ユタカ英検S-CBTってずるいって聞くんやけど、ほんまに受かりやすいん?
従来型と何がちがうんやろ
- 英検S-CBTがずるいと言われるのは、同じ回に3回まで受けられる・1日で終わる・日程を選べるなど受ける側の自由が大きいから
- ただし協会は、出題内容・難易度・採点基準は従来型と変わらないとしている
- 合格は従来型と同じ英検CSEスコアで決まり、同じ資格として使える
- 1日で4技能を受ける長さや、受けるたびにかかる検定料など、不利になる点もある
英検S-CBTがずるいと言われる理由が本当かどうかを、英検1級を持つ英語講師の筆者が、日本英語検定協会の公式ページと過去問を確かめてまとめました。
この記事を読めば、英検S-CBTが本当に有利なのかと、自分はどちらの形で受けるべきかが分かるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
英検S-CBTの試験そのものの仕組みは、英検S-CBTとは?の記事にまとめています。↓


英検S-CBTがずるいと言われる5つの理由
英検S-CBTがずるいと言われるのは、問題がやさしいからではなく、受け方の自由が大きいからです。
| 理由 | 協会の案内で確かめられること |
|---|---|
| ①何回も受けられる | 同じ検定回に同じ級を3回まで受けられる |
| ②1日で終わる | 4技能を1日で受ける。従来型は一次と二次の2日 |
| ③日程を選べる | 原則毎週土日に実施。平日の夜の時間帯もある |
| ④スピーキングが録音式 | ヘッドセットのマイクに話して録音する吹込み式 |
| ⑤一次不合格でもスコアが出る | 一次の合否に関係なく4技能の英検CSEスコアが出る |
同じ回に3回まで受けられる
英検S-CBTは、同じ検定回のうちに同じ級を3回まで受けられます。
英検(従来型)との併願もできるので、同じ回の中で受けるチャンスは、従来型だけで受けるより多くなります。
「何度も受ければいつか受かる」と見えることが、ずるいと言われるいちばんの理由です。
1日で4技能が終わる
従来型は一次試験と二次試験が別の日ですが、英検S-CBTはスピーキング・リスニング・リーディング・ライティングを1日で受けます。
二次試験の日を空けておく必要がないので、予定を組みやすいのが特徴です。
受ける日を選べる
従来型は年3回ですが、英検S-CBTは原則毎週土日に実施され、部活動や仕事の予定に合わせて日を選べます。
ただし、級や地域によっては毎週の実施ではない場合があります。
スピーキングが録音式
英検S-CBTのスピーキングは、面接委員と向かい合うのではなく、ヘッドセットを着けてマイクに話し、録音する形です。
人と向かい合うと緊張する人にとっては、この形が楽に感じられることがあります。
一次不合格でもスコアが出る
英検S-CBTでは、一次試験の合否に関係なく、すべての受験者が4技能の英検CSEスコアを取得できます。
従来型なら一次で不合格の人は二次を受けられませんが、英検S-CBTではスピーキングの力も数字で分かります。



問題がやさしいんやなくて、受け方が自由なんよ。
ここがポイントやで
英検S-CBTはずるい?従来型と同じところ
英検S-CBTはずるいと言われても、出題内容・難易度・採点基準は従来型と同じです。
協会は、英検S-CBTを「出題内容、難易度、採点基準が英検(従来型)と変わることなく」4技能を1日で実施する試験と説明しています。
| 項目 | 英検S-CBTと従来型 |
|---|---|
| 問題形式・難易度 | 同じ |
| 採点基準 | 同じ |
| 一次の合否 | R・L・Wの合計の英検CSEスコアで判定 |
| 二次の合否 | Sの英検CSEスコアで判定(一次合格者だけ) |
| 級の合格 | 一次と二次の両方に合格して認定 |
| 資格の扱い | 同じ級・スコアとして扱われる |
合格のしかたは変わらない
合否は、従来型と同じく英検CSEスコアと合格基準スコアで決まります。
英検S-CBTで受けたからといって、合格基準スコアは下がりません。
合格率の比べ方に気をつける
「英検S-CBTは合格率が高い」と書かれることがありますが、この記事で参照した協会の英検S-CBTのページには、形式ごとの合格率の数字は出ていません。
受かりやすさは形式ではなく、合格基準スコアに届く力があるかどうかで決まると考えるのが確実です。
同じ資格として使える
協会は、英検S-CBTも英検(従来型)と同じ資格として、英語力の証明に使えるとしています。
入試や就職で使うときに、どちらの形で受けたかで価値が変わるわけではありません。
合格基準スコアの見方は、英検CSEスコアとは?の記事で解説しています。↓





中身は同じで、合格のラインも一緒なんか!
英検S-CBTはずるい?不利になるところ
英検S-CBTはずるいどころか、人によっては不利になる点もあります。
- 1日が長い=4技能を続けて受けるので、合計105〜135分が目安
- 受けるたびに検定料=3回受ければ3回分かかる
- 4技能すべてを準備する=一次免除の人を除き、全員がスピーキングまで受ける
- 問題を持ち帰れない=問題は非公開で、メモ用紙も回収される
- 受けられる級が限られる=準1級〜3級だけ。1級・4級・5級は従来型
1日で4技能を受ける長さ
| 級 | 合計時間の目安 |
|---|---|
| 準1級 | 135分 |
| 2級 | 125分 |
| 準2級プラス | 125分 |
| 準2級 | 120分 |
| 3級 | 105分 |
最初にスピーキング、最後にライティングを受ける順番なので、最後まで集中を保つ力が必要です。
リスニングは残り時間が出ない
英検S-CBTのリスニングでは、残り時間は画面に表示されません。
最後の問題の解答時間が終わると試験が終わるので、迷った問題は時間内に見直します。
問題が非公開で復習しにくい
英検S-CBTの問題は非公開で、試験問題もメモ用紙も持ち帰れません。
従来型のように、受けたあとに問題を見直して復習することはできないので、成績表の技能ごとのスコアを手がかりにします。
定員があり先着順
会場ごとに定員があり、申し込みは先着順で、キャンセル待ちもできません。
受けたい日の席が埋まっていることもあるので、早めの申し込みが必要です。



1日で全部やるのは、楽なようでしんどいところもあるで。
席は先着順やから、早めに申し込んでな
英検S-CBTがずるいか分かる従来型との違いの一覧
英検S-CBTがずるいかどうかは、受け方の違いを並べると見えてきます。
| 項目 | 英検S-CBT | 英検(従来型) |
|---|---|---|
| 受けられる級 | 準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級 | 1級〜5級 |
| 試験日 | 原則毎週土日(平日の夜もあり) | 年3回 |
| 一次と二次 | 同じ日に4技能 | 別の日 |
| スピーキング | ヘッドセットで録音する吹込み式 | 面接委員との面接 |
| リスニング・リーディング | PCの画面でクリック | マークシート |
| 一次不合格のとき | スピーキングのスコアも出る | 二次は受けない |
どちらが有利かは人による
日程の自由や受ける回数は英検S-CBTが上ですが、問題の難しさと合格の基準は同じです。
「ずるい」というより、受ける人の都合に合わせて選べる形が増えたと考えるのが正確です。
ライティングの方式も選べる
ライティングは、PCの画面の問題を読んで紙に書く筆記型か、キーボードで打つタイピング型を、申し込みのときに選びます。
タイピング型は1分間に30文字を入力できれば困らないとされていて、PCの操作が苦手な人には筆記型が案内されています。



ずるいっていうより、選べる形が増えたってことやで
英検S-CBTがずるいほど合う人・合わない人
英検S-CBTがずるいほど合うのは、日程と受け方の自由を生かせる人です。
| 合う人 | 合わない人 |
|---|---|
| 従来型の日程に予定が合わない人 | 1級・4級・5級を受けたい人 |
| 入試などの締め切りまでに何度か挑戦したい人 | 1日に長い時間集中するのが苦手な人 |
| 面接委員と向かい合うと緊張する人 | PCの画面で読むのに慣れていない人 |
| スピーキングの力も数字で知りたい人 | 受けたあとに問題を見直して復習したい人 |
締め切りがある人は回数を生かせる
入試や提出の締め切りがある人は、同じ回に3回まで受けられる仕組みを使えば、間に合わせられる可能性が上がります。
ただし結果が出るまでに試験日から数週間かかるので、結果を待たずに次を申し込むかどうかも考えます。
小学生が受けるとき
英検S-CBTは、年齢を問わず受けられますが、マウスのクリックなどPCの基本的な操作ができることが必要です。
11歳未満の場合は、保護者が規約や注意事項を確かめたうえで、受けられるかどうかを判断します。
社会人が受けるとき
英検S-CBTは、各級とも年齢・職業・学歴を問わずに受けられます。
平日は午後と夜の時間帯があり、夜の部は準1級が18:30集合、2級〜3級が18:50集合です。
仕事のあとに会場へ向かう計画を組みやすい時間帯といえます。
週末を空けにくい人にとっては、この時間帯の広さが、従来型にはない選びやすさになります。
高校生が入試に使うとき
どちらの形で受けても同じ資格として扱われるので、入試で使う場合に大切なのは、出願の締め切りまでに結果と証明書がそろうかどうかです。
提出先がどの証明書を求めているかは、志望校の募集要項で確かめておきましょう。



自分の予定と得意なことで選べばええんやな
英検S-CBTはずるい?どちらで受けるかの決め方
英検S-CBTがずるいかを気にするより、自分の条件で選ぶほうが合格に近づきます。
1級・4級・5級なら従来型だけです。
準1級〜3級なら、両方から選べます。
英検S-CBTは試験日ごとに結果の公開日が決まっています。
締め切りより前に結果が出る日を選びます。
4技能を続けて受ける時間が、自分に合うかを考えます。
従来型と英検S-CBTは併願できます。
同じ回の中で両方を受ける計画も立てられます。
従来型も含めた申し込みの手順は、英検の申し込みはどこでする?の記事にまとめています。↓





まずは体験版で、画面に慣れておいてな
英検S-CBTのずるいと言われる仕組みを使うときの注意
英検S-CBTのずるいと言われる仕組みにも、知らないと損をする決まりがあります。
- 欠席も1回に数える=欠席・棄権した回も、理由にかかわらず受けた回数に入る
- 4回目以降は無効=同じ回の同じ級は1〜3回目の成績だけが有効で、返金もない
- キャンセルできない=申し込み後のキャンセル・級の変更・従来型への変更はできない
- 本人確認が要る=身分証明書を出せないと認証失格で成績が無効
続けて申し込むときは結果の日を見る
英検S-CBTの結果が出るのは、試験日からおよそ4〜5週間後です。
1回目の結果を見てから2回目を決めると、同じ回の残りの試験日に間に合わないことがあります。
締め切りが近い人は、結果を待たずに2回目を申し込むか、結果を見てから次の回にするかを先に決めておきます。
一次試験免除を組み合わせる
一次試験免除の資格がもらえるのは、準1級〜3級で、一次(リーディング・リスニング・ライティング)に合格して二次(スピーキング)が不合格だった人です。
英検S-CBTで申し込むときに免除を申請すれば、次はスピーキングだけを受ければよくなります。
資格は、英検S-CBTのウェブ合否公開日の17時から使え、翌年度の同じ回まで使えます。
ただし、一次試験免除で受ける場合も検定料は同じ額です。
身分証明書を忘れると結果が消える
受験票があれば試験は受けられますが、顔写真付き身分証明書を当日に見せられなかった人は、試験翌々日の午前9時30分(日本時間)までにアップロードが必要です。
間に合わないと認証失格となり、何回受けた仕組みを使っても、その回の成績は無効です。
一次試験免除の期限の数え方は、英検の一次試験免除の記事で詳しく説明しています。↓





何回も受けられる分、決まりもちゃんと知っとかなあかんで
英検S-CBTのずるさを生かすための準備
英検S-CBTのずるいと言われる自由を生かすには、PCで受ける形に慣れておくことが大切です。
| 技能 | 英検S-CBTでの答え方 | 前もってやっておくこと |
|---|---|---|
| スピーキング | ヘッドセットのマイクに話して録音 | 自分の声を録音して聞き直す |
| リスニング | ヘッドセットで聞き、選択肢をクリック | 画面の選択肢を見ながら聞く練習 |
| リーディング | 画面の問題を読み、選択肢をクリック | 長文を画面で読む練習 |
| ライティング | 筆記型(紙)かタイピング型(キーボード) | 選んだ方式で時間を計って書く |
体験版で画面に慣れる
協会は、本番さながらに受けられる英検S-CBTの体験版を用意しています。
PCの画面で読む・クリックで答える感覚に不安がある人は、申し込む前に体験版で試しておくと、当日あわてません。
録音でも練習の中身は同じ
録音式でも、問題の形式と採点の基準は従来型と同じなので、英語で答える練習の中身は変わりません。
マイクに向かって決まった時間で話す練習を、録音して聞き直しながら積んでおきましょう。
筆記型なら解答用紙で練習する
ライティングを筆記型で受ける人は、協会が公開している解答用紙の見本を印刷して、書く練習をしておけます。
年少者は、当日に自分で個人情報を書く必要があるので、見本で記入の練習もしておきます。



体験版と解答用紙の見本で、先に慣れとくのがええで
英検S-CBTがずるいかについてよくある質問
- 英検S-CBTは従来型より簡単ですか?
-
簡単ではありません。
協会は、英検S-CBTの問題形式・難易度・採点基準は英検(従来型)と同じとしています。
- 英検S-CBTは合格率が高いのですか?
-
この記事で参照した協会の英検S-CBTのページには、形式ごとの合格率の数字は出ていません。
合否は従来型と同じ英検CSEスコアの基準で決まります。
- 英検S-CBTで受かった級は、従来型の合格と同じ扱いですか?
-
同じです。
協会は、英検S-CBTも英検(従来型)と同じ級・スコアとして扱い、英語力の証明に使えるとしています。
- 同じ回に何回受けられますか?
-
英検S-CBTは、同じ検定回のうちに同じ級を3回までです。
申し込みごとに検定料がかかります。
- 従来型と英検S-CBTを両方申し込めますか?
-
できます。
協会のFAQでは、同じ級の併願ができるとしています。
- スピーキングは人と話しますか?
-
話しません。
ヘッドセットを着けてマイクに話し、録音する吹込み式です。
- ライティングはパソコンで打たないといけませんか?
-
いいえ。
申し込みのときに、紙に書く筆記型か、キーボードで打つタイピング型を選べます。
- 1級も英検S-CBTで受けられますか?
-
受けられません。
英検S-CBTは準1級〜3級で、1級・4級・5級は英検(従来型)で受けます。
- 一次試験に落ちてもスピーキングのスコアは出ますか?
-
出ます。
英検S-CBTでは一次試験の合否に関係なく、4技能の英検CSEスコアを取得できます。
- 受けたあとに問題を見直せますか?
-
見直せません。
英検S-CBTの問題は非公開で、試験問題もメモ用紙も持ち帰れません。
- 英検S-CBTは自宅で受けられますか?
-
受けられません。
協会が指定した会場の中から、自分で選んだ会場で受けます。
- 同じ回に3回受けて、欠席した回も数えられますか?
-
数えられます。
欠席・棄権した回も、理由にかかわらず受けた回数に入ります。
- 英検S-CBTの結果はいつ出ますか?
-
試験日ごとにウェブ合否公開日が決まっていて、2026年度の一覧ではどれも17:00の公開です。
試験日からおよそ4〜5週間後が多く、12月実施分は長めです。
- 英検S-CBTの検定料は従来型と同じですか?
-
級ごとに決まっていて、2026年度は準1級10,500円・2級9,600円・準2級プラス9,200円・準2級9,000円・3級7,700円(税込)です。
従来型の額とは別に決まっています。
- タイピングが遅くても大丈夫ですか?
-
タイピング型は1分間に30文字を入力できれば解答に困らないとされています。
PCの操作が苦手な人には筆記型が案内されています。
- 英検S-CBTの問題で練習できますか?
-
協会は、本番さながらに受けられる体験版を用意しています。
問題の形式は従来型と同じなので、協会のウェブサイトに出ている過去問も練習に使えます。
- 英検S-CBTの受験票は郵送されますか?
-
郵送されません。
試験日の約5日前にメールで知らせが届き、受験者マイページから自分でA4に印刷します。
スマートフォンの画面では見せられません。
- 英検S-CBTの会場は選べますか?
-
選べます。
会場を指定して申し込み、会場ごとの定員に達すると締め切られます。
キャンセル待ちはできません。
- 一次試験免除でスピーキングだけ受けられますか?
-
受けられます。
準1級〜3級の一次試験に合格して二次試験が不合格だった人は、一次試験免除を申請すればスピーキングだけを受けられます。



ずるいかどうかより、自分に合うかどうかなんやな
受ける級のレベルや合格基準スコアを確かめたい方は、英検の級とレベル一覧|5級〜1級の目安・CEFR・合格基準スコア・試験時間を表で比べるにまとめています。
まとめ|英検S-CBTはずるいのではなく受け方を選べる試験
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| ずるいと言われる理由 | 同じ回に3回まで・1日で終わる・日程を選べる・録音式・4技能のスコア |
| 問題の難しさ | 従来型と同じ(出題内容・難易度・採点基準) |
| 合格の決まり方 | 従来型と同じ英検CSEスコア |
| 不利な点 | 1日が長い・受けるたびに検定料・問題を持ち帰れない |
| 選び方 | 級・締め切り・1日の長さ・併願で決める |
英検S-CBTがずるいと言われるのは受け方の自由が大きいからで、合格に必要な力は従来型と変わりません。
自分の予定と得意な受け方に合わせて、英検S-CBTと従来型を使い分けましょう。



形で迷うより、まず力をつけるのが近道やで。
自分に合う受け方でがんばろな
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参考文献
- 英検S-CBTについて(日本英語検定協会)
- 英検S-CBT 試験内容(日本英語検定協会)
- 英検S-CBT 試験時間(日本英語検定協会)
- 英検S-CBT 試験結果(日本英語検定協会)
- 英検S-CBT よくあるご質問(日本英語検定協会)
- 英検S-CBT お申し込み(日本英語検定協会)










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