
ユタカ英検4級の勉強法って、5級のときと何がちがうん?
長文が出るって聞いて、ちょっと不安なんやけど
英検4級の勉強法は、5級とのちがい(長文と文の聞き取り)を先に確かめてから順番を決めるのがいちばん迷いません。
- 4級は中学中級程度で、リーディング35問・リスニング30問
- 5級になかった長文の問題が10問、文の内容を聞き取る問題が10問ある
- 合格基準スコアは1000点満点中622点
単語と文法を5級から積み上げつつ、長文を読む練習を早めに入れるのがおすすめです。
英検1級を持つ英語講師の筆者が、日本英語検定協会の公式ページで4級の出題形式と合格基準を確かめて、この記事をまとめました。
この記事を読めば、5級から4級へ進むときに何を足せばいいのかがわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
英検4級の勉強法は5級とのちがいから決める
英検4級の勉強法を考えるときは、まず5級とのちがいを知っておくと、やるべきことがはっきりします。
公式は4級を「最初の目標となる5級の次に目指す級」と位置づけていて、レベルは中学中級程度です。
| 項目 | 5級 | 4級 |
|---|---|---|
| レベルの目安 | 中学初級程度 | 中学中級程度 |
| リーディング | 25分・25問 | 35分・35問 |
| リスニング | 約20分・25問 | 約30分・30問 |
| 長文の問題 | なし | 10問(掲示・Eメール・説明文) |
| リスニングの3つ目のパート | イラストの内容一致 | 文の内容一致(物語文・説明文) |
| スピーキングテスト | 約3分・任意 | 約4分・任意 |
表を見ると、長文を読む問題と、短い文章を聞き取る問題が新しく加わっているのがわかります。
試験時間も、リーディングが10分、リスニングがおよそ10分長くなりました。
話題に海外の文化が加わる
公式が示す4級の話題には、5級と同じ家族や学校、趣味などに加えて、海外の文化が入っています。
場面にも駅や店内の「アナウンス」が加わっていて、5級より少し外の世界に広がるイメージです。
試験時間が長くなる
4級は、リーディングが35分、リスニングが約30分と、5級よりそれぞれおよそ10分長くなります。
小学生にとっては、1時間以上集中を続けること自体がひとつの壁になるかもしれません。
家で過去問を解くときも、本番と同じ時間を通して座って解く練習を、何回か入れておくと安心です。
合否は一次試験だけで決まる
4級の合否は、リーディングとリスニングの一次試験だけで決まります。
スピーキングテストは5級と同じく任意で、受けても受けなくても4級の合否には影響しません。



長文って4級から出てくるんや!
5級と同じつもりでおったら、時間が足りへんとこやったわ
英検4級の勉強法を決める試験の中身と合格基準
次に、英検4級の勉強法の土台になる試験の中身を、公式の試験内容から整理します。
| 技能 | 問題の形 | 問題数 |
|---|---|---|
| リーディング | 短文の語句空所補充 | 15問 |
| リーディング | 会話文の文空所補充 | 5問 |
| リーディング | 日本文付き短文の語句整序 | 5問 |
| リーディング | 長文の内容一致選択 | 10問 |
| リスニング | 会話の応答文選択(イラスト付き) | 10問 |
| リスニング | 会話の内容一致選択 | 10問 |
| リスニング | 文の内容一致選択 | 10問 |
リスニングは、3つのパートすべてが2回ずつ放送されます。
合格基準スコアは622点
4級の満点は、リーディングとリスニングがそれぞれ500点で、合計1000点のうち622点で合格です。
スコアは統計的な方法で出しているため、自分の正答数から点数を計算することはできません。
公式は、2級以下では各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格した回があったと説明しています。
2つの技能をそろえる
英検CSEスコアは、問題数に関係なく技能ごとに均等に配分されています。
長文が苦手だからといってリーディングを捨てると、リスニングがよくても合計で届かないことがあるということ。
読む力と聞く力を同じくらい育てるつもりで、時間を割り振ってください。



合格の目安は6割やけど、読むのと聞くのは両方そろえなあかんで。
片方を捨てたらあかんよ。
4級のレベルや合格点は、こちらの記事でもくわしく解説しています。
くわしくは、英検4級のレベルや合格点の記事も参考にしてください。↓


英検4級の勉強法のおすすめの順番
試験の中身がわかったら、英検4級の勉強法の順番を決めましょう。
- ①過去問を1回分ながめて、5級とのちがいを確かめる
- ②5級の単語と文法を見直し、4級の単語を足していく
- ③長文を1日1題読む習慣をつける
- ④リスニングで短い文章を聞き取る練習をする
- ⑤過去問で時間を計って解く
5級から続けて受ける人は、5級で覚えた単語と文法がそのまま土台になります。
そのため、ゼロから始めるのではなく、5級の内容をすばやく見直してから4級の内容を足す流れが効率的です。
5級の内容に不安があるとき
5級の過去問を解いてみて半分も取れないときは、4級の前に5級の内容を固めるほうが近道になることもあります。
5級の勉強の進め方は、次の記事にまとめました。
5級の内容は、英検5級のレベルや対策の記事で確認できます。↓


単語帳と過去問の使い分け
単語を覚えるときは、単語帳で量をこなす時間と、過去問で実際の使われ方を確かめる時間を分けると効率的です。
単語帳は通学の時間や寝る前などのすきま時間に、過去問は机に向かえる時間に、というように場面で分けるのもひとつの方法。
単語帳で見た言葉が過去問の中に出てくると、覚えた手ごたえを感じやすくなり、続ける力にもつながります。
期間を3つに分ける
申し込みから本番までを、おおまかに3つの期間に分けると進めやすくなります。
- 前半:単語と文法を中心に、長文は短いものから慣れる
- 中盤:問題の形ごとに練習し、長文を毎日1題読む
- 最後の2週間:過去問を時間を計って解き、まちがいを見直す
個人で申し込める次の本会場は2026年度第3回で、申込期間は10月30日から12月14日、一次試験は2027年1月24日です。



まずは5級の内容を見直してから4級に入ると、スムーズに進めるで。
英検4級の勉強法①単語と文法の積み上げ
英検4級の勉強法の1つ目は、単語と文法の積み上げです。
リーディングの最初の15問は、文に合う語句を選ぶ問題で、覚えた単語の数がそのまま点数につながります。
単語は過去問から拾う
単語帳を最初から順に覚えるのもひとつの方法ですが、過去問に出てきた知らない単語を拾って覚えるのもおすすめ。
実際の文の中でどう使われているかを一緒に覚えられるので、意味だけ覚えた単語より忘れにくくなります。
拾った単語は、1日10語くらいずつ、次の日にもう一度見直してから新しい単語に進むと、少しずつ頭に残っていきます。
過去の形と未来の形
4級の文には、5級よりも「きのう〜した」「明日〜するつもり」のような、過去や未来のことを言う文が多く出てきます。
動詞の過去の形や、willやbe going toを使った未来の言い方を、短い文で何度も声に出して慣れておきましょう。
並べかえの問題でも、こうした文の形を知っていると正しい語順が見つけやすくなります。
疑問詞を使い分ける
4級の会話文やリスニングでは、what・when・where・who・why・howなどの疑問詞で始まる質問がたくさん出てきます。
疑問詞ごとに「何を答えればいいか」が決まっているので、質問の最初の1語を聞き取るだけで、答えの方向がしぼれます。
たとえばwhenなら時、whereなら場所、whyなら理由を答える選択肢を探す、という具合です。
短い質問と答えのセットを声に出して練習しておくと、会話文でもリスニングでも反応が速くなります。
会話の決まり文句
会話文の空所補充では、会話の流れに合う文を選びます。
お礼・おわび・さそい・たのみごとのように、よく使う場面ごとに決まり文句をまとめて覚えると解きやすくなるでしょう。
- さそう:Shall we ~? / Why don't we ~?
- たのむ:Can you ~? / Could you ~?
- 答える:Sure. / Sorry, I can't.



4級では過去と未来の言い方が増えるで。
声に出して覚えると、並べかえも楽になるよ。
英検4級の勉強法②長文の読み方
英検4級の勉強法で、5級といちばん変わるのが長文です。
長文の問題は10問で、掲示・案内、Eメール(手紙文)、説明文の3種類の文が出ます。
掲示は情報を探す
掲示や案内では、日付・時間・場所・料金のような情報を探して読むのがコツです。
最初から全部をていねいに読むより、質問を先に見て、答えがありそうなところを探すほうが早く解けます。
長文は短いものから慣れる
長文を初めて読むときは、いきなり説明文から始めるより、掲示やEメールのような短めの文から慣れるのがおすすめです。
短い文で「質問を先に読む→答えを探す」という流れに慣れてから説明文に進むと、長い文でもあわてずに読めるようになります。
1日1題でも、毎日読むことで、英文を前から順に読む力が少しずつついていきます。
Eメールはだれが何を伝えたいか
Eメールの文では、だれがだれに、何のために書いたのかをつかむことが大切です。
相手に何かをたのんでいるのか、予定を知らせているのかなど、メールの目的に注目して読み取りましょう。
説明文は段落ごとにまとめる
説明文は、ほかの2つより少し長く、ある人物や出来事について順番に説明していく文です。
段落ごとに「何の話か」を一言でメモしながら読むと、質問に答えるときに戻る場所がすぐにわかります。
知らない単語は前後から考える
長文の中には、覚えていない単語がどうしても出てきます。
そんなときは、その単語の前後の文や、文章全体の話題から意味を考えてみてください。
質問に答えるのに必要なのは、文章の全部の単語ではなく、質問に関係するところの意味だけ。
わからない単語で止まらず、まずは最後まで読み切る練習を重ねると、本番でも時間内に解き終わりやすくなります。
- 質問を先に読んでから本文を読む
- わからない単語が1つあっても止まらずに読み進める
- 35分の中で長文に使う時間を、過去問で先に決めておく



質問を先に見てから読むってこと?
それやったら、どこを読んだらええかわかるな
英検4級の勉強法③リスニング
英検4級の勉強法では、リスニングも5級より一段上の準備が必要です。
4級のリスニングは30問で、5級より問題数も放送時間も増えています。
会話の内容は質問を先に見る
会話の内容一致選択では、選択肢が問題用紙に印刷されています。
放送が始まる前に選択肢に目を通しておくと、何を聞き取ればいいかがしぼれます。
文の内容一致は流れをつかむ
4級で新しく加わる文の内容一致選択では、物語文や説明文の短い文章が流れます。
だれが・いつ・どこで・何をしたのかを、話の順番どおりに聞き取ることがポイント。
1回目で全体の流れをつかみ、2回目で質問に関係するところを確かめる、という聞き方をくせにしておきましょう。
数字と曜日はメモする
リスニングでは、時刻・日付・曜日・値段などの数字が答えにかかわる問題もよく見かけます。
聞こえた数字は、問題用紙のすみにすぐメモするくせをつけておくと、2回目の放送で確かめるときにも役立ちます。
thirteenとthirtyのように音が似ている数字は、ふだんから声に出して言い分けておきたいところです。
毎日すこしずつ聞く
リスニングは、週末にまとめて聞くより、毎日すこしずつ聞くほうが耳が慣れやすくなります。
過去問の音声は公式サイトで聞けるので、1日1題でも続けてみてください。
聞いた英文をまねして声に出すと、聞く力とあわせて話す力も育ちます。



文の内容一致って、物語が流れるんや!
2回聞けるうちに、流れをつかむ練習しとかなあかんな
英検4級の勉強法④過去問と毎日のやり方
英検4級の勉強法の仕上げは、過去問です。
公式サイトには、各級の過去1年分(3回分)の過去問がのっていて、問題冊子とリスニングの音声が使えます。
3回分の使い分け
- 1回目:時間を計らずに解き、5級とのちがいに慣れる
- 2回目:本番と同じ時間で解き、長文にかける時間をつかむ
- 3回目:本番の少し前に解き、まちがいを見直す
まちがえた問題は、どのパートでまちがえたかを数えておくと、次に練習するところがはっきりします。
点数が届かないときの見直し方
過去問で点数が足りなかったときは、まずリーディングとリスニングのどちらで点を落としたのかを分けて数えましょう。
英検CSEスコアは技能ごとに均等に配分されているので、正答率が低いほうを上げるほうが合計を伸ばしやすくなります。
リーディングなら、語句・会話文・並べかえ・長文のどこでまちがえたかを見ると、次に練習する問題が決まります。
1日20〜30分のメニュー例
| 時間 | やること |
|---|---|
| 10分 | 単語の暗記と、きのうの単語の見直し |
| 10分 | 長文を1題読む、または文法の問題を数問解く |
| 5〜10分 | リスニングの音声を聞いて、まねして声に出す |
時間が取れない日は、単語の見直しだけでもかまいません。
大切なのは、毎日少しでも英語にふれる日を途切れさせないことです。
親ができるサポート
小学生が4級を受けるなら、長文を読むときに親が横で質問を読み上げてあげるだけでも、取り組みやすくなります。
音声を流す、時間を計る、丸つけをするといった準備を親が受け持つと、子どもは問題に集中できるでしょう。
英語を声に出す相手がほしいときは、ネイティブキャンプのようなオンライン英会話で、短い時間だけ話す練習を足す方法もあります。



毎日ちょっとずつ続ければ、長文もこわなくなるで。
がんばった日はほめてあげてな。
英検4級の勉強法とスピーキングテストの準備
4級にも、一次試験とは別にスピーキングテストがあります。
このテストは級の合否には影響せず、一次試験の合否に関係なく、申し込んだ人はだれでも受けられます。
内容は約4分の5問
- 25語程度のパッセージの音読(1問)
- 音読したパッセージについての質問(2問)
- イラストについての質問(1問)
- 受験者自身のことなど、日常生活の身近な質問(1問)
5級にはなかったイラストについての質問が加わり、合格基準スコアは324点とされています。
パソコンやスマートフォン、タブレットで録音する形なので、面接官と向かい合う試験ではありません。
受けられる期間と結果
スピーキングテストは、一次試験の合否を見られる日から約1年のあいだに、申し込んだ回ごとに1回だけ受けられます。
結果は受けてからおよそ30日以内にウェブで確かめる形で、郵送の通知はありません。
受けるときには英検IDとパスワードが必要になるので、成績表などを大切に保管しておいてください。
3級の面接への準備になる
3級からは、面接委員と向かい合う二次試験が合否に入ります。
4級のスピーキングテストで、音読とイラストの説明に慣れておくと、3級の面接の練習にもなります。
一次試験の勉強が終わってから、音読と自分のことを話す練習に切りかえる流れがおすすめです。



4級のうちに話す練習をしとくと、3級で楽になるってこと?
それなら受けへんのはもったいないなあ
英検4級の勉強法に関するよくある質問
英検4級の勉強法について、よく聞かれる質問に答えます。
- 英検4級は5級と比べてどこが難しくなりますか?
-
レベルの目安が中学初級程度から中学中級程度に上がり、長文の問題10問と、文の内容を聞き取る問題10問が加わります。
試験時間もリーディング35分・リスニング約30分と長くなります。
- 5級を受けずに4級から受けてもいいですか?
-
英検は受ける級を自分で選べるので、5級を受けていなくても4級を受けられます。
迷うときは、公式サイトの過去問を解いてみて、半分くらい解けた級を選ぶとよいでしょう。
- 英検4級は何割できれば合格できますか?
-
合格はスコアで決まるため、正答数から点数を計算することはできません。
目安としては、2級以下で各技能およそ6割の正答率だった受験者の多くが合格した回があります。
- 英検4級の勉強はどのくらいの期間が必要ですか?
-
必要な期間は今の英語の力によって変わるため、公式は決まった期間を示していません。
5級に合格したばかりなら、5級の内容の見直しと長文の練習を中心に、1日20〜30分を続けて最後の2週間を過去問にあてる組み方が進めやすいでしょう。
- スピーキングテストを受けないと4級に合格できませんか?
-
スピーキングテストは任意で、受けなくても4級の合否には影響しません。
- 英検4級の検定料はいくらですか?
-
2026年度の個人申込の本会場では、4,600円(税込)です。



迷ったら、公式サイトの過去問を1回解いてみてな。
英検の各級のレベルや合格基準は、「英検の級とレベル一覧|5級〜1級の目安・CEFR・合格基準スコア・試験時間を表で比べる」の記事に表でまとめています。
まとめ|英検4級の勉強法は長文の練習を早めに
英検4級の勉強法について、この記事のポイントをまとめます。
- 4級は中学中級程度で、5級に長文10問と文の聞き取り10問が加わる
- 合格基準スコアは1000点中622点
- 単語と文法は5級の内容を見直してから4級の内容を足す
- 長文は質問を先に読み、掲示・Eメール・説明文の読み方を変える
- 過去問は公式サイトの3回分を、最後の2週間で本番と同じ時間で解く
まずは公式サイトの過去問を1回分ひらいて、5級とのちがいを親子でいっしょに確かめるところから始めてみてください。
4級に合格したら、次の3級ではライティングと面接が加わります。
4級のうちから音読と短い英文を書く練習を少しずつ始めておくと、3級に進んだときの負担がぐっと軽くなるはずです。



長文に早めに慣れるのがコツやで!
さっそく過去問をひらいてみよな。
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あわせて読みたい記事も置いておきます。
4級が学校でいうと何年生くらいかは、英検4級のレベルを学年で考えた記事にまとめています。↓


単語や合格点をもっと知りたいときは、英検4級の合格点と単語の記事が参考になります。↓


- 4級の過去問・試験内容(日本英語検定協会)
- 4級の試験内容(日本英語検定協会)
- 5級の試験内容(日本英語検定協会)
- 英検CSEスコアでの合否判定方法について(日本英語検定協会)
- 4級・5級スピーキングテスト特設サイト(日本英語検定協会)
- 個人でのお申し込み 2026年度第3回(日本英語検定協会)










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