
ユタカ小学生の英検って、何級から受けさせたらええの?
まわりの子が3級とか言うてて、あせってしまうんやけど
小学生の英検は、英語を習い始めて間もないなら5級から始めて、合格してから一つずつ上げていくのがいちばん失敗しにくい選び方です。
- 5級は中学初級程度、4級は中学中級程度、3級は中学卒業程度が公式の目安
- 3級からはライティングと面接が加わり、小学生には大きな壁になりやすい
- 英検を受ける小学生以下の志願者は、2025年度で51万6,844人いる
迷ったら、公式サイトの過去問を1回分解いてみて、半分以上とれた級を選ぶのがおすすめです。
英検1級を持つ英語講師の筆者が、日本英語検定協会の各級の目安と試験内容、文部科学省の学習指導要領を読んで、この記事をまとめました。
この記事を読めば、お子さんにいま合っている級と、次に目指す級がわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
小学生の英検は何級から?最初の目安
小学生の英検は、受ける級に学年の決まりがなく、どの級からでも申し込めます。
だからこそ、最初の級をどう選ぶかで、その後の英語への気持ちが大きく変わります。
| 英語の経験 | 最初に受ける級の目安(筆者の目安) |
|---|---|
| 学校の授業で英語にふれている程度 | 5級 |
| 英語教室などで1〜2年ほど習っている | 5級または4級 |
| 5級に合格している | 4級 |
| 4級に合格していて、読み書きにも慣れている | 3級 |
表は筆者の指導経験からの目安で、日本英語検定協会が決めたものではありません。
最初の1回は合格を優先
小学生にとって、最初の英検で合格できるかどうかは、とても大きな意味を持ちます。
一つ上の級に背のびして不合格になるより、合格を見込める級で自信をつけるほうが、次の勉強につながるからです。
合格した経験があると、次の級に向けた勉強にも前向きに取り組めるようになります。
年齢より英語の経験で選ぶ
同じ学年でも、英語にふれてきた時間は子どもによって大きくちがいます。
「何年生だから何級」と決めるより、いまの英語の力で選ぶことが大切です。
まわりの子が上の級を受けていても、あせらずに、お子さんの力に合った級から始めてください。
スピーキングも体験できる
5級と4級を申し込むと、一次試験とは別に、録音形式のスピーキングテストも受けられるようになります。
このテストは受けるかどうかを自分で選べて、結果は級の合否に影響しません。
自宅のパソコンやスマートフォンで受けられるので、小学生が英語を話す力を確かめる最初の機会として役立ちます。
3級から始まる面接の前に、英語で答える経験を積んでおけるのも、5級・4級から始めるよさの一つです。



まわりと比べんでええよ。
その子に合った級から始めたらええんやで
小学生の英検を学年別に考える目安
小学生の英検の級を考えるときは、学校で英語をどこまで習うのかを知っておくと目安が立てやすくなります。
| 学年 | 学校での英語(学習指導要領) | 英検の目安(筆者の目安) |
|---|---|---|
| 1・2年 | 学習指導要領に外国語の時間はない | まだ急がなくてよい |
| 3・4年 | 外国語活動(聞く・話すが中心) | 英語にふれていれば5級 |
| 5・6年 | 教科の外国語(読む・書くも学ぶ) | 5級から4級 |
学習指導要領では、小学校で扱う語は600〜700語程度とされています。
5級のレベルは中学初級程度なので、小学校の英語をしっかり学んだ5・6年生なら、5級は十分にねらえる級といえるでしょう。
低学年は英語に親しむ時期
1・2年生は、まだ学校で英語を教科として習っていない時期です。
この時期は、英検の級にこだわるより、歌や絵本で英語の音に親しむほうが、あとの伸びにつながります。
試験を受けてみたい場合は、合否が出ないリスニングのテストである英検Jr.から始める方法もあります。
中学年は5級を目標に
3・4年生は、外国語活動で英語を聞いたり話したりする時間が始まります。
英語教室などで文字の読み書きにもふれていれば、5級を目標にするのにちょうどよい時期です。
5級は一次試験がマークシートで答える形なので、まだ英語を書くのが苦手な子でも挑戦しやすくなっています。
高学年は4級まで見える
5・6年生は、教科として英語を学び、読む・書くの練習も始まります。
5級に合格していれば、4級を目指すのも現実的な目標になります。
ただし、4級には長文の問題があるので、英文を読むことに慣れているかどうかを先に確かめておきましょう。



学年よりも、学校でどこまで習ってるかで考えるんよ。
1・2年生は急がんでもええで
小学生が受ける英検の各級の難易度
小学生の英検で受けることが多い級の難易度を、公式の目安と試験内容から並べてみます。
| 級 | レベルの目安 | 一次試験 | 二次試験・スピーキング | 2026年度の検定料(個人・本会場) |
|---|---|---|---|---|
| 5級 | 中学初級程度 | リーディング・リスニング | 録音形式のスピーキングテスト(任意) | 4,000円 |
| 4級 | 中学中級程度 | リーディング・リスニング | 録音形式のスピーキングテスト(任意) | 4,600円 |
| 3級 | 中学卒業程度 | リーディング・ライティング・リスニング | 面接(合格に必要) | 6,800円 |
| 準2級 | 高校中級程度 | リーディング・ライティング・リスニング | 面接(合格に必要) | 8,400円 |
表のとおり、5級と4級は一次試験だけで合否が決まり、3級からは面接にも合格する必要があります。
検定料はすべて税込で、2026年度は2025年度より一律100円下がっています。
合否はスコアで決まる
英検の合否は、正答数ではなく英検CSEスコアという点数で決まります。
| 級 | 合格基準スコア |
|---|---|
| 5級 | 850点中419点 |
| 4級 | 1000点中622点 |
| 3級 | 一次1650点中1103点・二次550点中353点 |
目安として、2級以下では技能ごとにおよそ6割の正答率だった受験者の多くが合格した回がある、と公式は示しています。
5級と4級の差
5級から4級に上がると、リーディングに長文の問題が加わり、試験時間も長くなります。
5級が25分・約20分なのに対して、4級はリーディング35分・リスニング約30分です。
小学生にとっては、集中が続くかどうかも4級の壁の一つになります。
4級と3級の差
3級になると、リーディングとライティングを合わせて65分、リスニングが約25分と、さらに試験時間が長くなります。
リスニングの最初のパートは放送が1回だけになり、5級・4級のように2回聞けるわけではありません。
一次試験に合格したあとには、約5分の英語の面接があり、この面接にも合格しないと3級は認められないしくみです。



3級からは面接にも受からなあかんのや!
5級・4級とはだいぶちがうんやな
小学生の英検で級ごとにつまずきやすいところ
小学生の英検では、級が上がるごとに、それぞれ新しい壁があらわれます。
- 5級:熟語や代名詞の形、つづりと読み方のずれる単語
- 4級:長文の問題10問と、試験時間の長さ
- 3級:英語で文章を書くライティングと、面接での受け答え
壁を前もって知っておけば、つまずく前に練習を入れておくことができます。
5級は形で問われる
5級は単語を知っているだけでなく、「wake up」のような熟語や、「his」「mine」のような代名詞の形も問われます。
単語は1語ずつではなく、例文の中のかたまりで覚えておくと安心です。
曜日や月の名前のように、つづりと読み方がずれる単語も、音声を聞いてまねしながら覚えておきましょう。
リスニングはすべて2回ずつ放送されるので、落ち着いて聞けば答えを選びやすい試験でもあります。
4級は長文が加わる
4級では、掲示・Eメール・説明文を読んで答える長文の問題が10問出ます。
小学生には長い英文を読むこと自体が新しい経験なので、早めに慣れておくことが大切です。
質問を先に読んでから英文を読む練習をしておくと、時間内に解き終えやすくなります。
英語の絵本や教科書の本文を声に出して読む習慣があると、長文への抵抗も小さくなるはずです。
3級は書く・話すが入る
3級からは、Eメールへの返信と、25〜35語ほどの英作文を書く問題が出ます。
二次試験では、面接委員と向かい合って、音読や質問への受け答えを約5分行います。
書く力と話す力の両方が必要になるため、小学生にとってはここがいちばん大きな壁といえるでしょう。
3級の準備のしかたは、英検3級の勉強法の記事にまとめています。↓





3級は書くのと話すのが入ってくるから、小学生にはここがいちばん大きな壁なんよ
英検を受ける小学生はどれくらいいる?
英検を受ける小学生がどれくらいいるのかは、日本英語検定協会が公開している志願者数で確かめられます。
| 年度 | 小学校以下の志願者数 | 全体の志願者数 |
|---|---|---|
| 2021年度 | 46万1,154人 | 410万2,668人 |
| 2022年度 | 52万4,833人 | 420万5,920人 |
| 2023年度 | 55万1,604人 | 450万3,698人 |
| 2024年度 | 54万7,536人 | 448万9,999人 |
| 2025年度 | 51万6,844人 | 454万3,122人 |
この数は、実用英語技能検定・英検Jr.・英検IBAの志願者を合わせたものです。
2025年度は、志願者全体のうちおよそ9人に1人が小学校以下という計算になります。
級ごとの数は公開されていない
公開されているのは「小学校以下」というまとまりの数で、小学生が何級をどれだけ受けたかまではわかりません。
そのため、「小学生の多くが3級を受けている」といった話は、公式の数字では確かめられないことに気をつけてください。
まわりの話に流されず、お子さんの力で級を選ぶことが大切だといえます。
毎年50万人前後が受けている
2022年度から2025年度は、小学校以下の志願者が毎年50万人を超えています。
英検は、小学生にとっても身近な検定になっているといえるでしょう。
学校や塾などの団体でまとめて受ける機会もあるので、身近な場所で受けられるかどうかを確かめてみてください。



毎年50万人以上も小学生が受けてるんや!
それやったら、うちの子も受けやすそうやな
小学生の英検の級を決める3つの方法
小学生の英検で受ける級に迷ったときは、次の3つの方法で決めるのがおすすめです。
- 公式サイトの過去問を1回分解いて、点数を見る
- 学校や英語教室で習ったところを、各級の内容と見くらべる
- 合否が出ない英検Jr.で、英語を聞く力を先に確かめる
いちばん確実なのは、1つ目の過去問を実際に解いてみる方法です。
過去問で半分以上とれるか
公式サイトには、各級の過去1年分(3回分)の問題と解答、リスニングの音声がのっています。
1回分を本番と同じ時間で解いてみて、半分以上とれれば、その級は準備しだいで十分にねらえるでしょう。
半分に届かない場合は、一つ下の級から始めるほうが、合格までの道のりを短くできることもあります。
習った内容と見くらべる
公式は、各級でよく出る場面と話題も公開しています。
5級なら家族・学校・趣味・買い物・天気などで、4級ではこれに海外の文化が加わります。
学校や英語教室で習った単語や話題と重なるところが多い級を選ぶと、勉強の負担が小さくなるでしょう。
英検Jr.から始める道もある
英検Jr.は児童向けに開発された「育成型」のリスニングテストで、成績は合否ではなく正答率で示されます。
いきなり英検を受けるのが不安な子は、英検Jr.で「英語の試験を受ける」経験をしておくのも一つの方法です。
英検Jr.で手ごたえをつかんでから5級に進めば、本番でも落ち着いて問題に向き合えるはずです。
一つ上の級も見ておく
受ける級が決まったら、一つ上の級の過去問も、1回分だけ目を通しておくのがおすすめです。
次の級でどんな問題が増えるのかを先に知っておくと、いまの勉強の中で少しずつ準備を始められます。
たとえば5級を受ける子が4級の長文を見ておけば、5級の勉強の合間に短い英文を読む練習を入れようと考えられるでしょう。



まずは過去問を1回解いてみるのがいちばんやで。
半分とれたら、その級でいけそうって目安になるよ
小学生の英検で親ができるサポート
小学生の英検では、親のサポートがあるかどうかで、勉強の続けやすさが大きく変わります。
| サポートの内容 | 具体的なやり方 |
|---|---|
| 申し込み | 試験日と申し込みの期間を確かめて手続きをする |
| 勉強の準備 | 過去問を印刷し、リスニングの音声を流せるようにする |
| 時間の管理 | 過去問を解くときにタイマーで時間を計る |
| 丸つけ | 答え合わせをして、まちがえた問題に印をつける |
| 声かけ | できたところをほめて、続けた日をいっしょに喜ぶ |
勉強の中身は子どもにまかせて、準備と管理を親が受け持つ形にすると、子どもは問題に集中できます。
1日15〜20分を続ける
小学生は、長い時間を一度に勉強するより、短い時間を毎日続けるほうが身につきやすくなります。
1日15〜20分ほど、単語・リスニング・過去問を少しずつ回していく形がおすすめです。
疲れている日は単語の見直しだけにするなど、休まずに続けられる量に調整してあげてください。
話す練習の相手を作る
3級からは面接があり、4級・5級にも録音形式のスピーキングテストがあります。
家で英語を話す相手がいないときは、ネイティブキャンプのようなオンライン英会話に、キッズ向けの英検5級〜3級の対策コースがあります。
家族と英語で一言ずつやりとりするだけでも、声に出して答えることに少しずつ慣れていけるでしょう。
申し込みの時期を確かめる
英検は年に3回あり、次の2026年度第3回は、個人申込の受付期間が2026年10月30日から12月14日までです。
一次試験は2027年1月24日で、3級以上の二次試験は、20歳以下なら本会場のB日程である3月7日になります。
試験日から逆算して、何週間前から過去問に取りかかるかを、親子で先に決めておくと安心でしょう。
不合格でも責めない
小学生にとって、不合格は大人が思う以上に心に残るものです。
結果がよくなかったときは、スコアを見て、あと何点だったのかを一緒に確かめてあげてください。
次にどこを練習すればいいかがわかれば、不合格も次の合格に向けた一歩になります。
不合格だったときの立て直し方は、英検5級に落ちたときの記事が参考になります。↓





親は準備と時間の管理をして、勉強は子どもにまかせるんやな。
できたところをほめるのも大事やね
小学生の英検に関するよくある質問
小学生の英検について、よく聞かれる質問に答えます。
- 小学生は英検を何歳から受けられますか?
-
英検の受験に年齢の決まりはなく、どの級からでも申し込めます。
2026年度第1回の5級の問題冊子では、日本語の指示文の漢字にふりがながついていたので、低学年でも指示を読むことはできます。
- 小学1年生でも英検5級に合格できますか?
-
合格基準スコアに届けば学年に関係なく合格できますが、5級は中学初級程度の内容なので、英語を習ってきた経験が必要です。
まずは過去問を1回分解いてみて、半分以上とれるかで判断するのがおすすめです。
- 小学生で英検3級に合格するのは難しいですか?
-
3級は中学卒業程度で、ライティングと面接があるため、小学生にとっては大きな壁になりやすい級です。
4級に合格して、読み書きに慣れてから目指すと進めやすいでしょう。
- 小学生が英検に合格するまで、どのくらい勉強すればいいですか?
-
必要な期間はいまの英語の力によって変わるため、公式は決まった期間を示していません。
1日15〜20分の勉強を続け、試験の前の2週間ほどで過去問を本番と同じ時間で解く流れが、小学生には取り組みやすいでしょう。
- 英検と英検Jr.はどちらから受けるべきですか?
-
英語を始めたばかりで、合否のある試験に不安があるなら英検Jr.から、5級の過去問で半分以上とれるなら英検5級からがおすすめです。
- 小学生でも準2級を目指せますか?
-
準2級は高校中級程度で、ライティングと面接もある級なので、まずは3級に合格してから考えるのが現実的です。
3級に合格したあとに、準2級の過去問を解いてみて、半分以上とれるかどうかで判断するとよいでしょう。
- 小学生は英検の会場にひとりで行けますか?
-
本会場で受ける場合は、会場の場所と持ち物を前もって親子で確かめ、低学年のうちは保護者が会場の近くまで付きそうと安心です。
学校や塾などの準会場で受けられる場合は、ふだん通っている場所で受けられるため、小学生でも落ち着いて試験に臨みやすくなります。
- 英検は1年に何回受けられますか?
-
英検は年に3回実施されていて、2026年度は第1回・第2回・第3回があります。
合格したら、次の回で一つ上の級に挑戦することもできます。
- 小学生の英検の検定料はいくらですか?
-
2026年度の個人申込・本会場では、5級4,000円、4級4,600円、3級6,800円です(税込)。



年齢の決まりはないし、ふりがなもついてるから、低学年でも安心してええで
英検の各級のレベルや合格基準は、「英検の級とレベル一覧|5級〜1級の目安・CEFR・合格基準スコア・試験時間を表で比べる」の記事に表でまとめています。
まとめ|小学生の英検は合格できる級から始めよう
小学生の英検について、この記事のポイントをまとめます。
- 英検は学年の決まりがなく、英語の経験に合わせて級を選べる
- 英語を始めて間もない小学生は、5級から始めるのが失敗しにくい
- 4級は長文、3級はライティングと面接が大きな壁になる
- 小学校以下の志願者は、2025年度に51万6,844人いる
- 迷ったら過去問を1回分解き、半分以上とれる級を選ぶ
まずは公式サイトの過去問を1回分ひらいて、親子でいっしょに解いてみるところから始めてみてください。
合格できる級で自信をつけてから、一つずつ上の級に進んでいけば、英語を楽しみながら力を伸ばしていけます。
お子さんのペースに合わせて、次の目標を一緒に決めていきましょう。



まずは過去問を親子で解いてみるところからやで。
合格できる級から、一つずつ進んでいこな
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あわせて読みたい記事も置いておきます。
5級を受けると決めたら、英検5級の勉強法の記事で勉強の順番を確かめてください。↓


4級に進むときは、英検4級の勉強法の記事も読んでみてください。↓


- 各級の目安(日本英語検定協会)
- 受験の状況(日本英語検定協会)
- 5級の試験内容(日本英語検定協会)
- 4級の試験内容(日本英語検定協会)
- 3級の試験内容(日本英語検定協会)
- 英検CSEスコアでの合否判定方法について(日本英語検定協会)
- 個人でのお申し込み 2026年度第3回(日本英語検定協会)
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)(文部科学省)










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