見られます。
段落を「意見→理由1→理由2→まとめ」の順にそろえるだけでも、構成は伝わりやすくなります。
語彙と文法|同じ形のくり返しを避ける
語彙と文法の観点では、同じ単語や同じ形の文をくり返さないことが求められています。
例えば good を何度も使う代わりに useful や valuable に言いかえるのも、語彙の観点の工夫です。



理由を書くだけやなくて、その先の説明まで見られてるんやで
英検2級のライティングで0点になることがある書き方
英検2級のライティングには、すべての観点で0点になることがある書き方があります。
英作文|TOPICの問いに答えていない
協会は、TOPICに示された問いの答えになっていない場合や、全く関係のないTOPICについて書かれていると判断された場合、すべての観点で0点になることがあると示しています。
協会の例では、ある服装が会社で広まるかを問われているのに、その服の説明だけを書いた答案が0点とされていました。
TOPICの最後の問いの文(Do you think ~? など)に、1文目で答えるのが一番の予防策です。
要約|英文の要約になっていない
2級の問題冊子の指示文では、解答が英文の要約になっていないと判断された場合、0点と採点されることがあります。
自分の意見を書いたり、一部の段落だけを書き写したりすると、要約と認められないおそれがあります。
- 英作文の1文目がTOPICの問いへの答えになっているか
- 英作文の理由がTOPICの話題からずれていないか
- 要約に自分の意見が入っていないか・全段落の要点が入っているか



問いに答えてへんかったら、どれだけ書いても0点なんか。
こわいな
英検2級のライティングで減点されやすい書き方
英検2級のライティングの採点基準では、0点にはならなくても減点につながる書き方が示されています。
| 書き方 | 減点される理由(協会の説明の要点) |
|---|---|
| 意見と矛盾する理由 | 賛成と言いながら反対とも取れる理由を書くと、その理由が数えられない |
| 理由に説明や具体例がない | 理由として妥当でも、説明がないと説得力が足りない |
| 問いと関係の無い内容 | 論理に一貫性がないとして、構成の点で減点されることがある |
| 説明の無い英語以外の単語 | seifuku のように説明なしで日本語を使うと減点される |
賛成なら賛成の理由だけを書く
協会は、TOPICに”Yes”と答えたら基本的にはYesの理由や説明だけを書くよう示しています。
両方の立場に触れると公平に見えますが、2級の英作文では減点のもとになります。
日本語の単語は説明を添える
どうしても日本語の単語を使うときは、その言語が分からない人にも伝わる説明を前後に入れます。
協会の例では、salaryman のあとに who work for the company と説明がある答案は減点されていませんでした。



両方の立場を書くと、かえって減点されることもあるで。
どちらか一方で書こな
英検2級のライティングの採点基準を満たす解答例
ここでは、英検2級のライティングの4観点を意識した解答例を示します。
TOPICは筆者が作った練習用で、実際の試験問題ではありません。
TOPIC:Some people say that students should do volunteer work. Do you agree with this opinion?
POINTS:Skills/Future careers/Time
解答例(88語)
I agree that students should do volunteer work. I have two reasons.
First, volunteer work helps students learn skills they cannot learn in class. For example, when they help at a local event, they need to talk with people of different ages and work as a team.
Second, it gives students a chance to think about their future careers. Students who help at hospitals or nursing homes may become interested in jobs in those fields.
Therefore, I believe that doing volunteer work is a valuable experience for students.
4つの観点で見るとどうなるか
| 観点 | この解答例で満たしていること |
|---|---|
| 内容 | 賛成の立場と理由2つ。理由ごとに具体例(地域の行事・病院や介護施設)がある |
| 構成 | 意見→First→Second→Therefore の順で流れが分かる |
| 語彙 | skills, careers, valuable など課題に合う語を使い、同じ語のくり返しが少ない |
| 文法 | when の節・who の関係代名詞・助動詞 may など文の形が1つに偏っていない |
右の列は、協会が公開している4つの観点に当てはめた筆者の見方です。



理由ごとに例を1つずつ入れると、内容の点につながるんよ
英検2級の要約問題の採点で気をつけること
英検2級のライティングの要約は、45〜55語で英文の内容をまとめる問題です。
全段落の要点を入れる
2026年度第1回の2級では、翻訳アプリを話題にした3段落の英文が出ました。
第1段落で話題の紹介、第2段落で良い点、第3段落で問題点という流れです。
こうした文章では、良い点と問題点の両方が入っていないと、要約として不十分になります。
具体例は言いかえてまとめる
「標識を読む」「道をたずねる」のような具体例は、「旅行で役に立つ」のように一段上の言葉にまとめると語数に収まります。
要約の手順は、英検1級の要約問題の書き方の記事で詳しく説明しています。↓


級が違っても手順は同じなので、語数を45〜55語に置き換えて使ってください。



良い点と問題点の両方を入れるのが、要約のポイントなんやな
英検2級のライティングのスコアと合格の目安
英検2級のライティングは、英検CSEスコアで650点満点です。
ライティングの満点と合格基準スコア
| 項目 | 2級 |
|---|---|
| ライティングの満点 | 650点 |
| 一次試験の満点(3技能) | 1950点 |
| 一次試験の合格基準スコア | 1520点 |
リーディング・リスニング・ライティングに、650点ずつ均等に配分されています。
協会によると、2級以下では各技能の正答率が6割程度の受験者の多くが合格していました。
採点の質を保つしくみ
協会は、ライティングの採点者に採用前のトレーニングと採用テストを課していると公開しています。
各回の問題を使ったトレーニングを全採点者に行い、基準となる評点との差が大きい採点者は採点業務から外す、という方法がとられています。
採点者によって点が大きく変わらないよう工夫されているので、受験者は観点どおりに書くことに集中すれば大丈夫です。



採点する人もトレーニングしてるんやな。
ちょっと安心したわ
英検2級のライティングの提出前セルフチェック
英検2級のライティングは、書き終えたあとの2〜3分の見直しで取りこぼしを減らせます。
英作文のチェック
- 1文目でTOPICの問いに答えているか
- 理由が2つあり、どちらも同じ立場を支えているか
- それぞれの理由に説明や具体例が1文以上あるか
- 同じ単語や同じ形の文が続いていないか
- 語数が80〜100語の目安に入っているか
要約のチェック
- 全段落の要点が入っているか
- 自分の意見を足していないか
- 本文の文をそのまま写していないか
- 語数が45〜55語に入っているか
チェックリストは、過去問で練習するときから毎回使うと、本番でも自然に見直せるようになります。



このチェックを毎回やったら、取りこぼしが減るで
英検2級のライティングの採点基準についてよくある質問
- 英検2級のライティングは何で採点されますか?
-
英作文は内容・構成・語彙・文法の4つの観点で採点されると協会が公開しています。
- POINTSを使わないと減点されますか?
-
2級ではPOINTSは理由を書く際の参考で、これ以外の観点から理由を書いてもかまいません。
- どんなときに0点になりますか?
-
英作文はTOPICの問いの答えになっていない場合やTOPICからずれている場合、要約は英文の要約になっていない場合に0点と採点されることがあります。
- 賛成と反対の両方の理由を書いてもいいですか?
-
協会は意見と矛盾する理由は減点の対象になると示しています。
どちらか一方の立場で書くのが安全です。
- ライティングは何点満点ですか?
-
英検CSEスコアで650点満点です。
リーディング・リスニングと均等に配分されています。



迷いやすいところが、だいぶすっきりしたわ
英検2級の勉強をどこから進めるか知りたい方は、英検2級の勉強法は何から始める?4技能ごとの対策と合格までの3か月の進め方にまとめています。
まとめ|英検2級のライティングは採点基準どおりに書けば点が取れる
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 4つの観点 | 内容・構成・語彙・文法 |
| 0点になること | 英作文が問いに答えていない/要約が要約になっていない |
| 減点されやすいこと | 矛盾する理由・説明の無い理由・関係の無い内容 |
| 点を取る書き方 | 1文目で答える→理由2つ+具体例→つなぎの言葉→まとめ |
| 見直し | チェックリストで2〜3分 |
英検2級のライティングは、採点基準が公開されているぶん、何を書けば点になるかがはっきりしたパートです。
まずは公式の過去問の英作文を1題、4つの観点で自分の答案を見直すところから始めてください。



まずは過去問を1題書いて、4つの観点で見直してみてな
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参考文献
- ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(日本英語検定協会)
- 採点の質を確保するための方策(日本英語検定協会)
- 2級の過去問・試験内容(日本英語検定協会)
- 2級の試験内容(一次試験・二次試験)(日本英語検定協会)
- 英検CSEスコアでの合否判定方法について(日本英語検定協会)
- 2026年度第1回 2級 一次試験 問題冊子(PDF)(日本英語検定協会)










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