留学先を決めるとき、たいていの人が最初にアメリカを思い浮かべます。
そして調べていくうちに、カナダという選択肢が浮かび上がってきます。
ゆりねこりん先生、留学って結局どこがええの? アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア……もう決められへん。



「どこがええか」やなくて「自分の条件に合うのはどこか」で選んだらええねん。カナダが向いてる人の条件、はっきりしてるで。
わたしはアメリカのカリフォルニアに住んでいます。だからこそ、アメリカとカナダのどちらを選ぶかで迷う気持ちはよくわかります。
この記事では、カナダ留学のメリットを5つと、あまり語られないデメリットを整理します。
- カナダ留学のメリット5つ
- アメリカ・イギリス・オーストラリアとの違い
- カナダ留学のデメリットと、その対処
- 都市ごとの性格の違い
- カナダ留学が向いている人・向いていない人
先にお断り|ビザの種類・条件・費用は年によって変わります。この記事では具体的な金額や条件の数値は書きません。申請前に必ずカナダ政府の公式移民サイト(IRCC)と、在日カナダ大使館の案内で最新の条件を確認してください。
カナダ留学のメリット1|働きながら滞在できる制度がある
カナダには、日本との間でワーキングホリデーの取り決めがあります。一定の条件を満たせば、滞在中に働くことが認められる仕組みです。
一方、アメリカには日本人向けのワーキングホリデー制度がありません。そのため、アメリカで長く滞在しながら働くには、学生ビザや就労ビザといった別の枠を取る必要があります。
この差は大きく、「現地で働きながら英語を学びたい」という条件があるだけで、選択肢はかなり絞られます。
ただし、対象年齢・定員・申請時期などの条件は毎年変わります。必ず公式の募集要項を確認してください。
カナダ留学のメリット2|北米の英語に触れられる
日本の学校教育や、日常的に触れる映画・ドラマの多くは、アメリカ英語をもとにしています。
カナダ英語はアメリカ英語と近い部分が多く、聞き慣れた音に近い環境で練習できます。すでに耳になじんでいる音で学べるのは、学習の立ち上がりでは有利です。
ただしカナダ英語には独自の特徴もある
まったく同じというわけではありません。つづりにイギリス式が残るもの(colour、centre など)があり、語彙にもカナダ特有のものがあります。
とはいえ、会話が通じなくなるほどの差ではありません。そこを心配して選択肢から外す必要はないと思います。
カナダ留学のメリット3|多文化の環境で、いろいろな英語に慣れる
カナダは移民の受け入れが多い国で、都市部では出身地の異なる人が一緒に暮らしています。
これは学習者にとって意外に大きな利点です。現実の英語は、ネイティブ同士の会話よりも「お互い母語ではない者どうし」の会話のほうが多いからです。
いろいろな訛りの英語を聞く環境にいると、聞き取りの幅が広がります。帰国後に仕事で英語を使うときに効いてくる部分です。
反面、日本語だけで暮らせてしまう地域もある
日本人コミュニティが大きい都市では、日本語だけで生活が回ってしまうこともあります。
これは環境の問題ではなく、過ごし方の問題です。行く前に、どういう時間の使い方をするか決めておくことをおすすめします。
カナダ留学のメリット4|アメリカへ足を延ばしやすい
カナダとアメリカは陸続きです。国境に近い都市からなら、アメリカの都市へ比較的短い移動で行けます。
日本からアメリカへ行くときのような長時間のフライトと大きな時差がないぶん、滞在中に短い旅行を組みやすくなります。
ただし、陸路であってもアメリカへの入国には所定の手続きが必要です。渡航認証や必要書類の条件は変わるので、行く前に米国側の公式情報を確認してください。
カナダ留学のメリット5|自然が近く、生活の負荷が低い
バンクーバーやカルガリーのように、街から少し出れば山や海に行ける都市があります。
留学は思っている以上に消耗します。気分を切り替えられる場所が近くにあるかどうかは、続けられるかに直結します。
週末に体を動かす予定を入れられる環境は、勉強のペースを保つうえで効きます。



留学がしんどなるのは、たいてい「逃げ場がない」ときやねん。近くに山や海があるだけで、ずいぶん違うで。
カナダ留学のデメリットも書いておく
いい面だけを並べても、判断の役には立ちません。
冬の寒さと日照時間
都市によって差はありますが、冬が長く、日の短い時期があります。寒さそのものより、暗い時間の長さがこたえるという話をよく聞きます。
行く都市の気候は、事前に月ごとの平均気温と日の出・日の入り時刻を調べておくと、心構えができます。
都市部の生活費
大都市の家賃は高めです。具体的な金額は年や地域で大きく変わるため、ここでは数字を書きません。
渡航前に、滞在予定の都市の家賃相場を、現地の賃貸サイトで自分の目で確認しておいてください。
盗難やスリは、どの国でも起こる
日本と同じ感覚でカバンを置いたままにする、スマホをテーブルに出しっぱなしにする。これは避けたほうがいいです。
治安は国単位ではなく地域単位で違います。外務省の海外安全ホームページで、渡航先の最新の情報を確認してください。
語学学校に行くだけでは伸びない
これはカナダに限りません。授業に出ているだけでは、話す量は足りません。
アルバイト、ボランティア、地域のイベント。授業の外で英語を使う時間を自分で作ることが、結局いちばん効きます。
カナダの都市ごとの性格
- バンクーバー|西海岸。海と山が近い。カナダの中では冬が比較的おだやか
- トロント|最大の都市。仕事や人の多さを求めるならここ
- モントリオール|フランス語圏。英語も通じるが、生活では仏語の場面がある
- カルガリー|ロッキー山脈が近い。アウトドア志向の人向け
- ビクトリア・ハリファックスなどの中規模都市|日本人が少なめで、英語を使わざるを得ない環境になりやすい
英語漬けにしたいなら、日本人が少ない都市を選ぶという考え方があります。ただし、困ったときに頼れる人が少ないという裏返しもあります。
カナダ留学が向いている人・向いていない人
向いている人
- 働きながら滞在したい
- アメリカ英語に近い音で学びたい
- いろいろな出身の人と話す環境がいい
- 自然が近い場所で暮らしたい
- 滞在中にアメリカへも行ってみたい
向いていない人
- 寒さと暗さが苦手(都市選びで調整は可能)
- イギリス英語を身につけたい
- 大学の学位取得が目的で、進学先の条件が別の国で決まっている
カナダ留学についてよくある質問
費用はどのくらいかかりますか
期間・都市・住まいの形・学校の種類で大きく変わるため、目安の金額をここに書くことはしません。
見積もりを取るときは、学費・住居費・食費・保険・往復航空券・ビザ関連費用の6つに分けて出すと、比較しやすくなります。
英語力ゼロでも行けますか
語学学校には初級のクラスがあるので、行くこと自体は可能です。
ただ、渡航前に基本の文法と、生活で使う表現を一通りさらっておくほうが、現地での時間を有効に使えます。
どのくらいの期間行けばいいですか
目的によります。生活に慣れること自体に時間がかかるので、短期の場合は目標を1つに絞っておくと成果が見えやすくなります。
ビザの申請は自分でできますか
制度と手続きの内容は変わるため、ここで手順を書くことはしません。カナダ政府の公式移民サイトの案内に沿って進めるのが確実です。
まとめ|カナダ留学は「働ける」「北米の英語」「多文化」で選ぶ
- 日本との間にワーキングホリデーの取り決めがあり、働きながら滞在できる道がある
- アメリカ英語に近い音で学べる
- 多文化の環境で、いろいろな訛りの英語に慣れられる
- アメリカへ短い移動で行きやすい
- 一方で、冬の寒さと暗さ、都市部の生活費は事前に確認しておく
- ビザ・費用・治安の条件は必ず公式情報で最新を確認する



国を決める前に、自分の条件を3つ書き出してみ。「働きたい」「アメリカ英語」「自然が近い」やったら、カナダはかなり合うてるで。
まずは自分の譲れない条件を3つ書き出すところから始めてみてください。









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