『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』は、豪華なキャストが並んでいるのに、日本ではあまり話題にならなかった作品です。
実際、海外での評価はかなり厳しいものでした。その理由まで含めて、事実を整理します。
ゆりねこりん先生、この映画、キャストはめっちゃ豪華やのに全然聞かへんかったのはなんでなん?



キャストと評価は別モンやからな。数字で見たら、はっきりしてるで。
わたしはアメリカのカリフォルニアに住んでいます。この作品の舞台は1980年代のロサンゼルスで、実際に起きた事件をもとにしています。
この記事では、キャスト・あらすじ・海外の評価を、出典のある事実だけでまとめます。
- 作品の基本情報(監督・公開日・上映時間)
- キャストと役どころ
- あらすじと、もとになった実際の事件
- 海外の評価と興行成績の実数
- 英語学習の教材として向いているか
『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』の基本情報
原題は Billionaire Boys Club。2018年の作品です。
- 監督|James Cox(ジェームズ・コックス)
- 脚本|James Cox、Captain Mauzner
- 公開|2018年7月17日(VOD配信)/2018年8月17日(アメリカで限定公開)
- 上映時間|108分
- 題材|1980年代の南カリフォルニアで実際に起きた、若者グループによるポンジ・スキームと殺人事件
劇場公開より先に、VOD配信が始まっているのが特徴です。この公開のされ方自体が、作品の置かれた状況を表しています。
キャストと役どころ
- Ansel Elgort(アンセル・エルゴート)|Joe Hunt 役。グループの中心人物
- Taron Egerton(タロン・エガートン)|Dean Karny 役
- Emma Roberts(エマ・ロバーツ)|Sydney Evans 役
- Kevin Spacey(ケヴィン・スペイシー)|Ron Levin 役
- Jeremy Irvine(ジェレミー・アーヴァイン)|Kyle Biltmore 役
- Thomas Cocquerel(トーマス・コクレル)|Charlie Bottoms 役
- Rosanna Arquette(ロザンナ・アークエット)|Debbie Evans 役
- Cary Elwes(ケイリー・エルウェス)|Andy Warhol 役
- Judd Nelson(ジャッド・ネルソン)|Ryan Hunt 役
タロン・エガートンは『キングスマン』シリーズで知られ、アンセル・エルゴートは『ベイビー・ドライバー』に出演しています。名前だけ見れば、話題になっても不思議のない布陣です。
あらすじ
1980年代のロサンゼルス。裕福な家庭に育った若者たちが、Joe Hunt を中心に、手早く富を得るための投資グループを立ち上げます。
その実態はポンジ・スキーム、つまり新しい出資者から集めた金を、先の出資者への配当に回す自転車操業でした。
計画は破綻に向かい、最終的に Hunt と仲間の Tim Pittman が、出資者であり詐欺師でもあった Ron Levin を殺害する、という結末に至ります。
若さと金と虚栄が組み合わさったとき、どこまで転がり落ちるか。実話をもとにしているぶん、後味は重い作品です。
海外の評価|数字で見るとかなり厳しい
ここが、この記事でいちばん知りたい部分だと思います。批評サイトの数値を、そのまま書きます。
- Rotten Tomatoes|支持率 7%(レビュー15件)
- Metacritic|100点満点中 30点
どちらも、批評家からの評価としては相当に低い水準です。
興行成績
- 全世界|約270万ドル
- 北米|1,349ドル
- 北米の公開初週末|618ドル(11館での上映)
北米の数字は、桁を間違えているように見えるかもしれませんが、そのままです。劇場公開が11館の限定公開で、しかもVOD配信が先に始まっていたため、劇場に足を運ぶ理由がほとんど残っていませんでした。
全世界で約270万ドルという数字も、キャストの知名度を考えると小さなものです。



北米で1,349ドルて、日本円にしたらほんまに数十万円の世界やからな。映画の興行成績としては、なかなか見ぃひん数字やで。
もとになった実際の事件について
作品は、1980年代の南カリフォルニアに実在した「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」と呼ばれるグループの事件をもとにしています。
裕福な家庭の若者たちが集まって投資グループを作り、それがポンジ・スキームとなって破綻し、殺人にまで至った、というのが事件の骨格です。
なお、映画は実話を題材にしていますが、脚色が入っています。登場人物の言動や場面の細部を、実際の事件の事実として受け取らないでください。事件そのものを知りたい場合は、報道や裁判記録にあたる必要があります。
英語学習の教材として向いているか
英語のブログとして、この観点も書いておきます。
向いていない理由
- 投資・金融まわりの語彙が多く、日常会話では使いにくい
- 108分と長く、繰り返し使う教材としては重い
- 会話の速度が速く、内容も込み入っている
- 題材が重く、繰り返し見るのがしんどい
英語学習の素材としては、1話が短くて舞台が日常のシットコムのほうが、はるかに扱いやすいです。
それでも使うなら
作品として見たうえで、気に入った2〜3分の場面をひとつだけ選んでください。
日本語字幕で内容を理解する → 英語字幕で表現を拾う → 字幕なしで聞く → 重ねて声に出す。この順番なら、どんな作品でも教材にできます。
この4段階を1日でまとめてやろうとすると、まず続きません。2〜3分の場面ひとつを、4日に分けて回してください。1日目は日本語字幕、2日目は英語字幕、3日目は字幕なし、4日目に声を重ねる。1日あたり10分で終わります。
4日目まで来たら、その場面はそこで切り上げて、次の場面に移ります。同じ場面を何週間も持ち越すより、短い場面を何本も通したほうが、耳に残る量は増えます。



映画まるごと教材にしよ思たら、たいてい途中で止まってまうからな。2〜3分だけ切り取るのがコツやで。
『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』についてよくある質問
日本で公開されましたか
日本での公開・配信の状況は、時期によって変わります。視聴を考えている場合は、各配信サービスで最新の取り扱いを確認してください。
なぜ評価が低かったのですか
批評家の評価が低かったことは数値で確認できますが、その理由を断定できる一次的な資料はここでは示せません。個々の批評を読んで判断してください。
公開のされ方(VOD先行・11館の限定公開)が、劇場での興行成績に影響したことは、数字から読み取れます。
実際の事件を扱った他の作品はありますか
同じ事件を題材にした映像作品は過去にも作られています。作品ごとに描き方が異なるため、比較する場合はそれぞれの制作年と制作者を確認してください。
まとめ|キャストは豪華、評価は厳しい
- 2018年公開、監督は James Cox、上映時間108分
- Ansel Elgort、Taron Egerton、Emma Roberts らが出演
- 1980年代の南カリフォルニアで起きたポンジ・スキームと殺人事件がもと
- Rotten Tomatoes 7%(15件)、Metacritic 30点
- 興行成績は全世界で約270万ドル、北米では1,349ドル
- 英語学習の教材としては重く、シットコムのほうが扱いやすい



評価が低い作品でも、「なんで低いんやろ」て考えながら見たら、それはそれで面白いもんやで。
※この記事の作品情報・評価・興行成績は、英語版Wikipedia「Billionaire Boys Club (2018 film)」を2026年9月11日に確認したものです。数値は出典側の更新により変わることがあります。









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