出発の前夜、スーツケースの前で固まる。入れるべきか迷うものが、机の上に山になっている。
持ち物リストを検索しても、30個も40個も並んでいて、結局どれが本当に要るのかわかりません。
ゆりねこりん先生、海外旅行の持ち物って、結局なにを持っていったらええの? 全部持っていく気になってまうわ。



「無いと詰むもの」と「現地で買えるもの」を分けたらええねん。詰むほうだけ持っていったら、荷物は半分になるで。
わたしはアメリカのカリフォルニアに住んでいて、日本との行き来もあります。
そこで身にしみたのは、現地で買えないものは驚くほど少ないということでした。逆に、無いと本当に困るものははっきりしています。
この記事では、必需品を「無いと詰むもの」「あると全然ちがうもの」「持っていかなくていいもの」の3つに分けて整理します。
- これが無いと旅行が成立しないもの
- 持っていくと快適さが変わる便利グッズ5つ
- 現地で買えるから持たなくていいもの
- 機内持ち込みと預け入れの分け方
- 出発前日にやっておくこと
海外旅行の必需品は、この5つが無いと詰む
結論から書きます。無くすと旅行そのものが止まるのは、この5つだけです。
- パスポート
- 航空券(eチケットの控え)
- お金(クレジットカードと現金)
- 入国に必要な書類(ビザや電子渡航認証など、行き先ごとの条件)
- 常用している薬
残りはすべて、無くても旅行は続きます。だから優先順位を、この5つとそれ以外に分けます。
パスポートは「残りの有効期間」を必ず確認する
持っているだけでは足りません。入国のときに、残りの有効期間が一定以上あることを求める国があります。
必要な残り期間は国によって違うため、ここで「何か月必要」と書くことはできません。外務省の海外安全ホームページと、渡航先の大使館の案内で必ず確認してください。
顔写真のページは、スマホで撮って別の場所に保存しておくと、紛失時の手続きが少し楽になります。
入国に必要な書類は、行き先ごとに調べる
ビザが要るか、電子的な渡航認証が要るか、税関申告をオンラインで出すか。これは国ごとに違い、しかも変わります。
旅行ブログの情報は古くなっていることがあるので、必ず公式の案内を見てください。制度の変更は予告なく起きます。
お金は「2系統」に分ける
カードが使えない店、カードが止まる、現金を落とす。どれも起こります。
だから、カードは2枚を別の場所に、現金は少額を別の場所に入れます。財布ひとつにまとめないことが大事です。
薬は、処方薬と市販薬で扱いが違う
常用している処方薬は、現地で同じものが手に入るとは限りません。日数分を必ず手荷物で持ちます。
持ち込みが制限される成分もあります。処方薬を持っていくときは、事前に渡航先のルールを公式情報で確認し、必要なら医師に相談してください。
あると快適さが変わる便利グッズ5選
無くても旅行は成立しますが、あると体力の消耗が減るものです。
1|モバイルバッテリーとケーブル
地図、翻訳、チケット、決済。旅先ではスマホが止まった時点で身動きが取れなくなります。
なお、モバイルバッテリーは預け入れ荷物に入れられません。機内持ち込みにします。容量の上限は航空会社ごとに決まっているので、予約した会社の案内を確認してください。
2|変換プラグ
コンセントの形は国によって違います。形が合わなければ、充電そのものができません。
電圧も国によって違います。日本製の機器をそのまま使えるかどうかは、機器の表示(INPUT の欄)で確認します。
3|圧縮できるエコバッグ
買い物袋が有料、あるいは用意がない国は多いです。たたむと手のひらサイズになるものを1枚入れておきます。
帰りに荷物が増えたときの予備バッグとしても使えます。
4|首まくらと耳栓・アイマスク
長時間のフライトで眠れるかどうかは、到着日の動ける量に直結します。
3つとも軽くてかさばりません。到着してすぐ観光したい人ほど効きます。
5|ジッパー付きの小さい袋
濡れたもの、こぼれそうな液体、細かい小物、レシート。仕分けにも防水にも使えます。
機内持ち込みの液体をまとめる用途にも使えます。ただし、液体物の持ち込みには容量とまとめ方のルールがあるので、空港と航空会社の案内を確認してください。
持っていかなくていいもの
荷物が重くなる原因は、たいていこのあたりです。
- シャンプー・ボディソープの大きいボトル(多くの宿に備え付けがある)
- タオル(ホテルにある。ゲストハウスは要確認)
- 2週間分の着替え(3〜4日分+洗濯でたいてい足りる)
- ドライヤー(電圧の問題があり、宿にあることが多い)
- 使うかわからない靴(履く場面が浮かばないなら置いていく)
- ガイドブック(重い。必要なページだけ撮影する)
判断に迷ったら、「これは現地で買えるか」を基準にしてください。買えるものは置いていきます。



荷物が軽いと、それだけで旅が楽しなるで。「念のため」で入れたもんは、だいたい使わんまま帰ってくるからな。
機内持ち込みと預け入れの分け方
預けた荷物が出てこないことは、実際に起こります。前提にして分けます。
必ず手荷物に入れるもの
- パスポート・航空券の控え・入国書類
- お金とカード
- 常用薬
- スマホ・モバイルバッテリー・充電ケーブル
- 1日分の着替えと最低限の洗面用具
最後の1日分があると、荷物が遅れても翌日まではしのげます。
持ち込みが制限されるもの
液体、刃物、ライター、バッテリー類は、持ち込みや預け入れにルールがあります。
内容は航空会社と国によって異なり、変わることもあります。数値を覚えるのではなく、出発前に利用する航空会社の公式ページで確認するのが確実です。
出発前日にやっておくこと
- パスポートの顔写真ページを撮影し、クラウドにも保存する
- 予約確認メールをオフラインで見られるようにしておく
- スマホの地図を、行き先の分だけダウンロードしておく
- クレジットカードの海外利用について、カード会社の案内を確認する
- 海外旅行保険に入るかどうかを決める
- 家族に、滞在先と戻る日を伝えておく
オフライン地図は、現地でSIMやWi-Fiがうまくつながらなかったときの保険になります。
海外旅行の必需品についてよくある質問
現金はいくら持っていけばいいですか
行き先とキャッシュレスの普及具合で大きく変わるため、金額をひとつに決めて示すことはできません。
考え方としては、空港から宿までの移動と、初日の食事をまかなえる分をまず用意し、残りは現地で必要になってから調達する形が安全です。
海外旅行保険は必要ですか
加入は任意ですが、国によっては医療費が非常に高額になります。
補償内容と条件は商品ごとに違うので、ここで特定の商品をすすめることはしません。クレジットカードに付帯している場合もあるため、まず手持ちのカードの条件を確認してみてください。
スーツケースとバックパック、どちらがいいですか
移動が少なく、舗装された都市部を回るならスーツケース。移動が多い、階段や石畳が多い場所ならバックパックが向きます。
英語が話せなくても大丈夫ですか
翻訳アプリがあれば、多くの場面は乗り切れます。ただ、トラブルのときだけは、その場で聞き返せるかどうかで解決の速さが変わります。
空港・宿・レストランで使う表現は数が限られているので、そこだけ先に覚えておくと安心感が違います。
まとめ|必需品は5つ。あとは現地で買える
- 無いと詰むのはパスポート・航空券・お金・入国書類・常用薬の5つ
- 入国条件とパスポートの残り期間は、必ず公式情報で確認する
- 便利グッズはモバイルバッテリー・変換プラグ・エコバッグ・首まくら・ジッパー袋
- シャンプーやタオル、大量の着替えは置いていく
- 手荷物に1日分の着替えを入れておくと、荷物が遅れてもしのげる
- 液体・バッテリーのルールは航空会社の公式ページで確認する



迷ったら「現地で買えるか」だけ考えたらええ。買えるもんは置いてこ。カバンが軽い旅は、ほんまに快適やで。
まずは机の上のものを、5つの必需品とそれ以外に分けるところから始めてみてください。









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