
ユタカ英検4級の文法って、どこまで勉強しといたらええの?
5級のときより、何が増えるんかも知りたいわ
英検4級の文法は、中学校で習う文法の前半から中ほどまでを目安にして、過去問に出た形から順に固めるのが近道です。
- 4級のレベルは中学中級程度で、5級の中学初級程度より一段上がる
- 2026年度第1回では、比較級・不規則な過去形・助動詞の must が語句の問題で問われた
- 並べかえの5問では、疑問詞と did の疑問文や、may・could を使ったお願いの文が出た
文法は表と例文でまとめ、声に出して語順ごと覚えると、並べかえの問題にも強くなります。
英検1級を持つ英語講師の筆者が、日本英語検定協会の4級の試験内容と2026年度第1回の問題冊子、文部科学省の学習指導要領を読んで、この記事をまとめました。
この記事を読めば、4級の文法をどこまで、どんな順番で勉強すればいいのかがわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
英検4級の文法はどこまで出る?範囲の目安
英検4級の文法の範囲について、日本英語検定協会は「この文法まで」という一覧を出していません。
そのかわりに、4級のレベルを中学中級程度としていて、5級の中学初級程度の一段上に位置づけています。
| 目安にできる情報 | 内容 | 出どころ |
|---|---|---|
| 5級のレベル | 中学初級程度 | 日本英語検定協会 |
| 4級のレベル | 中学中級程度 | 日本英語検定協会 |
| 3級のレベル | 中学卒業程度 | 日本英語検定協会 |
| 小学校で扱う文 | be動詞や can・do で始まる疑問文、疑問詞の疑問文、命令文など | 文部科学省 小学校学習指導要領 |
| 中学校で扱う文法 | 比較表現、to 不定詞、動名詞、助動詞、受け身、現在完了形など | 文部科学省 中学校学習指導要領 |
中学校の学習指導要領は3年間で扱う文法を示していますが、どの学年で習うかまでは決めていません。
筆者の見立て
4級は中学中級程度なので、筆者は「中学校で習う文法のうち、前半から中ほどまで」を目安にすることをすすめています。
これは公式の区切りではなく、レベルの目安と過去問に出た形から筆者が考えた見立てです。
中学生なら、学校の教科書で習った文法と過去問の文法の問題を照らし合わせると、どこまで固めればよいかが具体的に見えてきます。
5級の文法が土台
4級の文法は、5級で習う be動詞や一般動詞、現在進行形、can などの上に積み上がっています。
5級の文法があやしいまま4級に進むと、新しい形を覚えても、文の中で正しく使えません。
4級の勉強を始める前に、5級の文法を1日で見直す日を作っておくと、そのあとの勉強がぐっと楽になります。



4級の文法は、5級の文法の上に積み上がってるんよ。
始める前に5級を1日で見直しとこな
英検4級の文法が問われる問題
次に、英検4級の文法がどの問題で問われるのかを、公式の試験内容から整理します。
| 技能 | 問題の形 | 問題数 | 文法とのかかわり |
|---|---|---|---|
| リーディング | 短文の語句空所補充 | 15問 | 後半に動詞の形などを問う問題が入る |
| リーディング | 会話文の文空所補充 | 5問 | 疑問文と答え方の組み合わせを問う |
| リーディング | 日本文付き短文の語句整序 | 5問 | 語順そのものを問う |
| リーディング | 長文の内容一致選択 | 10問 | 時制や疑問文を読みとる力がいる |
| リスニング | 3つのパート | 30問 | 聞いた文の時制や疑問詞をつかむ |
文法だけを問う問題は多くありませんが、どの問題も文法がわからないと正しく読んだり聞いたりできません。
語句の問題の後半
リーディングの最初の15問のうち、終わりのほうには動詞の形や比較の形を選ぶ問題が入ることがあります。
選択肢に同じ動詞のちがう形が並んでいたら、文法の問題だと気づけるようにしておきましょう。
たとえば swim・swam・swimming のように並んでいたら、文の中の「いつの話か」を表す語を探すのが手がかりです。
並べかえの5問
日本文付きの語句整序は、日本文に合うように5つの語句を並べかえて、2番目と4番目に来るものの組み合わせを選ぶ形です。
この5問は、語順をまちがえると答えが出ないので、文法の力がそのまま点数に出る問題といえます。
1問でも多く正解できるように、よく出る文の形を語順ごと覚えておきましょう。



選択肢に同じ動詞がちがう形で並んでたら、文法の問題なんや!
それやったら見分けられそうや
英検4級の文法を2026年度第1回の過去問で確かめた
実際にどんな英検4級の文法が問われているのかを確かめるために、筆者が公式サイトの2026年度第1回の問題冊子と解答を読みました。
| 問題 | 問われた文法(筆者が分類) | 正解 |
|---|---|---|
| 語句(13) | 形容詞の比較級 | cheaper |
| 語句(14) | 不規則な過去形 | swam |
| 語句(15) | 助動詞の must | must |
| 並べかえ(21) | 疑問詞 why と did の過去の疑問文 | why・did で始まる語順 |
| 並べかえ(22) | may を使った許可をもとめる文 | May I で始まる語順 |
| 並べかえ(23) | can を使った文と lots of | can see lots of の語順 |
| 並べかえ(24) | leave home for school(家を出て学校へ向かう) | leave home for の語順 |
| 並べかえ(25) | could を使ったお願いの文 | Could you で始まる語順 |
この回では、語句の問題の終わりの3問がそろって文法の問題で、並べかえの5問のうち3問に助動詞が使われていました。
助動詞が目立つ
must・may・can・could と、1回の試験で4種類の助動詞が出てきました。
助動詞は、意味と、うしろに動詞のもとの形が来るという決まりを、セットで覚えておくことが大切です。
とくに may と could は、お願いや許可をもとめる会話の決まった言い方として覚えておくと、会話文の問題にも役立ちます。
過去の疑問文の語順
並べかえの(21)は、疑問詞 why のあとに did を置き、主語と動詞のもとの形を続ける過去の疑問文でした。
疑問詞・did・主語・動詞のもとの形という順番は、4級でよく使われる語順の1つです。
「What did you eat for lunch?」のような文を自分で作って声に出すと、この語順が自然と身につきます。
1回分で決めつけない
ここで見たのは1回分なので、別の回では不定詞や未来の表現がもっと多く出ることもあります。
公式サイトには4級の過去1年分(3回分)の問題と解答がのっているので、残りの回でも文法の問題に印をつけてみてください。
3回分の印を集めると、自分が苦手な文法の種類が見えてくるはずです。
印をつけた問題は、正しい答えの英文をノートに写して、日本語の意味もそえておくと、そのまま自分だけの例文集になります。



助動詞は意味と形をセットで覚えよな。
まちがえた問題の英文をノートに写したら、自分だけの例文集になるで
英検4級の文法で5級から増える形
英検4級の文法では、5級までに習った形に加えて、中学校で習う新しい形が出てきます。
筆者が、レベルの目安と過去問をもとに、4級で押さえておきたい形をまとめました。
| 文法 | 例文(筆者が作った例) | ポイント |
|---|---|---|
| 一般動詞の過去形 | I visited my uncle yesterday. | 不規則な形は1つずつ覚える |
| 未来の表現 | I will call you tonight. | will と be going to の2つ |
| 比較 | This bag is bigger than that one. | -er・-est と more・most |
| 助動詞 | You must finish it today. | うしろは動詞のもとの形 |
| to 不定詞 | I want to be a teacher. | want to・like to から始める |
| 動名詞 | I enjoyed swimming. | enjoy・finish のあとは -ing |
| There is の文 | There is a park near my house. | あとの名詞で is と are を選ぶ |
表の例文はすべて筆者が作ったもので、過去問の英文ではありません。
過去形がいちばん大事
4級の文法で、筆者が最初に固めてほしいと考えているのが一般動詞の過去形です。
長文の Eメールや説明文、リスニングの物語では、過去の出来事を話す文がたくさん出てきます。
過去形とあわせて覚えたい不規則動詞や熟語は、英検4級の単語の記事にまとめています。↓


過去形がすぐにわからないと、話がいつのことなのかをつかめず、内容の問題にも答えにくくなります。
規則どおりに -ed をつける動詞と、形が大きく変わる動詞を分けて練習すると、覚える量が整理されて取り組みやすくなります。
比較は3つの形で
比較の文は、もとの形・比較級・最上級の3つをセットで覚えるのが基本です。
cheap・cheaper・cheapest のように -er・-est をつけるものと、beautiful のように more・most を使うものがあります。
2026年度第1回の(13)でも、4つの選択肢に cheap の形がすべて並んでいたので、than があるかどうかが答えの手がかりでした。



過去形がわからんと、話がいつのことかもつかめへんのや。
まずは過去形から固めるのがよさそうやな
英検4級の文法は表と例文で覚える
英検4級の文法は、ルールを読むだけより、表と例文を使って覚えるほうが、試験で使える力になります。
- 文法を1つ選び、教科書や問題集の説明を読む
- 表に形をまとめる(動詞の変化や比較の形など)
- 例文を3つ選んで、声に出して3回ずつ読む
- 日本語を見て、英語の例文を言えるか確かめる
- 過去問で同じ形の問題を探して解く
1日に1つの文法を、この手順で進めていくと、むりなく続けられます。
1つの文法にかける時間は20分ほどを目安にして、そのうち半分以上を例文を声に出す時間にあてるのが筆者のおすすめです。
不規則動詞の表
過去形が -ed にならない動詞は、もとの形と過去形を2列の表にして覚えます。
| もとの形 | 過去形 | 意味 |
|---|---|---|
| go | went | 行く |
| eat | ate | 食べる |
| swim | swam | 泳ぐ |
| make | made | 作る |
| see | saw | 見る |
| get | got | 手に入れる |
表は一例なので、単語帳や教科書の巻末の一覧から、自分の表に少しずつ足していきましょう。
例文は自分のことで
例文は、自分のことに当てはめて作ると、記憶に残りやすくなります。
「I went to the zoo last Sunday.」のように、本当にあったことを過去形で言ってみると、形と意味がいっしょに頭に入るはず。
作った例文はノートに書きためて、1週間に1回まとめて読み返すと、忘れかけた形も思い出せます。
問題集は1冊を何周も
文法の問題集は、4級向けのものを1冊選び、まちがえた問題に印をつけながら何周もくり返すのがおすすめです。
2周目からは印のついた問題だけを解き直せばよいので、くり返すたびに短い時間で終わるようになります。
説明がわかりにくいところは、学校の先生に聞いたり、教科書の同じ単元を読み直したりして解決しておきましょう。
わからないところをそのままにして先へ進むと、あとで出てくる文法の理解にもひびくので、1つずつ解決しながら進めることが結局はいちばんの近道になります。



例文は自分のことで作ると覚えやすいで。
わからんところは1つずつ解決しながら進もな
英検4級の文法で並べかえ問題を解く手順
英検4級の文法の力がいちばんはっきり出るのが、日本文付きの語句整序の5問です。
並べかえの問題は、決まった手順で考えると、まちがいを減らせます。
- 日本文を読んで、ふつうの文か疑問文かお願いの文かを決める
- 主語と動詞になる語を先に見つける
- 疑問詞や助動詞があれば、文の最初のほうに置く
- のこりの語を、場所・時間の順に並べる
- 2番目と4番目の語を確かめて、選択肢を選ぶ
とくに最初の「どんな種類の文か」を決める手順で、並べ方の大部分が決まります。
疑問文は最初の語から
疑問文なら、疑問詞や助動詞、do・did などが文の最初に来ます。
「何を」「なぜ」「いつ」など日本文にある疑問の言葉から、最初の語を決めると、あとの並べ方が見えてきます。
疑問詞のあとは、did・主語・動詞のように、決まった順番で続くことが多いので、型として覚えておきましょう。
お願いの文の型
「〜してくれますか」は Could you・Can you、「〜してもいいですか」は May I・Can I で始めるのが基本です。
日本文の終わりが「くれますか」なのか「いいですか」なのかを見るだけで、最初の2語が決まります。
2026年度第1回でも、may と could の両方の型が出ていたので、日本文の終わり方に注目してみてください。
全部並べてから選ぶ
2番目と4番目だけを考えて答えを選ぶと、とちゅうでまちがえても気づきにくくなります。
問題冊子のすきまに、5つの語句の番号を全部並べて書いてから、2番目と4番目を確かめるのが安全です。
時間がかかるように見えますが、なれてくると1問30秒ほどで並べられるようになります。
本番のリーディングは35分あるので、並べかえの5問に3分ほどかけても、ほかの問題の時間は十分に残ります。



日本文の終わり方で、最初の2語が決まるんや!
お願いと許可の見分けは覚えとこ
英検4級の文法は長文とリスニングでも使う
英検4級の文法は、文法の問題だけでなく、長文やリスニングの問題を解くときにも欠かせません。
4級の長文には、掲示・案内、Eメール(手紙文)、説明文の3種類があり、リスニングには物語や説明文も出てきます。
時制で話の流れをつかむ
Eメールや物語では、過去にしたこと・今していること・これからする予定が1つの文章に入りまじります。
動詞が過去形か、will や be going to の形かを見れば、それがいつのことなのかがわかります。
内容の問題で「いつ」をたずねられたときは、動詞の形と時を表す語の両方を手がかりにしましょう。
リスニングは疑問詞を聞く
リスニングの会話の問題では、最後の質問の疑問詞を聞きのがさないことが大切です。
what なら「何」、where なら「どこ」、when なら「いつ」と、答えの種類が疑問詞で決まります。
過去問の音声を聞くときは、質問の最初の語だけを書きとる練習をしてみると、聞きとりの集中する場所がわかってきます。
話す練習で使う
覚えた文法は、実際に使ってみると身につきやすくなります。
ネイティブキャンプのようなオンライン英会話には、キッズ向けに英検5級から3級の対策コースがあり、過去形や助動詞を使って話す練習の場にできます。
4級にはスピーキングテストもあるので、文法を使って話す練習は、その準備にもつながるはずです。
スピーキングテストの出題の流れは、英検4級のスピーキングテストの記事でくわしく紹介しています。↓





動詞の形を見たら、いつの話かわかるで。
長文でも文法がちゃんと効いてくるんよ
英検4級の文法に関するよくある質問
英検4級の文法について、よく聞かれる質問に答えます。
- 英検4級の文法は中学何年生までの範囲ですか?
-
日本英語検定協会は、4級のレベルを中学中級程度としていますが、学年ごとの範囲は示していません。
筆者は、中学校で習う文法のうち、前半から中ほどまでを目安にすることをすすめています。
- 英検4級の文法で現在完了形は出ますか?
-
現在完了形は中学校の学習指導要領にふくまれる文法ですが、4級の範囲かどうかを公式は示していません。
まずは過去形や未来の表現、比較、助動詞など、過去問で実際に出た形を優先して固めましょう。
- 英検4級の文法と5級の文法はどうちがいますか?
-
5級は中学初級程度、4級は中学中級程度なので、過去形や比較、助動詞などの形が加わります。
5級の文法が土台になるので、あやしい人は先に5級の文法を見直しましょう。
- 英検4級の文法は問題集だけで大丈夫ですか?
-
問題集で形を覚えたら、公式サイトの過去問で、実際にどう問われるのかを確かめることが大切です。
並べかえの問題は、例文を声に出して語順ごと覚える練習もあわせて行いましょう。
- 英検4級の並べかえ問題が苦手です。どうすればいいですか?
-
日本文を読んで、ふつうの文か疑問文かお願いの文かを最初に決めると、並べ方の大部分が決まります。
5つの語句を全部並べて書いてから、2番目と4番目を確かめると、まちがいを減らせます。
- 英検4級の文法は小学生でも理解できますか?
-
説明を読むだけではむずかしい文法もありますが、例文を声に出して何回も読むことで、形として身につけられます。
表や絵を使って、親子でいっしょに確かめながら進めると続けやすくなります。



現在完了形は、まず後回しでもええんやね。
過去問に出た形からやったらええんや
4級の勉強を何から始めるか迷っている方は、英検4級の勉強法は何から始める?5級との違いから決める順番にまとめています。
まとめ|英検4級の文法は過去問に出た形から固めよう
英検4級の文法について、この記事のポイントをまとめます。
- 4級は中学中級程度で、中学校で習う文法の前半から中ほどまでを目安にする
- 2026年度第1回では、比較級・不規則な過去形・助動詞が語句の問題で問われた
- 並べかえは、文の種類を決めてから、主語と動詞、疑問詞や助動詞の順に並べる
- 過去形と比較は表で、助動詞は意味と形をセットで覚える
- 長文とリスニングでも、動詞の形からいつの話かをつかむ
まずは公式サイトの過去問を1回分開いて、文法の問題に印をつけるところから始めてみてください。
自分がまちがえた形がわかったら、その文法の表と例文を1つずつ作っていきましょう。
毎日1つずつ形を固めていけば、試験の日には並べかえの問題も落ち着いて解けるはずです。



まずは過去問の文法の問題に印をつけるとこからやで。
1日1つずつ形を固めていこな
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あわせて読みたい記事も置いておきます。
文法のほかの勉強の順番は、英検4級の勉強法の記事にまとめています。↓


過去問の使い方の流れは、英検5級の過去問の記事も参考になります。↓


- 4級の過去問・試験内容(日本英語検定協会)
- 4級の試験内容(日本英語検定協会)
- 2026年度第1回 4級 問題冊子(日本英語検定協会)
- 2026年度第1回 4級 解答(日本英語検定協会)
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)(文部科学省)
- 中学校学習指導要領(平成29年告示)(文部科学省)










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