ユタカ英検2級の要約って、何語で何を書けばええの?
英作文とどう違うんかも、ようわからへん
- 英検2級の要約は、3段落ほどの英文を45〜55語の英語でまとめる問題
- 2024年度第1回から加わり、2級のライティングは要約+英作文の2題になった
- 解答が英文の要約になっていないと判断されると0点になることがある
- 書き方は段落ごとに要点を1文→具体例はまとめて言いかえ→つなぎの言葉→語数確認
英検2級の要約の決まりと書き方を、英検1級を持つ英語講師の筆者が、日本英語検定協会の公式ページと過去問を確かめてまとめました。
この記事を読めば、2級の要約で何を求められているかと、本番で語数に収めるまでの手順がそろいます。
2級のライティング全体の採点のされ方は、英検2級ライティングの採点基準の記事で整理しています。↓


英検2級の要約問題とは|語数・形式・試験時間
英検2級の要約は、一次試験のライティングの1題目として出される問題です。
日本英語検定協会は2024年度第1回から問題形式をリニューアルし、2級のライティングに要約が加わりました。
| 項目 | 英検2級の要約 |
|---|---|
| 問題の位置 | 一次試験・大問4(ライティング・英文要約) |
| やること | 英文を読み、その内容を英語で要約する |
| 語数 | 45〜55語 |
| 問題文の種類 | 説明文など |
| 0点になることがある場合 | 英文の要約になっていないと判断されたとき |
| 試験時間 | リーディングとライティングを合わせて85分 |
語数と条件は、2026年度第1回の問題冊子の指示文と同じです。
ライティングを始める合図はない
2級でも、ライティングを始める合図はありません。
リーディングとライティングを合わせた85分の中で、要約と英作文の2題を書き終える必要があります。
解答欄の外は採点されない
要約は解答用紙B面の英文要約解答欄に書き、欄の外に書いたものは採点されません。



45〜55語って、思ってたより短いんやな
英検2級の要約と英作文の違い
英検2級の要約は、同じライティングでも英作文とは書く中身がまったく違う問題です。
| 項目 | 要約 | 英作文 |
|---|---|---|
| 書く中身 | 英文に書かれていること | 自分の意見と理由 |
| 自分の意見 | 入れない | 入れる(1文目で立場を言う) |
| 語数 | 45〜55語 | 80〜100語(目安) |
| 0点になることがある場合 | 英文の要約になっていない | TOPICの問いに答えていない・ずれている |
要約に自分の意見は入れない
要約では、I think のような自分の意見は書きません。
英作文の型に慣れていると意見を足したくなりますが、要約では本文の内容だけを伝えるのが役目です。
採点の観点は英作文と共通する部分がある
協会は、英作文を内容・構成・語彙・文法の4つの観点で採点すると公開しています。
要約もライティングの技能なので、要点がそろっているか・流れが分かるか・言いかえや文法が正しいかを意識して書くと大きく外しません。



要約は本文の中身だけ、英作文は自分の意見。
ここがちがいやで
英検2級の要約で英文を読むコツ
英検2級の要約は、英文を読む段階で段落ごとの役割をつかめれば半分できたようなものです。
2級の英文は「話題→良い点→問題点」が多い
2026年度第1回の2級では、翻訳アプリを話題にした3段落の英文が出ました。
第1段落で話題の紹介、第2段落で良い点、第3段落で問題点という流れです。
このように、1つの話題の良い面と悪い面を並べる文章を想定して準備しておくと、本番で読み迷いません。
段落をつなぐ言葉に印を付ける
First, Also, On the other hand, Moreoverのような言葉は、段落の中の要点の場所を教えてくれます。
問題冊子にはメモをしてよいので、こうした言葉に丸を付けながら読むと、要点を拾いやすくなります。



段落の役割が分かったら、まとめる中身も見えてくるで
英検2級の要約の書き方|45〜55語にまとめる4ステップ
ここからは、英検2級の要約を本番で書く手順を4つに分けて説明します。
各段落の言いたいことを、日本語で1行にまとめます。
具体例・数字・人名は、この段階で外します。
「標識が読める・道をたずねられる」なら「旅行で役に立つ」のように、例をまとめる言葉を探します。
2つ以上の例を1つの言葉でくくると、語数がぐっと減ります。
段落どうしの関係に合わせて、because, however, also などでつなぎます。
本文の段落の順番どおりに並べると、流れがくずれにくくなります。
書き終えたら語数を数え、45〜55語に入っているか確かめます。
多いときは形容詞や重なった説明を削り、少ないときは抜けた段落の要点を足します。
1段落あたり15〜20語が目安
3段落の英文なら、1段落あたり15〜20語でまとめると、45〜55語にちょうど収まります。
第1段落の話題の紹介は短めにして、良い点と問題点に語数を回すと、内容のバランスが取れます。
本文の文をそのまま写さない
本文の文をつなぎ合わせただけの答案は、語数が増えやすいうえに、言いかえの力も伝わりません。
名詞を動詞に変える・受け身を能動に変えるなど、文の形を変えるだけでも言いかえになります。



例をまとめて、一段上の言葉にするのがコツやで
英検2級の要約の解答例|自作の英文でやってみる
ここでは、英検2級の要約と同じ形の自作の英文で、解答例を示します。
英文は筆者が作った練習用で、実際の試験問題ではありません。
Shopping online has become a common part of daily life. Many people now buy clothes, books, and even food through websites and smartphone apps instead of going to stores.
Why do people like shopping online? One reason is convenience. People can order products at any time of day without leaving their homes. In addition, they can easily compare prices on different websites, so they can find cheaper items.
However, online shopping also has some disadvantages. Customers cannot touch or try on products before buying them, so they are sometimes disappointed when the items arrive. Furthermore, the increase in deliveries creates more packaging waste, which is bad for the environment.
段落ごとの要点
| 段落 | 役割 | 要点(日本語) |
|---|---|---|
| 第1段落 | 話題の紹介 | ネットで買い物をするのが当たり前になった |
| 第2段落 | 良い点 | いつでも家から買える・値段を比べて安く買える |
| 第3段落 | 問題点 | 買う前に確かめられない・配送でごみが増える |
解答例(51語)
Online shopping has become common in people's lives. It is popular because people can buy things whenever they want from home and compare prices to find cheaper products. However, buyers cannot check items before purchasing them, which can lead to disappointment, and more deliveries produce more waste that harms the environment.
clothes, books, and even food のような具体例は外し、buy thingsにまとめています。
packaging waste, which is bad for the environment はwaste that harms the environmentと、関係代名詞を変えて言いかえました。



3段落を、それぞれ1文くらいにまとめたらええんやな
英検2級の要約で0点・減点を防ぐポイント
英検2級の要約には、指示文で0点になることがあると示された書き方があります。
「要約になっていない」と判断されやすい答案
- 自分の意見や感想を書いている
- 1つの段落の内容しか書いていない
- 本文にない情報を足している
- 本文の文をそのまま並べただけ
特に、良い点だけ・問題点だけの要約は、本文の内容をまとめたとは言えないので注意が必要です。
語数は範囲内に収める
指示文の語数は45〜55語です。
範囲から大きく外れると、内容が足りない・まとめきれていないと見られるおそれがあるので、書き終えたら必ず数えてください。



良い点と問題点の両方を入れるのを、忘れんようにな
英検2級の要約の時間配分と練習法
英検2級の要約は、85分の中で15分ほどを目安にすると、英作文と読解の時間も確保できます。
| パート | 時間の目安 |
|---|---|
| 語彙問題(17問) | 10分 |
| 長文読解(14問) | 35分 |
| 要約 | 15分 |
| 英作文 | 20分 |
| 見直し | 5分 |
時間の目安は筆者の考えで、協会が決めたものではありません。
過去問の英文で毎日1題
協会のサイトで公開されている過去問の英文を使って、1日1題、15分を計って要約を書く練習が効果的です。
書いたら、段落ごとの要点が入っているか・意見が混ざっていないかを確かめます。
ニュースの短い記事でも練習できる
過去問を使い切ったら、英語のニュース記事を3段落ぶん選び、同じ手順で45〜55語にまとめる練習ができます。
2級の英作文の書き方は、英検2級のライティング対策の記事も参考にしてください。↓





過去問の英文で、毎日1題ずつやってみてな
英検2級の要約についてよくある質問
- 英検2級の要約は何語で書きますか?
-
45〜55語です。
2026年度第1回の問題冊子の指示文でも、この語数が示されています。
- 要約に自分の意見を書いてもいいですか?
-
書きません。
要約は英文の内容をまとめる問題なので、意見を入れると要約になっていないと判断されるおそれがあります。
- どんなときに0点になりますか?
-
解答が英文の要約になっていないと判断された場合に、0点と採点されることがあります。
- 本文の単語をそのまま使ってもいいですか?
-
キーワードを使うのは問題ありません。
ただ、本文の文をそのまま並べるのではなく、まとめたり言いかえたりして書くのがおすすめです。
- 要約と英作文はどちらを先に書くべきですか?
-
決まりはありません。
語数が少なく短時間で書ける要約を先に終わらせ、英作文に時間を回す方法もあります。



気になってたことが、だいたい分かったわ
英検2級の勉強をどこから進めるか知りたい方は、英検2級の勉強法は何から始める?4技能ごとの対策と合格までの3か月の進め方にまとめています。
まとめ|英検2級の要約は段落ごとの要点を45〜55語に
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 語数 | 45〜55語 |
| 英文の流れ | 話題の紹介→良い点→問題点が多い |
| 書き方 | 要点を日本語1行→例をまとめる→つなぎの言葉→語数確認 |
| 避けること | 自分の意見・1段落だけ・本文の写し |
| 時間 | 85分のうち15分ほど |
英検2級の要約は、手順を決めて練習すれば、安定して点を取れる問題です。
まずは公式の過去問の英文を1題、15分を計って要約してみるところから始めてください。



まずは過去問1題から、時間を計ってやってみてな
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参考文献
- 2級の過去問・試験内容(日本英語検定協会)
- 2級の試験内容(一次試験・二次試験)(日本英語検定協会)
- 2024年度 英検 問題形式リニューアル(日本英語検定協会)
- ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(日本英語検定協会)
- 2026年度第1回 2級 一次試験 問題冊子(PDF)(日本英語検定協会)










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