子どもをアメリカの学校に通わせはじめて、いちばん最初に固まるのは、先生との立ち話ではありません。
ある朝とつぜんスマホに届く、件名だけで意味が取れない学校からのメールです。
「Minimum day」「Early dismissal」「Permission slip due Friday」と書かれていて、読み流すと子どもが校門の前でひとりで待つことになります。
結論から言うと、アメリカの学校の英語は、会話力ではなく「よく出る単語と定型文の在庫」で9割乗り切れます。
学校から来る文章はテンプレートで書かれていて、使われる単語も言い回しも毎年ほとんど同じだからです。
私はアメリカ・カリフォルニアで暮らしていて、学校まわりの掲示やメールを日常的に目にしています。
この記事では、現地で実際に見かける言い回しだけを集めて、意味と「読んだあとどう動けばいいか」まで書きました。
先に断っておくと、アメリカの学校の制度は学区(school district)ごとに違います。
ここに書くのは「全米で共通のルール」ではなく、「この単語が来たらこう動くのが基本」という読み方の型です。
細かい運用は、通っている学校からの案内がいつでも優先します。
この記事で分かること
- ✓ アメリカの学校からの連絡がどこに届くか、届いたらまずどこを見るか
- ✓ 学校の英語で頻出する単語を「意味+どう動くか」の3点セットで一覧
- ✓ 欠席・遅刻をそのままコピーして送れる英語の短文5本
- ✓ 先生に質問するメールの型(書き出し・用件・お礼の3段)
- ✓ 面談で聞かれること・こちらから聞くべきこと
- ✓ 英語が不安なときに学校へ頼めることと、その頼み方
アメリカの学校の英語は「会話」より先に「連絡文」で来る
アメリカの学校に子どもが入ると、保護者が英語を使う場面は思っていた順番と逆にやってきます。
先生と長く話す機会はそれほど多くなく、実際に毎日押し寄せるのは文字のほうです。
つまり最初に鍛えるべきは、スピーキングではなく「学校英語の読解」と「短い返信」です。
ここを外すと、英語がどれだけ話せても子どもの予定が抜け落ちます。
逆に読みと返信の型さえ持っていれば、会話がたどたどしくても学校生活はきちんと回ります。
保護者が英語を使う場面は、ほとんどが「受け取って返す」だけ
学校まわりで英語が必要になる場面を並べると、かなり偏っていることが分かります。
| 場面 | 頻度の体感 | 必要な英語 |
|---|---|---|
| 学校からの一斉メール・アプリ通知を読む | ほぼ毎日 | 読解(単語が分かれば足りる) |
| 欠席・遅刻を伝える | 体調次第で月に数回 | 定型文1〜2行 |
| 提出物(紙・電子)にサインして返す | 月に数回 | 読解+日付の確認 |
| 担任へ質問メールを書く | 学期に数回 | 3段の型 |
| 面談で話す | 年に1〜2回 | 聞き取り+短い質問 |
| 行事の場で立ち話をする | 行事のとき | あいさつ程度 |
上から4つは、全部が「文字のやりとり」です。
文字なら、辞書を引く時間も、書いたものを読み返す時間もあります。
だから保護者の英語は「その場の瞬発力」ではなく「手元にある文例の数」で決まります。
学校の英語が読みにくい理由は、単語が特殊だから
学校からの連絡文は、文法そのものは難しくありません。
読みにくいのは、学校という場所だけで使われる名詞が詰まっているからです。
たとえば dismissal は「解散」と訳しても意味が取れず、学校では「下校(子どもを校舎から出す時刻)」を指します。
slip も「伝票」ではなく、学校では「保護者がサインして返す小さな紙」のことです。
一般的な英和辞書の訳語で読もうとすると、かえって意味がずれます。
この記事の辞書パートを、そのまま単語帳として使ってください。
読めなくて困るのは親ではなく子ども
学校の連絡を取りこぼして困るのは、英語が読めなかった保護者本人ではありません。
ひとりだけ私服の日に制服っぽい服で行ったり、遠足の日に弁当を持たずに登校したりするのは子どものほうです。
学校英語の読解は、語学の勉強ではなく子どもを守る作業だと考えると優先順位が一気に上がります。
完璧に訳す必要はなく、日付と持ち物と「親が何をするか」の3点だけ拾えれば十分です。
アメリカの学校からの英語の連絡はどこに届くか
最初に押さえるべきは、単語より先に「どこを見れば連絡が全部あるか」です。
アメリカの学校の連絡は、日本のように連絡帳1冊にまとまっていないことが多く、経路がいくつかに分かれます。
経路を把握していないと、「届いていたのに見ていない」という事故が起きます。
連絡の主な経路は4つ
| 経路 | よくある中身 | 見るタイミング |
|---|---|---|
| 学校・学区からの一斉メール | 行事案内、休校、全校向けのお知らせ | 毎日1回は受信箱を確認 |
| 連絡用アプリ(担任からのメッセージ) | クラス単位の持ち物、写真、個別の連絡 | 通知をオンにして都度 |
| 子どもが持ち帰る紙(backpack の中) | サインが必要な紙、集金の案内 | 帰宅後に毎日かばんを開ける |
| 保護者用のポータル(成績・出欠の画面) | 出欠記録、成績、未提出の課題 | 週1回など決めて確認 |
どのアプリやポータルを使うかは学区や学校によって違うので、入学時の案内に従ってください。
共通しているのは、紙とデジタルの両方が生きているという点です。
かばんの中の紙を見ない日を作らないことが、いちばん効く対策です。
英語のメールが来たら、まず見る3か所
全文を頭から訳そうとすると時間がかかり、結局あとで読もうとして忘れます。
先に次の3か所だけ拾うと、30秒で「自分に関係あるか」が判定できます。
- ✓ 日付と曜日(Monday, October 6 のような形。太字や色付きになっていることが多い)
- ✓ action が要るか(sign / return / RSVP / reply / bring があれば親の作業あり)
- ✓ 締め切り(due / by Friday / no later than の後ろ)
この3つが無いメールは、読むだけで終わってよいお知らせです。
逆に sign と due が同時に入っているメールは、後回しにするといちばん事故ります。
見つけた時点でカレンダーに前日のリマインダーを置くのが確実です。
件名でだいたいの中身が分かる
学校のメールは件名が定型なので、件名だけで優先度を仕分けできます。
| 件名によくある英語 | 直訳 | 実際の中身 | 親の動き |
|---|---|---|---|
| Reminder: … | 再通知 | 前に送った案内の念押し | 初回を見落としていないか確認 |
| Action required | 行動が必要 | 提出・返信・入力が要る | その日のうちに着手 |
| Weekly Newsletter | 週刊のお知らせ | 今週の予定のまとめ | 日付だけ拾って保存 |
| Schedule change | 予定の変更 | 時間割・行事の変更 | 送迎の時間を組み直す |
| Important update | 重要な更新 | 休校・安全面など | すぐ本文を開く |
Action required と Schedule change の2つだけは、通知が来た瞬間に開く癖をつけてください。
受信箱の中で、学校からのメールだけを別ラベルに自動で振り分けておくと見落としが激減します。
アメリカの学校の英語・頻出単語辞典①|予定と行事
ここからが本題の単語辞典です。
訳語だけ覚えても動けないので、「どう動けばいいか」を必ず横に置きました。
この表をスマホのメモに丸ごと写しておくと、メールが来た瞬間に照合できます。
下校時刻・日程まわりの単語
| 英語 | 意味 | どう動けばいいか |
|---|---|---|
| early dismissal | いつもより早い下校 | その日の迎えの時刻を前倒しにする。学童や習い事の時間もずれる |
| half day | 午前だけの日 | 給食が無い場合があるので、昼ごはんの手配を確認する |
| minimum day | 短縮日課の日 | early dismissal とほぼ同じ意味で使われる。下校時刻を必ず本文で確認 |
| no school | 授業が無い日 | 祝日・教員研修など。預け先を先に決める |
| late start | 始業が遅い日 | 登校時刻を後ろにずらす。早く着いても校内に入れないことがある |
| dismissal time | 下校時刻 | 迎えの基準になる時刻。変更メールが来たら上書きする |
minimum day と half day は、学校によってどちらの語を使うかが分かれます。
語が違っても「今日は早く終わる」という意味では同じなので、迷ったら下校時刻の数字だけ見てください。
行事まわりの単語
| 英語 | 意味 | どう動けばいいか |
|---|---|---|
| field trip | 校外学習・遠足 | permission slip の提出と、持ち物・服装・費用の有無を確認する |
| permission slip | 保護者の同意書 | サインして期日までに返す。出ていないと参加できないことがある |
| open house | 校内を見学できる日 | 子どもの教室や作品を見に行く日。参加は任意のことが多い |
| back-to-school night | 新学期の保護者向け説明会 | 担任の方針や年間予定が説明される。夜開催が多いので予定を空ける |
| picture day | 写真撮影の日 | 服装の指定がないか確認する。購入は任意のことが多い |
| spirit week | テーマを決めて仮装などをする週 | 日ごとのテーマを確認して服を用意する |
| assembly | 全校集会 | 基本は親の動きなし。参観できる回もある |
| PTO / PTA | 保護者と教職員の会 | 行事の運営やボランティア募集の連絡元。参加は任意 |
| volunteer sign-up | ボランティアの募集 | 出られる日だけ登録する。事前の手続きが要る学校もある |
PTO は Parent Teacher Organization の略で、PTA と呼ぶ学校もあります。
どちらも保護者が関わる団体という点は同じで、名称の違いは組織の作り方の違いです。
PTO から来るメールは学校の公的な連絡ではないことがあるので、行事の正式な情報は学校本体の連絡で確かめてください。
field trip の案内は、行き先・日付・持ち物・同意書の4点がひとまとめで届くのが普通です。
読んだその場で同意書を書いてかばんに戻すのが、いちばん確実な処理です。
行事メールでよく出る言い回し
| 英文 | 直訳 | 実際どういう意味か | いつ出るか |
|---|---|---|---|
| Please sign and return by Friday. | 金曜までにサインして返してください | 紙にサインして子どもに持たせる | 同意書・書類の案内 |
| Chaperones are needed. | 付き添いが必要です | 引率を手伝う保護者を募集している | field trip の直前 |
| Wear comfortable shoes. | 楽な靴を履いてください | よく歩くので運動靴で来る | 校外学習の前日 |
| Bring a sack lunch. | 袋入りの昼食を持参 | 使い捨て容器の弁当を持たせる | 遠足の日 |
| Space is limited. | 定員があります | 先着なので早く申し込む | 参加登録の案内 |
| RSVP by Wednesday. | 水曜までに返事を | 出欠を返信する(出ない場合も返す) | 説明会・面談の案内 |
RSVP はフランス語由来の表現で、英語では「出欠の返事をください」という意味で定着しています。
欠席のときも返信するのがマナーで、無反応は「返事を忘れている人」として追加のリマインドが飛んできます。
アメリカの学校の英語・頻出単語辞典②|出欠と成績と支援
行事より重いのが、出欠・成績・支援まわりの単語です。
ここは記録として残るので、意味を取り違えたまま放置すると後から説明を求められることがあります。
出欠まわりの単語
| 英語 | 意味 | どう動けばいいか |
|---|---|---|
| absence | 欠席 | 学校が決めた方法(電話・アプリ・メール)で当日中に連絡する |
| excused absence | 理由が認められた欠席 | 病気などの理由を伝える。扱いは学区によって違う |
| unexcused absence | 理由が確認できない欠席 | 連絡漏れが原因のこともあるので、記録を見て学校に訂正を依頼する |
| tardy | 遅刻 | 遅れて着いたら事務室で手続きをしてから教室へ |
| attendance office | 出欠を扱う窓口 | 欠席・遅刻の連絡先。担任ではなくここへ出すことが多い |
| early pickup | 早退の迎え | 事務室で署名して子どもを呼び出してもらう |
| sign out | 連れ帰る手続き | 授業中に連れ帰るときは必ず記帳が要る |
tardy は日本語の「ちょっと遅れただけ」より重い扱いで、回数が記録に残ります。
遅れた日は、理由を一言メールで送っておくと記録の訂正がしやすくなります。
成績・学習まわりの単語
| 英語 | 意味 | どう動けばいいか |
|---|---|---|
| report card | 通知表 | 学期末に出る評価。見方が分からなければ面談で聞く |
| progress report | 途中経過の報告 | 通知表の前に出る中間報告。気になる項目は早めに相談する |
| assignment | 課題 | 提出物。ポータルで未提出が見えることがある |
| due date | 提出期限 | その日までに出す。詳しくは後半の事故ポイントで説明 |
| turn in | 提出する | 先生に渡す・オンラインで送信する、どちらも指す |
| make-up work | 欠席分の埋め合わせ課題 | 休んだあとに受け取る。期限をその場で確認する |
| substitute teacher | 代理の先生 | 担任が不在の日。連絡の返事が遅れることがある |
substitute teacher は sub と略されることも多く、メールの本文に「We will have a sub today.」と書かれます。
代理の先生の日に質問メールを送ると返事が来ないことがあるので、急ぎの用件は事務室へ回すほうが早いです。
支援・生活まわりの単語
| 英語 | 意味 | どう動けばいいか |
|---|---|---|
| ESL / ELD | 英語を母語としない子への英語指導 | 対象かどうか、どんな内容かを担任に確認する |
| IEP | 個別の教育計画 | 支援が必要と判断された子に作られる計画。会議に保護者も参加する |
| counselor | スクールカウンセラー | 学習面・生活面の相談窓口。担任経由で取り次いでもらえる |
| lunch account | 給食費のオンライン口座 | 残高が減ると通知が来る。指定の方法で入金する |
| dress code | 服装の決まり | 入学時の資料に載っている。行事日は別の指定が出ることがある |
| emergency contact | 緊急連絡先 | 年度替わりに更新する。番号が古いと連絡がつかない |
| front office | 事務室 | 出欠・早退・落とし物など、担任以外の用件の窓口 |
ESL(English as a Second Language)と ELD(English Language Development)は、呼び方が学区によって違うだけで、どちらも英語の支援を指します。
対象になるかどうかの基準や手続きは学区ごとに決まっているので、通っている学校に直接聞くのが確実です。
IEP という語が出てきたら、それは正式な手続きの話なので、内容が分からないまま同意しないでください。
後半で紹介する「通訳をお願いする言い方」を使って、母語で説明を受けられないか頼むことができます。
アメリカの学校へ欠席・遅刻を伝える英語の定型文5本
欠席の連絡は、毎回ゼロから英作文する必要がまったくありません。
学校側が見ているのは「誰が・いつ・なぜ休むか」の3点だけで、文章のうまさは一切見ていないからです。
名前・日付・理由の3点が入っていれば、2文で完全に用が足ります。
下の5本をメモアプリに入れておいて、名前と日付だけ差し替えて送ってください。
そのまま使える5本
| 場面 | 英文 | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| 当日の病欠 | Hi, this is Aki's mom. Aki will be absent today, September 15, because he is sick. | アキの母です。体調が悪いため、本日9月15日は欠席します |
| 遅刻する | Hi, this is Aki's dad. Aki will be late this morning and should arrive around 9:30. | アキの父です。今朝は遅れて、9時30分ごろに着く予定です |
| 通院で早退 | Aki has a doctor's appointment at 1:00 p.m. today. I will pick him up at 12:30. | 本日13時に通院の予約があります。12時30分に迎えに行きます |
| 数日休む | Aki will be out from Monday through Wednesday for a family matter. Thank you for your understanding. | 家庭の事情で月曜から水曜まで休みます。ご理解ありがとうございます |
| 休んだ分の課題を頼む | Could you please let me know if there is any make-up work while Aki is out? | 休んでいる間の埋め合わせの課題があれば教えていただけますか |
名前の部分は自分の子どもの名前に、日付はその日のものに置き換えます。
親を名乗る言い方は「this is Aki's mom(dad)」がいちばん自然で、あらたまった場面では「I am Aki's mother.」でも通じます。
理由は詳しく書かなくてよく、sick(体調不良)や a family matter(家庭の事情)で足ります。
病名まで書く必要はありませんし、書かないことで不利になることもありません。
4点セットで覚える「欠席」の言い方
| 英文 | 直訳 | 実際どういう意味か | いつ使うか |
|---|---|---|---|
| Aki will be absent today. | アキは今日欠席します | いちばん標準的な欠席の言い方 | メール・アプリ・電話のすべて |
| Aki will be out today. | アキは今日いません | absent よりくだけた言い方で、会話でもよく使う | 担任へのメッセージ |
| Aki is staying home today. | 今日は家にいます | 体調を見て休ませる、というニュアンス | 軽い不調のとき |
| Aki is running late. | アキは遅れています | いま向かっているが間に合わない | 朝の遅刻連絡 |
| Please excuse Aki's absence. | 欠席を認めてください | 記録上の手続きをお願いする定型 | 書面や事務室あての連絡 |
アメリカ人のパートナーに、この5本をそのまま読んでもらって確認しました。
返ってきた感想は「全部ふつうに使う。学校あては丁寧すぎるより短いほうが読まれる」でした。
長い前置きや謝罪から入ると、肝心の日付が下に押し出されて読み飛ばされる、というのが理由だそうです。
どこへ送るかを先に確かめる
文面よりも重要なのが、送り先です。
欠席の連絡は担任ではなく attendance office(出欠の窓口)が受け付ける決まりの学校が多く、担任だけに送ると記録が残らないことがあります。
入学時の案内に「欠席の連絡方法」が必ず書いてあるので、そこを最初に確認してください。
電話・専用フォーム・アプリのどれを使うかは学校ごとに違い、複数の方法が用意されていることもあります。
迷ったら、窓口と担任の両方に同じ文面を送っておけば取りこぼしません。
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アメリカの学校の先生に質問する英語メールの型
先生あてのメールは、書き出し・用件・お礼の3段だけで完成します。
この形から外れなければ、英語が不安でも失礼になりません。
3段の型
- ✓ 1段目=名乗り:Hello Ms. Garcia, this is Aki's mother.
- ✓ 2段目=用件をひとつだけ:I have a question about the field trip on Friday.
- ✓ 3段目=お礼:Thank you so much for your time.
いちばん大事なのは、1通につき用件を1つに絞ることです。
2つ3つ並べると、先生が答えやすい1つにだけ返事が来て、残りが宙に浮きます。
聞きたいことが複数あるときは、メールを分けるか、面談の時間をもらうほうが早く片づきます。
用件の書き方テンプレート
| 聞きたいこと | 英文 | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| 持ち物を確認したい | Could you tell me what Aki needs to bring on Friday? | 金曜に何を持たせればよいか教えていただけますか |
| 提出物が届いたか確認したい | I wanted to check if you received Aki's permission slip. | 同意書が届いているか確認したいのですが |
| 成績の見方を聞きたい | Could you help me understand Aki's progress report? | 途中経過の報告の見方を教えていただけますか |
| 心配ごとを相談したい | I have a concern about Aki's reading. Could we talk sometime this week? | 読みの面で気になることがあります。今週どこかでお話しできますか |
| 時間をもらいたい | Would you have ten minutes for a quick call? | 10分ほどお電話でお話しできますか |
Could you 〜 と Would you 〜 はどちらも丁寧で、学校あてにはこの2つで足ります。
Please 単体の命令形は指示に聞こえることがあるので、依頼は疑問文の形にしておくと安全です。
先生の呼び方は、メールの署名に書かれているとおりに真似るのがいちばん確実です。
Ms. / Mr. / Mrs. のどれを使うかは本人の名乗り方に従い、こちらで勝手に決めないようにします。
返事が来ないときの一言
先生は授業中にメールを開けないので、返信までに数日かかることは珍しくありません。
2〜3日待っても返事が無いときは、催促ではなく前のメールに追記する形で送ります。
| 英文 | 直訳 | 実際どういう意味か | いつ使うか |
|---|---|---|---|
| Just following up on my last email. | 前のメールの続きです | 角を立てずに思い出してもらう定番 | 2〜3日返事が無いとき |
| I know you are busy, so no rush. | お忙しいと思うので急ぎません | 催促の印象をやわらげる一文 | 追いメールの最後 |
| Please let me know when you have a moment. | 手が空いたときに教えてください | 期限を切らずに返事をお願いする | 急ぎでない質問 |
急ぎの用件だけは、メールではなく事務室へ電話するか直接行くほうが確実です。
アメリカの学校の面談で使う英語と、聞かれること
parent-teacher conference は、担任と保護者が一対一で話す短い面談です。
時間が区切られていることが多いので、聞きたいことを紙に書いて持って行くと確実です。
面談は評価を言い渡される場ではなく、家庭と学校で情報を合わせる場だと考えてください。
先生から聞かれやすいこと
- ✓ 家ではどんな様子か(How is he doing at home?)
- ✓ 家庭で英語をどれくらい使っているか(What language do you speak at home?)
- ✓ 宿題にどれくらい時間がかかっているか(How long does homework take?)
- ✓ 気になっていることはあるか(Do you have any concerns?)
家庭で何語を話しているかは、支援の必要性を判断する材料なので、正直に答えて問題ありません。
宿題にかかる時間は、長すぎる場合に量を調整してもらえることがあるので、実際の時間を伝えます。
こちらから聞くべき4つ
| 聞きたいこと | 英文 | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| いま何が課題か | What should we work on at home? | 家で何に取り組めばよいですか |
| 英語の伸び具合 | How is his English coming along? | 英語はどんな様子ですか |
| 友達関係 | How is he getting along with the other kids? | ほかの子とはうまくやっていますか |
| 支援の有無 | Is there any extra support available at school? | 学校で受けられる追加の支援はありますか |
「うちの子は大丈夫ですか」とだけ聞くと、たいてい「大丈夫ですよ」で終わってしまいます。
What should we work on at home? のように、家庭で動ける形に落として聞くと具体的な答えが返ってきます。
聞き取れなかったときの一言
面談でいちばん困るのは、聞き取れなかったのに分かったふりをしてしまうことです。
| 英文 | 直訳 | 実際どういう意味か | いつ使うか |
|---|---|---|---|
| Could you say that again, please? | もう一度言っていただけますか | もっとも標準的な聞き返し | 聞き取れなかった直後 |
| Could you speak a little slower? | 少しゆっくり話していただけますか | 速さを落としてもらう | 話の序盤で早めに |
| What does that mean? | それはどういう意味ですか | 専門用語の意味を聞く | IEP などの語が出たとき |
| Let me make sure I understand. | 理解できているか確かめさせてください | 自分の言葉で言い直して確認する | 大事な話のあと |
| Could you email me that? | それをメールで送っていただけますか | あとで読み返せる形でもらう | 数字や日程が出たとき |
最後の「Could you email me that?」が、この記事でいちばん使ってほしい一文です。
文字にしてもらえば、その場で聞き取れなくても家でゆっくり読めます。
ここで事故る|アメリカの学校の英語で間違えやすい3つ
ここからは、意味を取り違えると実害が出るところだけをまとめます。
どれも、英語の難しさではなく「運用の前提が日本と違う」ことが原因です。
① due date と turn in の解釈違い
due date は「提出期限」で、turn in は「提出する」という動作を指します。
取り違えが起きるのは、due の日に「持って行けばいい」と考えてしまうときです。
オンライン提出の課題では、due date にアップロードまで終えていないと未提出の扱いになります。
「かばんに入れた」ではなく「turn in が完了した」かどうかを、子どもに確認してください。
提出の記録は保護者用のポータルで見えることが多いので、締め切りの翌日に一度のぞくと安心です。
未提出のまま気づかずに過ぎると、成績に響いてから初めて分かることになります。
② permission slip を出し忘れると参加できない
これは英語の問題というより、書類の重さの違いです。
field trip の同意書は、保護者の署名が学校側の根拠になるので、口頭の「行かせます」では代わりになりません。
出ていないと当日バスに乗れず、子どもだけ学校に残ることがあります。
紙が家のどこかで行方不明になるのが定番なので、受け取ったその場でサインするのが最短の対策です。
電子署名のリンクで送られてくる場合は、メールを開いたその場で押し切ってしまいます。
③ emergency contact が古いままになっている
emergency contact は、学校が保護者に連絡できないときに代わりに電話する先です。
引っ越しや電話番号の変更があったのに更新していないと、いざというときに誰にもつながりません。
年度が替わるタイミングで、登録した番号と連絡先の氏名をもう一度見直してください。
更新をお願いするときは「I would like to update our emergency contact information.」の一文で通じます。
合わせて、子どもを引き取れる人(authorized pickup)の一覧も見直しておくと安心です。
英語が不安なときにアメリカの学校へ頼めること
ここはいちばん知られていない部分です。
英語が母語でない保護者に向けて、通訳や翻訳の手配ができる学校・学区があります。
どんな言語に対応できるか、どこまで手配できるかは学区によって違うので、まず聞いてみるのが前提です。
頼めるかどうか分からないまま我慢するより、一度尋ねてしまったほうが早く片づきます。
そのまま言える頼み方
| 頼みたいこと | 英文 | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| 通訳を手配してほしい | Is an interpreter available for the conference? | 面談に通訳をお願いできますか |
| 日本語の資料がほしい | Do you have this information in Japanese? | この案内の日本語版はありますか |
| メールで送ってほしい | Could you send it to me in writing? | 文書で送っていただけますか |
| 英語が不安だと伝える | English is not my first language, so I may need some extra time. | 英語が母語ではないので、少し時間をいただくかもしれません |
| 確認をお願いする | I want to make sure I understood correctly. | 正しく理解できたか確かめたいです |
「English is not my first language」と先に伝えるだけで、話す速さを落としてくれる先生は多いです。
引け目に感じる必要はなく、学校側からすれば「先に言ってくれたほうが助かる」情報です。
この一文をアメリカ人のパートナーに当てて確かめたところ、失礼にはまったく聞こえないという反応でした。
翻訳ツールと併用するときのコツ
学校からのメールは定型文が多いので、翻訳ツールとの相性がとてもいい文章です。
ただし dismissal や slip のような学校特有の語は、一般的な訳になって意味がずれることがあります。
訳文が妙だと感じたら、この記事の辞書パートで単語を引き直してください。
AIに読ませるときは「アメリカの小学校からの連絡メールです。親が何をすればいいか3行で教えて」と指示すると、行動だけ抜き出してくれます。
訳させるのではなく、やることを抜き出させるのがコツです。
AIを英語学習にどう組み込むかを、手を動かしながら学べる無料のウェブセミナーもあります。
まとめ|アメリカの学校の英語は定型文の在庫で乗り切れる
最後に、この記事の要点をまとめます。
- ✓ 保護者が使う英語は、会話よりも「読む」と「短く返す」が中心
- ✓ 連絡はメール・アプリ・紙・ポータルの4経路に分かれる。かばんの中の紙を毎日見る
- ✓ メールは「日付」「親の作業の有無」「締め切り」の3か所だけ先に拾う
- ✓ early dismissal・minimum day・permission slip・tardy は、意味より先に「どう動くか」で覚える
- ✓ 欠席と遅刻は、名前・日付・理由の3点が入った2文で足りる
- ✓ 先生へのメールは、名乗り・用件ひとつ・お礼の3段。用件は1通に1つだけ
- ✓ 面談では「Could you email me that?」で文字に残してもらう
- ✓ 英語が不安なときは、通訳や日本語資料を頼めるか学校に尋ねてよい
学校の英語は範囲が狭いので、この記事の表をそのまま持っておくだけで最初の1年はかなり楽になります。
制度の細部は学区によって違うため、最終的な判断は通っている学校からの案内に合わせてください。
読めない単語が出てきたら、その日のうちに事務室へ聞けば、たいていその場で解決します。

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