ユタカ英検2級のリスニングって、第1部と第2部で何がちがうん?
1回しか読まれへんらしいけど、どこを聞いたらええの?
- 英検2級のリスニングは約25分・全30問で、第1部と第2部に分かれる
- 第1部=対話(15問)、第2部=英文(15問)で、放送はどちらも1回だけ
- 選択肢は問題冊子に印刷されていて、放送中のメモはOK・解答時間は各10秒
- 2026年度第1回の第2部は15問中10問が人物の話で、Whyの質問が5問あった
英検2級のリスニングの形式と、部ごとの聞き方を、英検1級を持つ英語講師の筆者が、日本英語検定協会の公式ページと過去問を確かめてまとめました。
この記事を読めば、2つの部で聞くべき場所と、直近の本番で多かった質問の形まで分かるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
2級全体の勉強の進め方は、英検2級の勉強法の記事にまとめています。↓


英検2級のリスニングとは|形式・問題数・試験時間
英検2級のリスニングは、一次試験のリーディング・ライティング(85分)のあとに行われる約25分・全30問のテストです。
| 部 | 問題数 | 内容 | 放送回数 |
|---|---|---|---|
| 第1部 | 15問(No.1〜15) | 対話を聞き、内容に関する質問に答える | 1回 |
| 第2部 | 15問(No.16〜30) | 物語文・説明文などの英文を聞き、内容に関する質問に答える | 1回 |
どちらも4つの選択肢から1つを選ぶ形式で、選択肢は問題冊子に印刷されています。
放送は1回・メモは取ってよい
2026年度第1回のリスニング原稿では、冒頭で英文はそれぞれ一度だけ読まれること、放送の間メモを取ってもかまわないことが案内されていました。
各問の解答時間は10秒で、質問が読まれたあとすぐに次の問題へ進みます。
出題される場面と話題
協会の試験内容のページでは、2級リスニングの主な場面と話題が次のように示されています。
| 区分 | 協会が示している例 |
|---|---|
| 場面・状況 | 家庭、学校、職場、地域(各種店舗・公共施設を含む)、電話、アナウンスなど |
| 話題 | 学校、仕事、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、海外の文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネスなど |
日常の場面から、科学や医療のような説明的な話題まで、幅広く出ると考えておくと安心です。



第1部と第2部で30問、どっちも1回きりしか読まれへんよ
英検2級のリスニングはほかの級と何がちがうか
英検2級のリスニングは、準2級までと形式が変わるので、級を上げて受ける人は特に注意が必要です。
| 級 | 問題数 | 放送回数 | 形式 |
|---|---|---|---|
| 3級 | 30問 | 第1部1回・第2部と第3部は2回 | 応答選択(選択肢読み上げ)+会話・文の内容一致 |
| 準2級 | 30問 | 1回 | 応答選択(選択肢読み上げ)+会話・文の内容一致 |
| 準2級プラス | 30問 | 1回 | 会話の内容一致15問+文の内容一致15問 |
| 2級 | 30問 | 1回 | 会話の内容一致15問+文の内容一致15問 |
| 準1級 | 29問 | 1回 | 会話12問+説明文12問+Real-Life形式5問 |
協会の各級の試験内容のページをもとに、筆者が表にまとめました。
応答選択の問題がなくなる
準2級までの第1部には、会話の最後の発言に続く応答を選ぶ応答選択がありました。
2級(と準2級プラス)にはこの形式がなく、全30問が内容を問う質問になります。
選択肢も読み上げではなく問題冊子に印刷されています。
英文の話題が広がる
協会が示す話題の例を比べると、2級では準2級の例になかった医療・テクノロジー・ビジネスが加わっています。
第2部の説明的な英文では、こうした社会の話題の語彙が出ても落ち着いて聞けるように準備しておきましょう。



2級からは、全部が中身を聞く問題になるんよ
英検2級のリスニング第1部|対話問題の解き方
第1部は、2人の対話を聞いて質問に答える15問です。
対話の流れは「頼む→答える→決まる」が多い
2026年度第1回の第1部では、店やタクシー、劇場への電話、図書館など、何かを頼んだり聞いたりする場面が多く出ていました。
こうした対話は、最初の発言で用件が分かり、最後の発言で結論が決まる流れになりやすいのが特徴です。
聞きどころは最後のやりとり
質問が「男性は女性に何をすすめているか」「女性はおそらくどうやって行くか」のような形のとき、答えの手がかりは対話の後半に出てきます。
途中で予定が変わる対話もあるので、最初に言った案をそのまま選ばないように、最後まで聞き切ってから答えを決めます。
選択肢の主語を先に見ておく
選択肢がHe ~/She ~で始まっていれば、どちらの人物について聞かれるかが放送の前に分かります。
主語がそろっている選択肢は、その人物の発言に注意を向けて聞くと、答えを探しやすくなります。



対話は最初に用件、最後に結論が来るんよ。
そこを聞きのがさんといてな
英検2級のリスニング第2部|英文問題の解き方
第2部は、1人が話す英文を聞いて質問に答える15問です。
1つの英文につき質問は1つです。
2026年度第1回の第2部の内訳
| 英文の種類 | 問題数 | 番号 |
|---|---|---|
| 人物について語る話(〇〇は~です、で始まる) | 10問 | No.18〜21・23・26〜30 |
| アナウンス(空港・店・催し・駅) | 4問 | No.16・17・22・25 |
| 社会の話題の説明 | 1問 | No.24 |
2026年度第1回のリスニング原稿を筆者が分類したもので、毎回この比率になるとは限りません。
人物の話は「きっかけ→行動→結果」で聞く
人物の話は、どんな人か→何があったか→どうしたかの順で進むことが多くあります。
質問はWhy did ~?(なぜそうしたか)やWhat did ~ do?(何をしたか)の形が多いので、行動の理由と中身をメモしておくと答えやすくなります。
アナウンスは数字と指示に注意
アナウンスでは、時刻・便名・割引の条件・〜してくださいという指示がよく問われます。
冒頭のAttention, passengers.のような呼びかけで場面が分かったら、聞き手に何をしてほしいのかに集中して聞きます。
説明文は「話題→変化→具体例」で聞く
社会の話題の説明文は、最近〇〇が増えている→そのため〜しているのように、話題と変化を先に言ってから具体例を挙げる形が多くなります。
2026年度第1回のNo.24も、睡眠不足に悩む人が増えている話題から始まり、ホテルの取り組みへと話が進んでいました。
質問は具体例の部分から出やすいので、話題をつかんだあとは「だれが・何をしているか」に注意を移して聞きます。



人物の話が3分の2もあったんか。
理由を聞きのがさんようにせなあかんな
英検2級のリスニングでよく出る質問の形
英検2級のリスニングでは、質問の形がある程度決まっているので、先に知っておくと聞く場所をしぼれます。
| 質問の形 | 第1部 | 第2部 | 聞くべき場所 |
|---|---|---|---|
| What do we learn about ~? / What is one thing ~ says? | 4問 | 0問 | 対話全体の事実 |
| What does ~ suggest (that) ~ do? | 2問 | 0問 | 後半の提案(Why don't you ~? など) |
| Why ~? | 1問 | 5問 | because / so などの理由 |
| What did ~ do? / What will ~ do? | 1問 | 5問 | 行動・予定 |
| How ~? | 1問 | 2問 | 方法・手段 |
| その他(want to do / tell など) | 6問 | 3問 | 用件・依頼の中身 |
2026年度第1回のリスニング原稿の30問を筆者が数えたものです。
第2部は理由と行動で3分の2
第2部の15問のうち、Why(5問)と何をした・何をするか(5問)で10問を占めていました。
人物の話を聞くときは、「なぜ」と「何を」の2点を必ず拾う意識を持つと、ほとんどの質問に対応できます。
第1部は「何が分かるか」型に注意
What do we learn about the man?のような質問は、対話のどこからでも答えが出るため、もっとも難しい形です。
選択肢を先に読み、対話の中で出てきた内容と1つずつ照らし合わせて答えを選びます。



質問の形で、聞く場所が決まるんよ
英検2級のリスニングの解く手順|1問10秒の使い方
英検2級のリスニングは、解答時間の10秒に次の問題の選択肢を読むことで、毎問を準備した状態で聞けます。
放送が始まる前に、4つの選択肢の主語・動詞・数字に目を通します。
選択肢の共通点から、何について聞かれそうかを予想します。
最初の1〜2文で、誰が・どこで・何をしている話かをつかみます。
アナウンスなら呼びかけの言葉で場面が分かります。
数字・理由・行動を短く書きます。
文で書こうとすると次の英文を聞き逃します。
質問は放送でしか読まれないため、ここで聞く場所を確定させましょう。
答えたらすぐ次の問題の選択肢に移ります。
答えに迷ったら、10秒のうちに勘で1つ選んで次に進みます。
1問にこだわって次の選択肢を読めないと、2問続けて落とすことになりやすいからです。



迷っても、10秒のうちに1つ選んで切りかえるのが大事やで
自作の例題で英検2級のリスニングの聞き方を確かめる
ここでは、英検2級のリスニングと同じ形の例題を2つ示します。
英文と選択肢は筆者が作った練習用で、実際の試験問題ではありません。
声に出して読むか、だれかに読んでもらって解いてみてください。
例題1(第1部・対話)
W: Excuse me. I'd like to return this jacket. I bought it last week, but it's too small.
M: I'm sorry, but we can only give refunds within five days. Would you like to exchange it for a larger size instead?
W: Hmm. Do you have it in blue? I like that color better.
M: Yes, we do. I'll get one for you.
Question: What will the woman probably do?
- 1 Get her money back.
- 2 Buy a second jacket.
- 3 Exchange the jacket.
- 4 Come back in five days.
正解は3です。
前半の return(返品)だけを聞いて1を選ぶと間違えます。
後半で店員が交換をすすめ、女性が色を聞いていることから、交換に応じると分かります。
例題2(第2部・人物の話)
Kenta is a university student who wanted to improve his English. At first, he tried watching movies without subtitles, but he could not understand them well. Then, a friend told him about a volunteer group that guides foreign tourists around his city. Kenta joined the group last spring, and now he enjoys talking with visitors every weekend.
Question: Why did Kenta join the volunteer group?
- 1 He wanted to make foreign friends.
- 2 He wanted to improve his English.
- 3 His friend asked him to be a guide.
- 4 He could not find a part-time job.
正解は2です。
冒頭の「英語を上達させたかった」が理由で、友だちは情報を教えただけなので3は合いません。
人物の話では、最初の1文に理由が出ることも多いので、出だしを聞き逃さないようにしましょう。



ひっかけの選択肢がどこにあるか、よう分かったわ
英検2級のリスニングのスコアと合格の目安
英検2級のリスニングのスコアは、英検CSEスコアで650点満点です。
| 技能 | 満点(CSEスコア) |
|---|---|
| リーディング | 650点 |
| ライティング | 650点 |
| リスニング | 650点 |
| 一次試験の合計 | 1950点(合格基準スコア1520点) |
一次試験は3技能の合計スコアで合否が決まるため、リスニングだけで合否が決まるわけではありません。
ただし技能ごとの満点は同じなので、問題数が多いリーディングに比べて、リスニングは1問あたりの重みが大きくなりやすい点は押さえておきましょう。
合格点のしくみは、英検2級の合格点の記事で詳しく説明しています。↓





3つの技能で満点が同じなんか。
リスニングも落とせへんな
英検2級のリスニングの練習法
英検2級のリスニングは、過去問の音声と原稿を使った練習がいちばん効果的です。
1回目は本番どおりに解く
協会のサイトでは、過去問の問題冊子・リスニング原稿・音声が公開されています。
まずは1回だけ聞いて10秒で答える本番どおりの形で30問を解き、正答率を記録します。
間違えた問題は原稿で原因を分ける
間違えた問題は原稿を読み、原因を次の3つに分けます。
- 聞き取れなかった=原稿を読めば分かる→音の練習(音読・シャドーイング)が必要
- 聞き取れたが意味が分からない=単語や表現を知らない→語彙の練習が必要
- 分かったのに選び間違えた=聞く場所がずれている→質問の形の練習が必要
音読とシャドーイングで速さに慣れる
原稿を見ながら音声と同時に読む練習をくり返し、慣れたら原稿を見ずに音声のすぐあとを追って話します。
自分で発音できる音は聞き取りやすくなるので、1つの英文を5回以上くり返すのがおすすめです。
1日の練習量の目安
筆者のおすすめは、1日15分を毎日続けることです。
過去問の第1部か第2部のどちらかを解いて答え合わせをし、残りの時間で間違えた英文を音読します。
週末に30問を通しで解く日を作ると、25分間集中して聞き続ける体力もつきます。



毎日15分なら、続けられそうやな
英検2級のリスニングでやりがちな失敗
英検2級のリスニングで点を落とす原因は、英語力より聞き方にあることが多いです。
- 選択肢を読まずに聞き始める=何を聞けばいいか分からないまま放送が終わる
- 聞こえた単語が入っている選択肢を選ぶ=放送と同じ語を使ったひっかけにかかる
- メモを文で書く=書いている間に次の文を聞き逃す
- 前の問題を引きずる=迷った問題を考え続け、次の問題まで落とす
特に2つ目は、放送の言葉を言いかえた選択肢が正解になることが多いので、同じ単語に飛びつかないよう注意が必要です。
1つ上の級の対策は、英検準1級のリスニング対策の記事も参考にしてください。↓





同じ単語が入っとる選択肢に飛びつくのは、ありがちなミスやで。
注意してな
英検2級のリスニングについてよくある質問
- 英検2級のリスニングは何問ですか?
-
第1部15問・第2部15問の全30問です。
試験時間は約25分です。
- 英検2級のリスニングは何回読まれますか?
-
第1部・第2部とも、英文と質問は一度だけ読まれます。
- リスニング中にメモを取ってもいいですか?
-
取ってかまいません。
放送の間のメモは認められています。
- 1問あたりの解答時間はどのくらいですか?
-
各問10秒です。
質問が読まれたあと、10秒で次の問題に進みます。
- 英検2級のリスニングのスコアの満点は何点ですか?
-
英検CSEスコアで650点です。
リーディング・ライティングも同じ650点満点です。



聞きたかったことは、だいたい分かったわ
合格までの勉強の順番は、「英検2級の勉強法は何から始める?4技能ごとの対策と合格までの3か月の進め方」の記事にまとめています。
まとめ|英検2級のリスニングは選択肢の先読みと質問の形で決まる
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 形式 | 第1部 対話15問+第2部 英文15問、放送はどちらも1回 |
| 第1部 | 最初の発言で用件、最後のやりとりで結論をつかむ |
| 第2部 | 人物の話が中心。Why と 何をしたか の2点を拾う |
| 手順 | 10秒の間に次の選択肢を読み、迷ったら切りかえる |
| 練習 | 過去問を本番どおりに解く→原因を3つに分ける→音読 |
英検2級のリスニングは、選択肢の先読みと質問の形を知っておくだけで、聞く場所がはっきりします。
まずは協会の過去問を1回分、本番と同じ条件で解いてみてください。



まずは過去問1回分、10秒ルールで解いてみてな
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あわせて読みたい




参考文献
- 2級の過去問・試験内容(日本英語検定協会)
- 2級の試験内容(一次試験・二次試験)(日本英語検定協会)
- 2026年度第1回 2級 問題冊子(日本英語検定協会)
- 2026年度第1回 2級 リスニング原稿(日本英語検定協会)
- 英検CSEスコアでの合否判定方法について(日本英語検定協会)










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