お土産を英語で souvenir と訳すのは、半分正解で半分間違いです。
日本語のお土産には「旅先で自分用に買う記念品」と「人に配る手土産」の2つの意味があります。
お土産の英語は、自分用の記念品なら souvenir、人に渡すなら gift。この2つは英語では別物です。
私はアメリカ・カリフォルニアに住んでいます。
日本の会社で当たり前の「出張のお土産を配る」という習慣は、英語圏にはあまりありません。
だから、渡すときの一言も日本語とは変わります。
お土産の英語は2種類|souvenirとgiftの違い
| 英語 | 誰のためか | 例 |
|---|---|---|
| souvenir | 自分のための記念品 | a souvenir from Kyoto |
| gift | 人に渡すもの | a gift for you |
| present | 人に渡すもの(ややくだけた) | a birthday present |
| treat | 食べ物のちょっとした差し入れ | I brought treats. |
職場に配るお菓子は souvenir ではなく treats か snacks が自然です。souvenir と言うと、記念品を配ったように聞こえます。
souvenir はフランス語由来で、もともと「思い出す」という意味です。
キーホルダーやマグネットのように、旅先を思い出すための品物を指します。
食べてなくなるお菓子には、あまり使いません。
お土産の英語|渡すときの8本
- I got you something. / お土産買ってきたよ。
- This is for you. / これ、どうぞ。
- I brought some snacks from Japan. / 日本からお菓子を持ってきました。
- It's a small gift from Kyoto. / 京都からのちょっとしたお土産です。
- I thought you might like this. / 気に入ると思って。
- Help yourself. / ご自由にどうぞ。
- They're in the break room. / 休憩室に置いてあります。
- It's nothing special, but 〜 / 大したものではないですが。
いちばん使いやすいのは I got you something. です。短くて、押しつけがましくありません。
日本語の「つまらないものですが」を直訳して This is a boring thing. と言ってはいけません。
英語圏では、渡すものを自分から下げる習慣がないからです。
謙遜したいときは It's just a small thing. くらいにとどめてください。
お土産の英語|買うときの6本
- I'm looking for a souvenir. / 記念品を探しています。
- Do you have anything local? / 地元のものはありますか。
- What do people usually buy here? / ここでは何を買うのが定番ですか。
- Can you gift-wrap this? / 包装してもらえますか。
- Do you have a bigger box? / もっと大きい箱はありますか。
- I'll take three of these. / これを3つください。
Do you have anything local? は、観光地でその土地ならではの品を探すときに万能です。店員がすすめてくれます。
なお、英語圏では贈り物を包装するサービスが有料のことがあります。
Can you gift-wrap this? と聞いたときに Is there a charge? まで確認しておくと安心です。
お土産の英語|もらったときの返事6本
- Thank you, that's so thoughtful. / ありがとう、気がきくね。
- You didn't have to! / そんな気をつかわなくても!
- This is lovely. / すてきですね。
- Can I open it now? / 今開けてもいい?
- Where did you get this? / どこで買ったの?
- I love it, thank you. / 気に入りました、ありがとう。
英語圏では、その場で包みを開けるのが普通です。Can I open it? と聞いてから開ければ、まず失礼になりません。
日本のように、あとで開けるほうが丁寧という感覚はありません。
むしろ、目の前で開けて喜ぶことが最大のお礼とされています。
お土産の英語|日本のお土産を説明する5本
- It's a traditional Japanese sweet. / 日本の伝統的なお菓子です。
- It's made from red bean paste. / あんこでできています。
- It's a specialty of Kyoto. / 京都の名物です。
- You eat it with green tea. / 緑茶と一緒に食べます。
- It doesn't keep long, so eat it soon. / 日持ちしないので早めに食べてください。
specialty は「名物」を表す便利な単語です。地名と組み合わせるだけで、その土地のものだと伝わります。
日本のお菓子は、材料を説明すると喜ばれます。
とくにあんこは海外では珍しいので、red bean paste と説明を添えると親切です。
お土産の英語でやりがちな間違い
- souvenir を人への手土産に使う=自分用の記念品の意味になる
- This is a boring thing.=つまらないものですが、の直訳。使わない
- Please take it.=命令に聞こえる。This is for you. にする
- I bought a present for me.=自分用なら souvenir か something for myself
日本語の謙遜をそのまま英語にすると、ほぼ確実に不自然になります。渡すときは素直に「あなたのために選んだ」と伝えるほうが喜ばれます。
お土産の英語が要らない場面もある
日本では、旅行や出張から戻ると職場にお土産を配るのが半ば義務になっています。
英語圏には、この習慣がほとんどありません。
配らなかったからといって、非常識だと思われることはありません。
逆に、毎回きちんと配ると「気が利く人」として強く印象に残ります。日本の習慣は、そのまま持ち込んでも歓迎されます。
気をつけたいのは、量と渡し方です。
- 一人ずつ手渡しする / 気をつかわせるので不要
- 休憩室にまとめて置く / いちばん自然
- メモを添える / Brought back from Japan. Enjoy!
- アレルギー表示 / 原材料を伝えられるとより親切
とくにアレルギーは、日本より意識が高い地域が多いです。
ナッツや乳製品が入っているかを一言添えると、とても喜ばれます。
お土産の英語でよくある質問
職場へのお土産は英語で何と言いますか
I brought some snacks from my trip. が自然です。
休憩室に置くなら They're in the break room, help yourself. と一言添えます。
お土産話は英語で何と言いますか
stories from my trip です。お土産話という一語の表現は英語にありません。
I have so many stories from my trip. のように、文の形で表します。
お返しは英語で何と言いますか
a thank-you gift が近い言い方です。
ただし英語圏には、日本のようなお返しの習慣自体がほとんどありません。
お土産を断りたいときは
That's so kind, but I'm fine. のように、感謝を先に言ってから断ると角が立ちません。
お土産の英語まとめ
最後に3本に絞ります。
- 渡す / I got you something.
- 自分用に買う / I'm looking for a souvenir.
- もらった / Thank you, that's so thoughtful.
この3本があれば、お土産のやりとりで困ることはありません。
お土産の英語でいちばん大事なのは、謙遜しすぎないことです。
選んだ理由を一言添えるだけで、同じ品物でも受け取る側の気持ちがまったく変わります。
旅行前に口に出して練習しておくと安心です。AI英会話で口に出して練習するのがおすすめです。
コメント