思い出を英語にしようとして、souvenir と書いてしまう人が本当に多いです。
souvenir は「お土産の品物」であって、心の中の思い出ではありません。
思い出の英語は memory です。souvenir は物、memory は記憶。ここを混ぜると意味が通じなくなります。
私はアメリカ・カリフォルニアに住んでいます。この取り違えは、日本人の英文でとてもよく見かけます。
カタカナで「スーベニア」と聞くと旅の思い出という響きがあるので、誤解されやすいのだと思います。
memory の使い方を、形と例文で整理していきます。
思い出の英語はmemory|souvenirとの違い
| 英語 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| memory | 記憶、思い出(心の中) | a good memory of the trip |
| souvenir | 旅先で買う記念品(物) | I bought a souvenir. |
| keepsake | 形見、記念に取っておく物 | a keepsake from my grandmother |
| memento | 思い出の品 | a memento of our time together |
物として残るものが souvenir と keepsake、心に残るものが memory。この線引きだけ覚えれば十分です。
memory にはもう一つ「記憶力」という意味もあります。
I have a bad memory. は「思い出が悪い」ではなく「物覚えが悪い」という意味になります。
文脈で判断されるので、混乱することはあまりありません。
思い出の英語|いい思い出を語る8本
- I have great memories of that summer. / あの夏はいい思い出です。
- That's a good memory. / それはいい思い出だね。
- I have fond memories of my school days. / 学生時代は懐かしい思い出です。
- It brings back memories. / 思い出がよみがえります。
- That trip is unforgettable. / あの旅行は忘れられません。
- I'll never forget that day. / あの日は一生忘れません。
- We made so many memories together. / たくさんの思い出を一緒に作りました。
- Those were the days. / あのころはよかったな。
fond memories は「懐かしくて愛おしい思い出」という意味で、good memories より温かい響きになります。
注意したいのは、memory は数えられる名詞だということです。
いい思い出が複数あるなら memories と複数形にします。
I have good memory. と単数で書くと「記憶力がいい」という別の意味になってしまいます。
思い出の英語|思い出すときの言い方6本
- I remember that day. / あの日を覚えています。
- It reminds me of my childhood. / 子ども時代を思い出します。
- That takes me back. / 懐かしいな。
- I was just thinking about that. / ちょうどそれを考えていました。
- It came back to me. / 思い出しました。
- I can still picture it. / まだ目に浮かびます。
remember と remind の違いは主語です。人が思い出すなら remember、物が思い出させるなら remind を使います。
I remembered my childhood.(私が思い出した)と、This song reminds me of my childhood.(この歌が思い出させる)の違いです。
日本語だとどちらも「思い出す」なので、ここは意識して切り替える必要があります。
思い出の英語|思い出づくりを語る6本
- Let's make some memories. / 思い出を作ろう。
- This is one for the books. / これは語り草になるね。
- We'll be talking about this for years. / 何年も話のネタになるね。
- I want to remember this moment. / この瞬間を覚えておきたい。
- Let's take a picture to remember this. / 記念に写真を撮ろう。
- This is going in the photo album. / これはアルバム行きだね。
make memories は「思い出を作る」という定型句で、旅行や家族のイベントでよく使われます。日本語とまったく同じ発想の表現です。
one for the books は「記録に残るほどの出来事」という意味の慣用句です。
いいことにも大変なことにも使えるので、覚えておくと便利です。
思い出の英語|つらい思い出を語る5本
- I'd rather not talk about it. / その話はしたくないです。
- It's a painful memory. / つらい思い出です。
- I try not to think about it. / 考えないようにしています。
- That's behind me now. / もう過去のことです。
- I've made peace with it. / 折り合いをつけました。
I'd rather not talk about it. は、角を立てずに話題を打ち切る言い方です。理由を言う必要はありません。
英語圏では、話したくないことをはっきり伝えるのが失礼にはなりません。
むしろ曖昧にするほうが、相手を困らせてしまいます。
思い出の英語でやりがちな間違い
- souvenir を心の思い出に使う=物を指すので通じない
- I have good memory.=記憶力がいいという意味になる
- remind と remember の取り違え=主語が違う
- memorial=追悼のという意味。思い出とは別物
memorial は「追悼の、記念の」という意味で、亡くなった方を偲ぶ場面で使われます。楽しい思い出には使いません。
思い出の英語を旅行や日記で書くときの型
思い出を英語で書き残したいとき、時制でつまずく人が多いです。
過去のことなので過去形が基本ですが、今も心に残っていることは現在形で書きます。
- 出来事 / We went to Kyoto last spring. / 過去形
- 今の気持ち / It's still one of my favorite trips. / 現在形
- ずっと続いている / I've never forgotten that day. / 現在完了
出来事は過去形、気持ちは現在形。この2つを混ぜて書くと、ぐっと英語らしい文章になります。
日記やSNSでは、この型をそのまま使えます。
まず何があったかを1文、次に今どう思っているかを1文。たった2文で、立派な思い出の記録になります。
長く書こうとするほど文法が崩れるので、2文で区切るのがおすすめです。
思い出の英語でよくある質問
思い出の写真は英語で何と言いますか
a photo from that trip のように、いつのものかを添えるのが自然です。
memory photo という言い方はしません。
思い出の曲は英語でどう言いますか
It's a song that brings back memories. か That song takes me back. が自然です。
1語で memory song とは言わないので、文の形で表します。
思い出の英語をSNSに添えるなら
- Good times. / いい時間だった。
- Throwback. / 懐かしい写真です。
- Miss this. / これが恋しい。
- Core memory. / 一生ものの思い出。
Throwback は過去の写真を投稿するときの定番で、木曜日に投稿する Throwback Thursday という文化もあります。
思い出の英語まとめ
最後に3本に絞ります。
- いい思い出 / I have great memories of 〜.
- 思い出す / It brings back memories.
- 思い出を作る / Let's make some memories.
この3本があれば、思い出の話で言葉に詰まることはありません。
大事なのは souvenir と混ぜないこと、そして複数形にすることの2点だけです。
実際に思い出を語ってみるのが一番の練習になります。AI英会話で口に出して練習するのがおすすめです。
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